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魔法学校編
決闘
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魔法学校と聖騎士学校は並んでおり、校舎自体は分かれていた。
校舎どうしの真ん中には大きい中庭があり、どちらの生徒も散歩や日向ぼっこを楽しむ場所であった。
お互い授業を受けている時は別れているため、バディ申し込みはこの中庭でおこなわれることは長年の通例。
そのほとんどは魔法学校の生徒からの申込みで、聖騎士学校の女子生徒はそれを待つ。
それはまさに愛の告白に似ていた。
学校中庭
「なぜこの剣が"カタナ"だと?」
アゲハのこの言葉にザックとライアンは顔を見合わせて首を傾げる。
二人とも"カタナ"という言葉は知らなかった。
「そりゃあ俺の故郷の伝統的な武器だからな」
アルフィスはそんなのは当たりまえの如く答える。
その"故郷"とはもちろん前世に住んでいた日本のことだ。
「あなた、ネクタイをしていないようだけど、どこの国の出身かしら?」
ネクタイは属性を判断するために色が違う。
火の国出身ならレッド、水の国出身ならブルー、風の国出身ならグリーン、土の国ならブラウンだ。
聖騎士学校の女子はリボン色が違っている。
「火の国だけど」
「火の国……この剣は火の国の剣なのですね」
なにか誤解があるような気がしたので、アルフィスは否定しようとするが、めんどくさくてやめた。
ザックとライアンは、お互い顔を見合わせたまま、また首を傾げる。
火の国であんな剣は見たことない。
「私と取引しませんか?」
「取引?」
前にも経験ある言葉にアルフィスは身構える。
これはまた面倒ごとになると、簡単に想像できたからだ。
「あなたはまだバディはいらっしゃらないでしょう?」
「いたらどうする?」
「変な駆け引きは必要はないですよ。あなたはこちらでも有名ですから」
こちらとは聖騎士学校のことだろう。
アルフィスは頭をかく。
まさかそんなに有名になっていたとは。
「私とバディを組みませんか?そのかわり私をあなたの故郷に連れて行ってほしい」
この言葉にザックとライアンが驚く。
それはバディ申込みは男がするもので、女子がするものではないという常識を覆えしていたからだ。
「アル!凄いぞ!」
「アル!これは受けましょう!」
それはそうだった。
アルフィスの悪評だとバディはおろか、女子ともまともに話しはできないだろうところ、なんと女子からバディの申込みがあったのだ。
願ったり叶ったりだった。
「すまんな。お断りする」
「え?」
「は?」
「なんでや」
即答。
アルフィスは早々その場から立ち去ろうと振り向き歩き始めていた。
「待ってください。理由が聞きたい」
アゲハはあまりの出来事に驚いていた。
自分の申込みを断るなんてどうかしてる、そう思ったからだ。
「お前は、さっきの男に断る理由を話したか?」
そう言って、歩みをやめないアルフィスをザックとライアンは追いかけた。
「あえて言うなら、お前弱そうだからだ」
「私が弱い……?」
その後アゲハは言葉を出せなかった。
下級貴族なんかに弱者呼ばわりされる。
これほどの屈辱はない。
放心状態のアゲハは去るアルフィスの背中をずっと見ていた。
______________________________
授業がすべて終わり、寮に戻る頃には噂は広がっていた。
下級貴族があのクローバル家の令嬢のバディ申込みを断ったと。
アゲハは聖騎士学校でも好成績で、特に実技だと上級生をも圧倒し、学年最強とまで言われていた。
そのアゲハ・クローバルの誘いを断ったとあれば広まらないわけがない。
魔法学校、聖騎士学校共にこの話題で持ちきりだった。
アルフィスはザックとライアンと寮に戻ろうと校門を出るところだった。
アルフィスはここまで来るのに男子生徒に睨まれすぎて生きた心地がしなかった。
「俺なんか悪いことしたか?」
アルフィスは呑気にザックとライアンに聞いた。
全く事の重大さを理解していなかった。
「あの誘いを断るのはただの馬鹿だと思うぞ。みんな喉から手が出るほどアゲハ嬢のバディになりたいと思ってるからな」
「もうアルの友達やめたくなったよ……こっちまで睨まれてる」
アルフィスは自分が睨まれるならまだしも友達がとばっちりを食らっているこに心底申し訳なさは感じていた。
校門前に辿り着くと人だかりができていた。
なにやら男子も女子も何人も集まっており、物々しい雰囲気だった。
校門前にはアゲハ・クローバルが立っていた。
その周りにギャラリーがいたのだ。
「あなたはアルフィス・ハートルと言いましたね」
「どうしたんだ?またなんか用か?」
周りがざわつく。
なぜこんな下級貴族に会いに魔法学校の校門前まで来るのかと。
「あなたは私が弱いといいましたが、本当にそうか試してみませんか?あなたは聖騎士団長にまで戦いを挑んだと聞きました。私ぐらい倒せないと団長には勝てないですよ」
それは決闘の申込みだった。
バディの申込みは正直どうでもよかったが、喧嘩の誘いにはアルフィスも興奮した。
「別に構わないぜ。いつやるんだ?」
「一時間後に競技場で」
競技場は学校の真裏にある施設で実技訓練の授業に使う場所だ。
「またあとで」
そう言ってアゲハはその場を立ち去った。
周りで見ていた生徒達はざわついていた。
魔法使いは魔法使い、聖騎士は聖騎士と戦うのはわかるが、魔法使いと聖騎士の戦いは無謀だった。
なにせ魔法使いは聖騎士には勝てないと言われてるからだ。
「アル、お前馬鹿か、なんでバディの誘いは断って、決闘の方を受けるんだよ!」
「そうだよ!絶対やめた方がいい!」
ザックもライアンも必死に止めたがる。
「なんでだよ。いいだろ別に。禁止されてるわけじゃないし」
確かに決闘自体は教官の許しさえあればやってもいいとこにはなっていた。
それは魔法使いと聖騎士の決闘もだ。
「お前、学校行事に詳しくないくせして、なんでそんなこと知ってるんだよ……」
「でも聖騎士には魔法使いは勝てないよ。なにせエンブレムがあるからね……」
エンブレムは魔法使いで言うところのスキル。
この世界では女子は魔力を全く持たない。
逆に魔力を持たない者しか刻めないスキルがエンブレムだ。
エンブレムはすべて同じ能力で、その差は使い手の生命力による。
その能力はアンチマジック。
エンブレムの刻まれた女子、つまり聖騎士には魔法は効かない。
魔法使いは聖騎士には絶対勝てないことはこの世界の常識だった。
校舎どうしの真ん中には大きい中庭があり、どちらの生徒も散歩や日向ぼっこを楽しむ場所であった。
お互い授業を受けている時は別れているため、バディ申し込みはこの中庭でおこなわれることは長年の通例。
そのほとんどは魔法学校の生徒からの申込みで、聖騎士学校の女子生徒はそれを待つ。
それはまさに愛の告白に似ていた。
学校中庭
「なぜこの剣が"カタナ"だと?」
アゲハのこの言葉にザックとライアンは顔を見合わせて首を傾げる。
二人とも"カタナ"という言葉は知らなかった。
「そりゃあ俺の故郷の伝統的な武器だからな」
アルフィスはそんなのは当たりまえの如く答える。
その"故郷"とはもちろん前世に住んでいた日本のことだ。
「あなた、ネクタイをしていないようだけど、どこの国の出身かしら?」
ネクタイは属性を判断するために色が違う。
火の国出身ならレッド、水の国出身ならブルー、風の国出身ならグリーン、土の国ならブラウンだ。
聖騎士学校の女子はリボン色が違っている。
「火の国だけど」
「火の国……この剣は火の国の剣なのですね」
なにか誤解があるような気がしたので、アルフィスは否定しようとするが、めんどくさくてやめた。
ザックとライアンは、お互い顔を見合わせたまま、また首を傾げる。
火の国であんな剣は見たことない。
「私と取引しませんか?」
「取引?」
前にも経験ある言葉にアルフィスは身構える。
これはまた面倒ごとになると、簡単に想像できたからだ。
「あなたはまだバディはいらっしゃらないでしょう?」
「いたらどうする?」
「変な駆け引きは必要はないですよ。あなたはこちらでも有名ですから」
こちらとは聖騎士学校のことだろう。
アルフィスは頭をかく。
まさかそんなに有名になっていたとは。
「私とバディを組みませんか?そのかわり私をあなたの故郷に連れて行ってほしい」
この言葉にザックとライアンが驚く。
それはバディ申込みは男がするもので、女子がするものではないという常識を覆えしていたからだ。
「アル!凄いぞ!」
「アル!これは受けましょう!」
それはそうだった。
アルフィスの悪評だとバディはおろか、女子ともまともに話しはできないだろうところ、なんと女子からバディの申込みがあったのだ。
願ったり叶ったりだった。
「すまんな。お断りする」
「え?」
「は?」
「なんでや」
即答。
アルフィスは早々その場から立ち去ろうと振り向き歩き始めていた。
「待ってください。理由が聞きたい」
アゲハはあまりの出来事に驚いていた。
自分の申込みを断るなんてどうかしてる、そう思ったからだ。
「お前は、さっきの男に断る理由を話したか?」
そう言って、歩みをやめないアルフィスをザックとライアンは追いかけた。
「あえて言うなら、お前弱そうだからだ」
「私が弱い……?」
その後アゲハは言葉を出せなかった。
下級貴族なんかに弱者呼ばわりされる。
これほどの屈辱はない。
放心状態のアゲハは去るアルフィスの背中をずっと見ていた。
______________________________
授業がすべて終わり、寮に戻る頃には噂は広がっていた。
下級貴族があのクローバル家の令嬢のバディ申込みを断ったと。
アゲハは聖騎士学校でも好成績で、特に実技だと上級生をも圧倒し、学年最強とまで言われていた。
そのアゲハ・クローバルの誘いを断ったとあれば広まらないわけがない。
魔法学校、聖騎士学校共にこの話題で持ちきりだった。
アルフィスはザックとライアンと寮に戻ろうと校門を出るところだった。
アルフィスはここまで来るのに男子生徒に睨まれすぎて生きた心地がしなかった。
「俺なんか悪いことしたか?」
アルフィスは呑気にザックとライアンに聞いた。
全く事の重大さを理解していなかった。
「あの誘いを断るのはただの馬鹿だと思うぞ。みんな喉から手が出るほどアゲハ嬢のバディになりたいと思ってるからな」
「もうアルの友達やめたくなったよ……こっちまで睨まれてる」
アルフィスは自分が睨まれるならまだしも友達がとばっちりを食らっているこに心底申し訳なさは感じていた。
校門前に辿り着くと人だかりができていた。
なにやら男子も女子も何人も集まっており、物々しい雰囲気だった。
校門前にはアゲハ・クローバルが立っていた。
その周りにギャラリーがいたのだ。
「あなたはアルフィス・ハートルと言いましたね」
「どうしたんだ?またなんか用か?」
周りがざわつく。
なぜこんな下級貴族に会いに魔法学校の校門前まで来るのかと。
「あなたは私が弱いといいましたが、本当にそうか試してみませんか?あなたは聖騎士団長にまで戦いを挑んだと聞きました。私ぐらい倒せないと団長には勝てないですよ」
それは決闘の申込みだった。
バディの申込みは正直どうでもよかったが、喧嘩の誘いにはアルフィスも興奮した。
「別に構わないぜ。いつやるんだ?」
「一時間後に競技場で」
競技場は学校の真裏にある施設で実技訓練の授業に使う場所だ。
「またあとで」
そう言ってアゲハはその場を立ち去った。
周りで見ていた生徒達はざわついていた。
魔法使いは魔法使い、聖騎士は聖騎士と戦うのはわかるが、魔法使いと聖騎士の戦いは無謀だった。
なにせ魔法使いは聖騎士には勝てないと言われてるからだ。
「アル、お前馬鹿か、なんでバディの誘いは断って、決闘の方を受けるんだよ!」
「そうだよ!絶対やめた方がいい!」
ザックもライアンも必死に止めたがる。
「なんでだよ。いいだろ別に。禁止されてるわけじゃないし」
確かに決闘自体は教官の許しさえあればやってもいいとこにはなっていた。
それは魔法使いと聖騎士の決闘もだ。
「お前、学校行事に詳しくないくせして、なんでそんなこと知ってるんだよ……」
「でも聖騎士には魔法使いは勝てないよ。なにせエンブレムがあるからね……」
エンブレムは魔法使いで言うところのスキル。
この世界では女子は魔力を全く持たない。
逆に魔力を持たない者しか刻めないスキルがエンブレムだ。
エンブレムはすべて同じ能力で、その差は使い手の生命力による。
その能力はアンチマジック。
エンブレムの刻まれた女子、つまり聖騎士には魔法は効かない。
魔法使いは聖騎士には絶対勝てないことはこの世界の常識だった。
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