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第46話 妖精、小人族の集落へ
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クライス達一行に変なストーカーが付いた頃。
エミルは、ホビイに連れられて小人族の住む集落に向かっていた。
アリュースには、クライス達関連はぼかしながら事の成り行きを話した。
アリュースとホビイが見合って頷く。
キョトンとするエミル。
アリュースに、『大叔父様と呼ばれる小人族の長に、その話をして欲しい』と頼まれたのだ。
セントリアの情勢を把握出来る良い機会なので、喜んで引き受けた。
「あんた、妖精の割に妙に人間慣れしてるな。普段はあの森から出ないんだろう?」
ホビイは妖精に関して、そう聞かされていた。
だから、アリュースと話しているエミルが変に思えたのだ。
「そうかい?人間の中にも、物好きは居るもんさ。」
「ほう、それがあんたの友達なのかい?」
「そう。大の仲良しで、うちの自慢なのさ。」
妖精が自慢したがる程の人間。
『会ってみたいもんだな』とホビイは思った。
「ところで、アリュースは何で『大叔父様とか言う人に話して』って頼んだの?」
「大叔父様は、セントリアの領主と仲が良いんだ。でなかったら、戦争は回避されていないさ。」
そう。
セントリアは実際の所、戦争ごっこをしている状態。
本当なら強力な軍が侵攻して、とっくの昔に敵軍の旗が領主の屋敷に掲げられていてもおかしくない。
それが攻め込んだ敵兵士の数も異様に少なく、辺境の村でどんちゃん騒ぎ。
それをアドバイスしたのが大叔父様、と言う訳だ。
どの様な内容かは、本人から語って頂こう。
アリュースの駐屯している村は、メインダリーから入ってすぐ。
セントリアの首都〔テュオ〕とその村の丁度中間辺りに、小人族の集落〔コボル〕があった。
ホビイにスピードを合わせていては、着くのに時間が掛かる。
そこでホビイ用の椅子に車輪を付け、エミルが引っ張りながら飛ぶ事となった。
エミルにとっても初めての経験。
クライスとは物の取り合いで綱引き状態な事がままあったので、エミルも物を引っ張る事には若干の自信があった。
でも実際にやってみると、少々勝手が違う。
一番の誤算は、引っ張る荷物が口うるさかった事だ。
「ガタガタ揺れるんだけど!何とかならんのかい!」
「ちょっと黙っててよ。こっちだって、なるべく揺れない所を飛んでるんだからさあ。」
仲が良いのか悪いのか。
傍から見たら、動く椅子に座った小人族の男が独りでブツブツ言っているだけ。
そんな人の目も気にしない。
ホビイは言う時には言う男。
それが今回空回りしているだけ。
何せ相手は妖精だから。
エミルの努力もあって、何とかコボルに着いた2人。
集落の中では、色々な小人が動き回っていた。
じっとしている者は数少ない。
勤勉なのか、切迫した事態なのか。
普段の様子を知らないエミルは、余り気にしない事にした。
実際、ホビイの様子は変わらなかった。
『よっ!』と椅子の上から降りるホビイ。
『客だよ、どいたどいた!』と言った感じで、偉そうに歩く。
省エネ飛行だったとは言え、やはりエミルも疲れる。
今度は、エミルの乗った椅子をホビイが引っ張る構図となった。
街道とは違い、集落の中は石畳。
ガタガタ揺れてしょうがない。
『勘弁してよ』と言う顔のエミル。
それを気にせず、集落で一番立派な大穴に向かうホビイだった。
実はコボルは、谷間にある少し開けた土地。
家を建てようにも平たい場所が狭い。
逆に、そそり立つ土の壁は掘り易い地質。
それを駆使して作られた洞窟の集合体なのだ。
天然の要塞とでも言おうか。
なので、大叔父様は一番大きい穴蔵に住む習慣なのだ。
やっと入り口に着いた。
いそいそと降りるエミル。
疲労は余り減らなかった。
揺れに対して落ちない様、ギュッとしがみ付いていたから。
『ほんと、マイペースだなあ』と、ホビイに対して呆れる。
小人族みんながこんなんじゃ無きゃ良いなあ。
そこまで思う始末。
そんな思いを気にも留めずに、強引に手を引っ張って洞窟に入って行くホビイ。
中はかがり火に照らされて、不思議な雰囲気だった。
入ってから幾つもの分かれ道を過ぎて、漸く開けた所へ出た。
そこに、藁で編んだ敷物に座る小さな老人がいた。
「ようこそ来なすった、小さい旅人よ。まあそこへ座りなさい。」
「早く!大叔父様に従って!」
ホビイに急かされて、慌てて藁の敷物に座るエミル。
大叔父様の言う事は絶対と言わんばかりに。
「ども、うちはエミル。宜しく。」
「おい!馴れ馴れしいぞ!」
ホビイがぷんすか怒るが、大叔父様は逆に笑った。
「ほっほっほっ。妖精らしい挨拶じゃのう。私は小人族の長をやっておる【ジュー】という者じゃ。」
「妖精を知ってるの?」
「勿論じゃ。女王エフィリア殿とも入魂の中じゃ。」
「……じっこん?」
「『深い知り合い』と言う意味じゃ。」
「そうかあ。外の世界でお母さんを知ってる人と会うの、初めてだよ。」
「おや、と言う事は君は次の王様なのかい?」
「どうかなあ。落ち着いた性格じゃないと、妖精の中では偉くないんだ。何か変でしょ?」
妖精の中では変なルールがある。
悪戯好きで落ち着きが無い。
そんな妖精を纏める為には、落ち着きが重視される。
性格が温厚だったり、冷静な判断が出来たり。
だから、エミルが次の王様になるとは限らないのだ。
「そう言えば、妖精も実力主義だったな。我ら小人族もじゃ。」
「へえ。」
「でないと、人間とは異なる特殊な種族は生き残れんからのう。妖精と小人族の長が交流を持っておるのも、お互い助け合って守り抜く術なのじゃ。」
「じゃあ、うちが来たのは結構ラッキーだったり?」
他の妖精より先んじて、小人族と交流を持てる。
かなりのアドバンテージだ。
「もしかしたら、エフィリア殿は君に期待しておるのかもしれんのう。跡継ぎとしてな。」
『そうだったら嬉しいな』と笑うエミル。
そこにホビイが割り込む。
「世間話をしに来たんじゃ無いだろ!さっさとあの話を!」
本来の目的を忘れ談笑するエミルに不安を感じ、急かすホビイ。
『やれやれ、融通の効かん奴じゃ』と思いながらも、話を聞く体制を取るジュー。
「そっか。じゃあもう、話し始めても良いかな?」
大体話し終わって、ホッと一息のエミル。
うんうん頷いて、ジューは確信した。
「間違い無く、そ奴等はアリュース殿の敵じゃな。」
「敵?」
アリュースもそんな事言ってたな。
サファイやレンドの話をした時に。
「生きていては都合の悪い連中がおるみたいでのう。侵攻にかこつけて、どさくさ紛れにアリュース殿を殺そうとしておる様じゃ。」
「それは酷い……。」
「それを事前に知らされた我等が、一計を案じた。それがこの現状じゃ。」
そしてジューは、事のあらましを語り始めた。
エミルは、ホビイに連れられて小人族の住む集落に向かっていた。
アリュースには、クライス達関連はぼかしながら事の成り行きを話した。
アリュースとホビイが見合って頷く。
キョトンとするエミル。
アリュースに、『大叔父様と呼ばれる小人族の長に、その話をして欲しい』と頼まれたのだ。
セントリアの情勢を把握出来る良い機会なので、喜んで引き受けた。
「あんた、妖精の割に妙に人間慣れしてるな。普段はあの森から出ないんだろう?」
ホビイは妖精に関して、そう聞かされていた。
だから、アリュースと話しているエミルが変に思えたのだ。
「そうかい?人間の中にも、物好きは居るもんさ。」
「ほう、それがあんたの友達なのかい?」
「そう。大の仲良しで、うちの自慢なのさ。」
妖精が自慢したがる程の人間。
『会ってみたいもんだな』とホビイは思った。
「ところで、アリュースは何で『大叔父様とか言う人に話して』って頼んだの?」
「大叔父様は、セントリアの領主と仲が良いんだ。でなかったら、戦争は回避されていないさ。」
そう。
セントリアは実際の所、戦争ごっこをしている状態。
本当なら強力な軍が侵攻して、とっくの昔に敵軍の旗が領主の屋敷に掲げられていてもおかしくない。
それが攻め込んだ敵兵士の数も異様に少なく、辺境の村でどんちゃん騒ぎ。
それをアドバイスしたのが大叔父様、と言う訳だ。
どの様な内容かは、本人から語って頂こう。
アリュースの駐屯している村は、メインダリーから入ってすぐ。
セントリアの首都〔テュオ〕とその村の丁度中間辺りに、小人族の集落〔コボル〕があった。
ホビイにスピードを合わせていては、着くのに時間が掛かる。
そこでホビイ用の椅子に車輪を付け、エミルが引っ張りながら飛ぶ事となった。
エミルにとっても初めての経験。
クライスとは物の取り合いで綱引き状態な事がままあったので、エミルも物を引っ張る事には若干の自信があった。
でも実際にやってみると、少々勝手が違う。
一番の誤算は、引っ張る荷物が口うるさかった事だ。
「ガタガタ揺れるんだけど!何とかならんのかい!」
「ちょっと黙っててよ。こっちだって、なるべく揺れない所を飛んでるんだからさあ。」
仲が良いのか悪いのか。
傍から見たら、動く椅子に座った小人族の男が独りでブツブツ言っているだけ。
そんな人の目も気にしない。
ホビイは言う時には言う男。
それが今回空回りしているだけ。
何せ相手は妖精だから。
エミルの努力もあって、何とかコボルに着いた2人。
集落の中では、色々な小人が動き回っていた。
じっとしている者は数少ない。
勤勉なのか、切迫した事態なのか。
普段の様子を知らないエミルは、余り気にしない事にした。
実際、ホビイの様子は変わらなかった。
『よっ!』と椅子の上から降りるホビイ。
『客だよ、どいたどいた!』と言った感じで、偉そうに歩く。
省エネ飛行だったとは言え、やはりエミルも疲れる。
今度は、エミルの乗った椅子をホビイが引っ張る構図となった。
街道とは違い、集落の中は石畳。
ガタガタ揺れてしょうがない。
『勘弁してよ』と言う顔のエミル。
それを気にせず、集落で一番立派な大穴に向かうホビイだった。
実はコボルは、谷間にある少し開けた土地。
家を建てようにも平たい場所が狭い。
逆に、そそり立つ土の壁は掘り易い地質。
それを駆使して作られた洞窟の集合体なのだ。
天然の要塞とでも言おうか。
なので、大叔父様は一番大きい穴蔵に住む習慣なのだ。
やっと入り口に着いた。
いそいそと降りるエミル。
疲労は余り減らなかった。
揺れに対して落ちない様、ギュッとしがみ付いていたから。
『ほんと、マイペースだなあ』と、ホビイに対して呆れる。
小人族みんながこんなんじゃ無きゃ良いなあ。
そこまで思う始末。
そんな思いを気にも留めずに、強引に手を引っ張って洞窟に入って行くホビイ。
中はかがり火に照らされて、不思議な雰囲気だった。
入ってから幾つもの分かれ道を過ぎて、漸く開けた所へ出た。
そこに、藁で編んだ敷物に座る小さな老人がいた。
「ようこそ来なすった、小さい旅人よ。まあそこへ座りなさい。」
「早く!大叔父様に従って!」
ホビイに急かされて、慌てて藁の敷物に座るエミル。
大叔父様の言う事は絶対と言わんばかりに。
「ども、うちはエミル。宜しく。」
「おい!馴れ馴れしいぞ!」
ホビイがぷんすか怒るが、大叔父様は逆に笑った。
「ほっほっほっ。妖精らしい挨拶じゃのう。私は小人族の長をやっておる【ジュー】という者じゃ。」
「妖精を知ってるの?」
「勿論じゃ。女王エフィリア殿とも入魂の中じゃ。」
「……じっこん?」
「『深い知り合い』と言う意味じゃ。」
「そうかあ。外の世界でお母さんを知ってる人と会うの、初めてだよ。」
「おや、と言う事は君は次の王様なのかい?」
「どうかなあ。落ち着いた性格じゃないと、妖精の中では偉くないんだ。何か変でしょ?」
妖精の中では変なルールがある。
悪戯好きで落ち着きが無い。
そんな妖精を纏める為には、落ち着きが重視される。
性格が温厚だったり、冷静な判断が出来たり。
だから、エミルが次の王様になるとは限らないのだ。
「そう言えば、妖精も実力主義だったな。我ら小人族もじゃ。」
「へえ。」
「でないと、人間とは異なる特殊な種族は生き残れんからのう。妖精と小人族の長が交流を持っておるのも、お互い助け合って守り抜く術なのじゃ。」
「じゃあ、うちが来たのは結構ラッキーだったり?」
他の妖精より先んじて、小人族と交流を持てる。
かなりのアドバンテージだ。
「もしかしたら、エフィリア殿は君に期待しておるのかもしれんのう。跡継ぎとしてな。」
『そうだったら嬉しいな』と笑うエミル。
そこにホビイが割り込む。
「世間話をしに来たんじゃ無いだろ!さっさとあの話を!」
本来の目的を忘れ談笑するエミルに不安を感じ、急かすホビイ。
『やれやれ、融通の効かん奴じゃ』と思いながらも、話を聞く体制を取るジュー。
「そっか。じゃあもう、話し始めても良いかな?」
大体話し終わって、ホッと一息のエミル。
うんうん頷いて、ジューは確信した。
「間違い無く、そ奴等はアリュース殿の敵じゃな。」
「敵?」
アリュースもそんな事言ってたな。
サファイやレンドの話をした時に。
「生きていては都合の悪い連中がおるみたいでのう。侵攻にかこつけて、どさくさ紛れにアリュース殿を殺そうとしておる様じゃ。」
「それは酷い……。」
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