36 / 191
第四章
第六話 バロン階級って言っても、所詮は上の階級からしたらザコだよな。
しおりを挟む
ゆっくりと歩きながら、一体の魔物がこちらに向ってくる。
人の形をしており、顔には仮面を被っていた。そして右手には赤い液体の入ったグラスを持っている。
「俺はバロン階級だ。今までお前たちが戦ってきたノーマル種のザコとは次元が違う」
バロン階級は、男爵の爵位を与えられた魔物や魔族の階級だ。ハイクラスやエレメントクラスに比べれば脅威にあたる存在。Aランクの冒険者が数人いてやっと互角に渡り合えるだろう。
だけど、俺にはそんなことは関係ない。
「バロン階級だがなんだか知らないが、今の俺たちは無敵だぜ!」
「ヒャッハー! 死ね!」
先ほどの戦いで自信を持ったのか、バロン階級の魔族相手に、複数の冒険者たちが接近すると剣を振り下ろす。
彼らの一撃は魔族に直撃した。だが、刃が触れているはずなのに鮮血が流れる様子がない。
「な、何だと!」
「刃が通らない!
「クハハハハ! 強化魔法を使っているようだが、この程度か! 期待外れだ! この魔法を使った術者もたいしたことがないな!」
「何ですって! シロウの魔法をバカにしますの!」
魔族が嘲笑うと、どうやら挑発に乗ってしまったようだ。マリーが声を荒げる。
「ほう、こいつらに強化の魔法を使った者はシロウというのか。この程度の強化魔法しか使えないとは、笑わせてくれる。いかなるザコでもマシにさせるのが、バフ使いというもの。あ、いや失敬、これが人間の全力であった。ザコなりに頑張った結果がこれと言うわけだ。クハハハハ」
再びバロン階級の魔族がバカにするように笑う。
「シロウ! あんな魔族、今直ぐに瞬殺してくださらない? 見ていてムカつきますわ! それにださい仮面なんか着けておりますし」
「だ、ださいだと! この俺のセンスをバカにするとはいい度胸だな! まずはお前から消し炭にしてくれる!」
マリーの言葉に傷ついてしまったのか、魔物は上空に火球を生み出す。その大きさは十メートルはありそうなほど巨大だった。
「デ、デスボールだと!」
オルテガは驚きの声を上げる。デスボールは、ファイヤーボールのパワーアップ版だ。熱量も火力も桁違いの威力を持つ。
「フハハハハハ! どうだ! 俺の魔法は! このまま町ごと燃やし尽くしてくれる!」
魔族は三度目になる笑い声を上げると、口角を上げた。
その光景を見て、俺はつい溜息を吐く。
デスボールぐらいで粋がるなよ。そんな魔法を使えるからって、別に凄くないのになぁ。見ていてなんだか可哀そうに見えてくる。あんな魔法で力を誇示しているところが本当に哀れだ。誰か注意をしてくれるやつはいなかったのだろうか。
「シロウ! まずいですわよ。まさかデスボールが使えるなんて思ってもいませんでしたわ」
「くそう。ここまでか」
マリーやオルテガの態度を見て、俺は首を傾げる。
あいつら、何であんな絶望感を漂わせているような顔つきをするんだ? デスボールってそんなに強い魔法ではないだろう? 更に上の魔法もあるんだし。さすがにもうワンランク上の魔法を使ってきたら、俺も一応焦るけど、今はそんなに焦るときではないだろうに。
どうして彼女たちが焦っているのか理解できないけど、なるべく早く安心させてやったほうがいいだろうな。
「ライトウォールXゼロ、Y十、Z十五、R五」
俺は淡々と魔法を唱える。その瞬間、魔物が生み出したデスボールを光の球体が包み込む。
アルファベットと数字で座標を示し、空気中の光子に対して気温を低下させ、最後に質量を持たせる粒子を纏わらせる。
これにより触れることのできる光の壁が出現し、巨大な火球を内部に封じ込めたのだ。
「フハハハハハ! さぁ泣き叫べ! 俺はお前たち人間の恐怖に満ちた顔が大好き…………え?」
四度目の笑い声を上げながら、バロン階級の魔族は上空に顔を向ける。その瞬間、やつの表情は困惑へと変わっていった。
「何で俺のデスボールが消えているううううぅぅぅぅぅぅ! あの光の玉は何だああああああぁぁぁぁぁぁ!」
上空にあるはずの火球がなくなり、代わりに光の球体が出現していることに、魔族は驚きの声を上げる。
やつの態度を見て、俺は溜息を吐かざるを得なくなった。
ほらぁ、デスボール如きで粋がっているから、対策を取られたときのダメージがデカくなるじゃないか。あの魔法を誇るなとまでは言わないけどさぁ、少なくとも対策を取られたときの心構えぐらいは持っておけよ。
「何でだああああああぁぁぁぁぁぁ! 可笑しい! こんなのあり得ないいいいぃぃぃぃぃ!」
現実を受け止めきれないのか、バロン階級の魔族は両手を頭に置きながら、叫び声を上げる。
「あり得なくはないだろう? 実際に目の前で起きているのだから」
「信じない! 俺は信じないいいいぃぃぃぃぃぃ!」
目の前の現実を拒絶する魔物を見て、俺はしたくもない溜息が口から漏れる。
まったく、いい加減にしてくれよ。信じたくない気持ちはわからなくもないけど、目の前の現実を受け止めることで、成長することもあるんだからさ。嘆く暇があるのなら、次に活かそうと前向きに考えてくれよ。
そんなことを思いつつも、仮面の男は絶叫し続ける。はっきり言って隙だらけだ。
これ以上、やつの濁声を聞きたくない。終わらせるとしよう。
「ショック」
「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
失神魔法を唱えた瞬間、魔族の神経が活性化され、心臓に戻る血液量が減少して失神を促された。
悲鳴を上げるとやつは地面に倒れた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
人の形をしており、顔には仮面を被っていた。そして右手には赤い液体の入ったグラスを持っている。
「俺はバロン階級だ。今までお前たちが戦ってきたノーマル種のザコとは次元が違う」
バロン階級は、男爵の爵位を与えられた魔物や魔族の階級だ。ハイクラスやエレメントクラスに比べれば脅威にあたる存在。Aランクの冒険者が数人いてやっと互角に渡り合えるだろう。
だけど、俺にはそんなことは関係ない。
「バロン階級だがなんだか知らないが、今の俺たちは無敵だぜ!」
「ヒャッハー! 死ね!」
先ほどの戦いで自信を持ったのか、バロン階級の魔族相手に、複数の冒険者たちが接近すると剣を振り下ろす。
彼らの一撃は魔族に直撃した。だが、刃が触れているはずなのに鮮血が流れる様子がない。
「な、何だと!」
「刃が通らない!
「クハハハハ! 強化魔法を使っているようだが、この程度か! 期待外れだ! この魔法を使った術者もたいしたことがないな!」
「何ですって! シロウの魔法をバカにしますの!」
魔族が嘲笑うと、どうやら挑発に乗ってしまったようだ。マリーが声を荒げる。
「ほう、こいつらに強化の魔法を使った者はシロウというのか。この程度の強化魔法しか使えないとは、笑わせてくれる。いかなるザコでもマシにさせるのが、バフ使いというもの。あ、いや失敬、これが人間の全力であった。ザコなりに頑張った結果がこれと言うわけだ。クハハハハ」
再びバロン階級の魔族がバカにするように笑う。
「シロウ! あんな魔族、今直ぐに瞬殺してくださらない? 見ていてムカつきますわ! それにださい仮面なんか着けておりますし」
「だ、ださいだと! この俺のセンスをバカにするとはいい度胸だな! まずはお前から消し炭にしてくれる!」
マリーの言葉に傷ついてしまったのか、魔物は上空に火球を生み出す。その大きさは十メートルはありそうなほど巨大だった。
「デ、デスボールだと!」
オルテガは驚きの声を上げる。デスボールは、ファイヤーボールのパワーアップ版だ。熱量も火力も桁違いの威力を持つ。
「フハハハハハ! どうだ! 俺の魔法は! このまま町ごと燃やし尽くしてくれる!」
魔族は三度目になる笑い声を上げると、口角を上げた。
その光景を見て、俺はつい溜息を吐く。
デスボールぐらいで粋がるなよ。そんな魔法を使えるからって、別に凄くないのになぁ。見ていてなんだか可哀そうに見えてくる。あんな魔法で力を誇示しているところが本当に哀れだ。誰か注意をしてくれるやつはいなかったのだろうか。
「シロウ! まずいですわよ。まさかデスボールが使えるなんて思ってもいませんでしたわ」
「くそう。ここまでか」
マリーやオルテガの態度を見て、俺は首を傾げる。
あいつら、何であんな絶望感を漂わせているような顔つきをするんだ? デスボールってそんなに強い魔法ではないだろう? 更に上の魔法もあるんだし。さすがにもうワンランク上の魔法を使ってきたら、俺も一応焦るけど、今はそんなに焦るときではないだろうに。
どうして彼女たちが焦っているのか理解できないけど、なるべく早く安心させてやったほうがいいだろうな。
「ライトウォールXゼロ、Y十、Z十五、R五」
俺は淡々と魔法を唱える。その瞬間、魔物が生み出したデスボールを光の球体が包み込む。
アルファベットと数字で座標を示し、空気中の光子に対して気温を低下させ、最後に質量を持たせる粒子を纏わらせる。
これにより触れることのできる光の壁が出現し、巨大な火球を内部に封じ込めたのだ。
「フハハハハハ! さぁ泣き叫べ! 俺はお前たち人間の恐怖に満ちた顔が大好き…………え?」
四度目の笑い声を上げながら、バロン階級の魔族は上空に顔を向ける。その瞬間、やつの表情は困惑へと変わっていった。
「何で俺のデスボールが消えているううううぅぅぅぅぅぅ! あの光の玉は何だああああああぁぁぁぁぁぁ!」
上空にあるはずの火球がなくなり、代わりに光の球体が出現していることに、魔族は驚きの声を上げる。
やつの態度を見て、俺は溜息を吐かざるを得なくなった。
ほらぁ、デスボール如きで粋がっているから、対策を取られたときのダメージがデカくなるじゃないか。あの魔法を誇るなとまでは言わないけどさぁ、少なくとも対策を取られたときの心構えぐらいは持っておけよ。
「何でだああああああぁぁぁぁぁぁ! 可笑しい! こんなのあり得ないいいいぃぃぃぃぃ!」
現実を受け止めきれないのか、バロン階級の魔族は両手を頭に置きながら、叫び声を上げる。
「あり得なくはないだろう? 実際に目の前で起きているのだから」
「信じない! 俺は信じないいいいぃぃぃぃぃぃ!」
目の前の現実を拒絶する魔物を見て、俺はしたくもない溜息が口から漏れる。
まったく、いい加減にしてくれよ。信じたくない気持ちはわからなくもないけど、目の前の現実を受け止めることで、成長することもあるんだからさ。嘆く暇があるのなら、次に活かそうと前向きに考えてくれよ。
そんなことを思いつつも、仮面の男は絶叫し続ける。はっきり言って隙だらけだ。
これ以上、やつの濁声を聞きたくない。終わらせるとしよう。
「ショック」
「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
失神魔法を唱えた瞬間、魔族の神経が活性化され、心臓に戻る血液量が減少して失神を促された。
悲鳴を上げるとやつは地面に倒れた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
21
お気に入りに追加
1,768
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がる
ゆる弥
ファンタジー
転生した体はなんと骨だった。
モンスターに転生してしまった俺は、たまたま助けたテイマーにテイムされる。
実は前世が剣聖の俺。
剣を持てば最強だ。
最弱テイマーにテイムされた最強のスケルトンとの成り上がり物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる