ひらたい日々

硝子の塔の殺人を読んだ

発売前の配信があったので、途中までお試し読み、のつもりが、なんと、ラストまですべて、発売日まで無料配信だそうで、ぜんぶ読めてしまった。

おもしろかった。
お試し読みで、続きは後ほど、なんてなっていたら、ガマンできなくってソワソワの日を過ごさないといけなくなる本だった。

ものすごく久しぶりにミステリー小説を読んだよ。
たぶん、容疑者Xの献身、以来だと思う。
いったい何年ぶりなんだ（笑）。

好きなんだけど、ダメなのよね。ミステリー作品をついつい避けてしまう。
私はトリックがぜんぜん解けなくって、それなのに妙な勘で犯人だけ閃いてしまって、読んでいておもしろいんだけど、ものすごく敗北感に苛まれちゃうの。そして凹む。
そこで凹む必要はないのだけれど、まあ、性格なのでどうしようもない。
そして結果、読んでみようかな、と思っても、なかなか実際には手が伸びない。

けど、今回は重い腰があがった。
おもしろいぞって、予感があったんだと思う。

そして、読み始めたら、細かい理由はぜーんぶすっ飛ばして、おそらくこれは。。。と思いつき、トリックはまーったく解けず、そこがそんなふうにつながるんだ！とか、ひとつひとつ驚いては、わからなかった自分を恥じ、それでも、あっという間に読み終わってしまいました。
短くないお話なのに！
どんどん続きが読みたいから、画面に表示される文字のサイズを大きくして、バシバシとページをめくって読んだくらいよ。 目がかすんでリズムが崩されちゃうなんてもったいないものね！

そういえば、電子書籍を読むにあたり、文字を大きく表示する機能が、本当に必要になってきちゃったなぁ。そろそろ本気でリーディンググラスを考えよう。これもちょっと凹むなぁー。

ああ、でも楽しかったなぁ！
作品中にでてきた小説も読んでみようかな。
ミステリーに詳しくないので、作中に登場した小説について、私が勝手に想像したイメージが合っているのか、ぜんぜんちがっているのか、ちょっと知りたいなぁと思ったり。

こんなふうに、次に読みたいものを連想させてくれるっていうのもいいね！
たとえば私は、音楽だったら、好きになったバンドがルーツだって語っているバンドに興味を持って掘り下げて聴いていく、ということをしてきた。それとおんなじだよね。
うんうん、楽しそう！
トリックが解けないことで凹むって、わかっているから、ちょっと時間は空いちゃうかもしれないけれど。。。

それから、ちょっと時間をあけて、また、硝子の塔の殺人も読み返してみたいな。



今日は楽しい日記が書けて嬉しいわ。