23 / 96
本編
マクレンジー商会
しおりを挟む
ヒステン王国にあるマクレンジー商会本部は、広大なマクレンジー本邸でもあった。
それは王宮がごとく、住居部と執政部に別れており、厳重な警護に守られていた。
ブリューデルから移ってきて驚いたのは、デュバル公爵邸で働いていた侍女のアンヌと騎士2名がこちらで待機していたことだ。
「お嬢様、お会いしたかったです。でも言葉などができないと役にたてませんから、こちらで勉強をして準備してました。」
アンヌが抱きつかんばかりに喜んでいる、もちろん私も嬉しい。アンヌも、騎士のジョージ、ロジャーも貴族の子弟だったはず、よく決心して来てくれたことだ。
子供の頃から一緒なので、この3人は、私が思うより早く、私の行動の先回りをしてくれる。
「こちらの地形や習慣も解ってないと、緊急時の対処に不備がでますからね。」
「私達二人とマクレンジー側の者でお嬢様の警護になりますから、ご安心ください。」
3人を派遣してくれて、お父様ありがとうございます。
リヒトールはとても忙しい。
必然的にシーリアは一人の時間をもて余しており、お茶をする相手もアンヌ、キャサリン、セシル、パトリシア達侍女と結婚している側近の夫人となる。
そして、今日も邸宅の裏手の庭の散歩と称する探検である、それは警護からリヒトールへ報告がすぐにいくことになってる。
庭のはずれでは警備というよりは軍隊といえる規模の私兵が訓練をしていた。
商品移送の警備だけでなく、ここから精鋭された者が、リヒトール及び各国のマクレンジー商会幹部の警護になるらしい。
当然、武力だけでなく、言語力、学力も必要とされ、ブリューダル革命にもここからたくさんの精鋭達が回された、そのまま連邦国の幹部となる者もいるらしい。
戻ってくる者が今後、警護だけとは考えにくい、元が優秀なうえに革命の経験者達。商会の諜報機関にいく者も多いだろう、情報を持つものが勝つんだから。
私兵隊は幹部登用の登竜門でもあるのだ。
側近になる者も、この部隊を経験させるらしい。元々頭脳が抜きん出てるのに武力もつけるとは、それを統べれるのはリヒトールならばこそと思う。
シーリアは気がついてないが、シーリアが見学していると、兵士の士気があがる。
シーリアの銀の髪は 遠くからでもわかる、美しく目立つ。
ましてや主君の妻なのだ、自分達が守るべき人物が見ている。
ここを勝ち抜けば、護衛に付くかもしれない。
演習場が広すぎて、遠くから見学してるため、子細のわかる大きさではないが、女神のように美しいときくし、ブリューデルでの聖女の話は誰もが知っている。
シーリアにしてみれば、わずか10日程しか、教会に奉仕に行ってないのに、聖女とはおこがましい。我ながら美人は得だ、ぐらいにしか思ってないが、この顔が役に立つなら精一杯使ってやろうぐらい思ってる。
シーリアのキラキラ輝く髪にひかれたのか、大きな鳥が舞い降りてきた、光る物を集める習性のある鳥もいるぐらいだ。
シーリアを保護しようと、兵士達が我さきにと駆けつけるが、それを許すようなシーリアの護衛ではない。
鳥も途中で空へと舞い戻ったが、ある程度の大きさでシーリアを見た兵士立ちが歓声をあげた。
彼らの理想の姫がそこにいたのだ、マクレンジー商会の私兵部隊はダークな仕事が多いが、そこに大義名分ができた瞬間だった。
もともとは、冒険者くずれの警備兵ぐらいしかいなかったのが、リヒトールの時代に強化され、商会の発展と共に造兵、武具の補強、訓練の強化がなされた。
国の軍隊のように貴族の子弟などのお飾り指揮者はいない、完全に実力主義、贅潤な資金をバックに褒賞がでる。出自の怪しい者でも受け入れ、ここで生き延びれることだけが、入隊資格だ。
現在のマクレンジー商会の幹部にあたる者は、リヒトールに心酔しているものばかりだ。
いつの世にも悪魔に魅入られる者がいる、それが戦闘部隊の拡大に拍車をかける。
その日リヒトールはヒステン王宮に、財務長官から懇意された税調整に来ていた。
ここ数年、ヒステン王国は不作が続いてる。天候の影響もあるが、農地改良もしない、マクレンジー商会の納税に頼りきっている。その莫大な税は王族や貴族が潤うだけで、国民はあえいでる。それがまた、マクレンジー商会の部隊への志願者となる。
「今年は、商会からの納税はないものと思われたい。
何度も言ってきたはずだ、このままでは移動も含めて、マクレンジー商会も考えると。」
増税を請うつもりが、リヒトールの言葉に王と長官が真っ青になる。
「ヒステン王国のマクレンジー商会はなくなる。」
そう、もうヒステン王国のマクレンジー商会はなくなる、すでにその段階にきている。
突然、ドアが開いて第2王女が入ってきた。
「リヒトール様、いらっしゃってるなら、お呼びくださいませ。」
過去に抱いたことがあったかもしれないが、女の数が多すぎて覚える気にもならなかった類、リヒトールは眉ひとつ、動かさず無視する。
王は娘をあてがって、マクレンジー商会から金をださせようとする、妻にさせたい。
王女の方も、リヒトールの特別だと思っているから、腕を組もうとする。
「触るな。」
まさかの言葉に王女が目をむいて言う、
「今夜は私の部屋に来てくださらないのですか?」
側近のケインズが、王女をリヒトールから引き離す。
「リヒトール様、こやつを叱ってくださいませ、私はリヒトール様の側にいなければならないのに。」
王女に続いて、王も口をだしてきた。
「娘はマクレンジー会長の寵愛を受けてから、ずっと待っております。そろそろ結婚の時期を決めるべきでしょう。」
巨大商会とはいえ平民、王女が降嫁するのだ、ありがたかろうと言ってくる。
「どこに寵愛がある? ただの性処理の女だろうが、しかもたくさんの男のな。」
リヒトールは王を馬鹿にしたかのように、口の端をあげて言った。
王女は真っ赤な顔が真っ青になった。
「私には新婚の愛しい妻がいる、彼女を手に入れるまでの処理するところだっただけ、それさえ、もう必要ないがな。」
リヒトールが爆弾を落とした。
「その者を捕まえろ!!」王の叫びに近衛兵がなだれ込んできた。
「ケインズ、始めるぞ。」
リヒトールは慌てることなく、近衛兵のいる扉に向かって歩いて行く。
剣を抜いた近衛兵が仲間のはずの他の近衛兵を切り捨てた、数人の近衛兵とどこからか現れた私兵に守られてリヒトールとケインズは王宮を後にした。
それは王宮がごとく、住居部と執政部に別れており、厳重な警護に守られていた。
ブリューデルから移ってきて驚いたのは、デュバル公爵邸で働いていた侍女のアンヌと騎士2名がこちらで待機していたことだ。
「お嬢様、お会いしたかったです。でも言葉などができないと役にたてませんから、こちらで勉強をして準備してました。」
アンヌが抱きつかんばかりに喜んでいる、もちろん私も嬉しい。アンヌも、騎士のジョージ、ロジャーも貴族の子弟だったはず、よく決心して来てくれたことだ。
子供の頃から一緒なので、この3人は、私が思うより早く、私の行動の先回りをしてくれる。
「こちらの地形や習慣も解ってないと、緊急時の対処に不備がでますからね。」
「私達二人とマクレンジー側の者でお嬢様の警護になりますから、ご安心ください。」
3人を派遣してくれて、お父様ありがとうございます。
リヒトールはとても忙しい。
必然的にシーリアは一人の時間をもて余しており、お茶をする相手もアンヌ、キャサリン、セシル、パトリシア達侍女と結婚している側近の夫人となる。
そして、今日も邸宅の裏手の庭の散歩と称する探検である、それは警護からリヒトールへ報告がすぐにいくことになってる。
庭のはずれでは警備というよりは軍隊といえる規模の私兵が訓練をしていた。
商品移送の警備だけでなく、ここから精鋭された者が、リヒトール及び各国のマクレンジー商会幹部の警護になるらしい。
当然、武力だけでなく、言語力、学力も必要とされ、ブリューダル革命にもここからたくさんの精鋭達が回された、そのまま連邦国の幹部となる者もいるらしい。
戻ってくる者が今後、警護だけとは考えにくい、元が優秀なうえに革命の経験者達。商会の諜報機関にいく者も多いだろう、情報を持つものが勝つんだから。
私兵隊は幹部登用の登竜門でもあるのだ。
側近になる者も、この部隊を経験させるらしい。元々頭脳が抜きん出てるのに武力もつけるとは、それを統べれるのはリヒトールならばこそと思う。
シーリアは気がついてないが、シーリアが見学していると、兵士の士気があがる。
シーリアの銀の髪は 遠くからでもわかる、美しく目立つ。
ましてや主君の妻なのだ、自分達が守るべき人物が見ている。
ここを勝ち抜けば、護衛に付くかもしれない。
演習場が広すぎて、遠くから見学してるため、子細のわかる大きさではないが、女神のように美しいときくし、ブリューデルでの聖女の話は誰もが知っている。
シーリアにしてみれば、わずか10日程しか、教会に奉仕に行ってないのに、聖女とはおこがましい。我ながら美人は得だ、ぐらいにしか思ってないが、この顔が役に立つなら精一杯使ってやろうぐらい思ってる。
シーリアのキラキラ輝く髪にひかれたのか、大きな鳥が舞い降りてきた、光る物を集める習性のある鳥もいるぐらいだ。
シーリアを保護しようと、兵士達が我さきにと駆けつけるが、それを許すようなシーリアの護衛ではない。
鳥も途中で空へと舞い戻ったが、ある程度の大きさでシーリアを見た兵士立ちが歓声をあげた。
彼らの理想の姫がそこにいたのだ、マクレンジー商会の私兵部隊はダークな仕事が多いが、そこに大義名分ができた瞬間だった。
もともとは、冒険者くずれの警備兵ぐらいしかいなかったのが、リヒトールの時代に強化され、商会の発展と共に造兵、武具の補強、訓練の強化がなされた。
国の軍隊のように貴族の子弟などのお飾り指揮者はいない、完全に実力主義、贅潤な資金をバックに褒賞がでる。出自の怪しい者でも受け入れ、ここで生き延びれることだけが、入隊資格だ。
現在のマクレンジー商会の幹部にあたる者は、リヒトールに心酔しているものばかりだ。
いつの世にも悪魔に魅入られる者がいる、それが戦闘部隊の拡大に拍車をかける。
その日リヒトールはヒステン王宮に、財務長官から懇意された税調整に来ていた。
ここ数年、ヒステン王国は不作が続いてる。天候の影響もあるが、農地改良もしない、マクレンジー商会の納税に頼りきっている。その莫大な税は王族や貴族が潤うだけで、国民はあえいでる。それがまた、マクレンジー商会の部隊への志願者となる。
「今年は、商会からの納税はないものと思われたい。
何度も言ってきたはずだ、このままでは移動も含めて、マクレンジー商会も考えると。」
増税を請うつもりが、リヒトールの言葉に王と長官が真っ青になる。
「ヒステン王国のマクレンジー商会はなくなる。」
そう、もうヒステン王国のマクレンジー商会はなくなる、すでにその段階にきている。
突然、ドアが開いて第2王女が入ってきた。
「リヒトール様、いらっしゃってるなら、お呼びくださいませ。」
過去に抱いたことがあったかもしれないが、女の数が多すぎて覚える気にもならなかった類、リヒトールは眉ひとつ、動かさず無視する。
王は娘をあてがって、マクレンジー商会から金をださせようとする、妻にさせたい。
王女の方も、リヒトールの特別だと思っているから、腕を組もうとする。
「触るな。」
まさかの言葉に王女が目をむいて言う、
「今夜は私の部屋に来てくださらないのですか?」
側近のケインズが、王女をリヒトールから引き離す。
「リヒトール様、こやつを叱ってくださいませ、私はリヒトール様の側にいなければならないのに。」
王女に続いて、王も口をだしてきた。
「娘はマクレンジー会長の寵愛を受けてから、ずっと待っております。そろそろ結婚の時期を決めるべきでしょう。」
巨大商会とはいえ平民、王女が降嫁するのだ、ありがたかろうと言ってくる。
「どこに寵愛がある? ただの性処理の女だろうが、しかもたくさんの男のな。」
リヒトールは王を馬鹿にしたかのように、口の端をあげて言った。
王女は真っ赤な顔が真っ青になった。
「私には新婚の愛しい妻がいる、彼女を手に入れるまでの処理するところだっただけ、それさえ、もう必要ないがな。」
リヒトールが爆弾を落とした。
「その者を捕まえろ!!」王の叫びに近衛兵がなだれ込んできた。
「ケインズ、始めるぞ。」
リヒトールは慌てることなく、近衛兵のいる扉に向かって歩いて行く。
剣を抜いた近衛兵が仲間のはずの他の近衛兵を切り捨てた、数人の近衛兵とどこからか現れた私兵に守られてリヒトールとケインズは王宮を後にした。
10
お気に入りに追加
414
あなたにおすすめの小説
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
甘糖むい
恋愛
婚約者であるシェルニア公爵令嬢が記憶喪失となった。
王子はひっそりと喜んだ。これで愛するクロエ男爵令嬢と堂々と結婚できると。
その時、王子の元に一通の手紙が届いた。
そこに書かれていたのは3つの願いと1つの真実。
王子は絶望感に苛まれ後悔をする。
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
性悪という理由で婚約破棄された嫌われ者の令嬢~心の綺麗な者しか好かれない精霊と友達になる~
黒塔真実
恋愛
公爵令嬢カリーナは幼い頃から後妻と義妹によって悪者にされ孤独に育ってきた。15歳になり入学した王立学園でも、悪知恵の働く義妹とカリーナの婚約者でありながら義妹に洗脳されている第二王子の働きにより、学園中の嫌われ者になってしまう。しかも再会した初恋の第一王子にまで軽蔑されてしまい、さらに止めの一撃のように第二王子に「性悪」を理由に婚約破棄を宣言されて……!? 恋愛&悪が報いを受ける「ざまぁ」もの!! ※※※主人公は最終的にチート能力に目覚めます※※※アルファポリスオンリー※※※皆様の応援のおかげで第14回恋愛大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます※※※
すみません、すっきりざまぁ終了したのでいったん完結します→※書籍化予定部分=【本編】を引き下げます。【番外編】追加予定→ルシアン視点追加→最新のディー視点の番外編は書籍化関連のページにて、アンケートに答えると読めます!!
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
酒の席での戯言ですのよ。
ぽんぽこ狸
恋愛
成人前の令嬢であるリディアは、婚約者であるオーウェンの部屋から聞こえてくる自分の悪口にただ耳を澄ませていた。
何度もやめてほしいと言っていて、両親にも訴えているのに彼らは総じて酒の席での戯言だから流せばいいと口にする。
そんな彼らに、リディアは成人を迎えた日の晩餐会で、仕返しをするのだった。
骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方
ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。
注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる