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7.闇堕ち女騎士
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「ねぇ、ねぇ、ときめいちゃいました?」
女騎士ノミホ、彼女が使える武器は剣だけに留まらない。
研修期間中に、格闘術、槍、弓、鈍器、短剣、投擲武器など、
多様な武器をある程度使いこなせるようになっている。
初心者にもおすすめのキャラだ。
あらゆる武器種を使いこなす器用さがあれば、
なるほど、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子を演じる器用さもあるといえる。
「……ときめいたよ、女騎士。12回ときめいた。もう聞き返すなよ」
「だろうな、全く、新たなる才能を発揮するというのは気分が良いな」
意気揚々と通路を歩くノミホとは別に、ヤカサには憔悴が見える。
勝利経験を反芻するかのように、幾度もヤカサに絡んでいくのだ。
女騎士ノミホではなく、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女騎士ノミホが。
一度、二度ならば、満更な気持ちではない。
それが二桁を超えて、このキャラクターで絡まれると、
一回どついたろうか、という気分にすらなる。
5分間で12回である。
なにもない通路を5分間も歩かされているだけでも腹立たしいというのに、
その上、一度受けたネタを何度も何度も繰り返す女騎士がついてくるので、
ヤカサの精神は限界に近づきつつあった。
「せんぱぁい、この調子ならゲロトラップダンジョン楽勝ですね」
「なぁ、女騎士」
「なんですかぁ?」
「一発殴っていいか?」
「えぇ……先輩そういう趣味が」
ノミホが言葉を言い終わるよりも早く、ヤカサが動いた。
腰がくるりと回る、それが拳の推進力を生む。
ヤカサの横殴りの拳がノミホの顔面を狙っていた。
ボクシングでいうフックの形である。
胴体部は甲冑に覆われ、素手では自分の拳を痛めるだけである。
故に、顔面を狙う。
ただし、フックとは大きく違う部分がある。
正拳ではない、裏拳――手の甲で打つのだ。
それは、若干――この世界から見ての異世界、
現代日本における漫才のツッコミの形に似ていた。
もしも、その手を開き、軽くノミホを打っていれば、そうなっていただろう。
だが、そうではない。
もしも、これをツッコミであるというにしても、
あまりにも攻撃的なツッコミ――実戦を想定したツッコミである。
「やっ!」
ヤカサの攻撃が放たれて、刹那。
ノミホは自身の顔面を打たんとしたヤカサの拳を掴み、
それを軸にして、くるりと立ち位置を変えて、ヤカサの正面に立った。
あとは、押し倒すだけで良い。鎧の重量が味方をする。
マウントポジション。
攻めていたはずのヤカサは瞬時に、殺される側に回っていた。
「何をするんだ、ヤカサ!!」
ノミホの声は若干、動揺の響きを帯びている。
しかし、内心がどうであれ、その行動に迷いはない。
戦闘こそが、女騎士の本分である。
「女騎士、今ここで俺にマウントポジションを取っているのがお前の本性だ」
だが、反撃を受けたヤカサに動揺はない。
命を握られているという状況下であるが、
こうなっているのが当然であると、泰然と構えて、ノミホの顔を見ている。
「どういうことだ」
「お前がいくら、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子を演じようとも、
お前の本質は女騎士、感情を持たない殺戮兵器だ」
「それは流石に女騎士に偏見持ちすぎだろ」
「とにかく、俺が言いたいのは気を引き締めろ、ってことだよ。
確かに、さっきはちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子ノミホが勝利した、
それは間違いないところだ、でもな、次もそうとは限らないだろ。
あくまでもちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子ノミホは、武器の一つだ。
それをお前は……武器に使われるような真似をして!」
「でも、ヤカサもときめいていたじゃないか……」
「ときめくにも限度があんだよ!6回超えたらときめきこえて不整脈いくわ!」
「そんな、言うことないじゃないか」
「言う!言うことはある!俺が一緒にゲロトラップダンジョンを攻略したいのは!
ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子ノミホじゃなくて、女騎士ノミホなんだよ!」
「でも、女騎士ノミホよりちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子の方が人気出ると思」
「いらねぇ!人気じゃなくて!お前!お前がいるんだよ!とっとと女騎士に戻れ!」
「……そうか……そうだな、うん」
ノミホは常に、異性との関係に対し受け身であった。
告白された経験は幾度もある。
だが、彼女自身が恋心を抱いた相手に対しては、常に見ているだけであった。
暴力や権力、そのようなもので他人に言うことを聞かせることは出来る。
だが、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子の暗黒の力で、異性を手玉に取る、
そのような経験は人生で初めての、特別な時間であったのだ。
「私は、闇に堕ちかけていたのかもしれない。
女騎士でありながら、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子の力に溺れてな」
「そういう人の性格を闇とか言い出すのは失礼だと思うぞ」
「だが、私はもう迷わない……私は女騎士ノミホ・ディモ・ジュースノームだ。
私が振るうべき力は可愛さではない……暴力と権力、そうだろ?」
「そっちの方が闇堕ちっぽいけど……まぁ、そういうことだ」
マウントポジションを解除したノミホがゆっくりと立ち上がり、
ヤカサもそれに続いた。
「まぁ、可愛いにおさらばするのは悲しいがな」
「別に、わざわざちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子にならなくても、
女騎士でも可愛いと思うけどな」
ノミホが自嘲の笑みと共に零した言葉を、
ヤカサはぶっきらぼうに、しかし確かに受け止めていた。
「……少し、照れるな」
「……そんな、照れんなよ、俺もなんか恥ずかしいだろ」
アルコールに満ちたゲロトラップダンジョン、
だが、二人の顔が赤らんだのは、決して酒によるものではない。
「そ、それよりも、嘔吐マッピングだ。次の罠を確認するとしよう」
「あ、あぁ……そうだな!!次は……」
ピンを引っこ抜いておっさんを助けるアプリの広告をスキップで飛ばし、
再び二人は、飲酒情報蠢くゲロトラップダンジョン挑戦者の墓場へと飛んだ。
そして、しばらく記録を見たヤカサは決断的に言った。
「やっぱ、女騎士捨てろ」
女騎士ノミホ、彼女が使える武器は剣だけに留まらない。
研修期間中に、格闘術、槍、弓、鈍器、短剣、投擲武器など、
多様な武器をある程度使いこなせるようになっている。
初心者にもおすすめのキャラだ。
あらゆる武器種を使いこなす器用さがあれば、
なるほど、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子を演じる器用さもあるといえる。
「……ときめいたよ、女騎士。12回ときめいた。もう聞き返すなよ」
「だろうな、全く、新たなる才能を発揮するというのは気分が良いな」
意気揚々と通路を歩くノミホとは別に、ヤカサには憔悴が見える。
勝利経験を反芻するかのように、幾度もヤカサに絡んでいくのだ。
女騎士ノミホではなく、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女騎士ノミホが。
一度、二度ならば、満更な気持ちではない。
それが二桁を超えて、このキャラクターで絡まれると、
一回どついたろうか、という気分にすらなる。
5分間で12回である。
なにもない通路を5分間も歩かされているだけでも腹立たしいというのに、
その上、一度受けたネタを何度も何度も繰り返す女騎士がついてくるので、
ヤカサの精神は限界に近づきつつあった。
「せんぱぁい、この調子ならゲロトラップダンジョン楽勝ですね」
「なぁ、女騎士」
「なんですかぁ?」
「一発殴っていいか?」
「えぇ……先輩そういう趣味が」
ノミホが言葉を言い終わるよりも早く、ヤカサが動いた。
腰がくるりと回る、それが拳の推進力を生む。
ヤカサの横殴りの拳がノミホの顔面を狙っていた。
ボクシングでいうフックの形である。
胴体部は甲冑に覆われ、素手では自分の拳を痛めるだけである。
故に、顔面を狙う。
ただし、フックとは大きく違う部分がある。
正拳ではない、裏拳――手の甲で打つのだ。
それは、若干――この世界から見ての異世界、
現代日本における漫才のツッコミの形に似ていた。
もしも、その手を開き、軽くノミホを打っていれば、そうなっていただろう。
だが、そうではない。
もしも、これをツッコミであるというにしても、
あまりにも攻撃的なツッコミ――実戦を想定したツッコミである。
「やっ!」
ヤカサの攻撃が放たれて、刹那。
ノミホは自身の顔面を打たんとしたヤカサの拳を掴み、
それを軸にして、くるりと立ち位置を変えて、ヤカサの正面に立った。
あとは、押し倒すだけで良い。鎧の重量が味方をする。
マウントポジション。
攻めていたはずのヤカサは瞬時に、殺される側に回っていた。
「何をするんだ、ヤカサ!!」
ノミホの声は若干、動揺の響きを帯びている。
しかし、内心がどうであれ、その行動に迷いはない。
戦闘こそが、女騎士の本分である。
「女騎士、今ここで俺にマウントポジションを取っているのがお前の本性だ」
だが、反撃を受けたヤカサに動揺はない。
命を握られているという状況下であるが、
こうなっているのが当然であると、泰然と構えて、ノミホの顔を見ている。
「どういうことだ」
「お前がいくら、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子を演じようとも、
お前の本質は女騎士、感情を持たない殺戮兵器だ」
「それは流石に女騎士に偏見持ちすぎだろ」
「とにかく、俺が言いたいのは気を引き締めろ、ってことだよ。
確かに、さっきはちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子ノミホが勝利した、
それは間違いないところだ、でもな、次もそうとは限らないだろ。
あくまでもちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子ノミホは、武器の一つだ。
それをお前は……武器に使われるような真似をして!」
「でも、ヤカサもときめいていたじゃないか……」
「ときめくにも限度があんだよ!6回超えたらときめきこえて不整脈いくわ!」
「そんな、言うことないじゃないか」
「言う!言うことはある!俺が一緒にゲロトラップダンジョンを攻略したいのは!
ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子ノミホじゃなくて、女騎士ノミホなんだよ!」
「でも、女騎士ノミホよりちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子の方が人気出ると思」
「いらねぇ!人気じゃなくて!お前!お前がいるんだよ!とっとと女騎士に戻れ!」
「……そうか……そうだな、うん」
ノミホは常に、異性との関係に対し受け身であった。
告白された経験は幾度もある。
だが、彼女自身が恋心を抱いた相手に対しては、常に見ているだけであった。
暴力や権力、そのようなもので他人に言うことを聞かせることは出来る。
だが、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子の暗黒の力で、異性を手玉に取る、
そのような経験は人生で初めての、特別な時間であったのだ。
「私は、闇に堕ちかけていたのかもしれない。
女騎士でありながら、ちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子の力に溺れてな」
「そういう人の性格を闇とか言い出すのは失礼だと思うぞ」
「だが、私はもう迷わない……私は女騎士ノミホ・ディモ・ジュースノームだ。
私が振るうべき力は可愛さではない……暴力と権力、そうだろ?」
「そっちの方が闇堕ちっぽいけど……まぁ、そういうことだ」
マウントポジションを解除したノミホがゆっくりと立ち上がり、
ヤカサもそれに続いた。
「まぁ、可愛いにおさらばするのは悲しいがな」
「別に、わざわざちょっとぶりっ子で可愛い後輩女子にならなくても、
女騎士でも可愛いと思うけどな」
ノミホが自嘲の笑みと共に零した言葉を、
ヤカサはぶっきらぼうに、しかし確かに受け止めていた。
「……少し、照れるな」
「……そんな、照れんなよ、俺もなんか恥ずかしいだろ」
アルコールに満ちたゲロトラップダンジョン、
だが、二人の顔が赤らんだのは、決して酒によるものではない。
「そ、それよりも、嘔吐マッピングだ。次の罠を確認するとしよう」
「あ、あぁ……そうだな!!次は……」
ピンを引っこ抜いておっさんを助けるアプリの広告をスキップで飛ばし、
再び二人は、飲酒情報蠢くゲロトラップダンジョン挑戦者の墓場へと飛んだ。
そして、しばらく記録を見たヤカサは決断的に言った。
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