80 / 87
第79話 再び学園
しおりを挟む
学園に来ているライの姿を見た生徒達は騒然となっていた。文字通り腕が生えたからだ。
皆ライが領主に、貴族になったからと言って特別には扱わなかった。あくまでこの町の学園では身分の上下はないのだ。
「おい、ライ、欠損修復は喪われた魔法だろ?何で腕が生えてんだよ?」
「あははは。別のやり方だよ。まだ少ししか動かないけど、段々言う事を聞いてくれるようになったんだよ」
元々数少ない仲の良かった男子が聞いてきた。
「よし皆、見ての通りだからもう一回考えようぜ!」
「おい、グラッジ、一体なんなんだよ?」
「がははは。お前の二つ名だよ!感謝しろよ?クラスのみんなで考えたんだぜ!まあ、生えちまったもんは仕方がないがな!なんで生えるかなあ」
「生えちゃ悪いのかよ!」
典型的な脳筋戦士タイプでスポーツ刈の闊達な者だった。
「ふふふライ君、皆で考えたのはね、なんだと思う?」
「ハリスさん、分からないけど、生えたら駄目って事は隻腕闘志とか?」
「ぶぶー!惜しいけどハ・ズ・レ・よ!隻腕王子よ!素敵でしょ?」
ライはため息をついていたが、ミーニャが反応した。
「あら、素敵な二つ名だったのね。ごめんね。私がラインガルドさんにアドバイスをして腕を復活させたの」
「ミーニャ様、ここでは皆ラインガルド君の事をライかライ君と呼んでいるの。ミーニャ様は既にライと呼んでいるのでしょ?ここでは普段どおりで良いのよ!」
ミーニャは頷いていた。
「皆で話してたの。ここに慣れたらミーニャさんも女の子通しの呼び方に変えようと。ここでは公式行事の時以外身分は無いの。王都はどうか知らないけど、皆お友達になりたいの。特に彼の話を聞きたいのよ。だから皆今からミーニャと呼ぶの。私の事もハリスと呼んでね!」
そうして本当の意味でミーニャ達が、マーナダブルの学園の一員に迎えられたのだ。ユリカとメアリーと仲良く話している姿を見かけるようになり、学級委員のハリスが代表して告げ、ミーニャは驚きつつ、素直に受け入れていた。
暫しの間平和な学園生活を送っていたが、ライは今のこの卒業するまでの僅かな時間が一番幸せだったりするのかな?としみじみと思ったりした。というか、直感が告げていた。嵐の前の静けさだと。
この間にもスキル作成条件をクリアし、新たに作ったスキルを皆に与え、戦力のアップを図った。
ランク5はやはり乳首を咥えなければならず、ニースの時は目隠しをし、乳首の部分を切り抜いた服越しに乳首だけを加える位置に皆で運んでいたりした。
他の者は恥ずかしそうに上半身裸で行っていたが、ライもスキル作成関連ではあり得ないくらいの理性を総動員と言いたかったが、スキルの中に理性を司るものがあった。賢者モードなるのがあり、それのおかげで生の胸を見ても、同性の友達と一緒に風呂に入っている程度の認識に無理やりしていた。
そのスキルを作る前は大変だった。夢○までしてしまい、一緒に布団に入っていたラルファが太ももについたそれを見せられたライは土下座をしていたりする。スキル解放に必要があり添い寝をしていた。条件に裸とあり、その状態で性交渉を禁じられる生殺しプレイをさせられていた。勿論女神のちょっとした遊び心だ。
「そのライ、脚に変なぬるっとするのがついているのだがなんだろう?変な臭いもするのだ。それともう服を着ても大丈夫だろうか?」
手で拭っていたのがナニか判って慌ててクリーンを掛けていた。
「ご、ごめん。その、男の生理現象の一つだよ」
根掘り葉掘り聞かれ、ただただ正直に言うしかなかった。
「つまり性交渉をできないが私の体に無意識に反応したのだと。無理をするな。私で協力できるなら、手伝うぞ?よく分からないが」
「だ、大丈夫だから、自分でなんとかするから」
となっていたりした。
次の日は大変だった。
最後の一人となるメアリーの時も予め処理をしていたにも関わらず・・・
そんな事も有ったが、事件らしい事件はそのような感じで、卒業する頃にはライの腕は筋力がまだ不足気味程度と日常生活に問題ない位になっており、最後の学園生活を送るのであった。
皆ライが領主に、貴族になったからと言って特別には扱わなかった。あくまでこの町の学園では身分の上下はないのだ。
「おい、ライ、欠損修復は喪われた魔法だろ?何で腕が生えてんだよ?」
「あははは。別のやり方だよ。まだ少ししか動かないけど、段々言う事を聞いてくれるようになったんだよ」
元々数少ない仲の良かった男子が聞いてきた。
「よし皆、見ての通りだからもう一回考えようぜ!」
「おい、グラッジ、一体なんなんだよ?」
「がははは。お前の二つ名だよ!感謝しろよ?クラスのみんなで考えたんだぜ!まあ、生えちまったもんは仕方がないがな!なんで生えるかなあ」
「生えちゃ悪いのかよ!」
典型的な脳筋戦士タイプでスポーツ刈の闊達な者だった。
「ふふふライ君、皆で考えたのはね、なんだと思う?」
「ハリスさん、分からないけど、生えたら駄目って事は隻腕闘志とか?」
「ぶぶー!惜しいけどハ・ズ・レ・よ!隻腕王子よ!素敵でしょ?」
ライはため息をついていたが、ミーニャが反応した。
「あら、素敵な二つ名だったのね。ごめんね。私がラインガルドさんにアドバイスをして腕を復活させたの」
「ミーニャ様、ここでは皆ラインガルド君の事をライかライ君と呼んでいるの。ミーニャ様は既にライと呼んでいるのでしょ?ここでは普段どおりで良いのよ!」
ミーニャは頷いていた。
「皆で話してたの。ここに慣れたらミーニャさんも女の子通しの呼び方に変えようと。ここでは公式行事の時以外身分は無いの。王都はどうか知らないけど、皆お友達になりたいの。特に彼の話を聞きたいのよ。だから皆今からミーニャと呼ぶの。私の事もハリスと呼んでね!」
そうして本当の意味でミーニャ達が、マーナダブルの学園の一員に迎えられたのだ。ユリカとメアリーと仲良く話している姿を見かけるようになり、学級委員のハリスが代表して告げ、ミーニャは驚きつつ、素直に受け入れていた。
暫しの間平和な学園生活を送っていたが、ライは今のこの卒業するまでの僅かな時間が一番幸せだったりするのかな?としみじみと思ったりした。というか、直感が告げていた。嵐の前の静けさだと。
この間にもスキル作成条件をクリアし、新たに作ったスキルを皆に与え、戦力のアップを図った。
ランク5はやはり乳首を咥えなければならず、ニースの時は目隠しをし、乳首の部分を切り抜いた服越しに乳首だけを加える位置に皆で運んでいたりした。
他の者は恥ずかしそうに上半身裸で行っていたが、ライもスキル作成関連ではあり得ないくらいの理性を総動員と言いたかったが、スキルの中に理性を司るものがあった。賢者モードなるのがあり、それのおかげで生の胸を見ても、同性の友達と一緒に風呂に入っている程度の認識に無理やりしていた。
そのスキルを作る前は大変だった。夢○までしてしまい、一緒に布団に入っていたラルファが太ももについたそれを見せられたライは土下座をしていたりする。スキル解放に必要があり添い寝をしていた。条件に裸とあり、その状態で性交渉を禁じられる生殺しプレイをさせられていた。勿論女神のちょっとした遊び心だ。
「そのライ、脚に変なぬるっとするのがついているのだがなんだろう?変な臭いもするのだ。それともう服を着ても大丈夫だろうか?」
手で拭っていたのがナニか判って慌ててクリーンを掛けていた。
「ご、ごめん。その、男の生理現象の一つだよ」
根掘り葉掘り聞かれ、ただただ正直に言うしかなかった。
「つまり性交渉をできないが私の体に無意識に反応したのだと。無理をするな。私で協力できるなら、手伝うぞ?よく分からないが」
「だ、大丈夫だから、自分でなんとかするから」
となっていたりした。
次の日は大変だった。
最後の一人となるメアリーの時も予め処理をしていたにも関わらず・・・
そんな事も有ったが、事件らしい事件はそのような感じで、卒業する頃にはライの腕は筋力がまだ不足気味程度と日常生活に問題ない位になっており、最後の学園生活を送るのであった。
1
お気に入りに追加
89
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
イレンディア・オデッセイ
サイキ ハヤト
ファンタジー
完結しました!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
- - -
ハヤ○ワにありそうなタッチで描く古典ファンタジー。
多数の怪物が棲んでいるイレンディア。人々は高い壁に囲われた街を造り、その中での生活を余儀なくされていた。人々は街で生まれ、その中で死んでいく。
そんな街の一つであるレムリスに生まれたジャシードは、元冒険者の父と母を持つ八歳の男の子だ。誰かの役に立ちたいと願うジャシードは、過去の父母と同じく冒険者になりたいと決め、日々特訓をしていた。
そんなある日、レムリスに怪物の襲撃があった。普段より規模が大きい襲撃は、少年に目覚めを与え、幼馴染みのマーシャを生死の縁に立たせた。
幼馴染みのマーシャを救うため、遠方の街へと薬を求め、ジャシードは父母と共に、幼くして冒険者の第一歩を踏み出すのだった。
イレンディア・オデッセイは、ジャシードが憧れの背中を追いかけ、成長していく姿を描いた物語である。
※カクヨム、小説家になろうにも重複投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
来訪神に転生させてもらえました。石長姫には不老長寿、宇迦之御魂神には豊穣を授かりました。
克全
ファンタジー
ほのぼのスローライフを目指します。賽銭泥棒を取り押さえようとした氏子の田中一郎は、事もあろうに神域である境内の、それも神殿前で殺されてしまった。情けなく申し訳なく思った氏神様は、田中一郎を異世界に転生させて第二の人生を生きられるようにした。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました
うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。
そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。
魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。
その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。
魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。
手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。
いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる