20 / 87
第一章
20
しおりを挟む
「ねえ、唯菜先生、同時進行で、洗濯物干さない?」
と、急に碧が提案してきた。
「そうね。そうしましょうか。メンバーは…。」
「僕ね。日比野さんと夏海さんがいい。僕と一緒に洗濯物干しで。」
「碧がそういっているんですけど、それでいいですか?」
二人は、問題ないという顔で、
「大丈夫です。」
といった。
碧と日比野先輩、夏海くんが、外に向けて歩き始め、唯菜先生は、子どもたちのところへ。残りの、僕、香山先輩、和中先輩、仲野せんせいは、調理台に行くことにした。
《料理チーム》
今日のご飯は、目玉焼きに、ご飯、みそ汁。そして、醤油の味がついたベーコン炒めだ。
僕が、ベーコン炒め。
香山先輩、和中先輩がみそ汁。
仲野先生が、目玉焼き。
を作ることになった。
仲野先生は、意外と料理が苦手だそうで、卵を割る手が、少し震えている。
「仲野先生、卵割るの手伝いましょうか。」
すると、頼もしくもない顔で
「心配しないでください。大丈夫ですよ。」
と言われてので流石に手を出せない。
香山先輩は、玉ねぎを包丁で切っている。そのためか、目から涙がこぼれ止まらないようだ。
「なぜなんだ。俺は、包丁を使って料理できるのに。なぜ、こんなに涙が止まらないんだ。」
と言っていた。料理はできるが、玉ねぎを切ったことはないみたいだ。途中で和中先輩に変わった。流石にできそうだな。と自分の作業に戻ろうとしたとき、和中先輩が握った包丁が、ブルブルと震えている。抑える手が猫のでもない。そして、そのまま包丁を振り上げた。
「ちょっと待って下さい。」
流石にストップをかけた。和中先輩は、
うん?と頭にはてなを浮かべている。
「どうしたんや?」
というが、まったくもってどうしたのではない。ため息を付きそうになる。すると横で香山先輩が、
「莉玖は、無理だぞ!」
という。もう少し早く言ってほしい。
結局、僕が作業の二分の一をした。
と、急に碧が提案してきた。
「そうね。そうしましょうか。メンバーは…。」
「僕ね。日比野さんと夏海さんがいい。僕と一緒に洗濯物干しで。」
「碧がそういっているんですけど、それでいいですか?」
二人は、問題ないという顔で、
「大丈夫です。」
といった。
碧と日比野先輩、夏海くんが、外に向けて歩き始め、唯菜先生は、子どもたちのところへ。残りの、僕、香山先輩、和中先輩、仲野せんせいは、調理台に行くことにした。
《料理チーム》
今日のご飯は、目玉焼きに、ご飯、みそ汁。そして、醤油の味がついたベーコン炒めだ。
僕が、ベーコン炒め。
香山先輩、和中先輩がみそ汁。
仲野先生が、目玉焼き。
を作ることになった。
仲野先生は、意外と料理が苦手だそうで、卵を割る手が、少し震えている。
「仲野先生、卵割るの手伝いましょうか。」
すると、頼もしくもない顔で
「心配しないでください。大丈夫ですよ。」
と言われてので流石に手を出せない。
香山先輩は、玉ねぎを包丁で切っている。そのためか、目から涙がこぼれ止まらないようだ。
「なぜなんだ。俺は、包丁を使って料理できるのに。なぜ、こんなに涙が止まらないんだ。」
と言っていた。料理はできるが、玉ねぎを切ったことはないみたいだ。途中で和中先輩に変わった。流石にできそうだな。と自分の作業に戻ろうとしたとき、和中先輩が握った包丁が、ブルブルと震えている。抑える手が猫のでもない。そして、そのまま包丁を振り上げた。
「ちょっと待って下さい。」
流石にストップをかけた。和中先輩は、
うん?と頭にはてなを浮かべている。
「どうしたんや?」
というが、まったくもってどうしたのではない。ため息を付きそうになる。すると横で香山先輩が、
「莉玖は、無理だぞ!」
という。もう少し早く言ってほしい。
結局、僕が作業の二分の一をした。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる