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アラフィフ暗殺者、異世界転生を果たす
17,VSアーシャリア
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開店の当日。
カジノのオープニングイベント
は盛大に執り行われた。
カジノ内には多くの観客が集まり、賭け札を購入していた。
『レディースアンドジェントルメン!!さあ、いよいよ始まりました!今宵は皆さんに素敵な一夜をお届けしましょう!』
司会者の声が響き渡る。
『このカジノは健全なお店です!安心安全!暴力は一切禁止となっておりますので、ご了承ください!』
観客席からは拍手が巻き起こった。
『それではさっそく、本日のメインイベント!カジノの目玉ゲーム『ギャンブルバトルロイヤル』を始めていきたいとおもいます!さあさあ、皆様お立ち会い!これから出てくる参加者たちを見事打ち負かした者には、なんと賞金をプレゼントします!奮ってご参加下さい!!』
司会の言葉を聞き、観客たちは沸き立った。
『それでは最初の挑戦者の登場だ!エントリーナンバー1番!カジノオーナーのゴルディ選手!入場してくれーっ!!』
そのアナウンスと共に、ゴルディが姿を現した。彼はタキシードを身に纏っており、まるで紳士のような出で立ちをしている。
「うおおぉぉぉぉぉっ!!」
「ゴルディさまぁぁぁっ!!!」
「抱いてーっ!!」
会場中から歓声が上がる。ゴルディは笑顔を浮かべて手を振りながら、ステージの中央まで歩いていく。そしてそこで待機すると、彼の前に一人の女性が現れた。
それは、とても美しい女性だった。純白のドレスに身を包み、長い銀髪を後ろで束ねている。瞳は紅く輝いており、どこか人間離れしているような雰囲気があった。
「さあ、まずはファーストチャレンジャーの登場だ!彼女は一体どんな勝負を見せてくれるのか!?」
司会者がそう叫ぶと、女性はゆっくりと口を開く。
「我の名はアーシャリア。今日は我を楽しませることができれば、貴様に褒美を与えてやるぞ」
「ほぉ、随分と強気な発言じゃねえか!いいぜ、望むところだ!」
ゴルディは不敵に笑うとテーブルに着いた。ゴルディに倣ってテーブルに着くアーシャリアの姿に、ディーラーを務めるナナシは不安を覚えた。
(ふむ……。なんというかこの女性は、普通とは少し違う気がするな……)
ナナシの勘はよく当たるのだ。
『対戦内容はポーカー!『カジノ・ロワイヤル』の名前の透り、どちらかのチップがゼロになるまで戦い続けてもらうぞーっ!それじゃあ、両者位置に着いてくれーっ!!』
二人は同時にカードを手に取ると、それを表向きにして見せた。
「ふむ、スリーカードは揃っているな」
「なにぃ……?」
『おーっと!いきなりアーシャリア選手の役が揃った!しかしこれは残念!ゴルディ選手はツーペアなので、この時点でアーシャリア選手が一枚リードだーっ!』
「へぇ、なかなか運が良いじゃねえか。だが、俺だって負けちゃいねえぜ?」
ゴルディがナナシにちらりと視線を送る。イカサマをしてゴルディに勝たせろと、そう言っているようだ。
「……了解」
ナナシは小さく首肯すると、カードをシャッフルし始めた。
ナナシの指の動きを見たアーシャリアが微笑を浮かべる。
「……なにかな?お嬢さん」
「いや、なに。綺麗な指だと思ってな」
ナナシは動揺することなく、カードを切り続ける。だが内心では冷や汗を流していた。
(この人、まさか私のイカサマに気がついてる?)
アーシャリアは真っ直ぐナナシの目を見つめ続けている。その目は何かを観察するかのように、じっくりとナナシを観察し続けていた。
『さあ、続いては両者の手に注目だ!果たして、どのような結果になるのかーッ!?』
ゴルディは配られた二枚のカードを見て、ニヤリと笑みを浮かべる。
「こいつはツイてるぜ!フルハウスだ!」
「ふむ、そうなのか?」
「ああ、そうだぜ!あんたの手はどうなんだ?」
「ふむ、少し手が悪いな。3枚交換だ」
「…………!」
ナナシは驚きを顔にだしそうになるのを堪えて平静を保つ。アーシャリアの手札にはスリーカードが揃っているはずだ。それなのに三枚も交換するということは。
(どこかで計算を間違えたか?)
ナナシがやっているイカサマはすべてのカードの並びを暗記して、シャッフルをしながら出来上がる役を操作するというものだ。これを成功させるためにはプレイヤーが捨てるカードの枚数も操作しなくてはならない。ナナシのこの技術をゼノは『常規を逸している』と表現していたが、まさにその通りだった。
「どうした?計算でも狂ったか?」
アーシャリアはナナシの顔を覗き込みながら、挑発するように言った。
「いや、そんなことはないよ」
「ほう、ならば見せてもらおうか。お前の技術というものを」
「……」
『さあさあ、ショーダウンだ!結果はどうなったーっ!?』
司会者の声と同時に二人の手がオープンされる。その結果は―――。
「どうだ!フルハウスだ!」
ゴルディの勝ちだった。
「うおーっ!ゴルディさまーっ!」
「やっぱり素敵ーっ!」
観客から歓声があがる。一方、ナナシは苦虫を噛み潰したかのような表情をしていた。
「我はツーペアだ。お前の勝ちだな」
「ああ、そうだな……」
ナナシは俯いたまま答えた。
「惜しいな。あと一枚ずれていれば我の勝ちだったというのに」
アーシャリアは机をとん、と叩く。確かに次の札と交換した札が入れ替わっていればアーシャリアの手札もフルハウスになっていただろう。
『これは予想外の展開になったなぁ!!なんと、ゴルディ選手が勝利したーっ!!』
観客たちは大いに盛り上がっている。そんな中でアーシャリアだけは冷静に自分の手元にあるチップを確認していた。
「ふむ……。人間よ、まさかこの程度ではあるまいな?我はまだ満足していないぞ」
「はは。それではまるで貴女が人間ではないみたいじゃないですか。まあ、人間離れした美しさを持っていることは認めますけどね」
ナナシは愛想笑いを浮かべながら答える。
(この人、ただ者じゃないな……。今のは偶然、のわけがないよな。わざとこっちを挑発するようなことを言ってたし)
ナナシは警戒を強める。
「我は人間に興味はない。だが、強い者には興味がある」
「なるほど。それで、私に何をしてほしいんです?」
「ふっ、話が早くて助かる。我と賭けをしろ」
「……え?」
突然の要求に、ナナシは困惑した。
「賭けの内容は単純だ。このポーカーとやらの勝負で我を負けさせてみろ」
そう言ってアーシャリアはにやりと笑う。
「……わかりました。受けましょう」
ナナシは静かに承諾する。
「うおーっ!頑張れよーっ!」「負けたら承知しないわよーっ!!」
観客たちは二人の戦いに期待を寄せているようだったが、ナナシの心の中は不安でいっぱいだった。
カジノのオープニングイベント
は盛大に執り行われた。
カジノ内には多くの観客が集まり、賭け札を購入していた。
『レディースアンドジェントルメン!!さあ、いよいよ始まりました!今宵は皆さんに素敵な一夜をお届けしましょう!』
司会者の声が響き渡る。
『このカジノは健全なお店です!安心安全!暴力は一切禁止となっておりますので、ご了承ください!』
観客席からは拍手が巻き起こった。
『それではさっそく、本日のメインイベント!カジノの目玉ゲーム『ギャンブルバトルロイヤル』を始めていきたいとおもいます!さあさあ、皆様お立ち会い!これから出てくる参加者たちを見事打ち負かした者には、なんと賞金をプレゼントします!奮ってご参加下さい!!』
司会の言葉を聞き、観客たちは沸き立った。
『それでは最初の挑戦者の登場だ!エントリーナンバー1番!カジノオーナーのゴルディ選手!入場してくれーっ!!』
そのアナウンスと共に、ゴルディが姿を現した。彼はタキシードを身に纏っており、まるで紳士のような出で立ちをしている。
「うおおぉぉぉぉぉっ!!」
「ゴルディさまぁぁぁっ!!!」
「抱いてーっ!!」
会場中から歓声が上がる。ゴルディは笑顔を浮かべて手を振りながら、ステージの中央まで歩いていく。そしてそこで待機すると、彼の前に一人の女性が現れた。
それは、とても美しい女性だった。純白のドレスに身を包み、長い銀髪を後ろで束ねている。瞳は紅く輝いており、どこか人間離れしているような雰囲気があった。
「さあ、まずはファーストチャレンジャーの登場だ!彼女は一体どんな勝負を見せてくれるのか!?」
司会者がそう叫ぶと、女性はゆっくりと口を開く。
「我の名はアーシャリア。今日は我を楽しませることができれば、貴様に褒美を与えてやるぞ」
「ほぉ、随分と強気な発言じゃねえか!いいぜ、望むところだ!」
ゴルディは不敵に笑うとテーブルに着いた。ゴルディに倣ってテーブルに着くアーシャリアの姿に、ディーラーを務めるナナシは不安を覚えた。
(ふむ……。なんというかこの女性は、普通とは少し違う気がするな……)
ナナシの勘はよく当たるのだ。
『対戦内容はポーカー!『カジノ・ロワイヤル』の名前の透り、どちらかのチップがゼロになるまで戦い続けてもらうぞーっ!それじゃあ、両者位置に着いてくれーっ!!』
二人は同時にカードを手に取ると、それを表向きにして見せた。
「ふむ、スリーカードは揃っているな」
「なにぃ……?」
『おーっと!いきなりアーシャリア選手の役が揃った!しかしこれは残念!ゴルディ選手はツーペアなので、この時点でアーシャリア選手が一枚リードだーっ!』
「へぇ、なかなか運が良いじゃねえか。だが、俺だって負けちゃいねえぜ?」
ゴルディがナナシにちらりと視線を送る。イカサマをしてゴルディに勝たせろと、そう言っているようだ。
「……了解」
ナナシは小さく首肯すると、カードをシャッフルし始めた。
ナナシの指の動きを見たアーシャリアが微笑を浮かべる。
「……なにかな?お嬢さん」
「いや、なに。綺麗な指だと思ってな」
ナナシは動揺することなく、カードを切り続ける。だが内心では冷や汗を流していた。
(この人、まさか私のイカサマに気がついてる?)
アーシャリアは真っ直ぐナナシの目を見つめ続けている。その目は何かを観察するかのように、じっくりとナナシを観察し続けていた。
『さあ、続いては両者の手に注目だ!果たして、どのような結果になるのかーッ!?』
ゴルディは配られた二枚のカードを見て、ニヤリと笑みを浮かべる。
「こいつはツイてるぜ!フルハウスだ!」
「ふむ、そうなのか?」
「ああ、そうだぜ!あんたの手はどうなんだ?」
「ふむ、少し手が悪いな。3枚交換だ」
「…………!」
ナナシは驚きを顔にだしそうになるのを堪えて平静を保つ。アーシャリアの手札にはスリーカードが揃っているはずだ。それなのに三枚も交換するということは。
(どこかで計算を間違えたか?)
ナナシがやっているイカサマはすべてのカードの並びを暗記して、シャッフルをしながら出来上がる役を操作するというものだ。これを成功させるためにはプレイヤーが捨てるカードの枚数も操作しなくてはならない。ナナシのこの技術をゼノは『常規を逸している』と表現していたが、まさにその通りだった。
「どうした?計算でも狂ったか?」
アーシャリアはナナシの顔を覗き込みながら、挑発するように言った。
「いや、そんなことはないよ」
「ほう、ならば見せてもらおうか。お前の技術というものを」
「……」
『さあさあ、ショーダウンだ!結果はどうなったーっ!?』
司会者の声と同時に二人の手がオープンされる。その結果は―――。
「どうだ!フルハウスだ!」
ゴルディの勝ちだった。
「うおーっ!ゴルディさまーっ!」
「やっぱり素敵ーっ!」
観客から歓声があがる。一方、ナナシは苦虫を噛み潰したかのような表情をしていた。
「我はツーペアだ。お前の勝ちだな」
「ああ、そうだな……」
ナナシは俯いたまま答えた。
「惜しいな。あと一枚ずれていれば我の勝ちだったというのに」
アーシャリアは机をとん、と叩く。確かに次の札と交換した札が入れ替わっていればアーシャリアの手札もフルハウスになっていただろう。
『これは予想外の展開になったなぁ!!なんと、ゴルディ選手が勝利したーっ!!』
観客たちは大いに盛り上がっている。そんな中でアーシャリアだけは冷静に自分の手元にあるチップを確認していた。
「ふむ……。人間よ、まさかこの程度ではあるまいな?我はまだ満足していないぞ」
「はは。それではまるで貴女が人間ではないみたいじゃないですか。まあ、人間離れした美しさを持っていることは認めますけどね」
ナナシは愛想笑いを浮かべながら答える。
(この人、ただ者じゃないな……。今のは偶然、のわけがないよな。わざとこっちを挑発するようなことを言ってたし)
ナナシは警戒を強める。
「我は人間に興味はない。だが、強い者には興味がある」
「なるほど。それで、私に何をしてほしいんです?」
「ふっ、話が早くて助かる。我と賭けをしろ」
「……え?」
突然の要求に、ナナシは困惑した。
「賭けの内容は単純だ。このポーカーとやらの勝負で我を負けさせてみろ」
そう言ってアーシャリアはにやりと笑う。
「……わかりました。受けましょう」
ナナシは静かに承諾する。
「うおーっ!頑張れよーっ!」「負けたら承知しないわよーっ!!」
観客たちは二人の戦いに期待を寄せているようだったが、ナナシの心の中は不安でいっぱいだった。
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