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第1章『ラクテリア王国編』
第17話『旅立ち9・女子救出作戦』
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ドラさんが走ること2分。
目の前に開けた場所が見えると、そこには明らかに何かが住んでいると思われる土で出来たかまくらの様なものが数多く見える。
そしてそのかまくらの周りにはゴブリンがいた。
やはりここがゴブリンの集落らしい。
「人のいる場所は分かるか?」
「クンクン……分かりました。あの洞窟みたいなところです」
「あー……あの見るからに『洞窟』って感じの?」
「はい」
かまくらばかりのところに何故か見るからに洞窟っぽいのが見えた。
「しかし、少し奥目にあるな。それにゴブリンの数も多い」
「他にも臭う……」
「他の臭い?」
「これは、オークですね。多分この集落を治めているのでしょう」
「オーク。確か豚顔のモンスターでしたっけ?」
「ええ。息の臭い豚野郎です」
ドラさん言い方……まあいい。
しかし、そんなに嫌われてるんだな、ゴブリンとオーク。
「しかし、あの数をまともに相手にするには俺たちだけじゃ無理だな。そうなると女性たちを助けるのに集中すべきか」
「そうですね。でも、あそこまでどう行けば……」
「方法がないわけじゃない。ただ、そのためにはこの『結界石』をあの集落を取り囲むように置く必要がある」
「ミケがやる」
「ミケ?大丈夫か」
「任せるです」
「じゃあ、ここに30個あるからこれを全部置いてほしい」
「行ってくる」
俺はミケが結界石を置いてくる間に荷馬車の固空間の条件をOFFにする。
「マリル。ミケが帰ってきたら、俺がゴブリンたちの気を引く。その間に洞窟内の女性たちを荷馬車に保護してくれ」
「スバル様、その役目は私が」
「いや、これは俺がやるよ」
正直に言えば戦いたくはない。
……が、そうもいかない。
なら、派手にやらせてもらおう。
「終わった……」
「ミケ、ご苦労様。ほんじゃ、早速結界を発動させるか」
俺は手に持った結界石に魔力を流し込む。
「結界、発動」
俺の言葉でゴブリンの集落を囲むように半円状の透明な膜が生まれる。
「ふむ。中々上等な結界ですね」
「ありがとう。マリル、ミケ用意はいいかい?」
「大丈夫です」
「うん。いける」
「じゃあ、ドラさん、お願いします」
「分かりました。では、行きますよ」
「では、俺が先行の魔法を使います」
手をゴブリンの集落に向けて魔力を高める。
「―――『爆炎呪文』!」
ゴブリンの集落の洞窟と逆側の場所に爆発が発生する。
爆発の後、炎が激しく燃え盛る。
「行きますよ」
「頼んだ」
ドラさんが駆けだすと同時に俺は新たな魔法を打ち出す。
「――『噴火呪文』!」
天空から燃える岩石がゴブリンの集落に降り注ぐ。
あくまでも魔法の範囲は洞窟とは逆側だ。
ゴブリンたちが逃げ惑うのを確認して、俺は集落に向かって駆けだす。
この騒ぎを利用して洞窟側へと走る。
逃げ惑うゴブリンたちも洞窟側を目指すのが分かる。
「行かせないけどな。――『閃熱呪文』!」
手から光線の様に炎が生まれる。
洞窟に向かっていたゴブリンたちを一掃する。
すでに洞窟に到着したドラさんたちは女性たちを荷馬車に誘導していた。
「さすが、やることが迅速だこと。んじゃ、こっちも『大物』退治と行きますか」
目の前にはいつのまにか現れた巨体の豚男がいた。
『ブフォオオオオッ!』
「……確かに普通より強いって感じだけど……」
以前の俺ならビビるような強さなのだろうが、自分の強さを理解しているせいかまるで脅威に感じない。
いや、むしろ雑魚キャラ臭を感じるほどだ。
「付与の効果を使うまでもないな」
雷迅刀剣を抜いて構える。
オークを見ると、ステータスが表示される。
◆◆◇◆◆◇◆◆
オーク・ジェネラル/豚将軍/豚鬼モンスター
LV.30
HP546/546
MP224/224
スタミナ/433
パワー/478
ディフェンド/395
スピード/149
コンディション/207
ラック/102
固有スキル/
『威圧』『隷属気質』
オークが3段階進化した姿。低級モンスターを従わせる能力を持つ。
高いスタミナとパワーを持ち、『威圧』を受けると身体が硬直して30秒動けなくなる。
◆◆◇◆◆◇◆◆
確かに強い。
……が、俺の敵じゃないな。
少しだけ能力を『解放』する。
踏み込むと同時に剣を振りぬく。
俺の身体は瞬間移動したかのようにオーク・ジェネラルの眼前にいた。
『ブゴォッ?』
ズルりとオーク・ジェネラルの首から上の頭が切り離される。
「悪いな。これ以上能力を抑えられなかった」
斬られた首から血が噴き出し、オーク・ジェネラルの身体は地面に倒れた。
うん。俺、人前で戦わん方がいいかもな。
これ、人間技じゃないし。
ドラさんが洞窟を離れたのを確認して俺も集落を出る。
「さて、仕上げと行くか」
魔力を一気に上昇させる。
「――『極大爆炎呪文』!」
結界内に大爆発が起こる。
「ふむ。ゴブリンは全滅したようですね」
「生き残りは?」
「いませんね。というより、地面が焦土と化して生き物が生きられる環境ではなくなってます」
「……やり過ぎたか。じゃあ、直さないとな。『地面再生呪文』!」
焦土と化した地面が再生していき、草木がたちまちにして集落を覆った。
いやいや、再生系呪文だったけどさ。
これは単純な再生を超えてない?
「超再生ですか、やりますね」
「あー……やっぱり普通の再生じゃなかったのか」
これって、後でアルテナ様に怒られないよな?
やり過ぎじゃないよね?
「だが、悪いことではない。お前の魔力を大幅に使った以外では影響はないぞ」
「そうか」
「それよりももっと重大な問題があります」
「……はい?」
「助けた女たちはどうするのですか?」
「どうするって、故郷に戻せばいいんじゃない?」
「それはムリですね」
ドラさんが即答する。
え?どういうこと。
「彼女たちはどうやらゴブリンたちの毒牙にはかかってないようですが、故郷に帰らせても奇異の目で見られて普通の暮らしは出来ないでしょうね」
「不幸中の幸い的にはならないと?」
「人と言うのは真実よりも事実を受け入れる傾向にありますからね。ゴブリンに捕まったと言う事実だけでそう言う風にみられるのですよ」
「じゃあ、彼女たちにしたく金を与えて城塞都市に住ませると言うのは?」
「田舎娘に都会で暮らせるとでも?」
「……はい。すいません」
くっ。助けただけで済むと思っていたのに、これは本当に大きな問題だぞ。
「一応、確認だけど……助けた人数ってどれくらいいたのかな?」
「52人です」
「……ああ、そうですか」
52人……。
いやいや、どうするよマジで。
ちょっとした集落を作れるレベルの人数じゃん。
「方法がないこともない」
「え?そうなの」
「スバルの世界ですよ」
「はい?」
「この荷車に付与したスバルの作った世界のことですよ」
「あ、なるほど」
そうか。確かにあそこなら何とかなるか。
「しかし、全く問題がないわけじゃありません」
「というと?」
「彼女たちがあの世界で暮らすことを理解できるかと言うことです」
「まあ、いきなり別世界で暮らせっていうのも酷な話だよなぁ」
「それに、彼女たちに『別世界』などと言う話を理解できるとは思えません」
「んー……まあ、その辺りは大丈夫じゃないか?人間って結構対応力あるし」
俺がそうだったからな。
「お話の最中申し訳ありません」
「どうした?マリル」
「助けた方々が騒ぎ始めまして……」
「分かった。すぐに行くよ」
俺はドラさんに人間体になってもらい、荷馬車の中に入った。
目の前に開けた場所が見えると、そこには明らかに何かが住んでいると思われる土で出来たかまくらの様なものが数多く見える。
そしてそのかまくらの周りにはゴブリンがいた。
やはりここがゴブリンの集落らしい。
「人のいる場所は分かるか?」
「クンクン……分かりました。あの洞窟みたいなところです」
「あー……あの見るからに『洞窟』って感じの?」
「はい」
かまくらばかりのところに何故か見るからに洞窟っぽいのが見えた。
「しかし、少し奥目にあるな。それにゴブリンの数も多い」
「他にも臭う……」
「他の臭い?」
「これは、オークですね。多分この集落を治めているのでしょう」
「オーク。確か豚顔のモンスターでしたっけ?」
「ええ。息の臭い豚野郎です」
ドラさん言い方……まあいい。
しかし、そんなに嫌われてるんだな、ゴブリンとオーク。
「しかし、あの数をまともに相手にするには俺たちだけじゃ無理だな。そうなると女性たちを助けるのに集中すべきか」
「そうですね。でも、あそこまでどう行けば……」
「方法がないわけじゃない。ただ、そのためにはこの『結界石』をあの集落を取り囲むように置く必要がある」
「ミケがやる」
「ミケ?大丈夫か」
「任せるです」
「じゃあ、ここに30個あるからこれを全部置いてほしい」
「行ってくる」
俺はミケが結界石を置いてくる間に荷馬車の固空間の条件をOFFにする。
「マリル。ミケが帰ってきたら、俺がゴブリンたちの気を引く。その間に洞窟内の女性たちを荷馬車に保護してくれ」
「スバル様、その役目は私が」
「いや、これは俺がやるよ」
正直に言えば戦いたくはない。
……が、そうもいかない。
なら、派手にやらせてもらおう。
「終わった……」
「ミケ、ご苦労様。ほんじゃ、早速結界を発動させるか」
俺は手に持った結界石に魔力を流し込む。
「結界、発動」
俺の言葉でゴブリンの集落を囲むように半円状の透明な膜が生まれる。
「ふむ。中々上等な結界ですね」
「ありがとう。マリル、ミケ用意はいいかい?」
「大丈夫です」
「うん。いける」
「じゃあ、ドラさん、お願いします」
「分かりました。では、行きますよ」
「では、俺が先行の魔法を使います」
手をゴブリンの集落に向けて魔力を高める。
「―――『爆炎呪文』!」
ゴブリンの集落の洞窟と逆側の場所に爆発が発生する。
爆発の後、炎が激しく燃え盛る。
「行きますよ」
「頼んだ」
ドラさんが駆けだすと同時に俺は新たな魔法を打ち出す。
「――『噴火呪文』!」
天空から燃える岩石がゴブリンの集落に降り注ぐ。
あくまでも魔法の範囲は洞窟とは逆側だ。
ゴブリンたちが逃げ惑うのを確認して、俺は集落に向かって駆けだす。
この騒ぎを利用して洞窟側へと走る。
逃げ惑うゴブリンたちも洞窟側を目指すのが分かる。
「行かせないけどな。――『閃熱呪文』!」
手から光線の様に炎が生まれる。
洞窟に向かっていたゴブリンたちを一掃する。
すでに洞窟に到着したドラさんたちは女性たちを荷馬車に誘導していた。
「さすが、やることが迅速だこと。んじゃ、こっちも『大物』退治と行きますか」
目の前にはいつのまにか現れた巨体の豚男がいた。
『ブフォオオオオッ!』
「……確かに普通より強いって感じだけど……」
以前の俺ならビビるような強さなのだろうが、自分の強さを理解しているせいかまるで脅威に感じない。
いや、むしろ雑魚キャラ臭を感じるほどだ。
「付与の効果を使うまでもないな」
雷迅刀剣を抜いて構える。
オークを見ると、ステータスが表示される。
◆◆◇◆◆◇◆◆
オーク・ジェネラル/豚将軍/豚鬼モンスター
LV.30
HP546/546
MP224/224
スタミナ/433
パワー/478
ディフェンド/395
スピード/149
コンディション/207
ラック/102
固有スキル/
『威圧』『隷属気質』
オークが3段階進化した姿。低級モンスターを従わせる能力を持つ。
高いスタミナとパワーを持ち、『威圧』を受けると身体が硬直して30秒動けなくなる。
◆◆◇◆◆◇◆◆
確かに強い。
……が、俺の敵じゃないな。
少しだけ能力を『解放』する。
踏み込むと同時に剣を振りぬく。
俺の身体は瞬間移動したかのようにオーク・ジェネラルの眼前にいた。
『ブゴォッ?』
ズルりとオーク・ジェネラルの首から上の頭が切り離される。
「悪いな。これ以上能力を抑えられなかった」
斬られた首から血が噴き出し、オーク・ジェネラルの身体は地面に倒れた。
うん。俺、人前で戦わん方がいいかもな。
これ、人間技じゃないし。
ドラさんが洞窟を離れたのを確認して俺も集落を出る。
「さて、仕上げと行くか」
魔力を一気に上昇させる。
「――『極大爆炎呪文』!」
結界内に大爆発が起こる。
「ふむ。ゴブリンは全滅したようですね」
「生き残りは?」
「いませんね。というより、地面が焦土と化して生き物が生きられる環境ではなくなってます」
「……やり過ぎたか。じゃあ、直さないとな。『地面再生呪文』!」
焦土と化した地面が再生していき、草木がたちまちにして集落を覆った。
いやいや、再生系呪文だったけどさ。
これは単純な再生を超えてない?
「超再生ですか、やりますね」
「あー……やっぱり普通の再生じゃなかったのか」
これって、後でアルテナ様に怒られないよな?
やり過ぎじゃないよね?
「だが、悪いことではない。お前の魔力を大幅に使った以外では影響はないぞ」
「そうか」
「それよりももっと重大な問題があります」
「……はい?」
「助けた女たちはどうするのですか?」
「どうするって、故郷に戻せばいいんじゃない?」
「それはムリですね」
ドラさんが即答する。
え?どういうこと。
「彼女たちはどうやらゴブリンたちの毒牙にはかかってないようですが、故郷に帰らせても奇異の目で見られて普通の暮らしは出来ないでしょうね」
「不幸中の幸い的にはならないと?」
「人と言うのは真実よりも事実を受け入れる傾向にありますからね。ゴブリンに捕まったと言う事実だけでそう言う風にみられるのですよ」
「じゃあ、彼女たちにしたく金を与えて城塞都市に住ませると言うのは?」
「田舎娘に都会で暮らせるとでも?」
「……はい。すいません」
くっ。助けただけで済むと思っていたのに、これは本当に大きな問題だぞ。
「一応、確認だけど……助けた人数ってどれくらいいたのかな?」
「52人です」
「……ああ、そうですか」
52人……。
いやいや、どうするよマジで。
ちょっとした集落を作れるレベルの人数じゃん。
「方法がないこともない」
「え?そうなの」
「スバルの世界ですよ」
「はい?」
「この荷車に付与したスバルの作った世界のことですよ」
「あ、なるほど」
そうか。確かにあそこなら何とかなるか。
「しかし、全く問題がないわけじゃありません」
「というと?」
「彼女たちがあの世界で暮らすことを理解できるかと言うことです」
「まあ、いきなり別世界で暮らせっていうのも酷な話だよなぁ」
「それに、彼女たちに『別世界』などと言う話を理解できるとは思えません」
「んー……まあ、その辺りは大丈夫じゃないか?人間って結構対応力あるし」
俺がそうだったからな。
「お話の最中申し訳ありません」
「どうした?マリル」
「助けた方々が騒ぎ始めまして……」
「分かった。すぐに行くよ」
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