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29.乙女のエゴイズム
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にっこり笑って、言葉を繋ぐ。
次は役者のように滑舌よく、抑揚をつけて。
「ええ、ええ! たしかに貴方はわたくしの無自覚を利用したのでしょう。心が手に入らないならばせめて身体だけでもなどという三文芝居のごとき筋書きで、それゆえ貞操を捧げたわたくしは貴方に囚われて? ――馬鹿ですか。貴方は」
「ば、馬鹿って、大切なことだろう」
アレクシスが狼狽えた。
なるほど、過剰な自罰意識というのはこうも見ていられないものか。
イリスやレンが、ああも自分の状態を気にかけていた理由を実感する。
――これは相手と親しいほど、腹が立つ行為だ。
掌中の珠と定めたものが軽んじられる姿は、到底許せるものではない。たとえ、本人の意思であっても。
自由に扱う権利があるなら、大切にされていないことを怒る権利もあるのだから。
すべてが丸く収まったあとにあの二人に一発ずつ貰う覚悟をこっそり決めながら、サラージュはちょんっとアレクシスの鼻をつついた。同時にその頬を両手で包み、掬い上げるように上向ける。
息がかかるほど近くに顔をやれば、ぐっと反った首の真ん中でごくりと喉仏が上下した。
罪は罪。その姿勢は素敵だが、勝手に悲劇にしないでいただきたい。己が加害者であるというのならば、悲劇性を決めるのはこちらの権利だ。
「ご自身の優しさとわたくしの苛烈を、あまり見くびらないでくださいな」
見開くライトグリーンの目じりをあやすように撫でながら目を合わせてやれば、びくりと広い肩が揺れた。
反論もないようなので、じんわりと色づいていく頬と潤む瞳を眺めつつ、曾祖母を真似て滔々と喋り倒すことにする。
「仮に、あなたがわたくしを無理やり押し倒しでもして、力任せに事を成したのであれば。あるいは王太子というお立場を利用して断れない状況に追い込んで選択肢をなくしたのであれば。それはまあ、卑劣というものですが。わたくし、そのような真似をされた覚えは微塵もございませんの」
一度だって、アレクシスがサラージュに無理強いしたことはない。いや、監禁はされたけれど。
少なくとも、立場や腕力に物を言わせるようなどうしようもない暴力性や抑圧を彼から感じたことはない。
それはきっと、サラージュが荒事に長けていたから以上に――彼の性根がどうしようもなく、優しかったからだ。
「初めての発情期のこと、よく覚えています。……貴方は本能に焼かれ、息も絶え絶えで、ほとんど理性もなかったというのに、ご自身を傷つけてでもわたくしの身を慮ってくださいました。あの時は存じ上げませんでしたけれど……『運命のつがい』相手であったのならばよっぽど、手放し難かったでしょうに。それどころか婚約者だからと呼びつけることもせず、貴方は自分一人で御部屋にお籠りになって。そのうえ万が一にもわたくしが誤って入ることのないように厳命しておられましたね」
ネクタル領に遊びに来たアレクシスがある朝現れず、不思議に思って彼が泊まっている別邸へと赴くまで、サラージュは彼がそのような事態に陥っていることすら知らされずにいた。
そして事情を知ってなお、サラージュの尊厳が踏みにじられることはなかった。
「貴方はもちろん……王も、父も。誰も彼もがわたくしにあの部屋に入ることを強制などしませんでした。むしろわたくしが合理的だからと踏み切ろうとした際は真っ青になってお止めになりました」
あの日、あの瞬間。素知らぬ顔をして立ち去り、正式な婚姻が結ばれる初夜のその日までアレクシスの腕に抱かれずに過ごすことを選んだとしても、誰も責めることはなかっただろう。
いかに婚約者相手であろうが純潔を捧げない選択肢は、確かに在ったのだ。
それでも、曾祖母のもとに突貫し避妊魔術を施してもらい、扉を蹴破った。
純潔であることを軽んじていたわけではない。初恋だから婚約者だからと盲目的に自己暗示をかけたわけでもない。手酷く抱かれるかもしれないという恐怖や緊張が皆無だったわけでも、ない。
ただ――そこにいる優しい人をこれ以上苦しめるのだけは、違うと思ったのだ。
その選択を悔やむことはない。
だから、胸を張ってこう言おう。
「わたくしはわたくしの意志で、あの扉を開けたのです」
それは、澄んだ空のように晴れ晴れと明るく――ほんの少しの照れくささが混じった、改心の笑みだった。
しかし、アレクシスの表情は曇った状態から変わることはない。あまりにも包み隠さない発言のせいか多少頬を染めたものの、流されてはくれないようだ。
いつものどこかしらは必ず甘ったるい声と眼差しはどこへやら、水浸しになった菜っ葉みたいな顔からしおしおと力ない声が絞り出される。
「――だが、恋はしていなかっただろう。好きでもない男に抱かれたことは確かだ」
「まあ、それはそうですね。でも、体を手に入れたからって満足せず、その後もわたくしを大切にしてくださった。その真心があった。それでいいではありませんか」
そもそもサラージュの貞操観念は個人の感情より社会の立場を重視しているため、当時も今も好意の有無で特に許容レベルが変動していたりはしていない。だが、否定したところで事実は変わらない。もう恋をしていなかったことには気づかれているのだから、変に否定したところで傷つけるだけだろう。
そう思いさらりと頷けば、アレクシスの唇がぎゅっと閉じた。頬を包んだままの掌にぎりりと強く歯を食いしばる振動が伝わる。
悔やむのは自由だが、肝心なのはこれからだ。
自分のエゴを認めると決めたサラージュはなにも、アレクシスの罪悪感を拭いに来たわけではない。
獲物を仕留めに来たのである。
脳内で親指をぐっと立てて「やれ!」と背を押す曾祖母に力を貰い、サラージュはするりと右手を彼の後頭部に回した。耳朶を柔く撫であげ、項をあやすように包み、それとなく逃げられないように固定する。
うん、気づかれてない。
にこりと笑って、鼻の頭に蝶のように軽いキスを落とした。ライトグリーンの真ん中で瞳孔が驚きとともに真ん丸に開いていくのを眺めながら、ピンと立った彼の耳に唇を寄せる。
そして、甘く囁いた。いつぞや彼が、自分に手向けてくれた言葉を思い出しながら。
「好きよ」
「――す、……え?」
当惑し、幾度も目を瞬かせ、数拍遅れて言葉を理解したアレクシスが反射的に逃げようとするのを嫋やかな仕草のまま阻む。
本気で逃げたいなら考えなおす余地も残しておいたが、真っ赤に染まった顔とぶんぶん揺れる尾によって彼の喜びようは手に取るようにわかる。攻めあるのみだ。
行き場を失くしていたアレクシスの手を掬い取り、指の谷間を深く密着させるようにきゅっと手を繋ぐ。いつぞや彼自身がサラージュにした、甘やかな拘束を再現する。
「何度でも、信じられるまでお伝えします。貴方が求める限り何度でも。信じられぬと仰るならば、袖にしてくださっても構いません。諦めませんけど」
ついに首まで紅潮したアレクシスの無防備な唇を柔く食んで、ぺろりと舐め上げる。狼人の間でポピュラーな求愛方法だ。ちなみに最上級がうなじへの噛みつきである。
やり方はあっていたようで、「へぁ」と奇妙な声とともにアレクシスの腰が抜けた。ぼろぼろと大粒の涙がまなじりから零れ、尻尾がそろそろ千切れてしまいそうなくらいに揺れる。
サラージュはトドメとばかりに再度口を開いた。
「好きよ、アレクシス。うなじを噛まれてやっと恋に落ちるようなわたくしでよろしければ、どうか恋人になってくださいな」
貴方の気持ちを聞かせて。と耳元で囁けば、びしゃびしゃに泣き濡れた顔が「ゆめ……?」などとほざいた。再度かぷりと唇を噛んでやれば、アレクシスは黄色い声をあげてその場に座り込む。
さすがにやりすぎたかと思って顔を覗き込めば、ちぅ、と唇に柔い感触。次いで、熱い舌が同じ場所を這った。
泣きすぎて言葉を捨てた、必死の返答がこれらしいと思い至り、サラージュは笑いながら目を閉じた。
変わらぬシトラスが、火照った首元から一層濃く香っていた。
次は役者のように滑舌よく、抑揚をつけて。
「ええ、ええ! たしかに貴方はわたくしの無自覚を利用したのでしょう。心が手に入らないならばせめて身体だけでもなどという三文芝居のごとき筋書きで、それゆえ貞操を捧げたわたくしは貴方に囚われて? ――馬鹿ですか。貴方は」
「ば、馬鹿って、大切なことだろう」
アレクシスが狼狽えた。
なるほど、過剰な自罰意識というのはこうも見ていられないものか。
イリスやレンが、ああも自分の状態を気にかけていた理由を実感する。
――これは相手と親しいほど、腹が立つ行為だ。
掌中の珠と定めたものが軽んじられる姿は、到底許せるものではない。たとえ、本人の意思であっても。
自由に扱う権利があるなら、大切にされていないことを怒る権利もあるのだから。
すべてが丸く収まったあとにあの二人に一発ずつ貰う覚悟をこっそり決めながら、サラージュはちょんっとアレクシスの鼻をつついた。同時にその頬を両手で包み、掬い上げるように上向ける。
息がかかるほど近くに顔をやれば、ぐっと反った首の真ん中でごくりと喉仏が上下した。
罪は罪。その姿勢は素敵だが、勝手に悲劇にしないでいただきたい。己が加害者であるというのならば、悲劇性を決めるのはこちらの権利だ。
「ご自身の優しさとわたくしの苛烈を、あまり見くびらないでくださいな」
見開くライトグリーンの目じりをあやすように撫でながら目を合わせてやれば、びくりと広い肩が揺れた。
反論もないようなので、じんわりと色づいていく頬と潤む瞳を眺めつつ、曾祖母を真似て滔々と喋り倒すことにする。
「仮に、あなたがわたくしを無理やり押し倒しでもして、力任せに事を成したのであれば。あるいは王太子というお立場を利用して断れない状況に追い込んで選択肢をなくしたのであれば。それはまあ、卑劣というものですが。わたくし、そのような真似をされた覚えは微塵もございませんの」
一度だって、アレクシスがサラージュに無理強いしたことはない。いや、監禁はされたけれど。
少なくとも、立場や腕力に物を言わせるようなどうしようもない暴力性や抑圧を彼から感じたことはない。
それはきっと、サラージュが荒事に長けていたから以上に――彼の性根がどうしようもなく、優しかったからだ。
「初めての発情期のこと、よく覚えています。……貴方は本能に焼かれ、息も絶え絶えで、ほとんど理性もなかったというのに、ご自身を傷つけてでもわたくしの身を慮ってくださいました。あの時は存じ上げませんでしたけれど……『運命のつがい』相手であったのならばよっぽど、手放し難かったでしょうに。それどころか婚約者だからと呼びつけることもせず、貴方は自分一人で御部屋にお籠りになって。そのうえ万が一にもわたくしが誤って入ることのないように厳命しておられましたね」
ネクタル領に遊びに来たアレクシスがある朝現れず、不思議に思って彼が泊まっている別邸へと赴くまで、サラージュは彼がそのような事態に陥っていることすら知らされずにいた。
そして事情を知ってなお、サラージュの尊厳が踏みにじられることはなかった。
「貴方はもちろん……王も、父も。誰も彼もがわたくしにあの部屋に入ることを強制などしませんでした。むしろわたくしが合理的だからと踏み切ろうとした際は真っ青になってお止めになりました」
あの日、あの瞬間。素知らぬ顔をして立ち去り、正式な婚姻が結ばれる初夜のその日までアレクシスの腕に抱かれずに過ごすことを選んだとしても、誰も責めることはなかっただろう。
いかに婚約者相手であろうが純潔を捧げない選択肢は、確かに在ったのだ。
それでも、曾祖母のもとに突貫し避妊魔術を施してもらい、扉を蹴破った。
純潔であることを軽んじていたわけではない。初恋だから婚約者だからと盲目的に自己暗示をかけたわけでもない。手酷く抱かれるかもしれないという恐怖や緊張が皆無だったわけでも、ない。
ただ――そこにいる優しい人をこれ以上苦しめるのだけは、違うと思ったのだ。
その選択を悔やむことはない。
だから、胸を張ってこう言おう。
「わたくしはわたくしの意志で、あの扉を開けたのです」
それは、澄んだ空のように晴れ晴れと明るく――ほんの少しの照れくささが混じった、改心の笑みだった。
しかし、アレクシスの表情は曇った状態から変わることはない。あまりにも包み隠さない発言のせいか多少頬を染めたものの、流されてはくれないようだ。
いつものどこかしらは必ず甘ったるい声と眼差しはどこへやら、水浸しになった菜っ葉みたいな顔からしおしおと力ない声が絞り出される。
「――だが、恋はしていなかっただろう。好きでもない男に抱かれたことは確かだ」
「まあ、それはそうですね。でも、体を手に入れたからって満足せず、その後もわたくしを大切にしてくださった。その真心があった。それでいいではありませんか」
そもそもサラージュの貞操観念は個人の感情より社会の立場を重視しているため、当時も今も好意の有無で特に許容レベルが変動していたりはしていない。だが、否定したところで事実は変わらない。もう恋をしていなかったことには気づかれているのだから、変に否定したところで傷つけるだけだろう。
そう思いさらりと頷けば、アレクシスの唇がぎゅっと閉じた。頬を包んだままの掌にぎりりと強く歯を食いしばる振動が伝わる。
悔やむのは自由だが、肝心なのはこれからだ。
自分のエゴを認めると決めたサラージュはなにも、アレクシスの罪悪感を拭いに来たわけではない。
獲物を仕留めに来たのである。
脳内で親指をぐっと立てて「やれ!」と背を押す曾祖母に力を貰い、サラージュはするりと右手を彼の後頭部に回した。耳朶を柔く撫であげ、項をあやすように包み、それとなく逃げられないように固定する。
うん、気づかれてない。
にこりと笑って、鼻の頭に蝶のように軽いキスを落とした。ライトグリーンの真ん中で瞳孔が驚きとともに真ん丸に開いていくのを眺めながら、ピンと立った彼の耳に唇を寄せる。
そして、甘く囁いた。いつぞや彼が、自分に手向けてくれた言葉を思い出しながら。
「好きよ」
「――す、……え?」
当惑し、幾度も目を瞬かせ、数拍遅れて言葉を理解したアレクシスが反射的に逃げようとするのを嫋やかな仕草のまま阻む。
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行き場を失くしていたアレクシスの手を掬い取り、指の谷間を深く密着させるようにきゅっと手を繋ぐ。いつぞや彼自身がサラージュにした、甘やかな拘束を再現する。
「何度でも、信じられるまでお伝えします。貴方が求める限り何度でも。信じられぬと仰るならば、袖にしてくださっても構いません。諦めませんけど」
ついに首まで紅潮したアレクシスの無防備な唇を柔く食んで、ぺろりと舐め上げる。狼人の間でポピュラーな求愛方法だ。ちなみに最上級がうなじへの噛みつきである。
やり方はあっていたようで、「へぁ」と奇妙な声とともにアレクシスの腰が抜けた。ぼろぼろと大粒の涙がまなじりから零れ、尻尾がそろそろ千切れてしまいそうなくらいに揺れる。
サラージュはトドメとばかりに再度口を開いた。
「好きよ、アレクシス。うなじを噛まれてやっと恋に落ちるようなわたくしでよろしければ、どうか恋人になってくださいな」
貴方の気持ちを聞かせて。と耳元で囁けば、びしゃびしゃに泣き濡れた顔が「ゆめ……?」などとほざいた。再度かぷりと唇を噛んでやれば、アレクシスは黄色い声をあげてその場に座り込む。
さすがにやりすぎたかと思って顔を覗き込めば、ちぅ、と唇に柔い感触。次いで、熱い舌が同じ場所を這った。
泣きすぎて言葉を捨てた、必死の返答がこれらしいと思い至り、サラージュは笑いながら目を閉じた。
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