159 / 191
第十七章
第五話 久しぶりの冒険者としての仕事だけど、どれもすぐに終わってしまうな。
しおりを挟む
翌日、俺たちはもう一度ギルドを訪れ、依頼内容を確認する。
「それで、どれくらいランクの高い依頼が溜まっているんだ?」
「まぁ、こんな感じだ」
オルテガがテーブルの上に、依頼書の山を載せる。
「ざっと五百件といったところだ」
五百か。思っていたよりも少なかったな。
「五百! そんなにありますの!」
マリーのやつ、そんなに少なく考えていたのか? 俺と真逆の反応をするじゃないか。
「具体的にはどんな種類の依頼が多いの? ギルドマスター」
「主に、討伐系が殆どだな。危険な場所以外の採取系の依頼は、このギルドにいる冒険者たちが依頼を受けてくれた」
クロエが訊ねると、討伐系の依頼が殆どであると、オルテガは言う。
「討伐系が殆どか。とりあえずはサザークの周辺からの依頼を終らせ、徐々に遠くの依頼を受ける段取りだな」
地域別に依頼書を並べ直し、順番を決める。
「まぁ、こんな感じだろう。それじゃあ早速始めるとするか」
一番上の依頼内容を黙読する。
『ミラーカちゃん人形のパンツを作りたいから、マンダラグモの糸を調達して欲しいの! やっぱりミラーカちゃん人形には、最高級の生地で作ってあげたいからね』
マーカラさんからじゃないか! なんで人形に履かせるパンツにそこまでこだわる!
「あのバカ姉さん、そんなに私があげた人形を大事にしているの。普通はそこまでしないでしょう」
依頼内容を見て、ミラーカは額に手を置く。だが、僅かに口角が上がったような気がした。
口では嘆いているように見えるけど、内心は喜んでいるのかもしれないなぁ。まぁ、自分が作ったものを喜んでくれるというのは、嬉しいものだ。
俺たちはマーカラさんの依頼を受けるために、マンダラグモのいる森に向かう。
三十分ほど経つと、周辺の木々が蜘蛛の巣だらけになっている場所に辿り着く。
多分、ここがマンダラクモの縄張りだろうな。
「さぁ、出てこい!」
どこかに潜んでいるであろう、魔物に姿を見せるように言う。しかしクモは姿を見せなかった。
ならば、炙り出すまでだ。
「みんな! しばらくの間目を閉じていてくれ。ダズリンライト!」
仲間たちに目を閉じるように言うと、俺も瞼を閉じて魔法を発動する。
何かが落下する音が聞こえ、三秒ほど待ってから目を開ける。地面には一メートルほどのクモが倒れていた。
背中に幾何学模様がある。マンダラクモで間違いない。
あの魔物は、俺の眩しい光を受けて目が眩んでいる。正確に標的を狙うことはできないはずだ。
マンダラクモは尻尾から糸を出す。しかし俺の予想どおり、やつは誰もいないところに糸を放っていた。
「糸も出してくれたことだし、一撃で終らせよう。ハートラプチュア!」
魔法唱え、マンダラクモの心臓に穴を開ける。即死魔法の効果により、魔物は一撃で倒れた。
「あとはこの糸を回収するだけだな」
納品アイテムを回収すると、次の依頼内容を確認する。
クックルーの討伐か。懐かしいなぁ。Aランクになるために、こいつの討伐依頼を受けたときは、少しだけ手こずってしまった。場所はこの森みたいだし、このまま奥に進むとしますか。
『コケー! コケー! コー!』
しばらく歩くと、クックルーの鳴き声が聞こえてきた。
どうやら近づいてきたみたいだな。
「クックルーは逃げ足が速い。俺が足止めをしておくから、その間にクロエが矢を撃ってくれ」
「わかった。任せてよ」
「それじゃあ始めるぞ。エコーロケーション」
探査魔法を唱え、前方に超音波を飛ばす。
「クックルーと思われる反応が返ってきた。こっちだ」
仲間たちを引き連れ、討伐対象がいる場所に近づく。
「いた。クックルーだ」
『コケー! コケー! コー!』
ニワトリを巨大化させたような魔物が、周辺を警戒しながら鳴き声を上げている。
やつの地面には野菜が転がっていた。きっとどこかの畑を荒らしてきたのだろう。
まずは身動きを止める。
「シャクルアイス」
氷の拘束魔法を唱え、魔物の動きを止める。
「クロエ、今だ!」
「はい!」
クロエが矢を放つ。放たれた矢は、魔物の脳天に直撃した。
『コケ!』
クックルーは短い声を上げると、頭を下げた。
どうやら、一撃で倒したようだな。
「お疲れ、よくやった」
「いえ、シロウさんのお役に立つことは少ないので、頼ってもらえて嬉しいです」
一応皆の力量を再確認するのに丁度いいと思った。だから今回はサポートに回って、クロエに任せてみたけれど、俺の予想どおり、クロエも成長している。
俺が目立ってしまうばかり、彼女たちの活躍の場を奪っていた。だれど、成長していることがわかり、安心した。
次の依頼は、森を抜けた先にある洞窟に住む魔道神官の討伐か。これはマリーに任せるとするかな。
「よし、それじゃ先に進もう」
俺たちは次の依頼を受けに、森を抜ける。
小休憩を挟みながら先に進むと、討伐対象のいる洞窟に来た。
「さて、入るとしよう」
俺たちは洞窟の中に入る。
どうやらこの洞窟には、光を発生させるクリスタルがあるみたいだな。そのお陰でファイヤーボールを使って照らす必要がないや。
自然の光である分、敵に察知される可能性は低いな。このまま慎重に先に進むとするか。
一応警戒をしつつ、洞窟の奥に進んで行く。
『誰だ! 私の根城に侵入してくるやつは!』
どうやら足音で気付かれたみたいだな。討伐対象と思われる魔物の声が聞こえてきた。
突き当たりの角から顔だけを出して先を見ると、白骨化しかけているゾンビが椅子に座っていた。
手には杖を持っているし、神官の服を着ている。あいつで間違いないだろう。
隠れるのを止めて魔物に近づくと、俺は名乗る。
「俺たちは冒険者チームのエグザイルドだ。悪いけど、ギルドの依頼でお前を倒させてもらう」
『ワハハハ! お前たちのようにまともに年を取っていないようなヒヨッコが、この私を倒すだと。寝言は寝てから言え』
「マリー、君ならこんなザコは無傷で倒せれるから頼んでもいいか?」
「わかりましたわ! 優雅に可憐に大胆に倒してみせます。シロウ、見ていてください」
『舐めやがって! 私の根城に来たことを後悔させてやる! 幻覚の杖よ! 今こそその恐ろしさをみせてやれ!』
「それで、どれくらいランクの高い依頼が溜まっているんだ?」
「まぁ、こんな感じだ」
オルテガがテーブルの上に、依頼書の山を載せる。
「ざっと五百件といったところだ」
五百か。思っていたよりも少なかったな。
「五百! そんなにありますの!」
マリーのやつ、そんなに少なく考えていたのか? 俺と真逆の反応をするじゃないか。
「具体的にはどんな種類の依頼が多いの? ギルドマスター」
「主に、討伐系が殆どだな。危険な場所以外の採取系の依頼は、このギルドにいる冒険者たちが依頼を受けてくれた」
クロエが訊ねると、討伐系の依頼が殆どであると、オルテガは言う。
「討伐系が殆どか。とりあえずはサザークの周辺からの依頼を終らせ、徐々に遠くの依頼を受ける段取りだな」
地域別に依頼書を並べ直し、順番を決める。
「まぁ、こんな感じだろう。それじゃあ早速始めるとするか」
一番上の依頼内容を黙読する。
『ミラーカちゃん人形のパンツを作りたいから、マンダラグモの糸を調達して欲しいの! やっぱりミラーカちゃん人形には、最高級の生地で作ってあげたいからね』
マーカラさんからじゃないか! なんで人形に履かせるパンツにそこまでこだわる!
「あのバカ姉さん、そんなに私があげた人形を大事にしているの。普通はそこまでしないでしょう」
依頼内容を見て、ミラーカは額に手を置く。だが、僅かに口角が上がったような気がした。
口では嘆いているように見えるけど、内心は喜んでいるのかもしれないなぁ。まぁ、自分が作ったものを喜んでくれるというのは、嬉しいものだ。
俺たちはマーカラさんの依頼を受けるために、マンダラグモのいる森に向かう。
三十分ほど経つと、周辺の木々が蜘蛛の巣だらけになっている場所に辿り着く。
多分、ここがマンダラクモの縄張りだろうな。
「さぁ、出てこい!」
どこかに潜んでいるであろう、魔物に姿を見せるように言う。しかしクモは姿を見せなかった。
ならば、炙り出すまでだ。
「みんな! しばらくの間目を閉じていてくれ。ダズリンライト!」
仲間たちに目を閉じるように言うと、俺も瞼を閉じて魔法を発動する。
何かが落下する音が聞こえ、三秒ほど待ってから目を開ける。地面には一メートルほどのクモが倒れていた。
背中に幾何学模様がある。マンダラクモで間違いない。
あの魔物は、俺の眩しい光を受けて目が眩んでいる。正確に標的を狙うことはできないはずだ。
マンダラクモは尻尾から糸を出す。しかし俺の予想どおり、やつは誰もいないところに糸を放っていた。
「糸も出してくれたことだし、一撃で終らせよう。ハートラプチュア!」
魔法唱え、マンダラクモの心臓に穴を開ける。即死魔法の効果により、魔物は一撃で倒れた。
「あとはこの糸を回収するだけだな」
納品アイテムを回収すると、次の依頼内容を確認する。
クックルーの討伐か。懐かしいなぁ。Aランクになるために、こいつの討伐依頼を受けたときは、少しだけ手こずってしまった。場所はこの森みたいだし、このまま奥に進むとしますか。
『コケー! コケー! コー!』
しばらく歩くと、クックルーの鳴き声が聞こえてきた。
どうやら近づいてきたみたいだな。
「クックルーは逃げ足が速い。俺が足止めをしておくから、その間にクロエが矢を撃ってくれ」
「わかった。任せてよ」
「それじゃあ始めるぞ。エコーロケーション」
探査魔法を唱え、前方に超音波を飛ばす。
「クックルーと思われる反応が返ってきた。こっちだ」
仲間たちを引き連れ、討伐対象がいる場所に近づく。
「いた。クックルーだ」
『コケー! コケー! コー!』
ニワトリを巨大化させたような魔物が、周辺を警戒しながら鳴き声を上げている。
やつの地面には野菜が転がっていた。きっとどこかの畑を荒らしてきたのだろう。
まずは身動きを止める。
「シャクルアイス」
氷の拘束魔法を唱え、魔物の動きを止める。
「クロエ、今だ!」
「はい!」
クロエが矢を放つ。放たれた矢は、魔物の脳天に直撃した。
『コケ!』
クックルーは短い声を上げると、頭を下げた。
どうやら、一撃で倒したようだな。
「お疲れ、よくやった」
「いえ、シロウさんのお役に立つことは少ないので、頼ってもらえて嬉しいです」
一応皆の力量を再確認するのに丁度いいと思った。だから今回はサポートに回って、クロエに任せてみたけれど、俺の予想どおり、クロエも成長している。
俺が目立ってしまうばかり、彼女たちの活躍の場を奪っていた。だれど、成長していることがわかり、安心した。
次の依頼は、森を抜けた先にある洞窟に住む魔道神官の討伐か。これはマリーに任せるとするかな。
「よし、それじゃ先に進もう」
俺たちは次の依頼を受けに、森を抜ける。
小休憩を挟みながら先に進むと、討伐対象のいる洞窟に来た。
「さて、入るとしよう」
俺たちは洞窟の中に入る。
どうやらこの洞窟には、光を発生させるクリスタルがあるみたいだな。そのお陰でファイヤーボールを使って照らす必要がないや。
自然の光である分、敵に察知される可能性は低いな。このまま慎重に先に進むとするか。
一応警戒をしつつ、洞窟の奥に進んで行く。
『誰だ! 私の根城に侵入してくるやつは!』
どうやら足音で気付かれたみたいだな。討伐対象と思われる魔物の声が聞こえてきた。
突き当たりの角から顔だけを出して先を見ると、白骨化しかけているゾンビが椅子に座っていた。
手には杖を持っているし、神官の服を着ている。あいつで間違いないだろう。
隠れるのを止めて魔物に近づくと、俺は名乗る。
「俺たちは冒険者チームのエグザイルドだ。悪いけど、ギルドの依頼でお前を倒させてもらう」
『ワハハハ! お前たちのようにまともに年を取っていないようなヒヨッコが、この私を倒すだと。寝言は寝てから言え』
「マリー、君ならこんなザコは無傷で倒せれるから頼んでもいいか?」
「わかりましたわ! 優雅に可憐に大胆に倒してみせます。シロウ、見ていてください」
『舐めやがって! 私の根城に来たことを後悔させてやる! 幻覚の杖よ! 今こそその恐ろしさをみせてやれ!』
12
お気に入りに追加
1,979
あなたにおすすめの小説

パークラ認定されてパーティーから追放されたから田舎でスローライフを送ろうと思う
ユースケ
ファンタジー
俺ことソーマ=イグベルトはとある特殊なスキルを持っている。
そのスキルはある特殊な条件下でのみ発動するパッシブスキルで、パーティーメンバーはもちろん、自分自身の身体能力やスキル効果を倍増させる優れもの。
だけどその条件がなかなか厄介だった。
何故ならその条件というのが────
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる