色づく世界の端っこで

星夜るな

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第一章

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二店舗目は、FURSファーズという洋服店だ。
僕は、このお店を知っている。
なぜかというと、碧が服を買うならここ。と言っていたのを聞いたことがある。
それに、おしゃれをしたいならここに来ればいいとも言っていた。

夏海くんは、普通に入っていく。
僕なら絶対に遠慮したい。そう思いながら、ついていく。

中に入ると、たくさんのキラキラとした服が並ぶ。すごくおしゃれだ。
それに、いろんなコーナーがあり。全部見るのにも苦労しそうなほど広く、種類が豊富だ。

夏海くんが、止まった先は、白を基調とした大人っぽい服があるところだった。
確かに、佐久先輩が着るなら、女の子が大変なことになりそうなぐらい似合いそう。


「彩人。これ着てみて。」

と、膝丈ぐらいの黒と青の色が入っているシャツと白のズボン一式を渡された。
「佐久先輩はそのサイズじゃ、入らないと思うけど。」


「いや、いや、違うこれは。彩人の分。僕が、払いたいから来てみてよ。」

「いや。買う予定ない。」

「だ、か、ら。僕が買いんだよ。」


「いや。」


「いや、じゃない。」

と、半ば強引に着替えさせられた。

そして、悔しいけど過去一似合っていた。
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