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北条幸人

人間オークション

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人間オークション。地下闘技場のペナルティの一つだ。合計5回敗北したレスラーがステージに立たされ、金持ちたちに競り落とされる。競り落とした金持ちは特別ルームでセックスを楽しむことができる、というルールだ。
「はい!正井和樹さんは120万円で落札されました!」
落札された和樹はメジャーリーガーだ。女性関係でトラブルを起こし、この地下闘技場に放り込まれたらしい。彼は落札者の肩を掴み。
「落札してくれてありがとうな?いっぱい楽しませてやるよ」
と笑いかける。
こうして1人、また1人とレスラーたちが買われていく中……ついに幸人の番になった。
「おおっと!!こちらは21歳、大学生の現役アイドル、北条幸人君です!!」
幸人はグラビアモデルやCMタレントとして活躍しているアイドルだ。ライブも好評であり、人気急上昇中の新人である。そんな彼が今、舞台の上に立っていた。
「幸人ちゃん可愛いねぇ~俺を癒してよぉ~」「はい、よろしくお願いします……」
と、笑顔を浮かべる幸人だったが内心穏やかではなかった。
(こんな事なら……もっと早く逃げておくべきだった)
後悔先に立たずとはまさにこのことだ。今更後悔しても遅いのだが……。
「さあ!幸人君を落札して、彼の一晩を手に入れることができるのは誰なのか!?いよいよスタートです!!」
司会者の言葉と共に、入札が始まった。最初は10万からスタートし、徐々に金額が上がっていく。
「20万!」「30万!」「40万!」「50万!」
次々と入札されていく金額に幸人は冷や汗を流す。
(冗談じゃない……僕はアイドルなんだぞ!?)
そう思っても、誰も聞いてくれない。幸人が抵抗できないように鎖で拘束されているからだ。
やがて100万円まで上がったところで、誰かが手を挙げた。
「はい、100万円出しましたね?」
100万円を出したのは、見るからに金持ちそうな男だった。その男は幸人を指差すと。
「ああ、こいつを買う。いくらでも出すぞ?」
と笑みを浮かべる。すると司会者は言った。
「はい!ではこちらの方ですね。それでは落札者様、おめでとうございます!」
こうして幸人は、名も知らぬ男の手に堕ちてしまったのであった……。
幸人は両脇を黒服の男たちに囲まれて特別室へと連れていかれる。部屋に入るとそこにはベッドがあり、高級ホテルのような内装になっていた。
(うわぁ……これじゃまるでVIP待遇じゃないか)
幸人が戸惑っていると、男が声をかけてきた。
「ようこそ、幸人ちゃん。俺はお前を買った富豪だ。名前は東堂健吾っていうんだぜ?」
と自己紹介してきた。幸人も挨拶をする。
「えーっと、初めまして。北条幸人で……すっ!?」
幸人は言葉を詰まらせた。なぜなら東堂と名乗る男はいきなりズボンを脱ぎ始めたのだ。そして現れたのはギンギンに勃起したペニスだった。
「ひっ……」
幸人は思わず悲鳴を上げてしまう。しかし東堂は気にせず言う。
「ほら、舐めて綺麗にして」
と言ってきた。どうやらフェラチオしろということらしい。幸人は顔を青くする。
「む、無理です!僕にはできません!」
「いつもリングでやっていることだろ!?」
東堂の言う通り、幸人はエロレスのリングで闘っているレスラーだ。普段からこういうことをしているはずなのだが……。
「1度も勝ったことがないくせに、5回も負けている。幸人ちゃんはそんなに嬲り者になるのが好きなんだよね?だったらおじさんのチンポも気持ちよくできるよな?」
「そ、それは……」
確かに幸人はこれまで何度も敗北を喫していた。だからこそ、この地下闘技場でペナルティを受けていたわけだが……。
「いいから早く舐めるんだよ!!」
怒鳴られてビクッとする幸人。仕方なく舌を出して東堂のペニスをなめる。
「ああ、やっぱり若い子の口の中は最高だな……」
そう言いながら東堂は幸人の頭を掴んで腰を振り始める。喉の奥にまで突っ込まれて幸人は苦しそうだ。
「んぐぅ……!ごぼぉ……!!」
「ははは!幸人ちゃんは苦しいことが好きな変態だもんな!嬉しいだろ!!」
「げほっ!おぇ……」
ようやく解放されると幸人は咳き込む。
「おいおい、大丈夫かよ幸人ちゃん。まだまだこれからだぞ?」
そう言って今度は自分の服を脱いで全裸になった。そこに生えているペニスは小ぶりで細い。皮もかぶっており、いわゆる包茎というやつだ。
「さあ、たっぷり可愛がってやるぜ!!」
「やだ……来ないで……ひゃあんっ!」
抵抗しようとする幸人だったが、鎖を引っ張られてしまい変な声が出てしまう。そのままベッドに押し倒され、両手両足を押さえつけられた。
「ふへへ……幸人ちゃんはアイドルだから顔は傷つけないようにしないとね~」
「ああっ!やめてください!そこは……!!」
幸人の懇願を無視して東堂は乳首をしゃぶってきた。さらにもう片方の手で股間のモノを弄ってくる。
「おおっ!可愛い顔して大きいじゃないか。やるねー」
「うっ……い、言わないでください!」
幸人のペニスはそれほど大きいというわけではないが、形はいい。だがそれでも東堂のペニスにくらべればだいぶましだ。「さあ、本番いくぜ!」
「あうっ……!」
幸人は足を閉じようとするが、東堂に無理やり開脚させられてしまう。そして東堂はペニスを挿入しようとしてくる。
(嫌だ……こんな知らない男に犯されるなんて!!)
幸人は恐怖するが逃げられない。ついに東堂のペニスが挿入された。
「いっ痛いぃ~~~~~~!!!」
あまりの痛みに耐えきれず絶叫してしまう幸人。しかしその叫び声もすぐに甘いものへと変わっていった。
「ああぁぁぁぁ~~♡だめぇぇぇぇぇ!!!」
「ははは!幸人ちゃんはドMの変態なんだから、こうやっていじめられるのが大好きだろ?」
「ああぁっ!ちがいます!僕は変態なんかじゃありません!!」
必死に抵抗する幸人だったが、その表情は明らかに蕩けており説得力がない。
「嘘をつくんじゃねえ!ほら、もっと突いてやるから喜べ!」
「ああぁん!すごすぎるぅぅ~!!」
激しくピストンされて絶頂を迎える幸人だった。
「おら!中に出してやるぞ!」
「いやだ!中はダメェェーーー!!!」
幸人が叫ぶと同時に東堂は射精した。大量の精液を注ぎ込まれると幸人はガクリと気絶してしまった。
「ふう、なかなか良かったぞ。次に負けた時も私が買ってあげるから安心しなさい」
そう言って東堂は去って行った。
それから数時間後、幸人は目を覚ました。
「うう……酷い目にあった」
シャワーを浴びて廊下に出る。そこにはテレビがかけられていて、今やっている試合が映し出されている。
闘っている選手は、一人は紀ノ國光輝。18歳の少年だ。もう一人は2メートルを超える大男。
「ふん、楽勝だな」
光輝は余裕の笑みを浮かべる。相手は確か、この地下闘技場の常連であるラガーマンだったはずだ。
「さて、とっとと終わらせるか」
そう言って光輝は飛びかかる。だが、男はニヤリと笑うと。
「かかったな」
そう言うと男は腕を伸ばしてきた。光輝はその腕をつかみ、あっさりと投げ飛ばしてしまう。「馬鹿な!?」
驚く男だったが、背後から光輝に首を絞められる。胴締めスリーパーで締め上げられているのだ。
「ぐっ!?」
「さっさと調理させてもらうぜ」
光輝は巧みに足を動かして、男の腰からパンツを奪い取る。
「何をする気だ!?」
「こうするんだよ」
光輝の足が男のペニスを挟み込み、こすりあげていく。いわゆる足こきだ。「くっ……!やめろぉ……!」
「はは、もう降参か?まあいいけどよ」
そう言いながら光輝は足の動きをさらに加速させる。すると男は限界に達したようで。
「うあぁぁっ!!」
射精をしてしまい、白濁した液体が床に飛び散った。
「さてと。これで勝利条件達成だな。あとは……」
光輝の首を絞める力が強くなる。
「ぐっ……なにを……」
「落とされるか、それともギブアップか。好きな方を選べ」
「くそっ……わかったよ……ギブアップだ」
そう言った瞬間、光輝は手を離す。
『勝者!紀ノ國光輝!!』
レフェリーの勝利宣言を聞きながら、光輝は男の頭に手を伸ばす。
「なにをする気だ……!?」
男は恐怖の表情を浮かべるが、光輝は気にせず髪の毛を掴む。そして、わしゃわしゃとかき乱し始めた。
「あんたさ、このリング向いてないよ。俺がやったことなんて最低限……。辱められるのも痛めつけられるのだって、本当に最低限なんだからな?そんな奴がここにいる資格はないよ。さっさと消えな」
「は、はい……」
そう言って男は逃げていった。その様子を見ていた観客たちは歓声を上げる。
「さすがだな、紀ノ國!」
「きゃーっ!!紀ノ國様ステキー!!」
女性ファンから黄色い声援を受ける。
「ふぅ……今日も勝ったぜ」
満足げな表情で光輝は控え室に戻っていく。
その姿を見て幸人は呟く。
「……すごいなあ、紀ノ國さんは」
光輝は5月頭にこのリングに入ってから7月の半ばまで。たったのそれだけの期間で24連勝を成し遂げていた。
「僕も頑張らないと」
幸人もまた決意を新たにして部屋へと戻っていくのであった。
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