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第十九章
第四話 戦争だよ! 全員集合!
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「ああ、ミラーカちゃんにおんぶされるなんて、今日はいい日になりそうだよ。匂いも嗅ぎ放題、身体も触り放題、ぐへへ」
「姉さんが私の身体をホールドして離れないからだろう。いい加減に離れてくれ」
姉妹のスキンシップに苦笑いを浮かべると、俺はベオを見る。
「ベオ、あそこに集まっているのって」
「ああ、お前たちからのメッセージを受け取った連中が集まっている。全く、お前は大した男だ。多くの種族から慕われているのだからな」
「そうか。みんな戦争をすると言うのに、集まって来てくれたんだ」
万が一命を落とすことになるかもしれない。それが戦争と言うものなのに、それでもあれだけの人が集まってくれた。そう思うと、なんだか温かい気持ちが込み上がってくる。
「さぁ、行け。みんなお前と再会するのを待っている」
背中を軽く押され、足を一歩前に出すと、そのまま走り出す。
彼らとの距離が近づき、俺は声を上げた。
「おーい! みんな」
俺の声に気付いたようで、四人の女の子が駆け寄って来た。
「師匠!」
一番に俺のところに辿り着いた女の子は、軽くジャンプすると抱きついてきた。
「アッテラ、元気にしていたか」
「はい! 師匠の教えに従い、少しずつ魔族の考えを変えるようにしています。此度は少数ですが、邪神シロウのお言葉に賛同した魔族を引き連れて来ました!」
「おい! 本当に俺を邪神として崇めるように魔族たちに言い聞かせていたのかよ! それだけは止めてくれと言ったじゃないか」
「いえ、今のは冗談です。師匠と再会するのが嬉しくって、つい、嘘を吐きました」
アッテラは小さく舌を出す。
こんなにかわいいのだけど、これでもこの子、一応魔王なんだよな。
「あらあら、一番はアッテラさんでしたか。もう少しスタートダッシュを早くすべきでしたわね。スカーヤ」
「まぁ、彼女はシロウさんの弟子で封印されていた魔王ですし、基礎体力が違いますわ。コヤン」
二番手で来たのは、ケモノ族の双子の巫女、コヤンさんとスカーヤさんだ。
彼女たちは髪の色でしか見分けがつかないほど、酷似している。彼女たちがいれば、上手く敵を撹乱させることができるかもしれないな。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、しばらく飛行船での移動ばかりしていたから、体力が落ちたか? この距離で息を切らしてしまうとは」
三番手は、ノーブラス号の艦長、キャプテンモネだ。
「キャプテンモネ、まさか君も来てくれるとは思わなかったよ」
「仕方がないだろう。甲板員たちも君からのメッセージを聞いたせいで、助けに行く流れになってしまったのだから」
キャプテンモネは胸の前で腕を組むと、プイッと顔を横に向ける。
「君がノーブラス号から下船するとき『また何かあったときには、声をかけてくれ。どんな場所にでも、送り届けて上げるから』と言ってしまったからね。ボクの飛行船を使うかもしれないんだ。なら、約束は守らないといけない」
「律儀に約束を守ってくれてありがとう」
「べ、別にお礼を言わなくていいからね! これはあくまでもビジネスパートナーの延長のようなものだ」
ビジネスパートナーの延長か。それなら、この戦争が終わったら、彼女に対価を払わないと行けないな。
彼女たちに続いて残りの人物たちが次々と俺のところに集まってくる。
魔族に、クロエの故郷のエルフたち、それにもと空賊の甲板員にベオの自警団、そしてケモノ族のみんなが俺を取り囲む。
「お久しぶりです。シロウ様! マリー様は別行動中ですか?」
「シロウ君、久しぶりだね。クロエの姿が見えないのだが、今はどこにいるのかな?」
「貴男、久しぶりにクロエに会えるからと言って、シロウさんを困らせてはいけませんよ。あの子はシロウさんのところに必ずきます。落ち着いて待ちましょう」
元空賊の頭にクロエのご両親が声をかけてくる。他にも色々な人が声をかけてくるが、全部聞き取ることができない。
でも、みんな元気そうでよかった。
「シロウ! 王様たちを連れて来ましたわ!」
後方からマリーの声が聞こえ、振り返る。
マリーたちが一度戻り、王様たちに事情を話してくれたみたいだな。
ブリタニア王とデンバー王が現れたからか、俺を囲んでいた人々が俺から離れて列を作る。そして片膝を付いて頭を下げた。
「まさか、これだけの人を集めるとはな。さすがシロウだ。お主だからこそ、ここまで多くの人々の心を動かすことができる。王であるワシが呼びかけたとしても、こんなに集まることはできなかったであろう」
ブリタニア王は俺の隣に立つと、集まったみんなを一通り見る。
「よく集まってくれた。我が国のために立ち上がってくれたことに感謝する。面を上げて楽な体勢になるがいい」
王様が楽にするように言うと、彼らは立ち上がる。
「これは、あの毒婦から英雄シロウを守る戦いである。何がなんでもこの戦争に勝って、英雄シロウをお守りするぞ!」
「「「おおー!」」」
王様の掛け声に応えるように、俺を除いたみんなが声を上げる。
え? いや、違うだろう? 俺を守る戦いじゃなくって、国を守る戦いじゃないのか? 王様、戦争の趣旨を間違っているぞ。
「姉さんが私の身体をホールドして離れないからだろう。いい加減に離れてくれ」
姉妹のスキンシップに苦笑いを浮かべると、俺はベオを見る。
「ベオ、あそこに集まっているのって」
「ああ、お前たちからのメッセージを受け取った連中が集まっている。全く、お前は大した男だ。多くの種族から慕われているのだからな」
「そうか。みんな戦争をすると言うのに、集まって来てくれたんだ」
万が一命を落とすことになるかもしれない。それが戦争と言うものなのに、それでもあれだけの人が集まってくれた。そう思うと、なんだか温かい気持ちが込み上がってくる。
「さぁ、行け。みんなお前と再会するのを待っている」
背中を軽く押され、足を一歩前に出すと、そのまま走り出す。
彼らとの距離が近づき、俺は声を上げた。
「おーい! みんな」
俺の声に気付いたようで、四人の女の子が駆け寄って来た。
「師匠!」
一番に俺のところに辿り着いた女の子は、軽くジャンプすると抱きついてきた。
「アッテラ、元気にしていたか」
「はい! 師匠の教えに従い、少しずつ魔族の考えを変えるようにしています。此度は少数ですが、邪神シロウのお言葉に賛同した魔族を引き連れて来ました!」
「おい! 本当に俺を邪神として崇めるように魔族たちに言い聞かせていたのかよ! それだけは止めてくれと言ったじゃないか」
「いえ、今のは冗談です。師匠と再会するのが嬉しくって、つい、嘘を吐きました」
アッテラは小さく舌を出す。
こんなにかわいいのだけど、これでもこの子、一応魔王なんだよな。
「あらあら、一番はアッテラさんでしたか。もう少しスタートダッシュを早くすべきでしたわね。スカーヤ」
「まぁ、彼女はシロウさんの弟子で封印されていた魔王ですし、基礎体力が違いますわ。コヤン」
二番手で来たのは、ケモノ族の双子の巫女、コヤンさんとスカーヤさんだ。
彼女たちは髪の色でしか見分けがつかないほど、酷似している。彼女たちがいれば、上手く敵を撹乱させることができるかもしれないな。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、しばらく飛行船での移動ばかりしていたから、体力が落ちたか? この距離で息を切らしてしまうとは」
三番手は、ノーブラス号の艦長、キャプテンモネだ。
「キャプテンモネ、まさか君も来てくれるとは思わなかったよ」
「仕方がないだろう。甲板員たちも君からのメッセージを聞いたせいで、助けに行く流れになってしまったのだから」
キャプテンモネは胸の前で腕を組むと、プイッと顔を横に向ける。
「君がノーブラス号から下船するとき『また何かあったときには、声をかけてくれ。どんな場所にでも、送り届けて上げるから』と言ってしまったからね。ボクの飛行船を使うかもしれないんだ。なら、約束は守らないといけない」
「律儀に約束を守ってくれてありがとう」
「べ、別にお礼を言わなくていいからね! これはあくまでもビジネスパートナーの延長のようなものだ」
ビジネスパートナーの延長か。それなら、この戦争が終わったら、彼女に対価を払わないと行けないな。
彼女たちに続いて残りの人物たちが次々と俺のところに集まってくる。
魔族に、クロエの故郷のエルフたち、それにもと空賊の甲板員にベオの自警団、そしてケモノ族のみんなが俺を取り囲む。
「お久しぶりです。シロウ様! マリー様は別行動中ですか?」
「シロウ君、久しぶりだね。クロエの姿が見えないのだが、今はどこにいるのかな?」
「貴男、久しぶりにクロエに会えるからと言って、シロウさんを困らせてはいけませんよ。あの子はシロウさんのところに必ずきます。落ち着いて待ちましょう」
元空賊の頭にクロエのご両親が声をかけてくる。他にも色々な人が声をかけてくるが、全部聞き取ることができない。
でも、みんな元気そうでよかった。
「シロウ! 王様たちを連れて来ましたわ!」
後方からマリーの声が聞こえ、振り返る。
マリーたちが一度戻り、王様たちに事情を話してくれたみたいだな。
ブリタニア王とデンバー王が現れたからか、俺を囲んでいた人々が俺から離れて列を作る。そして片膝を付いて頭を下げた。
「まさか、これだけの人を集めるとはな。さすがシロウだ。お主だからこそ、ここまで多くの人々の心を動かすことができる。王であるワシが呼びかけたとしても、こんなに集まることはできなかったであろう」
ブリタニア王は俺の隣に立つと、集まったみんなを一通り見る。
「よく集まってくれた。我が国のために立ち上がってくれたことに感謝する。面を上げて楽な体勢になるがいい」
王様が楽にするように言うと、彼らは立ち上がる。
「これは、あの毒婦から英雄シロウを守る戦いである。何がなんでもこの戦争に勝って、英雄シロウをお守りするぞ!」
「「「おおー!」」」
王様の掛け声に応えるように、俺を除いたみんなが声を上げる。
え? いや、違うだろう? 俺を守る戦いじゃなくって、国を守る戦いじゃないのか? 王様、戦争の趣旨を間違っているぞ。
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