[R18G]デッドエンド・獣宿し

遠野紫

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IF12 混浴

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[あらすじ]
温泉都市の混浴風呂に入っていたショータは新たに入って来た男性客に色々とされてしまうぞ!

※内容※
混浴
痴漢
強姦
精神的メス堕ち

――――――

 一段落付きしばらくの休息を得ることになったショータはせっかく温泉都市にいるからと温泉を楽しむことにしたのだった。
 しかし彼は体こそ女性のそれだが中身は男だった。そのため通常の女湯に入るのは抵抗があったのだ。
 そんな時に見つけたのが混浴風呂だった。混浴ならばその辺気にせずに入れると考えたショータは早速その混浴風呂に入ることにしたのだった。

(……改めて見ても俺の体……エロ過ぎねえか?)

 ショータは服を脱ぎながらそんなことを考える。
 豊満な胸に引き締まったウエスト。そしてムチムチな太ももに肉厚な尻まで備えている。所謂ボンキュッボンというやつだろう。ナイスバディを凝縮したようなスタイルだった。

(いや、自分の体にそう言う事考えるってどうなんだよ。変なこと考えてないで早く風呂に入るとしよう)

 ショータは雑念を振り払うように首を振って、そのまま風呂へと向かった。

「ふうっ……」

 かけ湯をしてから湯に浸かったショータはさぞ気持ち良さそうな声を漏らす。
 国王の厚意で王国にある家に風呂を用意してもらっていたショータだが、やはり沸かしただけのお湯と温泉では超えられない壁があった。
 しかし温泉が優れている点はそれだけではない。

「これがこの温泉都市の全景か……」

 景観にも優れているのだ。この温泉は都市の中でも高台にあり、温泉都市全体や遠くにそびえる火山などの絶景を楽しむことも出来た。

 と、そんな温泉を楽しんでいたショータの隣に一人の男が入って来た。
 最初は特に気にしていなかったショータだったが、その男からやけに視線を感じるため気になり始めたようだ。 

(コイツ、なんか俺の方見てねえか? ……奴らの追手か?)

 最初はショータ自身が追っている組織からの刺客やらそういった者ではないかと警戒していた。しかしそうだとしたらあまりにも視線を向けているのがわかりやすすぎる。なにより殺意が全くと言って良い程無い。そう考えたショータはある一つの考えに至った。

(ああ、俺の体目当てか……なら安心だな)

 そう思った数秒後、彼は途端に頬を赤らめながら男の方をよそよそしく気にし始めた。

(あ、あれ、何でこんなに恥ずかしいんだ……? 俺は男で、同じ男に裸を見られたくらいでどうってことは無いはずだが……ってコイツ、触って来やがった!?)

 男はショータの太ももを擦り始めた。ほかに客はいないものの真昼間から堂々とだ。ただこの温泉は白く濁っており、仮に他の客が入って来ても気付くことは無いだろう。

「……」

 ショータは男の方を睨む。しかし男はそれを見てにやりと笑いながら今度はショータの下腹部を触り始めたのだった。

(コイツ、俺が黙ってるからって好きにやりやがって! ああ、クソッそっちがその気ならいいぜやってやろうじゃねえか!)
 
 そう思いショータは立ち上がろうとする。が、その体が動くことは無かった。

(あ? 何で体が……っておい、そこはマジで不味いだろうが……!)

 その間も男はショータの体をいやらしい手つきで触り続ける。いつしかその手はショータの湯に浮かぶ豊満な胸にも伸びており、ねっとりとした手つきで揉みしだいていた。
 そんな状態、普段のショータであれば一蹴して終わりだろう。だが今の彼にはそれが出来なかった。

(な、何だこれ……俺の体、怖がってんのか……?)

 ショータは自身の体が温かい風呂に入っているのに細かく震えていることに気付く。それはまるで恐怖を前にした少女のようだった。

「っ……」

 声を出そうにも上手く息が吐き出せない。いつもやっているはずのことが途端に出来なくなる。それもまた恐怖だった。

(俺の体、どうしちまったんだよ……! このままじゃ俺、コイツに何されるか分かったもんじゃねえぞ)

 と、ショータが思考を巡らせているとそこにもう一人の男が入って来た。
 その男は既に入っている男とは反対側に座る。つまりショータは二人の男に挟まれる形となってしまった。

(こんな時にもう一人増えやがったか。クソッ、ただでさえ一人でも手を焼いているってのに)

 ショータが心底うんざりといった表情をしている一方で、新たに入って来た男は同じようにショータの体を触り始めた。

(あーまたかよ。コイツもかよ。ってかグルじゃねえよな?)

 ショータがそう考え何とかしないといけないなと思っていた矢先、二人の男は彼の細い腕を掴み彼の耳元で囁いた。
 
「ねえ君、このままシャワー室いかない?」
「あぁ? 誰が行……ぁっ」

 否定しようとしたショータだったが、途端に凄まじい恐怖心に飲み込まれその先を言う事が出来なかった。
 体がもはやショータの意思を無視していた。

「大丈夫、痛いことはしないからさ。ね、ほら……一緒に行こうよ」

 男はそう言って二人がかりでショータの体を持ち上げる。そしてそのまま更衣室手前のシャワー室に連れ込もうとした。
 勿論ショータは抵抗しようとするが、体が動かなかった。恐怖に支配されていた彼の体は彼自身の意思など関係なく、男の言う事を律儀に守ってしまっていた。

(お、おい不味いってこれは! 早く何とかしねえと……クソッ駄目だ体が動かねえ! やめろっ、やめてくれ……)

 そのままショータはシャワー室へと連れ込まれてしまった。
 数時間後、ショータは体中を滅茶苦茶に犯された状態でシャワー室から発見された。当然その時にはもう既に男たちはいなくなっていた。
 こうしてショータは男への恐怖心を深層レベルで刻み込まれ精神を壊されてしまった。再起不能となってしまったのだ。

 要するに、ショータの冒険は終わってしまった!
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