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第一章 冒険者編
第17話 晶石の舞の初依頼
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活気に満ち溢れるギルドの喧騒を背にし、ロイとソニアは目的地であるホーンラビットの生息する森へと足を進めた。彼らが選んだのは、森の奥深くにひっそりと続く細い小道だった。木々は天を仰ぎ、太陽の光が緑濃い葉の間を縫い、まるで地面に小さな光の絨毯を敷き詰めるかのように斑点を描いていた。
この林はホーンラビット以外に、滅多に他の魔物の姿を見ることはないエリアだった。
ホーンラビットは、鋭い角を持つ小さなうさぎのような魔物で、その狩りはアイアンランクの冒険者にとっては初歩的なものである。
とはいえその魔石は一つ500リュピス、肉は1000リュピス程度と、アイテムとしてはそこまで高値ではなく、毛皮も市場ではある程度の需要があるとはいえ、無傷で捕らえることが困難であり、傷があると価値は著しく下がってしまい1000リュピスにも満たないことが多かった。そのサイズは小型犬に匹敵し、解体には手間と時間がかかるため、解体場ではその手間賃として1000リュピスを請求される。このため、多くの冒険者にとっては労力に見合うだけの利益を得られる獲物とは、言い難いのが実情だった。
しかし、ロイはそんなホーンラビットにこそ大きな価値を見出していた。彼によれば傷の少ない毛皮は市場で5000リュピスにも上るという。もちろん無傷ならもっと高い。彼の戦術は独自のもので、網を駆使してホーンラビットを捕獲し、その毛皮に一切の傷をつけずに魔石を抜き取るという巧妙なものだった。ソニアは彼の絶妙な指示に従い、魔法の収納から網を取り出し、ホーンラビットがうろつく場所に向けて巧みに投げ入れるのだ。
ロイは瞬時に状況を見極め、彼らの狙うホーンラビットが逃げ場を失うように計算し尽くされた動きで網を仕掛ける。森の中、薄暗い木々の間を縫うように、ロイとソニアは慎重に足を進めていた。ロイはこの世界では珍しい者、数少ない書物を読んでその知識を冒険者活動に取り入れる一人だ。彼は家にあった魔物に関する古い書物に記されたホーンラビットの習性についてソニアに話していた。
「ホーンラビットは、角を持った奇妙なウサギだけど、彼らの最も特徴的な習性は独特な香りに惹かれることなんだ。でも皆が知っているのは、命の危険に晒されると角を高速で射出する起死回生の一手だけど、本には習性が書かれているんだ」
ロイが教えるとソニアは驚いた表情を隠せなかった。識字率が低く、書物が高価なこの世界でそんな知識を持つ者は稀だった。
ギルドで閲覧できる書物にある魔物の特性は、簡易的に危険なことを書いてあるのみだ。
ホーンラビットだと角を射出し、避けられなかったらシルバーランクに位置づけられる魔物を倒す威力がある。
だが、有名な特性な上、怪我を負ったり身動きできないときにのみ奥の手として角の射出を行うので、よほどのバカか、軽率な者が安易に射線に入る。
新たに生えるまで一月はかかるし、交尾を行えなくなる。その為、よほどのことがない限り射出しない。
だが、その余程の中に冒険者による討伐が含まれる。
ロイたちはホーンラビットが好む特定の花を事前に準備しており、その香りでホーンラビットを誘い出す計画だった。
ロイはソニアに巣穴の場所を指し示す。
巣穴のことはギルドにある魔物図鑑にも書かれていたが、ソニアはそれらを見る機械がなく知らなかった。
「あの花を巣穴の近くに置けば、好奇心から必ず出てくる。その時に網を投げて捕まえるんだ」
ソニアはロイの言う通りに花を巣穴の入り口近くに置くと、その側にある木の上に登る。もちろん風下に陣取るのを忘れない。
ロイはソニアが器用に木に登るさまを感心して見ていた。
『へー!意外と器用だな』
そしてロイも近くの草むらに身を潜め、ソニアが放った網から逃れたホーンラビットを狙う。
しばらくすると狙い通りに巣穴から小さな頭と角が見え、2体のホーンラビットが警戒しながら外に出てきた。
数秒回りをキョロキョロ辺りを見渡したり、鼻をピクピクさせて臭いなどで警戒すると、花の方、つまり網による捕獲可能な場所にやってきた。
その瞬間、ソニアは収納から出した網を力強く投げた。
正確には収納から出して勢いのまま落下させる。
ホーンラビットは驚いて逃げようとしたが、網は見事にその体を捕らえた。
だだ、1体は慌てて網の端から脱出したが、ロイが投げた網が絡め取る。
「成功したわ!」
ソニアは興奮して叫んだ。
ロイは微笑みながら頷く。
「書物で得た知識がこうも役立つとはね」
ロイは呟きつつ、慎重にホーンラビットの背後に回り込む。
そっとホーンラビットに触れるやいなや「抜き取り」と発して魔石を抜き取る。
これにより瞬時に絶命し、力なく横たわる。
そしてもう一体にも同じくギフトによる魔石の抜き取りを行った。
「凄いです!確か生きているのには使えないはずでしたよね?」
二人はホーンラビットの死体を優しく扱いながら、ロイが更にそのこととホーンラビットの生態について語り続けた。
「何故か僕のギフトが進化したんだよ。だからゴブリンクイーンを倒すことができたんだと思うんだ。えっと、ホーンラビットの角は、実は彼らの社会で重要な役割を果たしているんだ。角の大きさと形状で地位が決まるらしいんだ。そして、この角は種族間のコミュニケーションにも使われる。不思議な生き物で身近にいるけど、僕たちの知っていることはまだまだ少ないんだ」
ソニアはロイの話に耳を傾けながら、捕らえたホーンラビットを見つめた。
「だから簡単には角を発射しないのね」
「そういうこと。彼らの社会の中での地位を捨てるほどの覚悟で放つから、ホーンラビットが放った角は命中率がやたらと高いんだ」
ソニアは感心し頷く。
「ソニア、準備はいいか?次に行くよ」
ロイが確認すると、彼女は自信に満ちた表情で頷く。
「いつでも大丈夫よ。ロイ、あなたの合図を待っているわ」
ソニアは落ち着いた声で答えた。
二人の間には完璧な信頼が築かれていた。そして、ロイがホーンラビットの巣穴を発見すると同時に、ソニアに対して合図を送った。彼女はそれに応じて網を巧みに空中に投げ、見事にホーンラビットを一匹捕獲した。ロイもその後に網を投げ、別の一匹を確実に捉えた。彼らは息をぴったりと合わせながら、狙ったターゲットを一匹たりとも逃がさぬよう、網を駆使し続けた。
「こうやって、安全かつ無傷の毛皮を手に入れることができる。ソニアの収納ギフトがなければこんなにスムーズにはいかなかったと思うよ。なんで皆収納ギフト持ちをポーターとしてしか使わないのか不思議だよ」
ロイの言葉にソニアはそれに応えて微笑む。
今回も網で捕らえ、身動きの取れなくなったホーンラビットの背後から手を触れるやいなや『抜き取り』とつぶやき魔石を抜き取り、網ごと死体を収納した。
収納の便利なところは、網に絡まったホーンラビットをそのまま収納しても、次に取り出す時は網とホーンラビットを分離できるので手間がかからない。
この日、二人は協力して多くのホーンラビットを捕らえ、その価値を最大限に引き出すことに成功したのだった。
それは彼らが『晶石の舞』として知られるようになる最初の大きな成功であり、二人の冒険者としての歩みの中で、非凡な未来への確かな一歩を刻んだ瞬間であった。森の中に響く彼らの足音は、冒険という旅路の新たな篇を語り始めていた。
書物から得られる知識が、こうも実際の狩りに役立つとは思ってもいなかったのだ。実践と知識は違うのだが、ロイも今回はたまたま上手く行ったとひと安心だった。
そして、彼らの冒険はこれからスタートする。
この林はホーンラビット以外に、滅多に他の魔物の姿を見ることはないエリアだった。
ホーンラビットは、鋭い角を持つ小さなうさぎのような魔物で、その狩りはアイアンランクの冒険者にとっては初歩的なものである。
とはいえその魔石は一つ500リュピス、肉は1000リュピス程度と、アイテムとしてはそこまで高値ではなく、毛皮も市場ではある程度の需要があるとはいえ、無傷で捕らえることが困難であり、傷があると価値は著しく下がってしまい1000リュピスにも満たないことが多かった。そのサイズは小型犬に匹敵し、解体には手間と時間がかかるため、解体場ではその手間賃として1000リュピスを請求される。このため、多くの冒険者にとっては労力に見合うだけの利益を得られる獲物とは、言い難いのが実情だった。
しかし、ロイはそんなホーンラビットにこそ大きな価値を見出していた。彼によれば傷の少ない毛皮は市場で5000リュピスにも上るという。もちろん無傷ならもっと高い。彼の戦術は独自のもので、網を駆使してホーンラビットを捕獲し、その毛皮に一切の傷をつけずに魔石を抜き取るという巧妙なものだった。ソニアは彼の絶妙な指示に従い、魔法の収納から網を取り出し、ホーンラビットがうろつく場所に向けて巧みに投げ入れるのだ。
ロイは瞬時に状況を見極め、彼らの狙うホーンラビットが逃げ場を失うように計算し尽くされた動きで網を仕掛ける。森の中、薄暗い木々の間を縫うように、ロイとソニアは慎重に足を進めていた。ロイはこの世界では珍しい者、数少ない書物を読んでその知識を冒険者活動に取り入れる一人だ。彼は家にあった魔物に関する古い書物に記されたホーンラビットの習性についてソニアに話していた。
「ホーンラビットは、角を持った奇妙なウサギだけど、彼らの最も特徴的な習性は独特な香りに惹かれることなんだ。でも皆が知っているのは、命の危険に晒されると角を高速で射出する起死回生の一手だけど、本には習性が書かれているんだ」
ロイが教えるとソニアは驚いた表情を隠せなかった。識字率が低く、書物が高価なこの世界でそんな知識を持つ者は稀だった。
ギルドで閲覧できる書物にある魔物の特性は、簡易的に危険なことを書いてあるのみだ。
ホーンラビットだと角を射出し、避けられなかったらシルバーランクに位置づけられる魔物を倒す威力がある。
だが、有名な特性な上、怪我を負ったり身動きできないときにのみ奥の手として角の射出を行うので、よほどのバカか、軽率な者が安易に射線に入る。
新たに生えるまで一月はかかるし、交尾を行えなくなる。その為、よほどのことがない限り射出しない。
だが、その余程の中に冒険者による討伐が含まれる。
ロイたちはホーンラビットが好む特定の花を事前に準備しており、その香りでホーンラビットを誘い出す計画だった。
ロイはソニアに巣穴の場所を指し示す。
巣穴のことはギルドにある魔物図鑑にも書かれていたが、ソニアはそれらを見る機械がなく知らなかった。
「あの花を巣穴の近くに置けば、好奇心から必ず出てくる。その時に網を投げて捕まえるんだ」
ソニアはロイの言う通りに花を巣穴の入り口近くに置くと、その側にある木の上に登る。もちろん風下に陣取るのを忘れない。
ロイはソニアが器用に木に登るさまを感心して見ていた。
『へー!意外と器用だな』
そしてロイも近くの草むらに身を潜め、ソニアが放った網から逃れたホーンラビットを狙う。
しばらくすると狙い通りに巣穴から小さな頭と角が見え、2体のホーンラビットが警戒しながら外に出てきた。
数秒回りをキョロキョロ辺りを見渡したり、鼻をピクピクさせて臭いなどで警戒すると、花の方、つまり網による捕獲可能な場所にやってきた。
その瞬間、ソニアは収納から出した網を力強く投げた。
正確には収納から出して勢いのまま落下させる。
ホーンラビットは驚いて逃げようとしたが、網は見事にその体を捕らえた。
だだ、1体は慌てて網の端から脱出したが、ロイが投げた網が絡め取る。
「成功したわ!」
ソニアは興奮して叫んだ。
ロイは微笑みながら頷く。
「書物で得た知識がこうも役立つとはね」
ロイは呟きつつ、慎重にホーンラビットの背後に回り込む。
そっとホーンラビットに触れるやいなや「抜き取り」と発して魔石を抜き取る。
これにより瞬時に絶命し、力なく横たわる。
そしてもう一体にも同じくギフトによる魔石の抜き取りを行った。
「凄いです!確か生きているのには使えないはずでしたよね?」
二人はホーンラビットの死体を優しく扱いながら、ロイが更にそのこととホーンラビットの生態について語り続けた。
「何故か僕のギフトが進化したんだよ。だからゴブリンクイーンを倒すことができたんだと思うんだ。えっと、ホーンラビットの角は、実は彼らの社会で重要な役割を果たしているんだ。角の大きさと形状で地位が決まるらしいんだ。そして、この角は種族間のコミュニケーションにも使われる。不思議な生き物で身近にいるけど、僕たちの知っていることはまだまだ少ないんだ」
ソニアはロイの話に耳を傾けながら、捕らえたホーンラビットを見つめた。
「だから簡単には角を発射しないのね」
「そういうこと。彼らの社会の中での地位を捨てるほどの覚悟で放つから、ホーンラビットが放った角は命中率がやたらと高いんだ」
ソニアは感心し頷く。
「ソニア、準備はいいか?次に行くよ」
ロイが確認すると、彼女は自信に満ちた表情で頷く。
「いつでも大丈夫よ。ロイ、あなたの合図を待っているわ」
ソニアは落ち着いた声で答えた。
二人の間には完璧な信頼が築かれていた。そして、ロイがホーンラビットの巣穴を発見すると同時に、ソニアに対して合図を送った。彼女はそれに応じて網を巧みに空中に投げ、見事にホーンラビットを一匹捕獲した。ロイもその後に網を投げ、別の一匹を確実に捉えた。彼らは息をぴったりと合わせながら、狙ったターゲットを一匹たりとも逃がさぬよう、網を駆使し続けた。
「こうやって、安全かつ無傷の毛皮を手に入れることができる。ソニアの収納ギフトがなければこんなにスムーズにはいかなかったと思うよ。なんで皆収納ギフト持ちをポーターとしてしか使わないのか不思議だよ」
ロイの言葉にソニアはそれに応えて微笑む。
今回も網で捕らえ、身動きの取れなくなったホーンラビットの背後から手を触れるやいなや『抜き取り』とつぶやき魔石を抜き取り、網ごと死体を収納した。
収納の便利なところは、網に絡まったホーンラビットをそのまま収納しても、次に取り出す時は網とホーンラビットを分離できるので手間がかからない。
この日、二人は協力して多くのホーンラビットを捕らえ、その価値を最大限に引き出すことに成功したのだった。
それは彼らが『晶石の舞』として知られるようになる最初の大きな成功であり、二人の冒険者としての歩みの中で、非凡な未来への確かな一歩を刻んだ瞬間であった。森の中に響く彼らの足音は、冒険という旅路の新たな篇を語り始めていた。
書物から得られる知識が、こうも実際の狩りに役立つとは思ってもいなかったのだ。実践と知識は違うのだが、ロイも今回はたまたま上手く行ったとひと安心だった。
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