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第一章
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僕の名前は、星井彩人。簡単に言うと、僕には両親がいない。正確に言えば、捨てられた。生まれ親が今どこで何をしているかなんて僕は知らない。そして、捨てられたあと、児童施設に預けられた。それが、星井児童施設だ。中学を卒業してからは、働こうと思っていたが、ある人の協力があり、この天陽学園に入学することになった。天陽といえば、文武両道でここに入れば、有名企業に就職間違い無しの学園らしい。そして、一人一人が輝ける場所と言われている。(まあ、僕には、関係ない。どうせ、就職のためだ。)と言いながら、もしかしたら色づく世界が見れるかもしれないと。あることがきっかけで『色づく世界』はモノクロの世界へと変わっていった。少し訂正すると、『色づく』とは赤や黄色などの色彩のことではなく、楽しいとか悲しいとかの感情の方だ。楽しいと思えば思うときほど、表情が表れない。心の感情がごっそりと黒で塗られたような感覚だ。だから、よく
「ロボットみたい。」
「○○は泣いてるのになんとも思わないの。」
「ほんとにさ。面白いとか思ってんの。お前を見とくとさ、なんか無理して笑ってるようで、嫌い。てか関わりたくないし。」
とか言われていた。だから、期待している自分が心の隙間にいた。
「ロボットみたい。」
「○○は泣いてるのになんとも思わないの。」
「ほんとにさ。面白いとか思ってんの。お前を見とくとさ、なんか無理して笑ってるようで、嫌い。てか関わりたくないし。」
とか言われていた。だから、期待している自分が心の隙間にいた。
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