115 / 360
第十二話
4
しおりを挟む
もう寝る時間か。
メイド服姿で僕の部屋のあちこちをテキパキと掃除をする香奈姉ちゃんを見てて、もうそんな時間になってしまったんだなとしみじみと考えてしまう。
「さてと。他にすることは…と」
香奈姉ちゃんは、ふぅっと一息吐いてそう言って、最後に僕を見てくる。
僕は、寝間着に着替えようと机から立ち上がった。
学校から出された課題は終わったから、もう寝ようと思ったのだ。
香奈姉ちゃんは、僕の行動の意図を察したのか一足早く僕に近づいてくる。たぶん時計を見たんだろう。
「さぁ、ご主人様。寝間着に着替えましょうね。私がお手伝いをしますね」
「え、いや……。そのくらいは、自分で──」
と、僕は言いかけたところで、口を閉ざす。
なぜ口を閉ざしたかというと。
香奈姉ちゃんが、今にも泣きそうな顔をしていたからだ。
いくらなんでも、その顔は反則だよ。
「…お願いします」
僕はすっかり観念してしまい、そう言った。
「はい! それでは、上着から脱ぎましょうね」
香奈姉ちゃんは途端に笑顔になり、僕の上着を脱がそうとしてくる。
逆らったらダメだ。
ここは、香奈姉ちゃんの言うとおりにするんだ。
僕は、香奈姉ちゃんに手伝ってもらいながら上着を脱ぐ。
「次はズボンの方を──」
香奈姉ちゃんは、流れるような身体の動きで前屈みになりズボンに手を伸ばす。
「ズボンは、自分で脱ぐから」
僕はそう言って、ズボンを脱いだ。
こんなところを母や兄に見られたら、間違いなく誤解されるだろうな。
いや、付き合っているから、誤解されてもいいのか。
でも、メイド服を着て僕にご奉仕してるから、何かしら文句は言われてしまうかもしれないな。
それも、しょうがないよね。
香奈姉ちゃんは、ベッドの上に置いてあった僕の寝間着の下を手に取ると、そのまま僕に手渡してくる。
「ご主人様。寝間着です」
「あ、うん。ありがとう」
僕は、香奈姉ちゃんから寝間着の下を受け取り、そのまま穿いた。
寝間着の上は、どうするつもりなんだろうか。
香奈姉ちゃんは、寝間着の上を手に取るとゆっくりとこちらに近づいてきて、頬を赤くする。
「寝間着の上は、私がお手伝いしますね。さぁ、ご主人様」
「………」
寝間着くらい、自分で着れるんだけどな……。
試しに、香奈姉ちゃんが手にしている僕の寝間着に手を伸ばすと
「ダメです! 私がお手伝いしますから、じっとしていてください」
そう言って、寝間着を奪われまいと身を翻すくらいだった。
これは……。
素直に香奈姉ちゃんに任せた方がいいのか。
「うん……。じっとしているね」
僕は、香奈姉ちゃんの言うとおり何もせず、じっと立つことにした。
「わかればいいんです」
そう言うと香奈姉ちゃんは、嬉しそうな顔をして手に持った寝間着を僕に着せてくる。
こうして見ていると、ホントにメイドになりきってるな。
こんなことをいつまで続けるつもりなんだろうか。
「ところで、今日はどうするつもりなの? 泊まっていくの?」
僕は、ふとそんなことを訊いていた。
香奈姉ちゃんは、当然と言わんばかりに答える。
「もちろん、泊まっていくつもりですよ。…ダメだなんて言わせないんですからね」
期待どおりの返答というかなんというか。
次の日の学校の準備は、もうできてるみたいだしね。
「ダメとは言わないけれど……。どこで寝るつもりなの?」
「それは……。ご主人様の部屋で寝ようと思いまして」
香奈姉ちゃんは、恥ずかしそうに頬を染めてそう言った。
「僕の部屋で?」
「ダメかな?」
「別に構わないよ。ただ──」
まぁ、僕の部屋に泊まっていくのはいつものことだから、それは別にいいとして。
「ただ? 何ですか?」
「エッチなことは、無しでお願いできるかな」
僕は、キッパリとそう言った。
香奈姉ちゃんは、ハッとした表情で僕を見てくる。
「エッチなこと…しないんですか?」
「いくらメイドになりきっているからって、そんなことまではしないよ」
「それだと、ご主人様にご奉仕することが……」
「ご奉仕って、何をするつもりだったの?」
「エッチなこと以外なら、例えば添い寝をするとか……」
「僕と添い寝……」
僕は、つい想像してしまう。
香奈姉ちゃんが、僕の側で寝ている時を──
それって何にも変え難い、幸せな時間なんだろうな。
「私なら、きっとご主人様を満足させられると思います。どうですか?」
香奈姉ちゃんは、僕の側に寄り添ってくる。
いや。どうですかって聞かれても……。
香奈姉ちゃんの態度を見ていたら、添い寝する気まんまんだろうし。
「どうせ僕が嫌だと言っても、してくるんでしょ? それなら断っても無駄かなって思うんだけど」
「よくわかっていますね。たしかに、ご主人様が嫌だと言っても、添い寝をするつもりです」
「そっか」
僕は、そうとだけ答えた。
それ以外に返答しようがないのも、たしかだと思ったからである。
どうやら、僕に拒否権はないようだ。
「そういうことですので、私も着替えますね」
「わかった。それじゃ、僕は部屋の外に出てるよ」
そう言って、僕は自分の部屋を出ようとする。
しかし、香奈姉ちゃんが僕を引き止めた。
「そんなことしなくても大丈夫ですよ」
「え? それって……」
「はい。ご主人様の前で着替えますので、心配いりません」
その屈託のない笑顔がよけいに可愛く思えるんだよな。
こういう時の香奈姉ちゃんは本気だから、こっちとしてはなるべく香奈姉ちゃんを怒らせないようにしないといけない。
「わかった。それじゃ、着替えるまでの間、後ろを向いているから、終わったら声かけてね」
「ダメ……。ご主人様は、私の着替えを黙って見ていないといけないんです」
「そんなこと言われても……。香奈姉ちゃんの裸は、さすがに見れないよ」
僕は、緊張した面持ちでメイド服を脱ぐ香奈姉ちゃんのことを見ていた。
香奈姉ちゃんは下着姿になり、胸のところに手を添えながら訊いてくる。
「私の身体は、そんなに汚れてるかな?」
「そんなことは絶対にないけど。…でも、エッチなことはする気はないよ」
「どうして? 今がチャンスなのに……」
「たとえチャンスでも、エッチなことをする雰囲気じゃないし」
いくら下着姿が可愛いからって、そこまでするのはどうだろうか。
一度はセックスをした仲といっても、その時は雰囲気を大事にしたものだし。
「雰囲気…ですか? それなら、こういうのはどうですか?」
香奈姉ちゃんは、ゆっくりとブラジャーの方に手を掛けて、そのまま外していく。
「っ……⁉︎」
「どう? これなら添い寝しててもご奉仕できるでしょ?」
女の子の大きめなおっぱいを見せられて、感情が沸き立たない男なんていないと思う。
さらに言わせれば、パンツの方も脱ごうとしているのだから、何がしたいのか答えは明白だ。
僕は、すっかり焦ってしまいこう言っていた。
「ちょっと待って。さすがにパンツを脱ぐ必要は──」
「添い寝は、全裸でないと意味がないんです。だから、パンツも脱ぐんです」
「そんなものなの?」
「そんなものです」
香奈姉ちゃんは、頬を染めて胸とへその下を手で隠す。
僕はてっきり、寝間着に着替えるものかと思っていたんだけどな。まさか裸とは……。
「僕はてっきり、寝間着に着替えるのかなって思っていたんだけど」
「もちろん寝間着もありますよ」
香奈姉ちゃんは、笑顔でリュックの中から寝間着を取り出した。
寝間着があるのなら、どうしてそっちに着替えないんだろう。
わざわざ裸になる必要って……。
それに、いつからそんなリュックを用意していたんだろうか。
「寝間着があるのなら、そっちに着替えた方が──」
「いえ、大丈夫です。今日は、ご主人様にご奉仕するって決めてますので、これでご奉仕させていただきます」
そう言うと、香奈姉ちゃんはなんの迷いもなく抱きついてきた。
あ……。これはもう、何を言っても無駄だ。
なんでこんな時に、母は来てくれないんだろう。
僕は、うっすらと涙を浮かべて言った。
「…うん。よろしくね」
メイド服姿で僕の部屋のあちこちをテキパキと掃除をする香奈姉ちゃんを見てて、もうそんな時間になってしまったんだなとしみじみと考えてしまう。
「さてと。他にすることは…と」
香奈姉ちゃんは、ふぅっと一息吐いてそう言って、最後に僕を見てくる。
僕は、寝間着に着替えようと机から立ち上がった。
学校から出された課題は終わったから、もう寝ようと思ったのだ。
香奈姉ちゃんは、僕の行動の意図を察したのか一足早く僕に近づいてくる。たぶん時計を見たんだろう。
「さぁ、ご主人様。寝間着に着替えましょうね。私がお手伝いをしますね」
「え、いや……。そのくらいは、自分で──」
と、僕は言いかけたところで、口を閉ざす。
なぜ口を閉ざしたかというと。
香奈姉ちゃんが、今にも泣きそうな顔をしていたからだ。
いくらなんでも、その顔は反則だよ。
「…お願いします」
僕はすっかり観念してしまい、そう言った。
「はい! それでは、上着から脱ぎましょうね」
香奈姉ちゃんは途端に笑顔になり、僕の上着を脱がそうとしてくる。
逆らったらダメだ。
ここは、香奈姉ちゃんの言うとおりにするんだ。
僕は、香奈姉ちゃんに手伝ってもらいながら上着を脱ぐ。
「次はズボンの方を──」
香奈姉ちゃんは、流れるような身体の動きで前屈みになりズボンに手を伸ばす。
「ズボンは、自分で脱ぐから」
僕はそう言って、ズボンを脱いだ。
こんなところを母や兄に見られたら、間違いなく誤解されるだろうな。
いや、付き合っているから、誤解されてもいいのか。
でも、メイド服を着て僕にご奉仕してるから、何かしら文句は言われてしまうかもしれないな。
それも、しょうがないよね。
香奈姉ちゃんは、ベッドの上に置いてあった僕の寝間着の下を手に取ると、そのまま僕に手渡してくる。
「ご主人様。寝間着です」
「あ、うん。ありがとう」
僕は、香奈姉ちゃんから寝間着の下を受け取り、そのまま穿いた。
寝間着の上は、どうするつもりなんだろうか。
香奈姉ちゃんは、寝間着の上を手に取るとゆっくりとこちらに近づいてきて、頬を赤くする。
「寝間着の上は、私がお手伝いしますね。さぁ、ご主人様」
「………」
寝間着くらい、自分で着れるんだけどな……。
試しに、香奈姉ちゃんが手にしている僕の寝間着に手を伸ばすと
「ダメです! 私がお手伝いしますから、じっとしていてください」
そう言って、寝間着を奪われまいと身を翻すくらいだった。
これは……。
素直に香奈姉ちゃんに任せた方がいいのか。
「うん……。じっとしているね」
僕は、香奈姉ちゃんの言うとおり何もせず、じっと立つことにした。
「わかればいいんです」
そう言うと香奈姉ちゃんは、嬉しそうな顔をして手に持った寝間着を僕に着せてくる。
こうして見ていると、ホントにメイドになりきってるな。
こんなことをいつまで続けるつもりなんだろうか。
「ところで、今日はどうするつもりなの? 泊まっていくの?」
僕は、ふとそんなことを訊いていた。
香奈姉ちゃんは、当然と言わんばかりに答える。
「もちろん、泊まっていくつもりですよ。…ダメだなんて言わせないんですからね」
期待どおりの返答というかなんというか。
次の日の学校の準備は、もうできてるみたいだしね。
「ダメとは言わないけれど……。どこで寝るつもりなの?」
「それは……。ご主人様の部屋で寝ようと思いまして」
香奈姉ちゃんは、恥ずかしそうに頬を染めてそう言った。
「僕の部屋で?」
「ダメかな?」
「別に構わないよ。ただ──」
まぁ、僕の部屋に泊まっていくのはいつものことだから、それは別にいいとして。
「ただ? 何ですか?」
「エッチなことは、無しでお願いできるかな」
僕は、キッパリとそう言った。
香奈姉ちゃんは、ハッとした表情で僕を見てくる。
「エッチなこと…しないんですか?」
「いくらメイドになりきっているからって、そんなことまではしないよ」
「それだと、ご主人様にご奉仕することが……」
「ご奉仕って、何をするつもりだったの?」
「エッチなこと以外なら、例えば添い寝をするとか……」
「僕と添い寝……」
僕は、つい想像してしまう。
香奈姉ちゃんが、僕の側で寝ている時を──
それって何にも変え難い、幸せな時間なんだろうな。
「私なら、きっとご主人様を満足させられると思います。どうですか?」
香奈姉ちゃんは、僕の側に寄り添ってくる。
いや。どうですかって聞かれても……。
香奈姉ちゃんの態度を見ていたら、添い寝する気まんまんだろうし。
「どうせ僕が嫌だと言っても、してくるんでしょ? それなら断っても無駄かなって思うんだけど」
「よくわかっていますね。たしかに、ご主人様が嫌だと言っても、添い寝をするつもりです」
「そっか」
僕は、そうとだけ答えた。
それ以外に返答しようがないのも、たしかだと思ったからである。
どうやら、僕に拒否権はないようだ。
「そういうことですので、私も着替えますね」
「わかった。それじゃ、僕は部屋の外に出てるよ」
そう言って、僕は自分の部屋を出ようとする。
しかし、香奈姉ちゃんが僕を引き止めた。
「そんなことしなくても大丈夫ですよ」
「え? それって……」
「はい。ご主人様の前で着替えますので、心配いりません」
その屈託のない笑顔がよけいに可愛く思えるんだよな。
こういう時の香奈姉ちゃんは本気だから、こっちとしてはなるべく香奈姉ちゃんを怒らせないようにしないといけない。
「わかった。それじゃ、着替えるまでの間、後ろを向いているから、終わったら声かけてね」
「ダメ……。ご主人様は、私の着替えを黙って見ていないといけないんです」
「そんなこと言われても……。香奈姉ちゃんの裸は、さすがに見れないよ」
僕は、緊張した面持ちでメイド服を脱ぐ香奈姉ちゃんのことを見ていた。
香奈姉ちゃんは下着姿になり、胸のところに手を添えながら訊いてくる。
「私の身体は、そんなに汚れてるかな?」
「そんなことは絶対にないけど。…でも、エッチなことはする気はないよ」
「どうして? 今がチャンスなのに……」
「たとえチャンスでも、エッチなことをする雰囲気じゃないし」
いくら下着姿が可愛いからって、そこまでするのはどうだろうか。
一度はセックスをした仲といっても、その時は雰囲気を大事にしたものだし。
「雰囲気…ですか? それなら、こういうのはどうですか?」
香奈姉ちゃんは、ゆっくりとブラジャーの方に手を掛けて、そのまま外していく。
「っ……⁉︎」
「どう? これなら添い寝しててもご奉仕できるでしょ?」
女の子の大きめなおっぱいを見せられて、感情が沸き立たない男なんていないと思う。
さらに言わせれば、パンツの方も脱ごうとしているのだから、何がしたいのか答えは明白だ。
僕は、すっかり焦ってしまいこう言っていた。
「ちょっと待って。さすがにパンツを脱ぐ必要は──」
「添い寝は、全裸でないと意味がないんです。だから、パンツも脱ぐんです」
「そんなものなの?」
「そんなものです」
香奈姉ちゃんは、頬を染めて胸とへその下を手で隠す。
僕はてっきり、寝間着に着替えるものかと思っていたんだけどな。まさか裸とは……。
「僕はてっきり、寝間着に着替えるのかなって思っていたんだけど」
「もちろん寝間着もありますよ」
香奈姉ちゃんは、笑顔でリュックの中から寝間着を取り出した。
寝間着があるのなら、どうしてそっちに着替えないんだろう。
わざわざ裸になる必要って……。
それに、いつからそんなリュックを用意していたんだろうか。
「寝間着があるのなら、そっちに着替えた方が──」
「いえ、大丈夫です。今日は、ご主人様にご奉仕するって決めてますので、これでご奉仕させていただきます」
そう言うと、香奈姉ちゃんはなんの迷いもなく抱きついてきた。
あ……。これはもう、何を言っても無駄だ。
なんでこんな時に、母は来てくれないんだろう。
僕は、うっすらと涙を浮かべて言った。
「…うん。よろしくね」
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
クラスの双子と家族になりました。~俺のタメにハーレム作るとか言ってるんだがどうすればいい?~
いーじーしっくす
恋愛
ハーレムなんて物語の中の事。自分なんかには関係ないと思っていた──。
橋本悠聖は普通のちょっとポジティブな陰キャ。彼女は欲しいけど自ら動くことはなかった。だがある日、一人の美少女からの告白で今まで自分が想定した人生とは大きくかわっていく事になった。 悠聖に告白してきた美少女である【中村雪花】。彼女がした告白は嘘のもので、父親の再婚を止めるために付き合っているフリをしているだけの約束…の、はずだった。だが、だんだん彼に心惹かれて付き合ってるフリだけじゃ我慢できなくなっていく。
互いに近づく二人の心の距離。更には過去に接点のあった雪花の双子の姉である【中村紗雪】の急接近。冷たかったハズの実の妹の【奈々】の危険な誘惑。幼い頃に結婚の約束をした従姉妹でもある【睦月】も強引に迫り、デパートで助けた銀髪の少女【エレナ】までもが好意を示し始める。
そんな彼女達の歪んだ共通点はただ1つ。
手段を問わず彼を幸せにすること。
その為だけに彼女達は周りの事など気にせずに自分の全てをかけてぶつかっていく!
選べなければ全員受け入れちゃえばいいじゃない!
真のハーレムストーリー開幕!
この作品はカクヨム等でも公開しております。
アニラジロデオ ~夜中に声優ラジオなんて聴いてないでさっさと寝な!
坪庭 芝特訓
恋愛
女子高生の零児(れいじ 黒髪アーモンドアイの方)と響季(ひびき 茶髪眼鏡の方)は、深夜の声優ラジオ界隈で暗躍するネタ職人。
零児は「ネタコーナーさえあればどんなラジオ番組にも現れ、オモシロネタを放り込む」、響季は「ノベルティグッズさえ貰えればどんなラジオ番組にもメールを送る」というスタンスでそれぞれネタを送ってきた。
接点のなかった二人だが、ある日零児が献結 (※10代の子限定の献血)ルームでラジオ番組のノベルティグッズを手にしているところを響季が見つける。
零児が同じネタ職人ではないかと勘付いた響季は、献結ルームの職員さん、看護師さん達の力も借り、なんとかしてその証拠を掴みたい、彼女のラジオネームを知りたいと奔走する。
ここから第四部その2⇒いつしか響季のことを本気で好きになっていた零児は、その熱に浮かされ彼女の核とも言える面白さを失いつつあった。
それに気付き、零児の元から走り去った響季。
そして突如舞い込む百合営業声優の入籍話と、みんな大好きプリント自習。
プリントを5分でやっつけた響季は零児とのことを柿内君に相談するが、いつしか話は今や親友となった二人の出会いと柿内君の過去のこと、更に零児と響季の実験の日々の話へと続く。
一学年上の生徒相手に、お笑い営業をしていた少女。
夜の街で、大人相手に育った少年。
危うい少女達の告白百人組手、からのKissing図書館デート。
その少女達は今や心が離れていた。
ってそんな話どうでもいいから彼女達の仲を修復する解決策を!
そうだVogue対決だ!
勝った方には当選したけど全く行く気のしない献結啓蒙ライブのチケットをプレゼント!
ひゃだ!それってとってもいいアイデア!
そんな感じでギャルパイセンと先生達を巻き込み、ハイスクールがダンスフロアに。
R15指定ですが、高濃度百合分補給のためにたまにそういうのが出るよというレベル、かつ欠番扱いです。
読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
検索用キーワード
百合ん百合ん女子高生/よくわかる献血/ハガキ職人講座/ラジオと献血/百合声優の結婚報告/プリント自習/処世術としてのオネエキャラ/告白タイム/ギャルゲー収録直後の声優コメント/雑誌じゃない方のVOGUE/若者の缶コーヒー離れ
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
W-score
フロイライン
恋愛
男に負けじと人生を仕事に捧げてきた山本 香菜子は、ゆとり世代の代表格のような新入社員である新開 優斗とペアを組まされる。
優斗のあまりのだらしなさと考えの甘さに、閉口する香菜子だったが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる