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第一章 ギルド登録
二話
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ギルドの入り口となる扉の前に着いた。
「入るよ、二人とも?」
「「はい、黄泉様」」
僕達の服装は黒頭巾に黒装束の黒づくめ。美菜、佳奈は髪の毛で目立つので、後ろは首にかかる位にして、横は耳が隠れる位に前髪を分けている、ひいき目に見なくても、かわいいの部類に入ると思う。
僕達は扉を開け、ギルド内に入った。
「「「おおっ……!」」」
三人ハモった。中は結構広く、手前の方に何個かカウンターがあり、カウンターの横に依頼の掲示板がある。カウンターとカウンターの間に一つ広いスペースがあり、奥の方に扉がある、ギルド職員やギルドマスター(ギルドの管理者)関係の部屋があるのだろう。そして、カウンターが並ぶスペースと反対の奥の方が喫茶兼酒場となっていて、朝っぱらから飲んでいる者もいる、こちらが情報交換の場となっていると思われる。
「「「おはようございます」」」
僕達は登録カウンターに向かい、受付のお姉さんに挨拶をした。
「おはようございます!」
受付のお姉さんも笑顔で挨拶をした、黒髪を肩迄伸ばした綺麗な女性だった。
「イテッ!」
左右から足を踏まれた……。意味わからんのやけど……!
「「黄泉様、今夜はお仕置きですね? クスクス……」」
冷や汗をかく僕……。あれっ?僕は主人だよね?そんなことより……、
「冒険者登録に来ました」
話を戻した。
「念のため確認させて頂きますが12歳以上でしょうか?」
お姉さんは僕に視線集中させる。うん、理由はわかっている、でも、まだまだ発展途上、成長期がある。笑顔は忘れちゃいけない。
「はい! 今年めでたく12歳を迎えました♪」
僕は笑顔で答えた、嫉妬の感情を抑えて笑顔で答えた自分を褒めてやりたい。
「そうでしたら問題ないです♪(この子、小さくてかわいいし、礼儀正しい、弟にしたい、持ち帰りしたい位……)」
お姉さんの笑顔の裏に強欲と色欲を感じる、左右からはどす黒い嫉妬の感情が見える、何故?
「コホンッ……! さあ、この紙に名前と年齢を書いて、こちらの水晶に血を垂らしてください」
お姉さんは咳払いを一度して、紙と水晶、血を垂らす為のナイフを渡してきた。
「名前は黄泉、美菜、佳奈。年齢は12、14、14と……」
名前と年齢を書き、それぞれ、水晶に血を垂らした。
「しばし、お待ちくださいね?」
お姉さんは紙と水晶を持ってカウンターの奥へ入って行った。これで無事終了、とはならなかった……。
僕達はお姉さんが戻って来るのを待っていた。
「おい、そこのガキ! ここはおこちゃまの来るとこじゃねえぞ! とっとと帰って、ママの乳でもしゃぶってな! そして、そこのお嬢さん方、そんながきんちょより俺達の相手しな」
大きな手斧担いだいかついおじさんと連れらしい大剣背負った男、緑のローブを纏い杖を構えた男が近づいて来た。向こうで騒いでいた連中は静かになった。
「「嫌です!」」
美菜、佳奈はきっぱり断った。
「何、言っとんねん、わいらを誰かわかって言うとるんか、われ!」
男は睨んで怒る。怒ってるから睨んでいるのか……。怒りと強欲、嫉妬、色欲、倣慢の感情がありありと見える、すごく不快であり、愉快である。
「はて? どちら様でしょうか? 僕達、昨日こちらに来たばかりやもんで……」
僕は率直に答えた、実際知らない。北方のビッグベアと対峙したことがある僕にとって、この男の体格がどうあれ、霞んで見える。まじでおっかない奴らだった。
「何やと、このガキ! わいらをおちょくっとるんかい! わいらは‘暴虐の三鬼’! どうや、怖じ気着いたなら帰って、ママの乳でもしゃぶっとれ!」
全然知らない……。この人達、馬鹿なの?
「わいらを馬鹿やと?」
つい、声に出してしまったみたい……。
「馬鹿に馬鹿と言って、何が悪いのか教えてくださいな? 逆に、僕が教えて差し上げましょう? 美菜、佳奈、下がっていて?」
「「はい、黄泉様」」
美菜、佳奈を下がらせる。
「馬鹿にしやがって、クソガキ!」
おじさん達は構える。
「おじさん達、僕は怒ってるんだよね。おじさん達馬鹿なのに、僕を馬鹿にしたこともそうだけど、僕の大切なものに手を出そうとしたこともね……」
「「黄泉様……!」」
美菜、佳奈は頬を赤らめる。
「母上の乳なんてしゃぶったら……、くすぐり魔女が出てくるんだ!!!」
ガクッ、美菜、佳奈の胸熱くなる雰囲気は崩れ去った。
「てめえのことなんか関係ねえ、くたばれ!」
手斧の男、大剣の男が襲って来た。
「(殺しちゃいけないんだよね?)」
手斧の男の攻撃を避け、懐に潜り込み鳩尾に正拳突きを打ち込み、屈んだところ、顎に勢いよく頭突きを喰らわし、詠唱中の男の方へ投げ飛ばす。止まらず、大剣を避け、肘鉄を思い切り男の利き腕側のひじに当てる。
「ぐっ……!」
男の握りが弱くなったところ、剣の柄に向かい飛び蹴りして、剣を蹴り飛ばした。
「剣が無いからといって甘く見るな?」
男は殴りかかって来る。
「そんな攻撃じゃあ当たりませんよ?」
僕は首を少し倒したり、身体を少し横に倒したり、余裕を持って避ける……。
「入るよ、二人とも?」
「「はい、黄泉様」」
僕達の服装は黒頭巾に黒装束の黒づくめ。美菜、佳奈は髪の毛で目立つので、後ろは首にかかる位にして、横は耳が隠れる位に前髪を分けている、ひいき目に見なくても、かわいいの部類に入ると思う。
僕達は扉を開け、ギルド内に入った。
「「「おおっ……!」」」
三人ハモった。中は結構広く、手前の方に何個かカウンターがあり、カウンターの横に依頼の掲示板がある。カウンターとカウンターの間に一つ広いスペースがあり、奥の方に扉がある、ギルド職員やギルドマスター(ギルドの管理者)関係の部屋があるのだろう。そして、カウンターが並ぶスペースと反対の奥の方が喫茶兼酒場となっていて、朝っぱらから飲んでいる者もいる、こちらが情報交換の場となっていると思われる。
「「「おはようございます」」」
僕達は登録カウンターに向かい、受付のお姉さんに挨拶をした。
「おはようございます!」
受付のお姉さんも笑顔で挨拶をした、黒髪を肩迄伸ばした綺麗な女性だった。
「イテッ!」
左右から足を踏まれた……。意味わからんのやけど……!
「「黄泉様、今夜はお仕置きですね? クスクス……」」
冷や汗をかく僕……。あれっ?僕は主人だよね?そんなことより……、
「冒険者登録に来ました」
話を戻した。
「念のため確認させて頂きますが12歳以上でしょうか?」
お姉さんは僕に視線集中させる。うん、理由はわかっている、でも、まだまだ発展途上、成長期がある。笑顔は忘れちゃいけない。
「はい! 今年めでたく12歳を迎えました♪」
僕は笑顔で答えた、嫉妬の感情を抑えて笑顔で答えた自分を褒めてやりたい。
「そうでしたら問題ないです♪(この子、小さくてかわいいし、礼儀正しい、弟にしたい、持ち帰りしたい位……)」
お姉さんの笑顔の裏に強欲と色欲を感じる、左右からはどす黒い嫉妬の感情が見える、何故?
「コホンッ……! さあ、この紙に名前と年齢を書いて、こちらの水晶に血を垂らしてください」
お姉さんは咳払いを一度して、紙と水晶、血を垂らす為のナイフを渡してきた。
「名前は黄泉、美菜、佳奈。年齢は12、14、14と……」
名前と年齢を書き、それぞれ、水晶に血を垂らした。
「しばし、お待ちくださいね?」
お姉さんは紙と水晶を持ってカウンターの奥へ入って行った。これで無事終了、とはならなかった……。
僕達はお姉さんが戻って来るのを待っていた。
「おい、そこのガキ! ここはおこちゃまの来るとこじゃねえぞ! とっとと帰って、ママの乳でもしゃぶってな! そして、そこのお嬢さん方、そんながきんちょより俺達の相手しな」
大きな手斧担いだいかついおじさんと連れらしい大剣背負った男、緑のローブを纏い杖を構えた男が近づいて来た。向こうで騒いでいた連中は静かになった。
「「嫌です!」」
美菜、佳奈はきっぱり断った。
「何、言っとんねん、わいらを誰かわかって言うとるんか、われ!」
男は睨んで怒る。怒ってるから睨んでいるのか……。怒りと強欲、嫉妬、色欲、倣慢の感情がありありと見える、すごく不快であり、愉快である。
「はて? どちら様でしょうか? 僕達、昨日こちらに来たばかりやもんで……」
僕は率直に答えた、実際知らない。北方のビッグベアと対峙したことがある僕にとって、この男の体格がどうあれ、霞んで見える。まじでおっかない奴らだった。
「何やと、このガキ! わいらをおちょくっとるんかい! わいらは‘暴虐の三鬼’! どうや、怖じ気着いたなら帰って、ママの乳でもしゃぶっとれ!」
全然知らない……。この人達、馬鹿なの?
「わいらを馬鹿やと?」
つい、声に出してしまったみたい……。
「馬鹿に馬鹿と言って、何が悪いのか教えてくださいな? 逆に、僕が教えて差し上げましょう? 美菜、佳奈、下がっていて?」
「「はい、黄泉様」」
美菜、佳奈を下がらせる。
「馬鹿にしやがって、クソガキ!」
おじさん達は構える。
「おじさん達、僕は怒ってるんだよね。おじさん達馬鹿なのに、僕を馬鹿にしたこともそうだけど、僕の大切なものに手を出そうとしたこともね……」
「「黄泉様……!」」
美菜、佳奈は頬を赤らめる。
「母上の乳なんてしゃぶったら……、くすぐり魔女が出てくるんだ!!!」
ガクッ、美菜、佳奈の胸熱くなる雰囲気は崩れ去った。
「てめえのことなんか関係ねえ、くたばれ!」
手斧の男、大剣の男が襲って来た。
「(殺しちゃいけないんだよね?)」
手斧の男の攻撃を避け、懐に潜り込み鳩尾に正拳突きを打ち込み、屈んだところ、顎に勢いよく頭突きを喰らわし、詠唱中の男の方へ投げ飛ばす。止まらず、大剣を避け、肘鉄を思い切り男の利き腕側のひじに当てる。
「ぐっ……!」
男の握りが弱くなったところ、剣の柄に向かい飛び蹴りして、剣を蹴り飛ばした。
「剣が無いからといって甘く見るな?」
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