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出会い、そして別れ
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夜になり、また声をかける。RYOはメニューも見ずに「林さんと同じもの」と言う。
少し食べて、ミニバーからお酒とおつまみを取ってくる。2人でゆっくり飲む。
「林さんは恋人とかいないの?」
RYOが話をふる。
「いませんね」
「アルファだもの、モテるでしょ」
「本当に好きになった人としか付き合いたくないので」
「そっか、いい人見つかるといいね」
「RYOさんは?」
自分も聞かれたので聞き返してみる。
「俺は無理でしょ。風俗だよ」
「お客さん、とか」
「客は傲慢なアルファばっかりだよ。客じゃなきゃ寝ないよ」
RYOはさばさば言う。雅司は何を言っていいのか分からなくなり、話を変えた。
「ロシアの大統領に気に入られたということは、ロシア語話せるんですか?」
「うん、日常会話程度だけどね」
「すごいですね。ロシア語って難しいって聞きますが」
「うん、俺、言葉覚えるの得意なんだよね。客で何回か通ってもらってると話せるようになるから、外国人のお客さんは喜ぶね」
「何か国語くらい話せるんですか?」
「え? 数えたことないけど、20位は話せると思う」
「すごい。通訳になれるんじゃないですか?」
「日常会話のみだから。専門的なのは無理」
「たぶん語学センス高いんですよ。勉強したら、できるんじゃないですか?」
「オメガ風俗のキャストがそんな願い持っても仕方ないよ」
RYOが温度の低い声で言う。
雅司は調子に乗り過ぎたと反省し「すみません」と謝る。
RYOが笑いながら「すっごい傷ついた。慰めて」と言う。
雅司は慌てて「どうしたらいいですか?」と聞く。
「Hしよ。林さんの童貞くれたら許すよ」とRYOは怪しげに笑う。雅司は真っ赤になる。
「俺、運命の番とのセックス経験してみたいんだよね。林さんにとっても悪い話じゃないでしょ」
「RYOさん、酔ってますね」
「こんな所に閉じこめられて体力持て余しちゃう。キスしていい?」
雅司が返事する前に、RYOはキスし始める。唇にちゅっちゅっと触れ合った後、雅司の唇を舌で舐める。雅司の唇が半開きになると舌を侵入させる。RYOの巧みなディープキスにくらくらしてくる。
「美味しい」
RYOは舌なめずりをする。そして雅司のシャツのボタンを外していく。やわやわと軽いタッチで肌に触れ、快感を引き起こしていく。雅司は快感で体に力が入らなくなり、ソファーに容易に押し倒される。気持ちよすぎて拒否できない。ズボンの前は痛いくらい張りつめている。RYOはぺろっと唇を舐め、ベルトを外してくる。ぶるんと立ち上がった雅司のペニスに頬ずりし、ちゅっとキスを落とす。
「林さん、いいもの持ってるよね。アルファの中でも大きい方だよ。昨日から入れてみたくて堪らなかった」
RYOはロングTシャツを捲る。下着は身に着けていなかった。自分の指で後孔をほぐし始める。可愛らしいピンクのペニスがぷるんと立っている。雅司にまたがり、自分の後孔に雅司の先端をあてがう。
「ふ……う……」
ずぶずぶと雅司のペニスがRYOの後孔に収まる。
「あ……ん」
RYOはぴゅっと蜜を吐く。快感に震えているRYOの痴態を見て、雅司のペニスはさらにいきり立つ。
「大……きい。嘘……あ……気持ちいい」
RYOはゆらゆら揺すり始める。雅司は射精感が高まったが、さっきから童貞とからかわれているため、もう少し耐えたかった。騎乗位から上体を起こし対面座位になる。気をそらすのに、RYOの唇に自分の唇をぶつける。噛みつくようにキスをする。RYOもそれに答え、ちゅっちゅっとキスをする。RYOのTシャツの下から手を入れ、直接肌に触れる。滑らかな皮膚で気持ち良かった。手が胸の尖りをかすめると、RYOが切なさそうな顔をする。ぎゅんと後孔が締まる。
「気持ち、いい?」
「ン……。好き、そこ、舐めて」
RYOはTシャツを捲って、口に咥える。ピンク色のぽってりした尖りが2つ顔を出す。舐めたり吸ったりすると芯を持ってきた。気持ちよさそうなRYOを見るのが嬉しく、尖りを口と手で愛撫し続けた。
「上手。気持ちいい」
快感でこらえきれなくなりRYOは咥えていたTシャツを口から離す。RYOの甘い言葉を聞いて雅司の頭は沸騰した。RYOを押し倒し、正常位になりガツガツと抽送する。理性が飛んで獣のような顔になる。
「あン、激し……いい……」
RYOが切なさそうな顔をする。後孔がぎゅんぎゅん締まった。
「イク」
RYOが呟いた瞬間、雅司もRYOの中に吐精した。RYOもペニスから蜜を飛ばし、雅司の腹を濡らした。
「気持ちいい」
RYOは優しく雅司にキスする。アルファの吐精は長い。30分位出したら、RYOのお腹はぽっこりしてしまった。ペニスを抜くと、白濁がこぽと後孔から流れた。雅司は冷静になる。
「ごめん。避妊、してない」
RYOがふふっと笑う。
「女性と違って、男性オメガはヒートの時しか妊娠しないから大丈夫」
RYOはちゅっと雅司にキスして「素敵だったよ。ありがと。俺、シャワーして寝るね」とベッドルームに戻っていった。
少し食べて、ミニバーからお酒とおつまみを取ってくる。2人でゆっくり飲む。
「林さんは恋人とかいないの?」
RYOが話をふる。
「いませんね」
「アルファだもの、モテるでしょ」
「本当に好きになった人としか付き合いたくないので」
「そっか、いい人見つかるといいね」
「RYOさんは?」
自分も聞かれたので聞き返してみる。
「俺は無理でしょ。風俗だよ」
「お客さん、とか」
「客は傲慢なアルファばっかりだよ。客じゃなきゃ寝ないよ」
RYOはさばさば言う。雅司は何を言っていいのか分からなくなり、話を変えた。
「ロシアの大統領に気に入られたということは、ロシア語話せるんですか?」
「うん、日常会話程度だけどね」
「すごいですね。ロシア語って難しいって聞きますが」
「うん、俺、言葉覚えるの得意なんだよね。客で何回か通ってもらってると話せるようになるから、外国人のお客さんは喜ぶね」
「何か国語くらい話せるんですか?」
「え? 数えたことないけど、20位は話せると思う」
「すごい。通訳になれるんじゃないですか?」
「日常会話のみだから。専門的なのは無理」
「たぶん語学センス高いんですよ。勉強したら、できるんじゃないですか?」
「オメガ風俗のキャストがそんな願い持っても仕方ないよ」
RYOが温度の低い声で言う。
雅司は調子に乗り過ぎたと反省し「すみません」と謝る。
RYOが笑いながら「すっごい傷ついた。慰めて」と言う。
雅司は慌てて「どうしたらいいですか?」と聞く。
「Hしよ。林さんの童貞くれたら許すよ」とRYOは怪しげに笑う。雅司は真っ赤になる。
「俺、運命の番とのセックス経験してみたいんだよね。林さんにとっても悪い話じゃないでしょ」
「RYOさん、酔ってますね」
「こんな所に閉じこめられて体力持て余しちゃう。キスしていい?」
雅司が返事する前に、RYOはキスし始める。唇にちゅっちゅっと触れ合った後、雅司の唇を舌で舐める。雅司の唇が半開きになると舌を侵入させる。RYOの巧みなディープキスにくらくらしてくる。
「美味しい」
RYOは舌なめずりをする。そして雅司のシャツのボタンを外していく。やわやわと軽いタッチで肌に触れ、快感を引き起こしていく。雅司は快感で体に力が入らなくなり、ソファーに容易に押し倒される。気持ちよすぎて拒否できない。ズボンの前は痛いくらい張りつめている。RYOはぺろっと唇を舐め、ベルトを外してくる。ぶるんと立ち上がった雅司のペニスに頬ずりし、ちゅっとキスを落とす。
「林さん、いいもの持ってるよね。アルファの中でも大きい方だよ。昨日から入れてみたくて堪らなかった」
RYOはロングTシャツを捲る。下着は身に着けていなかった。自分の指で後孔をほぐし始める。可愛らしいピンクのペニスがぷるんと立っている。雅司にまたがり、自分の後孔に雅司の先端をあてがう。
「ふ……う……」
ずぶずぶと雅司のペニスがRYOの後孔に収まる。
「あ……ん」
RYOはぴゅっと蜜を吐く。快感に震えているRYOの痴態を見て、雅司のペニスはさらにいきり立つ。
「大……きい。嘘……あ……気持ちいい」
RYOはゆらゆら揺すり始める。雅司は射精感が高まったが、さっきから童貞とからかわれているため、もう少し耐えたかった。騎乗位から上体を起こし対面座位になる。気をそらすのに、RYOの唇に自分の唇をぶつける。噛みつくようにキスをする。RYOもそれに答え、ちゅっちゅっとキスをする。RYOのTシャツの下から手を入れ、直接肌に触れる。滑らかな皮膚で気持ち良かった。手が胸の尖りをかすめると、RYOが切なさそうな顔をする。ぎゅんと後孔が締まる。
「気持ち、いい?」
「ン……。好き、そこ、舐めて」
RYOはTシャツを捲って、口に咥える。ピンク色のぽってりした尖りが2つ顔を出す。舐めたり吸ったりすると芯を持ってきた。気持ちよさそうなRYOを見るのが嬉しく、尖りを口と手で愛撫し続けた。
「上手。気持ちいい」
快感でこらえきれなくなりRYOは咥えていたTシャツを口から離す。RYOの甘い言葉を聞いて雅司の頭は沸騰した。RYOを押し倒し、正常位になりガツガツと抽送する。理性が飛んで獣のような顔になる。
「あン、激し……いい……」
RYOが切なさそうな顔をする。後孔がぎゅんぎゅん締まった。
「イク」
RYOが呟いた瞬間、雅司もRYOの中に吐精した。RYOもペニスから蜜を飛ばし、雅司の腹を濡らした。
「気持ちいい」
RYOは優しく雅司にキスする。アルファの吐精は長い。30分位出したら、RYOのお腹はぽっこりしてしまった。ペニスを抜くと、白濁がこぽと後孔から流れた。雅司は冷静になる。
「ごめん。避妊、してない」
RYOがふふっと笑う。
「女性と違って、男性オメガはヒートの時しか妊娠しないから大丈夫」
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