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2月7日(水)
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宿題を進めていた手を止めて、伸びをする。これは明日の授業で提出しなきゃいけないらしい。友達に言われるまで気づいてなかったから、結構な量があった。
でも、あと二ページ。これぐらいだったら、明日学校に行ってからやっても間に合いそうだ。
「詩ちゃーん、これやらない?」
如月がタイミングよく部屋に入ってくる。
「ノックしてって言ってるでしょ」
何の合図もなしに入ってこられるとびっくりする。しかも如月は精霊だからか存在感があまりなく、気づいたらいるってこともあるのだ。本当にやめてほしい。
「てかそれ、お兄ちゃんのやつじゃん」
如月が手に持っていたのは、お兄ちゃんのゲームソフトだった。
「使っちゃダメかな?」
「いいんじゃない? 最近やってるとこ見ないし」
久しぶりにそのゲームを見たからか、私もやりたくなってきた。以前はお兄ちゃんから借りてよくやっていたのだ。
「ゲーム機は?」
「持ってるよ」
ゲーム機は家族共用だから、使っても文句は言われないだろう。
ソフトをゲーム機に差し込む。
お菓子でできたステージで、レースやバトルで競い合い、一位を目指すゲームだ。砂糖菓子みたいなキャラクターがすごく可愛い。
私のキャラクターは、ピンク色のうさぎの形をした砂糖菓子。耳がぴこぴこ動くモーションが可愛くて、いつもこの子を使っている。
コントローラーの片方を如月に渡す。
「これどうやって動かすの?」
「待って。まだ如月が動かすキャラいないから」
メニューを開き、プレイ人数を二人に設定する。
画面にもう一体、水色のキャラクターが現れる。
「わっ、動いた」
「今動いたのは私のキャラ。如月のはこっち」
水色のキャラクターを指差す。クマの形の砂糖菓子。走る時に両手を広げるのが可愛い。
「右のスティック倒すと前に進んで、このボタンでジャンプ。ここ押すとアイテムが使えるよ」
「おー、本当だ」
如月は画面の中のキャラクターを意のままに動かした。飲み込みが早くて、すぐに慣れたようだ。
「とりあえず一回やってみるか」
ゲームを開始する。
クレープみたいなレースコースが映し出される。イチゴにキウイ、チョコレート。食べたくなっちゃうようなステージだ。このステージは私の中ではかなり難しい。底が抜けたり、クリームで滑ったりするのだ。
「これは何するの?」
「早くゴールにたどり着いたほうが勝ち」
単純なことだけど、意外と難しいのだ。
カウントダウンが始まって、スタートの文字が表示される。
「あ、ぶつかった」
まず、砂糖菓子のキャラクターが思うように動いてくれない。フルーツとフルーツの間を通り抜けようとしただけなのに、思いっきりぶつかっていってしまう。
「滑った……あ、落ちた」
そして、見ただけじゃわからないトラップがたくさん仕掛けられている。クリームやキャラメルソースを踏むと滑るし、何かよくわからない穴にハマってしまうこともある。
「え、痛っ、なんか飛んできた」
如月のキャラクターの上から、ブルーベリーが落ちてきた。少しの間、目を回して動けなくなっていた。
痛いのは自分じゃなくて、動かしているキャラクターなのに。如月の反応に笑ってしまった。
このゲームの難しいところ。それはなんといっても、他のプレイヤーから邪魔が入ることだ。今の如月への攻撃は、私が仕掛けたものだった。
「あ、これ使うってこと?」
私のキャラクターの目の前に、板チョコレートが現れる。ぶつかって、少しひびが入る。如月が邪魔してきたらしい。
「やったな?」
私はさっき拾ったアイテムを使い、如月にやり返す。
「うっわ、なんか戻された。じゃあ次は……」
如月はやりながら操作方法を覚えてきて、前を行く私を追い上げてきた。けれど、最初についた差は大きかった。
「よし、勝った」
「負けたぁ。詩ちゃん強い」
私は堂々の一位でゴールした。如月は二位。
「ねぇ、もう一回やらない?」
「じゃあ次はレースじゃなくてバトルやろうよ」
「バトル? 面白そうじゃん」
バトルは、チョコレートとかキャラメルを投げ合ったり、それを避けたりする。
私はこっちの方が得意だ。
「CPU弱かった? もうちょっと強くする?」
「しーぴーゆーって何?」
「私たち以外の対戦相手。今、三位と四位だった人」
「あーなるほど。もうちょっと強くてもいいよ」
このゲームは四人で競い合うゲームだから、人数が足りないとコンピューターで補われる。コンピューターとは言っても、強さを一番高く設定すると、私はボロ負けしてしまう。真ん中ぐらいの強さだと、張り合いがあって楽しい。
「バトルは、右上のライフがなくならないようにしながら、相手を攻撃して、残った方が勝ち。攻撃するアイテムとかは、落ちているのを拾って使えばいいよ」
「へぇー。とりあえずやってみる」
今回のステージは、ホールケーキ。何個かイチゴが乗っているだけの、平坦な場所だ。
「ケーキ食べたいなぁ」
「わかるぅ。このゲームお腹空いてきちゃう」
そういえば、この前ショッピングモールで食べたワッフル、美味しかったな。お土産に買ってきたワッフルはお兄ちゃんに何個か勝手に食べられた。
「詩ちゃん、動きが鈍ってない? 気ぃ抜いてるとオレが勝っちゃうよ?」
「えっ、あ」
いつの間にか背後にいた如月に、ライフの半分を削られる。油断していた。今はこっちに集中しないと。
落ちていたクッキーのバリアを張って、一旦体制を整える。
「反撃!」
如月を追いかけ、ペロペロキャンディで叩きつける。これはたしか、結構なダメージが入ったはずだ。
「あー痛い、めっちゃ削られるじゃん」
これで、残りのライフはお互い同じぐらいだろうか。
そこから、如月は攻撃を避けるのも上手くなってきて、なかなか決着はつかなかった。
途中でコンピューターが邪魔をしてきたから、二人で協力してやっつけた。
「あ、アイテム拾った」
そう言いながら、如月はそれを私目掛けて投げつける。普通に避けられるだろうと高を 括っていたら、そのアイテムはキャラクターを追いかけてくるもので、避けられなかった。
「待って、やば、動けない」
「よっしゃ、今だ!」
如月はここぞとばかりに攻撃をしてきた。私は動けないから、それを大人しく受けることしかできない。
「これで終わり!」
画面に映ったのは、ペロペロキャンディ。残りわずかのライフじゃあ、あれを耐えることはできない。
「あー負けちゃった」
「やった、勝ったぁ」
私のライフがゼロになって、勝者は如月。
彼はこのゲームをプレイするのが初めてだからって侮っていた。
「楽しいねー!」
「それならよかったけど」
如月のキャラクターが嬉しそうにぴょこぴょこ跳ねている。
「このゲーム、律くんのって言ってたっけ? 可愛いのが好みなの?」
「いや。もともと彼女さんがこのゲームを持ってたらしくて、一緒にやりたかったみたい」
「おーいいね。青春ってカンジで」
買う前までは、ゲームソフトが二つないと一緒にできないと思っていたらしく、後からゲームソフト一つで二人一緒にできると知って、お兄ちゃんは驚いていた。
「もう一回やらない? レースの方、リベンジしたい……って、あれ? 詩ちゃん?」
「何?」
如月は私の顔を覗き込む。そっと手を伸ばして、私の頬に触れた。
「ちょ、冷たっ。何するの」
「やっぱり。詩ちゃん、なんか熱いけど」
今度はおでこに手を当てられる。如月の手は、すごく冷たかった。
「顔も赤いよ?」
さっきから体が火照っているような感じはしていたけど、てっきりゲームに熱中しすぎているせいだと思っていた。
「熱あるんじゃない? 大丈夫?」
言われてみれば、そんな気がしないこともない。
でも、あと二ページ。これぐらいだったら、明日学校に行ってからやっても間に合いそうだ。
「詩ちゃーん、これやらない?」
如月がタイミングよく部屋に入ってくる。
「ノックしてって言ってるでしょ」
何の合図もなしに入ってこられるとびっくりする。しかも如月は精霊だからか存在感があまりなく、気づいたらいるってこともあるのだ。本当にやめてほしい。
「てかそれ、お兄ちゃんのやつじゃん」
如月が手に持っていたのは、お兄ちゃんのゲームソフトだった。
「使っちゃダメかな?」
「いいんじゃない? 最近やってるとこ見ないし」
久しぶりにそのゲームを見たからか、私もやりたくなってきた。以前はお兄ちゃんから借りてよくやっていたのだ。
「ゲーム機は?」
「持ってるよ」
ゲーム機は家族共用だから、使っても文句は言われないだろう。
ソフトをゲーム機に差し込む。
お菓子でできたステージで、レースやバトルで競い合い、一位を目指すゲームだ。砂糖菓子みたいなキャラクターがすごく可愛い。
私のキャラクターは、ピンク色のうさぎの形をした砂糖菓子。耳がぴこぴこ動くモーションが可愛くて、いつもこの子を使っている。
コントローラーの片方を如月に渡す。
「これどうやって動かすの?」
「待って。まだ如月が動かすキャラいないから」
メニューを開き、プレイ人数を二人に設定する。
画面にもう一体、水色のキャラクターが現れる。
「わっ、動いた」
「今動いたのは私のキャラ。如月のはこっち」
水色のキャラクターを指差す。クマの形の砂糖菓子。走る時に両手を広げるのが可愛い。
「右のスティック倒すと前に進んで、このボタンでジャンプ。ここ押すとアイテムが使えるよ」
「おー、本当だ」
如月は画面の中のキャラクターを意のままに動かした。飲み込みが早くて、すぐに慣れたようだ。
「とりあえず一回やってみるか」
ゲームを開始する。
クレープみたいなレースコースが映し出される。イチゴにキウイ、チョコレート。食べたくなっちゃうようなステージだ。このステージは私の中ではかなり難しい。底が抜けたり、クリームで滑ったりするのだ。
「これは何するの?」
「早くゴールにたどり着いたほうが勝ち」
単純なことだけど、意外と難しいのだ。
カウントダウンが始まって、スタートの文字が表示される。
「あ、ぶつかった」
まず、砂糖菓子のキャラクターが思うように動いてくれない。フルーツとフルーツの間を通り抜けようとしただけなのに、思いっきりぶつかっていってしまう。
「滑った……あ、落ちた」
そして、見ただけじゃわからないトラップがたくさん仕掛けられている。クリームやキャラメルソースを踏むと滑るし、何かよくわからない穴にハマってしまうこともある。
「え、痛っ、なんか飛んできた」
如月のキャラクターの上から、ブルーベリーが落ちてきた。少しの間、目を回して動けなくなっていた。
痛いのは自分じゃなくて、動かしているキャラクターなのに。如月の反応に笑ってしまった。
このゲームの難しいところ。それはなんといっても、他のプレイヤーから邪魔が入ることだ。今の如月への攻撃は、私が仕掛けたものだった。
「あ、これ使うってこと?」
私のキャラクターの目の前に、板チョコレートが現れる。ぶつかって、少しひびが入る。如月が邪魔してきたらしい。
「やったな?」
私はさっき拾ったアイテムを使い、如月にやり返す。
「うっわ、なんか戻された。じゃあ次は……」
如月はやりながら操作方法を覚えてきて、前を行く私を追い上げてきた。けれど、最初についた差は大きかった。
「よし、勝った」
「負けたぁ。詩ちゃん強い」
私は堂々の一位でゴールした。如月は二位。
「ねぇ、もう一回やらない?」
「じゃあ次はレースじゃなくてバトルやろうよ」
「バトル? 面白そうじゃん」
バトルは、チョコレートとかキャラメルを投げ合ったり、それを避けたりする。
私はこっちの方が得意だ。
「CPU弱かった? もうちょっと強くする?」
「しーぴーゆーって何?」
「私たち以外の対戦相手。今、三位と四位だった人」
「あーなるほど。もうちょっと強くてもいいよ」
このゲームは四人で競い合うゲームだから、人数が足りないとコンピューターで補われる。コンピューターとは言っても、強さを一番高く設定すると、私はボロ負けしてしまう。真ん中ぐらいの強さだと、張り合いがあって楽しい。
「バトルは、右上のライフがなくならないようにしながら、相手を攻撃して、残った方が勝ち。攻撃するアイテムとかは、落ちているのを拾って使えばいいよ」
「へぇー。とりあえずやってみる」
今回のステージは、ホールケーキ。何個かイチゴが乗っているだけの、平坦な場所だ。
「ケーキ食べたいなぁ」
「わかるぅ。このゲームお腹空いてきちゃう」
そういえば、この前ショッピングモールで食べたワッフル、美味しかったな。お土産に買ってきたワッフルはお兄ちゃんに何個か勝手に食べられた。
「詩ちゃん、動きが鈍ってない? 気ぃ抜いてるとオレが勝っちゃうよ?」
「えっ、あ」
いつの間にか背後にいた如月に、ライフの半分を削られる。油断していた。今はこっちに集中しないと。
落ちていたクッキーのバリアを張って、一旦体制を整える。
「反撃!」
如月を追いかけ、ペロペロキャンディで叩きつける。これはたしか、結構なダメージが入ったはずだ。
「あー痛い、めっちゃ削られるじゃん」
これで、残りのライフはお互い同じぐらいだろうか。
そこから、如月は攻撃を避けるのも上手くなってきて、なかなか決着はつかなかった。
途中でコンピューターが邪魔をしてきたから、二人で協力してやっつけた。
「あ、アイテム拾った」
そう言いながら、如月はそれを私目掛けて投げつける。普通に避けられるだろうと高を 括っていたら、そのアイテムはキャラクターを追いかけてくるもので、避けられなかった。
「待って、やば、動けない」
「よっしゃ、今だ!」
如月はここぞとばかりに攻撃をしてきた。私は動けないから、それを大人しく受けることしかできない。
「これで終わり!」
画面に映ったのは、ペロペロキャンディ。残りわずかのライフじゃあ、あれを耐えることはできない。
「あー負けちゃった」
「やった、勝ったぁ」
私のライフがゼロになって、勝者は如月。
彼はこのゲームをプレイするのが初めてだからって侮っていた。
「楽しいねー!」
「それならよかったけど」
如月のキャラクターが嬉しそうにぴょこぴょこ跳ねている。
「このゲーム、律くんのって言ってたっけ? 可愛いのが好みなの?」
「いや。もともと彼女さんがこのゲームを持ってたらしくて、一緒にやりたかったみたい」
「おーいいね。青春ってカンジで」
買う前までは、ゲームソフトが二つないと一緒にできないと思っていたらしく、後からゲームソフト一つで二人一緒にできると知って、お兄ちゃんは驚いていた。
「もう一回やらない? レースの方、リベンジしたい……って、あれ? 詩ちゃん?」
「何?」
如月は私の顔を覗き込む。そっと手を伸ばして、私の頬に触れた。
「ちょ、冷たっ。何するの」
「やっぱり。詩ちゃん、なんか熱いけど」
今度はおでこに手を当てられる。如月の手は、すごく冷たかった。
「顔も赤いよ?」
さっきから体が火照っているような感じはしていたけど、てっきりゲームに熱中しすぎているせいだと思っていた。
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