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ルーから作らないカレー
しおりを挟むめっきり、カレーをルーから作らなくなった。
小麦粉とカレー粉を炒める過程、そんなに手間だと思っていなかったはずなのに、いまはどうにもがんばれる気がしない。
カレールーに好みのものを見つけた、というのもまた、カレーをルーから作らなくなった原因かも。
市販のルーを使えば、煮込む時間が足りなくても、しっかり美味しいカレーができる。手抜きして美味しいものができてしまう、最たるものかもしれない。
市販のルーに、にんにく、ママレード、はちみつを入れて煮込むだけ。たったこれだけで、何杯でも食べられそうなカレーができる。
なんてすごいんだ!
老い支度と言ったら、早すぎると怒られるかもしれなけれど、暮らし全般について、簡単にできるところは簡単に、手間を減らしたり、危険を減らしたり、少しずつ、気を付けるようにしている。
もちろん、ゆっくり時間をかけてルーから作りたいと思う日には、作りたいと思う。けれど、そこまでやる気がでないときには、無理をしないで市販のものに頼ったり、買ってきたり、外食したり、フレキシブルにしていきたいなぁと思っている。
そういう感じにできるよう、支度の準備を始めている、と言ったほうがいいのかしら。
こんなふうに、外出を自粛して思うままには出かけられなかったり、偶然人が集まるようなことになったら諦めたり、制約のある暮らしが続いて、無理をしないことがとてもだいじに思えるようになった。
カレーはそんなこんなのうちの一つ。
年齢だけでなく、体調が悪くなったとき、制約が大きくなったとき、どうにでも対応ができるように。
これもいつもの考えすぎかも。
でも、気休め程度でも、なにかできることをしないと、って思ってしまう。
カレーは大好物!
どんなときでも食べられるように、しておきたい!
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