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EP2 神の使い
17 魔王軍に幹部がいるなら神陣営にも当然いる
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反乱軍を鎮圧してから数か月。魔導義手の扱いにも慣れてきた。
神殺しの剣を手に入れたとはいえまだ安心は出来ない。あの剣がどこまで神に通じるのかも未知数であるためだ。
「申し上げます! 神の使いと思しき存在が現れました!」
「なに!?」
突然の報告。いや、いつかこの日が来るだろうとは思っていた。しかしあまりにも急だ。予兆や前触れなど何もないものなのか。
神の使いだと言うのだから、神々しく降り注ぐ光のもと召喚されるとかそういうものだと思っていた。
「早速向かおう。あとに続けアリサよ!」
「はいはい……ディアベルなんかテンションおかしくないか?」
「虚勢と言うやつだ」
「なんか……すまん」
◇
「マオウ……コロス……」
眼前に存在しているのは黒く禍々しい物体。
え、神の使い……だよな?
皮膚がただれているのか、場所によっては筋肉と骨が直に見えている。
うめき声のようなものを上げながら体中から謎の液体を噴出している様は、さながら実験に失敗した生物のなれの果ての様だ。
正直魔王軍にいるどの生物よりも魔王軍らしい見た目をしている。
「おい、アイツが神の使いなのか?」
「間違いありません。伝承を記した書物に描かれている神の使いと瓜二つですから」
「アリサ……我、あんなのものに殺されるとか想像したくないのだが」
アレにやられたら確実に恐ろしい未来が待っている。それだけはわかる。具体的に想像しようとすると吐き気が……。
「心配すんな、そんなことにはならねえよ絶対に。私が守るからな」
なにそれカッコいい。
しかしアレが現れたのって、元を辿ればアリサが原因なのでは……。
「ウゴゴゴ……オレ、ハ……デルタ。オマエラ、コロス……。ノコサズ……コロス……」
デルタと名乗った神の使いはこちらに向かってくる。が移動速度が凄まじく遅く、我らの元へ辿り着く前に容易に逃げることが出来た。
「ニゲルナ……ヒキョウモノ……」
「いや逃げるが!?」
むしろあれだけ殺意を垂れ流しておきながら逃げないとでも思っていたのか。
我らが逃げ続けるため、デルタは全く追いつくことが出来ずにただひたすらにウロウロとしているばかりである。
「だがよ、逃げているだけじゃいつまでも終わらなくないか?」
「それはその通りだな」
「カンネンシタカ?」
「いいや、観念するのはお前の方だぜ?」
アリサは背負っていた神殺しの剣を抜こうとした。しかし、神殺しの剣がその刃を見せることは無かった。
「ぬ、抜けない……?」
「どうしたアリサ」
「抜けねえんだよこの剣」
アリサは全力で鞘から剣を抜こうとするが、びくともしない。勇者の力を以てしても抜けないのでは一体誰が抜けると言うのか。
そんなこんなしている内に、アリサの元にデルタが向かう。
アリサに肉薄したデルタは太く巨大な腕を生やし、アリサへと殴り掛かった。
「コロス……!」
「うるせえ邪魔だ!」
アリサは鞘ごと剣を振り回した。それは見事にデルタの腕にヒットし、跡形も無く吹き飛ばす。
「ウガアアアァァァ」
腕を吹き飛ばされたデルタはゴロゴロとのたうち回り、悲痛な叫び声をあげている。
もうこれ剣を抜く必要無いのでは……?
「お、鞘に入ってても効果あるんだな。それじゃこのまま行かせてもらうか」
アリサは鞘のままデルタをタコ殴りにした。その姿は恐ろしく、虐殺を楽しんでいるように見えた。
……もしかして剣の呪いの効果、まだ残っておるのか?
と思ったが、そういえばクラーケンを倒した時も似たような残虐性だった気がする。きっとこれがアリサの素なのだろう。
殴られ続けたデルタはもはや原型が残っていない程になっており、元々の姿と比べてより一層最悪なものとなっている。
「コロス……コロ……ス……」
「まだ息があるのか。流石は神の使いだな」
「オレガヤラレヨウガ……ツギナル……モノガ……オマエラヲコロス……。オレハシタカラ……ヨンバンメ……セイゼイ、タノシミニシテオクンダナ……」
「やっぱりこれだけじゃ終わらねえか」
デルタはまだ次がいると言った。そして下から四番目とも言った。それはつまり、デルタよりも強い存在がまだ上にいると言うことだ。
「どんどん来やがれ。私が返り討ちにしてやるよ」
「ソウカ……コウカイ、スルトイイ……」
デルタは捨て台詞を吐いて消滅した。
いや、捨て台詞では無く本当にそう思っているのかもしれない。それだけ自信のある存在が後に控えているということなのだろう。
良く見ると、消滅した所に謎の宝石が落ちている。デルタの体色と同じ禍々しい黒に染められた宝石だ。
「これは……」
「お、おいディアベル……それ、触って大丈夫なものなのか?」
「特に何ともないが……あまり長く触れているのは控えようか」
この宝石は後で研究部門に回すとして、我らはこれからやって来るだろう神の使いたちに対抗する手段を考えなくては。
いつまでもアリサの力が通用するとは限らない。我らには、明確な対策が必要なのだ。
神殺しの剣を手に入れたとはいえまだ安心は出来ない。あの剣がどこまで神に通じるのかも未知数であるためだ。
「申し上げます! 神の使いと思しき存在が現れました!」
「なに!?」
突然の報告。いや、いつかこの日が来るだろうとは思っていた。しかしあまりにも急だ。予兆や前触れなど何もないものなのか。
神の使いだと言うのだから、神々しく降り注ぐ光のもと召喚されるとかそういうものだと思っていた。
「早速向かおう。あとに続けアリサよ!」
「はいはい……ディアベルなんかテンションおかしくないか?」
「虚勢と言うやつだ」
「なんか……すまん」
◇
「マオウ……コロス……」
眼前に存在しているのは黒く禍々しい物体。
え、神の使い……だよな?
皮膚がただれているのか、場所によっては筋肉と骨が直に見えている。
うめき声のようなものを上げながら体中から謎の液体を噴出している様は、さながら実験に失敗した生物のなれの果ての様だ。
正直魔王軍にいるどの生物よりも魔王軍らしい見た目をしている。
「おい、アイツが神の使いなのか?」
「間違いありません。伝承を記した書物に描かれている神の使いと瓜二つですから」
「アリサ……我、あんなのものに殺されるとか想像したくないのだが」
アレにやられたら確実に恐ろしい未来が待っている。それだけはわかる。具体的に想像しようとすると吐き気が……。
「心配すんな、そんなことにはならねえよ絶対に。私が守るからな」
なにそれカッコいい。
しかしアレが現れたのって、元を辿ればアリサが原因なのでは……。
「ウゴゴゴ……オレ、ハ……デルタ。オマエラ、コロス……。ノコサズ……コロス……」
デルタと名乗った神の使いはこちらに向かってくる。が移動速度が凄まじく遅く、我らの元へ辿り着く前に容易に逃げることが出来た。
「ニゲルナ……ヒキョウモノ……」
「いや逃げるが!?」
むしろあれだけ殺意を垂れ流しておきながら逃げないとでも思っていたのか。
我らが逃げ続けるため、デルタは全く追いつくことが出来ずにただひたすらにウロウロとしているばかりである。
「だがよ、逃げているだけじゃいつまでも終わらなくないか?」
「それはその通りだな」
「カンネンシタカ?」
「いいや、観念するのはお前の方だぜ?」
アリサは背負っていた神殺しの剣を抜こうとした。しかし、神殺しの剣がその刃を見せることは無かった。
「ぬ、抜けない……?」
「どうしたアリサ」
「抜けねえんだよこの剣」
アリサは全力で鞘から剣を抜こうとするが、びくともしない。勇者の力を以てしても抜けないのでは一体誰が抜けると言うのか。
そんなこんなしている内に、アリサの元にデルタが向かう。
アリサに肉薄したデルタは太く巨大な腕を生やし、アリサへと殴り掛かった。
「コロス……!」
「うるせえ邪魔だ!」
アリサは鞘ごと剣を振り回した。それは見事にデルタの腕にヒットし、跡形も無く吹き飛ばす。
「ウガアアアァァァ」
腕を吹き飛ばされたデルタはゴロゴロとのたうち回り、悲痛な叫び声をあげている。
もうこれ剣を抜く必要無いのでは……?
「お、鞘に入ってても効果あるんだな。それじゃこのまま行かせてもらうか」
アリサは鞘のままデルタをタコ殴りにした。その姿は恐ろしく、虐殺を楽しんでいるように見えた。
……もしかして剣の呪いの効果、まだ残っておるのか?
と思ったが、そういえばクラーケンを倒した時も似たような残虐性だった気がする。きっとこれがアリサの素なのだろう。
殴られ続けたデルタはもはや原型が残っていない程になっており、元々の姿と比べてより一層最悪なものとなっている。
「コロス……コロ……ス……」
「まだ息があるのか。流石は神の使いだな」
「オレガヤラレヨウガ……ツギナル……モノガ……オマエラヲコロス……。オレハシタカラ……ヨンバンメ……セイゼイ、タノシミニシテオクンダナ……」
「やっぱりこれだけじゃ終わらねえか」
デルタはまだ次がいると言った。そして下から四番目とも言った。それはつまり、デルタよりも強い存在がまだ上にいると言うことだ。
「どんどん来やがれ。私が返り討ちにしてやるよ」
「ソウカ……コウカイ、スルトイイ……」
デルタは捨て台詞を吐いて消滅した。
いや、捨て台詞では無く本当にそう思っているのかもしれない。それだけ自信のある存在が後に控えているということなのだろう。
良く見ると、消滅した所に謎の宝石が落ちている。デルタの体色と同じ禍々しい黒に染められた宝石だ。
「これは……」
「お、おいディアベル……それ、触って大丈夫なものなのか?」
「特に何ともないが……あまり長く触れているのは控えようか」
この宝石は後で研究部門に回すとして、我らはこれからやって来るだろう神の使いたちに対抗する手段を考えなくては。
いつまでもアリサの力が通用するとは限らない。我らには、明確な対策が必要なのだ。
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