落ちこぼれ子女の奮闘記

木島廉

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新生した王国4

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アブリル王国の王都の神殿。

祭壇のある広いホールの奥に入っていくと、地下に繋がる階段がある。
ケネスの案内でそれを降りると、そこにも大きな祭壇が設置されていた。
この祭壇と周囲の魔道具などの設置にブルギウスが関わっているそうだ。
祭壇の中央には直径が2mほどの巨大な宝玉があり、その周囲に椅子があって3人の女性の祭司が座っている。
またその祭司と祭司との中間位置に大きな魔道具が設置され、その魔道具からは中央の宝玉に向けて常時、特殊な魔力が放たれていた。宝玉は時折ブーンと音を立てて仄かに光り、その都度宝玉から天井に向けて垂直に高密度の魔力が放たれる。

あれがおそらく、この国の住民達に向けて放たれている魔力の波動の源流ね。
その発生源は宝玉の周囲に設置された魔道具かしら?


そう思って祭壇に近付くと、確かに微かな細胞励起の波動を感じる。

「細胞励起の波動を持つ魔力は、その魔道具の内部に蓄えてあるのですよ。」

「周囲に座っている祭司は魔力にメッセージを付与する役目で、他の祭司と交代しながら1日中取り組んでいるのです。」

う~ん。
そっちの方が代替え出来る魔道具を必要としているんじゃないの?

そう思いながらもケネスの依頼に応じ、リリスは細胞励起を中レベルで発動させ、3台の魔道具に向けてその魔力を放った。
中レベルなので魔力の消耗も大きいのだが、ケネスの当面の負担を減らす為でもあるので止むを得ないところだ。
魔道具に吸収され、少し溢れ出た魔力が祭壇上の祭司達に降りかかる。
祭司達はウッと呻いて目を閉じた。
中レベルの細胞励起の波動に身も心も活性化され、至福の時間を味わっているようだ。

「リリス様、ありがとうございます。これで啓蒙の効果もかなり上がるでしょう。」

そうなのかな?

若干の疑問を感じながらもリリスはその場から離れた。

神殿中央のホールに戻ると、エントランスの方向から通路を速足で歩く人物が目に留まった。
軍服姿のグルジアである。

グルジアはリリス達を見つけると、爽やかな笑顔で口を開いた。

「遅くなって申し訳ありません。臨時の会議があったので、遅れてしまいました。」

グルジアはそう言うと、ケネスから神殿でのリリス達の動向を聞き、改めてリリスに話し掛けた。

「リリス様。今から中央山脈の南側に移動していただきます。以前は頻繁にワームホールが出現していた地域です。」

「えっ! 今からですか?」

リリスの言葉にグルジアはニヤッと笑った。

「お手間は取らせません。安心してくださいね。」

グルジアはそう言うとケネスに目で合図した。
二人がふっと魔力を放ったかと思うと、瞬時にリリスの視界が暗転し、次の瞬間には広大な草原の中に居た。
それは見覚えのある景色だ。

広大な草原の向こう側に山並みが続く。
その山麓に幾つものワームホールが出現し、大量の魔物がそこから溢れてきた光景を、リリスは昨日の事のように思い出した。
その思いはリンディも同じだったようだ。

「ここって先輩が魔人を干物にしちゃった場所ですよ。」

「そんな事もあったかしらね。」

そう言って受け流したリリスに向けてグルジアは口を開いた。

「この地域はワームホールが出現しなくなりましたので、国の方針で農地として開墾を進めています。更に周辺の山麓で魔銀などの魔金属の鉱脈も見つかり、国を挙げて開発を進めているところです。」

うんうん。
良いんじゃないの。

「この地域から産出される魔銀のお陰で、国の財政もかなり潤ってきました。魔銀の取引を絡めながら隣国との交渉を進めていますので、最近は国境紛争などもかなり減少しているのですよ。」

グルジアの表情に余裕が見える。
その表情にリリスは安心した。
ロキの指導の下で個別進化を施したものの、その後は彼等を放置したままだったからだ。
万一良くない結果をアブリル王国にもたらしていたら、リリスはこの先ずっと後悔する事になったかも知れない。
そう思うとまずは一安心である。

グルジアはそのリリスの様子を見ながら、少し提案をしてきた。

「リリス様。少しお願いがあるのですが・・・」

「目の前に広がる草原を耕作地に変えていただけませんか? リリス様の可能な範囲で構いませんので。」

うん?
どうしてそんな事を言い出したのかしら?

リリスの脳裏に疑問が走る。
その表情を見ながら、グルジアは話を続けた。

「先日ジーク様から、リリス様が一番得意なのは土魔法だとお聞きしました。あっという間に大地を沼に変えたり、あっという間に建物を修復してしまうとお聞きしています。」

「私達は個別進化によって、多数のスキルや高レベルの属性魔法を手に入れました。ですが土魔法には疎いので、その実態を知らないのです。」

ジーク先生ったら少し買い被りすぎよね。
でも溶岩流まで暴露されなくて良かったわ。

「まあ、良いですよ。実は先日もドルキア王国の古都フィリスの修復に携わったんです。」

リリスはそう言うと10mほど前に進み出た。
身体中に魔力を循環させ、土魔法を発動させる。
その魔力を両手から広範囲に拡散させると、草原が見る見るうちに耕作地へと変わっていく。
その様子を見てケネスやグルジアも驚いた。

「ほとんど時間が掛かりませんね。瞬時に土の性質が変わってしまっている。しかも繁茂していた草や低木は分解されて養分に変化しているのですね。」

グルジアの言葉にブルギウスもうんうんと頷いた。

「かなりのレベルでなければこんな芸当は出来んよ。しかも魔力の消耗など気にもしていないようだからな。」

ブルギウスの言葉を聞きながらも、リリスは作業を進めた。
広範囲に耕作地は広がった。
だがそれだけではつまらない。

リリスは耕作地の縦横に荷車を行き交わせる幅の農道を造り上げた。
農道なので土質は耕作地よりも固い。

更にところどころに小さなサイロや小屋を土で造り上げる。
土壁を四方に出現させ、周りからドーム状に土を盛り上げ、天井が出来上がったところで硬化させる。
岩石に近い状態に変化させたので、少々の事では壊れない。

そう言えば水を貯める必要もあるわね。

リリスは耕作地の周辺に10m四方の窪地を造り、底を硬化させて貯水池の外形を整えた。
だが水はどうする?

地中深くにまで探知を掛けると、意外にも水脈が複数見つかった。
周辺の山脈から繋がってくる水脈の様だ。

アブリル王国を南北に分断するほどの山脈だ。
降水量も豊富で地下水も多いのだろう。

リリスは貯水池の端に井戸を造ることにした。
土魔法で直径2mほどの穴を掘り、その上から魔力を放って土を分解していく。
魔力の触手を伸ばしてその底を探ると、地下30mほどで水脈に当たりそうだ。

そこまで土を分解していくと魔力の触手の先端に水の感触を得た。
水は徐々に水位を上げ、地上から5mほどの位置まで水面が上がってきた。

思ったより水が豊富なのね。

リリスは耕作地のあちらこちらを回り、幾つもの井戸を掘り、貯水池を造り上げた。
そして各々の井戸から貯水池への水路を造り、そこからの耕作地への水路を造ってリリスは一旦作業を終えた。
耕作地の中への水路は開拓者に任せよう。

そう思って改めて周囲を見ると、農道で区切られた長方形の広い耕作地が一面に広がっている。
これだけの作業をリリスは1時間ほどで済ませた。

リンディやケネス達のところに戻ると、全員唖然として耕作地を見つめていた。

「これだけの作業で1時間かね。こんなの大勢の農夫が取り掛かっても1か月以上掛かるぞ。」

ブルギウスの言葉にケネス達も同意して頷いた。

「ここまで整っている耕作地なら、開拓者も喜んで棲み付くんじゃないのか?」

ケネスの言葉にグルジアはうむと頷き、改めてリリスに礼を告げた。

「リリス様、ありがとうございます。改めてリリス様の土魔法の凄さを実感しました。」

グルジアの言葉を聞き、リンディがふと小声で呟いた。

「こんな程度のものじゃないんですよ。リリス先輩は溶岩の沼だって・・・」

そこまで口にしてリンディは口をつぐんだ。
背後から自分の口を塞ごうとする、リリスの魔力の触手の気配を感じたからだ。

「いけない、いけない。余計な事を言うところだったわ。」

振り返ったリンディにリリスはわざとらしい笑顔を向けた。
だがその時、突然解析スキルが発動してしまった。

どうしたの?

焦るリリスの脳裏に解析スキルの言葉が浮かび上がる。

『世界樹の加護がこの土地の開拓への協力を申し出ています。個別進化を遂げた者達にプレゼントをあげたいそうです。』

そうなの?
でもロキ様の許可なしには、世界樹の加護や産土神の権能を発動させられないわよ。

『単独で発動出来ない状態なので、土魔法と連携させれば良いと言っています。それなら土魔法の制約内で機能出来るので、この世界の理法に反する事も無いはずだそうです。』

そんな事を良く思いつくわね。
まあ、ロキ様の怒りに触れなければ構わないわよ。

そう思いながら、リリスはケネス達に世界樹の加護の意図を伝えた。

その上で土魔法を発動させ、同時に世界樹の加護を土魔法と連携するように意識した。
世界樹の加護が刺激され、リリスの身体から緑色の光球が浮き出てきた。
それは徐々に形を変え、全身緑色のドライアドとなった。
これは世界樹の加護の疑似人格だ。

ドライアドはケネスとグルジアにニコッと微笑むと、リリスに土魔法の魔力を広範囲に放つように促した。
リリスがその要請に応じて魔力を放つと、ドライアドの姿が小さな粒に分解され、リリスの魔力と共に広範囲に拡散された。

その直後、耕作地から青々とした若葉が一斉に伸び出て、耕作地一面が植物に覆われてしまった。
世界樹の加護の影響なのだろう。
その後も若葉はすくすくと成長し、高さ20cmほどまで成長してしまった。
その光景にケネス達も驚き、即座に耕作地に駆け寄った。

「これって小麦だね。あと数か月で収穫出来そうな状態だよ。」

ケネスの言葉にリリスも驚き、解析スキルに問い掛けた。

これってどうやったの?

『耕作地を造る際に分解された草などの遺伝子情報と、地中に残っていた植物の一部などをベースに造り上げたのでしょう。』

こんな事をしてロキ様に怒られないかしら?

『この世界の既存の生命体を造り上げただけだから、問題ないだろうと世界樹の加護が言っています。』

う~ん。
そう言えばそうなんだけどねえ。
人工的に造った小麦ってこの世界の物では無いわよね。

『この世界に遺伝子組み換え作物に関する規定があるのかと、世界樹の加護が聞いています。』

まあ、そんなものは無いわよ。無いはずよね?

『確かに在りませんね。』

解析スキルとのやり取りを終えて耕作地に目を向けると、ケネス達が嬉々とした表情でリリスの元に戻ってきた。

「リリス先輩。世界樹の加護って凄いですねえ。でも収穫出来る状態までは用意してくれないんですね。」

リンディの言葉にリリスはふふふと笑った。

「まあ、そこまでやれば人の努力が意味無くなってしまうわよね。汗水流して働くからこそ収穫の時の喜びもあるのだし・・・そこのところを世界樹の加護も考慮しているんじゃないのかな。」

「そうですよね。」

リリスの言葉にケネスもグルジアも強く頷いた。
だがこの時、近くに居たブルギウスがウッと呻き、遠くに見える山脈の上空に目を向けた。

「何かが来るぞ。時空が歪むほどの、とてつもなく大きな魔力の塊だ!」

う~ん。
やはりロキ様の怒りを買ったのかしら?

リリスは覚悟を決め、リンディ達と共に山脈の上空に目を向けていたのだった。





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