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タイミングは大事です!
しおりを挟むではでは、予定ではクロウがお茶休憩に入ってる時間のはずです。
パッと謝ってサッと逃げましょう。
これが謝る時の必勝法です!
後は時間が解決してくれる事の方が多いです…
中に入ると、クロウが書類に埋まってました…
「大丈夫ですか?」
「すまないが、少し手伝ってもらえるか?カイが他所に取られてしまって…」
「仕分けぐらいなら任してください。」
「助かる。」
謝って逃げるはずが失敗しました。
でもこれで恩が売れます!
取りあえず、急ぎの物と後は種類ごとに別けて…
別けてた分からクロウが終わらせて行きますね。
少し楽しいです、スピードをあげましょう。
追い付きますか、では…
気が付いたら終わりました…
「助かった。後は大丈夫だ。お茶でも飲んでくれ、シルの好きなお菓子もちょうどあるんだ。」
「いただきます!」
お菓子です~
家の料理人のお菓子も格別ですが。
王室御用達はまた格別で!
「シルは最近その…元気だったか?」
お菓子で油断しました!
「もちろんです!クロウは背が伸びましたね?」
「もちろん……ああ、ここ最近でかなり。」
凄い落ち込みましたね。
しまった、自分は大変だったのに病気でもなく手伝いに来なかったと思われたでしょうか?
「久しぶりに背比べをするか?」
「そうですね。」
「シル小さくなったか?」
「クロウが大きくなったのです。」
もう頭一個分は違います。
このままゲームのクロウに育つのですね。
少しだけ、寂しいですね。
「どうした?」
「クロウがこのまま離れて行ってしまうと思うと寂しくて。」
「それは!」
「身長が…」
「…そうか。」
なぜがっくりします?
「お前は離れて行くなよ。頼むから…」
クロウ…ハグはしなくていいのでは?
「許さないからな!」
許さない!?
確かにまだ謝ってないです!
まずは謝ってからですよね。
「クロウ!私!」
「シル!」
ちょっとクロウ苦しい!
「ごめんなさい!」
「え!?」
「本当にごめんなさい!」
「シル?どうして謝る?」
「私…ついある人に…」
「!!言うな!」
?言い訳は聞いてくれないのですね。
そんなに怒ってるのですね…
悪いのは自分ですが、泣きそうです…
「私以外に思いを寄せる事は絶対に許さないからな。」
そんな!
コレクションを止めろと!
ここまで集めたのに。
ここは…
逃げましょう…
きっと時間が経てば…
ぬいぐるみを押し付け、ダッシュ…
しようとしたら捕まりました!
「絶対に逃がさない!他の奴とするくらいなら!」
後ろから抱き締めれられたまま首をおかしな方向に曲げられます!
痛いです!
口を口で塞がれます。
苦しいし痛いし涙が出てしまいます。
「泣くほど嫌なのか?」
アングル的には御馳走ですが。
首が限界を迎えそうです。
どうしてこうなったのでしょうか?
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