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第一章
24 番外編
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僕が高校に入る前のクリスマスの話。
僕と、碧が出会った年のこと。
僕は、コンクールなどで、貯金していたお金を使い、孤児院のみんなの分のクリスマスプレゼントを準備していた。
12月24日のクリスマス。
時計の針が0時を指した。
僕は、寝たふりをしていた。
ベッドから、そーっと降りる。
誰にも気づかれないように、静かに静かに歩く。
一応、サンタの格好をしている。
院長に、すすめられ、断れなかったのだ。
一人また一人と枕元にプレゼントをおいていく。
中身は、手作りのマフラーと手袋だ。
その人に合わせて、色や柄をかえた。
自信作だ。
あとは、碧だけの部屋だ。
今まで誰にも遭わずに、届けられた。
起きていませんように。
そう願いながら、ドアを開く。
スー。スー。
寝息が聞こえる。
良かった。起きていない。
碧の枕元にプレゼントを置こう。
そう手を伸ばしたとき。
「んーーー。ん?彩人兄?」
(起きた!えっ。、えーと。)
コホン。
「おやおや、起きてしまったかな。
わしは、サンタクロースじゃ。」
シーン。
チクチク。チクタク。
「彩人兄?何してるの?」
シーン。
「バレた?」
「バレないと思ったの?流石に僕は、気づくよ。それで、何してるの?サンタの格好して…。」
息が詰まる。
恥ずかしい。
頭の回転が間に合っていない。
「えっと。プレゼントを配ってた。」
もう、何を言っても間に合わない。
時すでに遅し。
本当のことを言うしかないので、隠さず言った。
「えっ。プレゼント!毎年、配ってるの?」
碧が、キラキラした目で僕を見る。
「うん。僕が個人的に配ってる。本当は、気づかれないように渡したかったんだけど…。」
何故か、碧は、黙っている。
「もしかして、迷惑だった?ごめ…。」
「うーうん。とっても嬉しい!ありがとう!今見ていい?中身。」
「んー。それは明日。じゃあ、僕帰るね。お休み。」
そう言って、僕は、部屋から出ようとすると、なにかに服を引っ張られた。
そのせいで、転びそうになる。
「碧、何してる…。」
「あの、さ。一緒に寝たい。 だめ?」
と聞いてきた。
悩んだ。
寝る場所狭いしな。
でも、碧は、来たばっかりで、不安だと思うし。
よし。 決めた。
「いいよ。一緒に寝よう。」
そう言うと、碧の体から力が抜けた。
そして、唯菜先生に起こされるまで、二人仲良く手を繋いで寝ていた。
僕と、碧が出会った年のこと。
僕は、コンクールなどで、貯金していたお金を使い、孤児院のみんなの分のクリスマスプレゼントを準備していた。
12月24日のクリスマス。
時計の針が0時を指した。
僕は、寝たふりをしていた。
ベッドから、そーっと降りる。
誰にも気づかれないように、静かに静かに歩く。
一応、サンタの格好をしている。
院長に、すすめられ、断れなかったのだ。
一人また一人と枕元にプレゼントをおいていく。
中身は、手作りのマフラーと手袋だ。
その人に合わせて、色や柄をかえた。
自信作だ。
あとは、碧だけの部屋だ。
今まで誰にも遭わずに、届けられた。
起きていませんように。
そう願いながら、ドアを開く。
スー。スー。
寝息が聞こえる。
良かった。起きていない。
碧の枕元にプレゼントを置こう。
そう手を伸ばしたとき。
「んーーー。ん?彩人兄?」
(起きた!えっ。、えーと。)
コホン。
「おやおや、起きてしまったかな。
わしは、サンタクロースじゃ。」
シーン。
チクチク。チクタク。
「彩人兄?何してるの?」
シーン。
「バレた?」
「バレないと思ったの?流石に僕は、気づくよ。それで、何してるの?サンタの格好して…。」
息が詰まる。
恥ずかしい。
頭の回転が間に合っていない。
「えっと。プレゼントを配ってた。」
もう、何を言っても間に合わない。
時すでに遅し。
本当のことを言うしかないので、隠さず言った。
「えっ。プレゼント!毎年、配ってるの?」
碧が、キラキラした目で僕を見る。
「うん。僕が個人的に配ってる。本当は、気づかれないように渡したかったんだけど…。」
何故か、碧は、黙っている。
「もしかして、迷惑だった?ごめ…。」
「うーうん。とっても嬉しい!ありがとう!今見ていい?中身。」
「んー。それは明日。じゃあ、僕帰るね。お休み。」
そう言って、僕は、部屋から出ようとすると、なにかに服を引っ張られた。
そのせいで、転びそうになる。
「碧、何してる…。」
「あの、さ。一緒に寝たい。 だめ?」
と聞いてきた。
悩んだ。
寝る場所狭いしな。
でも、碧は、来たばっかりで、不安だと思うし。
よし。 決めた。
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