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123 媚薬ウツボカズラ

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 今日もいつものように依頼を受けた小愛はとある森へとやってきていた。

「そおぃ!!」

 現れる魔物をバッサバッサと斬り倒しながら奥へ奥へとずんずん進んで行く。

 そんな時である。謎の甘い匂いが彼女の鼻腔をくすぐるのだった。

「ん……?」

 その匂いはとても甘く、小愛は無意識の内にその匂いに惹きつけられてしまっていた。

「こっちかな……?」
 
 匂いに向かって小愛は突き進む。

「この辺りのはず……」

 どんどんと濃くなっていくその匂い。
 そしてとうとう彼女は匂いの発生源へとたどり着いたのだった。

「これなんだろう……?」

 そこにあったのは直径1メートルもない小さな穴。
 どうやら匂いはその中から発生しているらしく、小愛はその穴の淵へとゆっくりと近づいて行く。

「うぁっ!?」

 その時、小愛は足を滑らせてしまい穴の中へと落ちてしまった。

「ぶえっ、なにこれぇ……」

 幸いにも穴は浅く、底に液体が満たされていること以外は特段おかしな点も無かった。
 もっともその液体が一番の問題であるのだが、この時の小愛は気付きもしないのであった。

「うおっ!?」

 突如として穴が動きだしたため、小愛はバランスを崩してしまう。
 その瞬間だった。それまでは地面の中にあったはずの穴がいつの間にか宙に浮いていたのである。
 
 この状態であれば穴の全容が見て取れることだろう。
 地面から伸びるツルの先には壺のような形の物体が付いている。
 その形状はまさしくウツボカズラのそれである。

 そう、小愛が落ちたのは地面に空いた穴などでは無かった。
 彼女が落ちてしまったのは地面の中に隠れていた巨大なウツボカズラだったのだ。

 そしてこのウツボカズラはただのウツボカズラでは無かった。

「んぅっ……」

 突如、小愛の体に異変が現れ始めた。
 息は荒くなっていき、頬が赤く染め上がっていく。
 何もしていないはずなのに乳首が疼き、下腹部の奥が熱くなっていく。

 まるで媚薬を飲んだ時のような異変が次々に彼女の体に発生したのだった。

「はぁ……はぁ……もしかして、この液体のせい……?」

 液体からは絶えず甘い匂いが香って来る。
 その匂いに小愛は思い当たるものがあったようだ。

「これ……サキュバスのお店で嗅いだような……」

 それは以前サキュバスの違法マッサージ店で使われていた媚薬アロマと同じ匂いであったのだ。
 と言うのも、サキュバスたちが使用している媚薬の原料の一つがこのウツボカズラの分泌する液体なのだから当然のことだった。

「やばい、体が疼いて……力が……」

 このままでは不味いと思った小愛だが、時既に時間切れ。
 濃密な媚薬の原液に浸かり、その臭気を至近距離で吸い込み続けてしまったのだ。
 いくら彼女であってももう本来の力を発揮することは不可能な状態となっていた。

「ぁ……やば、ぃ……」

 少し動くだけでぷっくりとした勃起乳首が下着と擦れ、その度に甘い刺激が彼女の脳を優しく……それでいて激しく焼いていく。
 そしてとうとう立っていることも出来なくなってしまった小愛はその場に崩れ落ちてしまった。

 ……しかし、それが不味かった。
 ただでさえ疼いている下半身が液体に浸かってしまったのだ。
 
「んぐぅっ……ぅあっぁ……!?」

 既に愛液でぐしょぐしょになっている彼女の秘部に容赦なく液体がしみこんでいく。

「やだ、やだこれぇっ……!」

 強すぎる媚薬効果により、彼女の下半身は液体に触れているだけでも軽く甘イキしてしまう程に感度が上昇してしまう。
 そんな状態にも関わらず、小愛の手は自身の下腹部へと向かっていった。

「も、もう無理ぃ……!!」

 ムラムラが限界を超えた小愛はとうとう自慰行為を始めてしまう。

「んぅ゛ぅ゛っ♡」

 軽く陰核を触っただけで小愛の体はビクンと跳ねあがった。

「ぅ゛ぁ゛っ……♡ んぉ゛っ♡ クリ、こわれちゃぅ゛ぅ゛……♡」

 小愛はゆっくりと陰核を摘まむ。それだけで恐ろしい程の快楽が彼女の体を襲った。
 それでもやめられない。媚薬によって興奮状態にさせられている彼女はもう自分の意思では自慰行為を止められないのだ。

「はぁっ……♡ はぁっ……♡」

 これまでの彼女の姿からもわかるように、陰核への刺激だけでもその快楽はとてつもないものとなっている。
 しかし小愛はこれでも物足りないと思ってしまったらしい。
 なんの躊躇いも無く装備と下着を外した彼女は露出された自らの乳首にウツボカズラの液体をかけ始めてしまった。

「んぅ゛っ!? んぁ゛ぁっ……♡」

 その瞬間、ただでさえ勃起していた彼女の乳首はさらに大きく肥大化してしまう。
 そして液体をかけられた際の些細な刺激ですら、今の彼女の敏感よわよわ乳首にとっては甘美なものとなっていた。

「ぅ゛ぁ゛……♡ ふぅっ♡ ふぅっ♡」

 ビクビクと体全体を跳ねさせながら、小愛は耐えがたい程の暴力的な快楽をその身で受け止める。
 しかし媚薬の効果は恐ろしいもので、彼女はこれでもまだ満足できない体にされてしまっていた。

「ふぅっ……ふぅっ……」

 肩で息をしている小愛はその視線を己の乳首に向かわせる。
 手の平で包み込める程のサイズ感である彼女の小さな胸に、その乳首はあまりにも不釣り合いであった。
 なにしろペットボトルキャップ程の大きさにまで肥大化しているのである。元のグリーンピース程のサイズだった乳首とはもはや雲泥の差であった。

 そんなとんでもクソデカ勃起乳首に小愛は手を伸ばす。
 そして彼女の細い指がゆっくりと乳首を挟みこんだ。

「んお゛ぉ゛っ!?」

 ぐにっ……コリュッ……と、柔らかい乳首がその形を変えていく。
 その度に、もはや言葉に出来ない程の快楽が小愛の全身を走り抜けるのだ。

 まともでいられるはずが無かった。

「あぐっ……♡ おぉ゛っぉ……♡」

 クソザコマゾメス性器と化した陰核と乳首を小愛はひたすらに弄り続ける。
 むっちりとした太ももを擦らせながら、腰を浮かしてその快楽を享受する。
 だがそれもいつまでも続く訳では無かった。

 この媚薬ウツボカズラは甘い匂いでメスを誘い自らの中で自慰行為をさせ、その際に発生した魔力を栄養源とするのだ。
 であれば、あまりにも濃密過ぎる魔力を放つ小愛を捕えたらどうなるのか。
 そう、栄養過多である。

 これでもかと言う程に小愛の濃厚な魔力を吸ってしまったウツボカズラはあっという間に枯れてしまうのだった。
 結果として、そこには媚薬の効果が抜けきるまでひたすら自慰行為を続ける少女だけが残されたのである。
 
 その際の嬌声が森に響き、森にいた男を余さず狂わせることになったのはまた別のお話。
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