68 / 191
第八章
第四話 美少女コンテスト
しおりを挟む
~エリーザ視点~
美少女コンテスト当日、私ことエリーザは、出場者の控室にあるイスに座りながら、背筋を伸ばしておりました。
ああ、とうとうこの日が来てしまいましたわ。とても緊張してしまいます。
心臓の鼓動が高鳴っているのを感じます。ですが、なるべく緊張をしないようにしないと、まともに話すことも動くこともできません。
落ち着きなさい、わたし。
落ち着くように自身に言い聞かせていると、扉がノックされる音が聞こえてきました。
「エリ、ワタクシですわ。シロウたちもおります」
「はい、どうぞ」
部屋の中に入るように促しますと、マリーお姉様やシロウさんたちが控室内に入ってきました。
「とうとうこの日が来ましたわね」
「頑張ってね! 私、応援しているから」
「シロウとの特訓で、ある程度は恥ずかしさを克服しているかと思うから、あとは自分を信じて行動するのみだ。頑張りたまえ」
マリーお姉様、クロエさん、ミラーカさんがわたしを激励してくれます。
「そのう、なんだ? 俺はエリーザが優勝すると思っている。だから、リラックスして挑めば大丈夫だからな」
最後にシロウさんがアドバイスをしてくれます。彼の言葉は、お姉様たちの言葉よりもわたしの心の中に刻まれ、勇気づけられました。
シロウさんのためにも、頑張らなければなりませんわ。
「それじゃあ、俺たちは観客席のほうで見守っているから」
シロウさんたちは部屋から出ていきます。ですが、なぜミラーカカさんだけは部屋に残りました。わたしに何か用でもあるのでしょうか?
「ミラーカさん? わたしに何か用でもあるのですか?」
「ああ、もう一つアドバイスをすることがあったのを思い出してね」
そう言うと、彼女はわたしの耳元に顔を近づけ、助言します。彼女の言葉を聞いた瞬間、わたしは顔に熱を感じました。おそらく赤くなっているでしょう。
「それじゃあ頑張ってね」
わたしに手を振ると、ミラーカさんは部屋から出て行きます。
本当に彼女が言ったことをしなければならないのでしょうか? とにかくそろそろ時間です。わたしも会場のほうに移動をしないと。
控室を出ると、わたしは会場に向かいました。
「それではこれより第四十五回、美少女コンテストを開催します」
「わー!」
司会の人がコンテストを始めることを告げると、観客たちが一斉に湧きました。みなさん喜んでいるようです。
多くの殿方の視線を感じますが、全然恥ずかしくはありません。これもシロウさんとの夜間練習のお陰ですわね。
えーと、シロウさんたちはどこにいるのでしょうか?
顔を左右に向け、皆さんを探します。すると、真ん中の一番奥に皆さんを見つけました。どうやら予定よりも到着が遅くなったお父様と合流していたようです。
お父様がこちらに顔を向けると目が合いました。お父様は笑顔で手を振ります。
正直恥ずかしいですわ。
「それでは、水着審査を行います。皆さん、事前に着てもらっているローブを脱いでください」
司会の人がローブを脱ぐように言い、私は上に着ているものを脱ぐと、水着姿になりました。その途端、更に殿方は歓喜の声を上げます。
今回の水着は際どいものではなく、普通のもの。なので練習のときみたいに恥ずかしいと思うことは全然ありませんでした。
わたしは練習の成果を見せるべく、シロウさんから教わったポージングをします。
シロウさんたちの方をみると、お父様は複雑な顔をしておりました。ですが、そんな些細なことは気にしません。
一次予選である水着審査が終わると、二次審査に進んだ出場者の名が呼ばれました。当然わたしの名前が呼ばれ、二次審査に進みます。
「では、残ったメンバーで二次審査を始めます」
司会が二次審査を始めることを告げると、わたしの前に肉棒が用意されました。これはウッシーナーと呼ばれる食べ物で、ウッシーの腸に加工された肉を詰め込んだものです。子どもから大人まで人気の食べ物ですが、今からこれでいったい何をするつもりなのでしょうか?
「それでは、今からこのウッシーナーを美味しそうに食べてください」
急に食事が始まり、出場者は困惑しながらも、食べ始めました。
とにかく食べないわけにはいきません。私はウッシーナーを口元に持っていこうとした瞬間、ミラーカさんの言葉が脳裏を過ぎりました。わたしは彼女に視線を向けると、ミラーカさんはウインクをします。
彼女のアイコンタクトは、アドバイスを実行しろと物語っておりました。
わかりました。優勝のためであれば、わたしは頑張ります。
「あーん」
わたしはウッシーナを頬張りました。ですが、そのまま噛み砕くことなく出し入れを繰り返し、舌を使って舐めまわしました。そしてチュパチュパと音を立てます。
その瞬間、なぜか観客席にいる殿方たちは頬を赤らめ、股間を押さえております。
シロウさんも同じようなことをしているのでしょうか?
そう思ったわたしは、彼の方に視線を向けます。すると、お父様が鬼の形相でシロウさんに詰め寄り、何かを言っております。
いったい何を言っているのでしょうか? 観客たちの歓声で、どのような話をしているのか聞こえてきません。
とても気になりますが、今はこちらに集中をしなければなりませんわ。
わたしはひたすらウッシーナーを舐めることにしました。
「終了! これより決勝戦を行う二名が発表されます。まぁ、おそらく一目瞭然かと思いますが」
二次審査が終わり、わたしは結果を見守ります。
しばらくして結果が出ると、わたしの名前が呼ばれました。そしてもう一人は、あの子爵のバカ息子の婚約者である女性です。
あの男が言うだけあって、やっぱり決勝戦に来ましたわね。次の戦いで決着をつけましょう。
「あなたは以前、あの人の屋敷の前にいた娘よね。私はエマ、お互いに全力を出し合いましょう」
女性はわたしに手を差し伸ばし、握手を求めます。
その手を握ると、彼女は笑顔を向けてくれました。
ああ、なんていい人なのでしょう。あの男にはもったいないぐらいのお人です。
「それでは、これより決勝戦を始めます。決勝の内容は告白! 誰かに想いを伝えてください」
司会の人が、決勝戦の内容を告げます。
最初は、エマからでした。彼女はあの子爵のバカ息子に感謝の気持ちを伝えます。
ですが、あまり感情がこもっておらず、淡々した口調で言葉を連ねました。
「ありがとうございました。では、続いてエリーザさん、よろしくお願いします」
遂にわたしの番になりました。もちろん、告白の相手はあの方です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
美少女コンテスト当日、私ことエリーザは、出場者の控室にあるイスに座りながら、背筋を伸ばしておりました。
ああ、とうとうこの日が来てしまいましたわ。とても緊張してしまいます。
心臓の鼓動が高鳴っているのを感じます。ですが、なるべく緊張をしないようにしないと、まともに話すことも動くこともできません。
落ち着きなさい、わたし。
落ち着くように自身に言い聞かせていると、扉がノックされる音が聞こえてきました。
「エリ、ワタクシですわ。シロウたちもおります」
「はい、どうぞ」
部屋の中に入るように促しますと、マリーお姉様やシロウさんたちが控室内に入ってきました。
「とうとうこの日が来ましたわね」
「頑張ってね! 私、応援しているから」
「シロウとの特訓で、ある程度は恥ずかしさを克服しているかと思うから、あとは自分を信じて行動するのみだ。頑張りたまえ」
マリーお姉様、クロエさん、ミラーカさんがわたしを激励してくれます。
「そのう、なんだ? 俺はエリーザが優勝すると思っている。だから、リラックスして挑めば大丈夫だからな」
最後にシロウさんがアドバイスをしてくれます。彼の言葉は、お姉様たちの言葉よりもわたしの心の中に刻まれ、勇気づけられました。
シロウさんのためにも、頑張らなければなりませんわ。
「それじゃあ、俺たちは観客席のほうで見守っているから」
シロウさんたちは部屋から出ていきます。ですが、なぜミラーカカさんだけは部屋に残りました。わたしに何か用でもあるのでしょうか?
「ミラーカさん? わたしに何か用でもあるのですか?」
「ああ、もう一つアドバイスをすることがあったのを思い出してね」
そう言うと、彼女はわたしの耳元に顔を近づけ、助言します。彼女の言葉を聞いた瞬間、わたしは顔に熱を感じました。おそらく赤くなっているでしょう。
「それじゃあ頑張ってね」
わたしに手を振ると、ミラーカさんは部屋から出て行きます。
本当に彼女が言ったことをしなければならないのでしょうか? とにかくそろそろ時間です。わたしも会場のほうに移動をしないと。
控室を出ると、わたしは会場に向かいました。
「それではこれより第四十五回、美少女コンテストを開催します」
「わー!」
司会の人がコンテストを始めることを告げると、観客たちが一斉に湧きました。みなさん喜んでいるようです。
多くの殿方の視線を感じますが、全然恥ずかしくはありません。これもシロウさんとの夜間練習のお陰ですわね。
えーと、シロウさんたちはどこにいるのでしょうか?
顔を左右に向け、皆さんを探します。すると、真ん中の一番奥に皆さんを見つけました。どうやら予定よりも到着が遅くなったお父様と合流していたようです。
お父様がこちらに顔を向けると目が合いました。お父様は笑顔で手を振ります。
正直恥ずかしいですわ。
「それでは、水着審査を行います。皆さん、事前に着てもらっているローブを脱いでください」
司会の人がローブを脱ぐように言い、私は上に着ているものを脱ぐと、水着姿になりました。その途端、更に殿方は歓喜の声を上げます。
今回の水着は際どいものではなく、普通のもの。なので練習のときみたいに恥ずかしいと思うことは全然ありませんでした。
わたしは練習の成果を見せるべく、シロウさんから教わったポージングをします。
シロウさんたちの方をみると、お父様は複雑な顔をしておりました。ですが、そんな些細なことは気にしません。
一次予選である水着審査が終わると、二次審査に進んだ出場者の名が呼ばれました。当然わたしの名前が呼ばれ、二次審査に進みます。
「では、残ったメンバーで二次審査を始めます」
司会が二次審査を始めることを告げると、わたしの前に肉棒が用意されました。これはウッシーナーと呼ばれる食べ物で、ウッシーの腸に加工された肉を詰め込んだものです。子どもから大人まで人気の食べ物ですが、今からこれでいったい何をするつもりなのでしょうか?
「それでは、今からこのウッシーナーを美味しそうに食べてください」
急に食事が始まり、出場者は困惑しながらも、食べ始めました。
とにかく食べないわけにはいきません。私はウッシーナーを口元に持っていこうとした瞬間、ミラーカさんの言葉が脳裏を過ぎりました。わたしは彼女に視線を向けると、ミラーカさんはウインクをします。
彼女のアイコンタクトは、アドバイスを実行しろと物語っておりました。
わかりました。優勝のためであれば、わたしは頑張ります。
「あーん」
わたしはウッシーナを頬張りました。ですが、そのまま噛み砕くことなく出し入れを繰り返し、舌を使って舐めまわしました。そしてチュパチュパと音を立てます。
その瞬間、なぜか観客席にいる殿方たちは頬を赤らめ、股間を押さえております。
シロウさんも同じようなことをしているのでしょうか?
そう思ったわたしは、彼の方に視線を向けます。すると、お父様が鬼の形相でシロウさんに詰め寄り、何かを言っております。
いったい何を言っているのでしょうか? 観客たちの歓声で、どのような話をしているのか聞こえてきません。
とても気になりますが、今はこちらに集中をしなければなりませんわ。
わたしはひたすらウッシーナーを舐めることにしました。
「終了! これより決勝戦を行う二名が発表されます。まぁ、おそらく一目瞭然かと思いますが」
二次審査が終わり、わたしは結果を見守ります。
しばらくして結果が出ると、わたしの名前が呼ばれました。そしてもう一人は、あの子爵のバカ息子の婚約者である女性です。
あの男が言うだけあって、やっぱり決勝戦に来ましたわね。次の戦いで決着をつけましょう。
「あなたは以前、あの人の屋敷の前にいた娘よね。私はエマ、お互いに全力を出し合いましょう」
女性はわたしに手を差し伸ばし、握手を求めます。
その手を握ると、彼女は笑顔を向けてくれました。
ああ、なんていい人なのでしょう。あの男にはもったいないぐらいのお人です。
「それでは、これより決勝戦を始めます。決勝の内容は告白! 誰かに想いを伝えてください」
司会の人が、決勝戦の内容を告げます。
最初は、エマからでした。彼女はあの子爵のバカ息子に感謝の気持ちを伝えます。
ですが、あまり感情がこもっておらず、淡々した口調で言葉を連ねました。
「ありがとうございました。では、続いてエリーザさん、よろしくお願いします」
遂にわたしの番になりました。もちろん、告白の相手はあの方です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
10
お気に入りに追加
1,768
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がる
ゆる弥
ファンタジー
転生した体はなんと骨だった。
モンスターに転生してしまった俺は、たまたま助けたテイマーにテイムされる。
実は前世が剣聖の俺。
剣を持てば最強だ。
最弱テイマーにテイムされた最強のスケルトンとの成り上がり物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる