47 / 49
感動の再会
しおりを挟む
洗面台の鏡の中から手が出て来た。
「ぎゃああああああああ!!」
「マリコ!」
名を呼ぶ声は悲鳴に打ち消される。
女子トイレから聞こえる女子学生の叫び声に、人が駆け付け集まって来る。
マリコの目の前に男が立っているが、恐怖でマリコは顔を見る事さえできない。
「こ、ここ、ここは女子トイレよ!!」
男がマリコに蹴りだされた。
「お母様。」
え?お母様?
マリコが恐る恐る顔をあげるとシンシアがいた。
「シンシア!」
あふれる涙と共にマリコがシンシアに抱きつく。
「あれ、シンシアがいる、じゃギルバートは?」
「先程、お母様に蹴りだされましたわ。」
後ろにはアレクセイ、ジョシュア、関脇もいる。
「ここ女子トイレ!!」
男3人が追い出された。
外では誰かの声がする。人が集まって大騒ぎになているらしい。
「女子トイレにチカンです!」
「ごめんなさい、ごめんなさい。身内なんです。
見ての通り外国人でよくわからなかったんです。
びっくりして大声出しただけなんです。」
マリコが、集まった人に頭を下げてチカン容疑を否定している。
「警察は呼ばないで、身内なんです。」
ギルバート、アレクセイ、ジョシュア、シンシア、関脇とどれもが完全に外国人の容姿だ、身内と言うには無理があり過ぎる。
「ちょっと!
ギルバート何してるのよ!」
「マリコだ!マリコ、マリコ!」
竜王様は番を堪能するのに忙しい。
指を絡めたり、頬を撫でたり、口づけしようとして、マリコに阻止されている。
ギルバートは超絶イケメンであるが、夢を壊しそうなぐらいの崩壊ぶりである。
マリコの肩に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。
チカンではなくとも、変態だと証明していた。
「同意の上です!
警察呼ばないでーーー!」
認めたくはないが警察は困る、マリコは変態を認めた。
アレクセイ達はちゃかり、その場に来た学生達にいろんな事を質問している。
「この国は初めてで良く分からないんだ。」
アレクセイはシンシアを周りに集まる男子学生からしっかりガードしている。
反対に女子学生に封じ込められたのは、ジョシュアと関脇だ。
「どこの国から来たの?」
「日本語うまいですね。」
「どんな関係でここに?」
矢継ぎ早の質問に関脇がびくつくのを、ジョシュアが肩寄せると黄色い声があがっている。
「真理子、ちょっと真理子。」
由香ちゃんが近寄ってきたけど、説明しようがない。
「ギルバートって本当にいたの?!」
話の通りイケメンだが、これは違うだろう、と由香の顔に出ている。
誰だっていい事しか話したくない、マリコもそうだった。
「この通り。
ごめんね、もう行くから。」
ギルバートの手を握り、逃げるように大学を出る。
大学に興味津々なアレクセイは名残惜しそうだったが、そんな余裕はない。
「どこか人目につかない場所から戻りましょう。」
アレクセイが言うが、どこにいても目立ち、視線を集めている。
こいつら顔面偏差値高すぎ、マリコが心の中で溜め息をつく。
私が産んだのに、アレクセイなんて母の要素ゼロじゃないか、母の記憶だけが唯一の遺伝かもしれない。
「お土産を買ってあるの、取りに戻りたい。
電車に乗るんだけど。」
「母上、時間の猶予は余りありません、急ぎましょう。」
電車が魅力的だったらしく、アレクセイの許可がでた。
大学を出ると高層ビルに目を見張り、車、電車、人の多さ、街頭スクリーン、全てにカルチャーショックを受けているアレクセイ達。
「母上の記憶の通りだ。」
興奮しているアレクセイを初めて見たかも、小さな頃から落ち着いた子供だったとマリコは変な感動をしている。
電車には関脇が大喜びだ、ホームに電車が入ってくるのをワクワクして見ている。
3歳児と同じで可愛い。
「ねえ、その服装、ここで違和感がないんだけど、どうしたの?」
ポロシャツにパンツ、ギルバートとアレクセイはさらにブレザー、シンシアはひざ丈のワンピースにハンドバック、この世界仕様になっている。
「私が母上の記憶を元に作らせたのです。
ここで目立ちたくありませんでしたからね。」
その容姿では無理だろう、キラキラだぞ。
電車を降り家への道を歩くも人々が振り返る、私だって他人だったら振り返ってみるよな、と思うマリコ。
ギルバート一人でもすごいのに、一群だ、美形一家様お通りである。
マリコの家には誰もいなかった。
母も父も仕事で、弟は学校である、ごく普通の日本人家庭。
人気のないリビングに入り、カーテンを開ける。
「さよならも言えない。」
ギルバートが迎えに来ると確信して書いてあった手紙を取りだし、食卓テーブルに置くと涙がこぼれた。
「マリコ。」
マリコの肩を抱くギルバートがマリコの涙をぬぐう。
「だって、もう会えない。」
娘の夫だと、ギルバートを紹介したかった。
孫だよ、ってアレクセイ達を見せたらどんなに喜んだろう。
スマホで撮ったギルバートやアレクセイ達と一緒の写真を両親と弟に送る。
「ごめん、マリコ。
それでも連れて行く。」
「うん、ギルバートがいいの。」
「それでは、戻りますわよ。」
シンシアが取り出したのは、ポチの手鏡である。
「マリコ、おしゃべりな鏡とポチがマリコを待っているよ。」
ギルバートがマリコに防護の魔法をかけ、両手で抱きしめる。
「言ってなかった、会いたかったギルバート。」
マリコがギルバートにくるまれて言う。
「私もだよ、マリコ。」
ギルバートのマリコを抱きしめる腕に力がはいる。
「二度と離さない。」
変態に言わしてはいけない言葉であろう。
「ぎゃああああああああ!!」
「マリコ!」
名を呼ぶ声は悲鳴に打ち消される。
女子トイレから聞こえる女子学生の叫び声に、人が駆け付け集まって来る。
マリコの目の前に男が立っているが、恐怖でマリコは顔を見る事さえできない。
「こ、ここ、ここは女子トイレよ!!」
男がマリコに蹴りだされた。
「お母様。」
え?お母様?
マリコが恐る恐る顔をあげるとシンシアがいた。
「シンシア!」
あふれる涙と共にマリコがシンシアに抱きつく。
「あれ、シンシアがいる、じゃギルバートは?」
「先程、お母様に蹴りだされましたわ。」
後ろにはアレクセイ、ジョシュア、関脇もいる。
「ここ女子トイレ!!」
男3人が追い出された。
外では誰かの声がする。人が集まって大騒ぎになているらしい。
「女子トイレにチカンです!」
「ごめんなさい、ごめんなさい。身内なんです。
見ての通り外国人でよくわからなかったんです。
びっくりして大声出しただけなんです。」
マリコが、集まった人に頭を下げてチカン容疑を否定している。
「警察は呼ばないで、身内なんです。」
ギルバート、アレクセイ、ジョシュア、シンシア、関脇とどれもが完全に外国人の容姿だ、身内と言うには無理があり過ぎる。
「ちょっと!
ギルバート何してるのよ!」
「マリコだ!マリコ、マリコ!」
竜王様は番を堪能するのに忙しい。
指を絡めたり、頬を撫でたり、口づけしようとして、マリコに阻止されている。
ギルバートは超絶イケメンであるが、夢を壊しそうなぐらいの崩壊ぶりである。
マリコの肩に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。
チカンではなくとも、変態だと証明していた。
「同意の上です!
警察呼ばないでーーー!」
認めたくはないが警察は困る、マリコは変態を認めた。
アレクセイ達はちゃかり、その場に来た学生達にいろんな事を質問している。
「この国は初めてで良く分からないんだ。」
アレクセイはシンシアを周りに集まる男子学生からしっかりガードしている。
反対に女子学生に封じ込められたのは、ジョシュアと関脇だ。
「どこの国から来たの?」
「日本語うまいですね。」
「どんな関係でここに?」
矢継ぎ早の質問に関脇がびくつくのを、ジョシュアが肩寄せると黄色い声があがっている。
「真理子、ちょっと真理子。」
由香ちゃんが近寄ってきたけど、説明しようがない。
「ギルバートって本当にいたの?!」
話の通りイケメンだが、これは違うだろう、と由香の顔に出ている。
誰だっていい事しか話したくない、マリコもそうだった。
「この通り。
ごめんね、もう行くから。」
ギルバートの手を握り、逃げるように大学を出る。
大学に興味津々なアレクセイは名残惜しそうだったが、そんな余裕はない。
「どこか人目につかない場所から戻りましょう。」
アレクセイが言うが、どこにいても目立ち、視線を集めている。
こいつら顔面偏差値高すぎ、マリコが心の中で溜め息をつく。
私が産んだのに、アレクセイなんて母の要素ゼロじゃないか、母の記憶だけが唯一の遺伝かもしれない。
「お土産を買ってあるの、取りに戻りたい。
電車に乗るんだけど。」
「母上、時間の猶予は余りありません、急ぎましょう。」
電車が魅力的だったらしく、アレクセイの許可がでた。
大学を出ると高層ビルに目を見張り、車、電車、人の多さ、街頭スクリーン、全てにカルチャーショックを受けているアレクセイ達。
「母上の記憶の通りだ。」
興奮しているアレクセイを初めて見たかも、小さな頃から落ち着いた子供だったとマリコは変な感動をしている。
電車には関脇が大喜びだ、ホームに電車が入ってくるのをワクワクして見ている。
3歳児と同じで可愛い。
「ねえ、その服装、ここで違和感がないんだけど、どうしたの?」
ポロシャツにパンツ、ギルバートとアレクセイはさらにブレザー、シンシアはひざ丈のワンピースにハンドバック、この世界仕様になっている。
「私が母上の記憶を元に作らせたのです。
ここで目立ちたくありませんでしたからね。」
その容姿では無理だろう、キラキラだぞ。
電車を降り家への道を歩くも人々が振り返る、私だって他人だったら振り返ってみるよな、と思うマリコ。
ギルバート一人でもすごいのに、一群だ、美形一家様お通りである。
マリコの家には誰もいなかった。
母も父も仕事で、弟は学校である、ごく普通の日本人家庭。
人気のないリビングに入り、カーテンを開ける。
「さよならも言えない。」
ギルバートが迎えに来ると確信して書いてあった手紙を取りだし、食卓テーブルに置くと涙がこぼれた。
「マリコ。」
マリコの肩を抱くギルバートがマリコの涙をぬぐう。
「だって、もう会えない。」
娘の夫だと、ギルバートを紹介したかった。
孫だよ、ってアレクセイ達を見せたらどんなに喜んだろう。
スマホで撮ったギルバートやアレクセイ達と一緒の写真を両親と弟に送る。
「ごめん、マリコ。
それでも連れて行く。」
「うん、ギルバートがいいの。」
「それでは、戻りますわよ。」
シンシアが取り出したのは、ポチの手鏡である。
「マリコ、おしゃべりな鏡とポチがマリコを待っているよ。」
ギルバートがマリコに防護の魔法をかけ、両手で抱きしめる。
「言ってなかった、会いたかったギルバート。」
マリコがギルバートにくるまれて言う。
「私もだよ、マリコ。」
ギルバートのマリコを抱きしめる腕に力がはいる。
「二度と離さない。」
変態に言わしてはいけない言葉であろう。
0
お気に入りに追加
344
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
帰らなければ良かった
jun
恋愛
ファルコン騎士団のシシリー・フォードが帰宅すると、婚約者で同じファルコン騎士団の副隊長のブライアン・ハワードが、ベッドで寝ていた…女と裸で。
傷付いたシシリーと傷付けたブライアン…
何故ブライアンは溺愛していたシシリーを裏切ったのか。
*性被害、レイプなどの言葉が出てきます。
気になる方はお避け下さい。
・8/1 長編に変更しました。
・8/16 本編完結しました。
妻と夫と元妻と
キムラましゅろう
恋愛
復縁を迫る元妻との戦いって……それって妻(わたし)の役割では?
わたし、アシュリ=スタングレイの夫は王宮魔術師だ。
数多くの魔術師の御多分に漏れず、夫のシグルドも魔術バカの変人である。
しかも二十一歳という若さで既にバツイチの身。
そんな事故物件のような夫にいつの間にか絆され絡めとられて結婚していたわたし。
まぁわたしの方にもそれなりに事情がある。
なので夫がバツイチでもとくに気にする事もなく、わたしの事が好き過ぎる夫とそれなりに穏やかで幸せな生活を営んでいた。
そんな中で、国王肝入りで魔術研究チームが組まれる事になったのだとか。そしてその編成されたチームメイトの中に、夫の別れた元妻がいて………
相も変わらずご都合主義、ノーリアリティなお話です。
不治の誤字脱字病患者の作品です。
作中に誤字脱字が有ったら「こうかな?」と脳内変換を余儀なくさせられる恐れが多々ある事をご了承下さいませ。
性描写はありませんがそれを連想させるワードが出てくる恐れがありますので、破廉恥がお嫌いな方はご自衛下さい。
小説家になろうさんでも投稿します。
忌むべき番
藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」
メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。
彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。
※ 8/4 誤字修正しました。
※ なろうにも投稿しています。
死ぬはずだった令嬢が乙女ゲームの舞台に突然参加するお話
みっしー
恋愛
病弱な公爵令嬢のフィリアはある日今までにないほどの高熱にうなされて自分の前世を思い出す。そして今自分がいるのは大好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。しかし…「藍色の髪、空色の瞳、真っ白な肌……まさかっ……!」なんと彼女が転生したのはヒロインでも悪役令嬢でもない、ゲーム開始前に死んでしまう攻略対象の王子の婚約者だったのだ。でも前世で長生きできなかった分今世では長生きしたい!そんな彼女が長生きを目指して乙女ゲームの舞台に突然参加するお話です。
*番外編も含め完結いたしました!感想はいつでもありがたく読ませていただきますのでお気軽に!
ぽっちゃりな私は妹に婚約者を取られましたが、嫁ぎ先での溺愛がとまりません~冷酷な伯爵様とは誰のこと?~
柊木 ひなき
恋愛
「メリーナ、お前との婚約を破棄する!」夜会の最中に婚約者の第一王子から婚約破棄を告げられ、妹からは馬鹿にされ、貴族達の笑い者になった。
その時、思い出したのだ。(私の前世、美容部員だった!)この体型、ドレス、確かにやばい!
この世界の美の基準は、スリム体型が前提。まずはダイエットを……え、もう次の結婚? お相手は、超絶美形の伯爵様!? からの溺愛!? なんで!?
※シリアス展開もわりとあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる