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第一章 出会いと別れ

10 種付けされちゃう。 ※

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***

「戻りました……」

 兵士をお見送りした後、私は自分のベッドに座りながらベルに声を掛けた。ベルも兵士がいなくなった事に安堵している様子。そして私に目を向けた。

「リベラから余計な話を聞いてないだろうな」
「そうですね。昔、貴方とリベラさんがお付き合いされていた事に関しては伺いました」

 少しカマをかけてみる。すると、ベルは「ふぅ……」と溜息をつき、落ち着いた様子で私に言った。

「お前、それで俺にカマかけたつもり?」
「えっ……」
「残念。リベラにもしそんな事を言ったら、冗談じゃない! って返されるのが、正しい」
「む、そうなのですか? な~んだ、折角カマかけてみたのに、私も残念です」
「……かもな」

 ベルの口元が緩んだ。
 かもな? って。まさか。

「私……今、騙されました? あっ!」
 
 ベルがベッドにのしかかって来る。

「今日だけは、途中で気絶なんてしたら許さねえからな?」
「ご、めんなさ」
「はぁ……今日もこの時を待ってたんだ」

 私の首筋から胸へとキスを落としていく。舌を這わせながら、息が荒くなっていくのが分かる。やっぱり、私には人を中毒にさせる効果を持っているのだろうか。

「甘い、ですか?」
「薄いな。洗ったせいか……」
「あう……ごめんなさい。んっ」

 無理矢理、唇を奪ってくる。柔らかくて、少し弾力がある感触は私の唇を優しく覆った。舌が滑り込み、昨日のようにねっとりと絡め合う。
 どうしてこんなにも気持ちが良いんだろう。脳が麻痺するかのように灯るような、ぽーーっとしてくるのが分かる。
 頭をぎゅっと押さえてくるので、お互いの歯が当たってしまいそう。
 そして私の下唇を、舌と上唇を使ってぢゅるぢゅると音を立てながら吸い付いてくる。
 
「は……んっ……んうっ……ふぅ、ふあっあっ……」 
「ん……キスだけで堕ちてくれそう?」

 唾液の糸が疎らに引く。ベルはまだ余裕そうな表情をしていた。

「き、今日は……昨日よりも、落ち着いているんですね? 私の効果が、薄れているのでしょうか。それともやはり、私はシレネの娘などでは無く」
「んなわけっ……! 俺がどれだけこの時を待ち望んだ事か」
「そうなんですか? んう!」

 私の乳首をキュッとつねる。指先で転がしたり、彼の思うがままに揉まれる。
 そして、もっともっと下へと指が辿るように移り、私の狭苦しい穴に一つの指をゆっくりと差し込んでいった。
 つぷぷ……という音に、きゅんと浮かび上がり、反応してしまう腰。

「ほら。こうやって、指でぐちゅぐちゅされるのがいいんだろ?」
「やっ……あっ……! あぁ……っ!」
「それ。そんな表情かお、俺以外に見せんなよ? いいな? 他の奴らに見せたら絶対にそいつを殺してやる」

 上下に出し入れして、掻き乱された。丁度、奥の気持ちいいところに当たってる。ぐちゅ、ぐちゅ、と音が響いて、お腹にも電流が流れてきてて。
 これ……なの。そう。私が求めていたのは。
 すごく気持ちいいのに、もっともっとその先があるのだと体が何故か知ってるようで。刺激は十分に強いのに、どこか切ない。

「だ……らっらめ……! あうっ、んっんっ、うっ……! やだぁ……! 好きなのに、好き、なのに……」

 じゅるっ、と中から指を出し、ベルはその指を一度で自分の口の中に入れた。

「はーー……これだよ。これ」

 満足そうな表情。頬がじんわりと赤く、灯りを感じる。

「今日はすぐには挿れてやんねえよ? この蜜を楽しみたいんだ」
「うっ……」
「はは。もう、どっちがこの麻薬にのまれてんだか分かんねえな」
「んうっ!?」

 指? だけど、さっきよりも狭くて。
 まさか、ニ本……?? 入り込んで――!?

「やっ、あっ、あっあぁぁっ!」
「なぁ、どっちのほうが気持ちいい? 一本? ニ本?」
「ひゃん、んんぅ……どっち、も、好き……です……はーっはーっ……」
「まだ一本にしとこうか。すぐイっちゃっても面白く――あっ」
「はーっイクっ、イクっイクっ……! イッて……る……あっあっ……!」

 ビクッビクッビクッ
 腰が、跳ね上がって、もうどうなっているか私にも。
 今まで我慢してきた何かが子宮から上へジワァっと熱が入って。中がビリビリする……。

「まーた、すぐイって」

 意地悪を言いながらも、頭を優しく撫でてくれる。

「ごめ、んなさい……ごめんなさい……らって……気持ちいいの……んっ。やめ……今は、あっ、動かさな――! やぁっ!」
「イッた後のほうが味が濃くなったりして。そういうのもあんのかなぁ」

 ズルリと指を抜き、私の液が絡みついた指を口の中へ。一口でとはいわず、最後まで丁寧に舐め取り、味わっていた。普段とは違う満たされた表情が微かに見られる。

「……? 何。イッたばっかなのに、すげえ物欲しそうな顔してんじゃん」

 そう言いながら、ギンギンになった肉棒を私の口元に押し付けてくる。これを望んでいるんじゃないかと言うように……。熱が篭って、感触が少しペタッと汗ばんでいるのが分かる。
 私は舌を差し出して、彼の先端を舐めとった。先からほんの一滴、舌に乗せただけで濃い味が口の中に広がっていく。
 ちゅる、れろ、れろ……。

「んっ……好き……んっ、んっうっ……」

 ベルのを口いっぱいに頬張り、喉元まで接近してるのが分かる。接近すればするほど、何故か気持ちよくて、子宮辺りが反応してしまう。

「はーっ、エッロ……。一生懸命、舐めてくれるのすげえ可愛い」

 そうやって、また私の頭をよしよししながら、眉を垂れ下げて快感の笑みを浮かべていた。
 ベルの麻薬のような一滴の液が舌に垂れてくればくるほど、私の子宮周りが敏感に反応してきて、今にもイってしまうんじゃないかと錯覚しそうになる。
 
「くそっ……挿れたくなるじゃねえかっ……んっ……はぁ、あっ……」

 ベルの肉棒が口の中を出て、胸、腹部を伝って子宮まで下りてくる。先で私の陰部の入り口に円をかくように弄り、息を荒くさせながら、

「ほら、キラも欲しいなら、ちゃんと指で挿れやすいように広げて?」

 私の片方の手首を握って、陰部まで誘導させた。 
 両手で陰部をゆっくり広げると、中が息をするようにピクピクと反応してしまうのが分かる。

「良い子。ほんとに可愛いな……。いっぱい種付けしてやるからな? 俺のお嫁さん」

 そう言って、ずぷ、ずぷ……と音を立てながら、ゆっくりゆっくり挿入していった。
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