色づく世界の端っこで

星夜るな

文字の大きさ
上 下
68 / 87
第一章

67

しおりを挟む
次の朝、熱を出して寝込んだ。
唯一救いだったのは、振替休日だったということだ。

朝ごはんを作ろうとしたときに、熱があるな。と気づいた。

朝起きると、なかなか体が動かなくて重かった。立ち上がろうとすると、フラフラとしてしっかり立てない。
最初は、昨日の筋肉痛かな。とか的外れのことを考えた。

そして、朝ごはんを作りに冷蔵庫から材料を取ろうとしたとき視界がぐるっと回った。
気づくと冷蔵庫の前で倒れていた。
流石におかしいと思って体温計で測ったら37.8度で熱があった。

いそいそとベットに戻り今の状態だ。


静かだからか。時計のカチカチ。という音が部屋に響いている。


暇だな…。


ラライン…。


スマホを手に取りメールの内容を確認すると、それは碧からきていた。

内容はこうだ…。
『彩人兄おはよう。元気?』

ときていた。

だから、
『元気。』

と送ると

『本当に?彩人兄嘘はだめだからね。』

なんてくる。なぜバレるんだ。

『熱がある。』

すぐにかってくる。

『やっぱり。彩人兄はさ。ストレス溜まると熱出すでしょ。安静にしていてね。』

お母さんみたいだ。

と思いながら心配かけないように

『わかった。』

すると、グッーというネズミのかわいいスタンプが送られてきた。
かわいい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

就職面接の感ドコロ!?

フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。 学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。 その業務ストレスのせいだろうか。 ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

処理中です...