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第22話 謎の女
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ライが転生時の出来事を見終わると同時に、前世の記憶が蘇ったが、今更だなと思った。
確かにおっさん臭いなとか、落ち着き過ぎているとか、子供らしい所が少ないと言われていたが、そういう事だったのかと。おっさん臭いと言われていたのも無理もない。実の所前世で死んだ時はまだ青年だった。そう、30代の精神の持ち主が記憶をなくして転生していたのだ。
しかし、ライは前世の事は忘れ、やはりライとして生きようと再決心した。だが、前世の記憶はこの世界を良くしたり、メアリーやユリカを喜ばすのに使おうと思ったりはした。
ただ、最早勇者にはなりたくはないと思ったが、嫌な予感しかしなかった。ライの嫌な予感は高確率で当たる事もあり、ため息が出た。
すると目の前にいる者から声が掛かった。女性の声だった。
「私とのキスはお嫌でしたの?私のファーストキスなのに主様、酷いですわ」
目の前には顔を真っ赤にした和服の美女がいた。見事なロングヘアだが、その首には特徴的な赤黒い首輪が嵌められていた。
年齢は18~20歳くらいで、今のライよりは歳上の大人の女性に見えた。
前世だと超がつく程の理想のタイプだ。
目は細くキリッとしていて、髪は腰まで届く漆黒のストレートで、誰もが振り向くような美人だ。声もライの心を打つような低い声だ。
もしも足をお舐め!と言われれば、つい足に手を伸ばしたくなるような位に美人なのもあり、正直どきりとした。
「えっと、貴女は誰で、キスしたって意味が分かんないんだけど、どういう事?その、キスした記憶が無いんだけど。こんな美人とキスしていたら絶対に忘れない筈なんだけど」
メアリーとユリカは目の前の相手が何者か分かっていた。先程までライは前世の記憶が戻っている最中であり、呆けていてその瞬間を見ていなかった。
ライの唇にドラゴンの唇が触れた瞬間、ドラゴンが光り輝き、数秒程で光が爆散した。するとそこには今ライの目の前にいるこの美しき女性が立っていたのだ。即ちドラゴンが人間の姿に变化した事を意味する。
またそれは、ドラゴンが相手に屈服した事を意味する。ドラゴンは相手に下る時は、相手種族の姿に变化して、配下に入るからだ。実際はこの数百年無かったが、古い文献に記されていた。最後の記録はかつて真の勇者と呼ばれた者が、ドラゴンを屈服させ下僕として使役し、そのドラゴンを従え魔王を打倒したとある。
メアリーは直感した。ライバルが増えたと。見た目で負けているかと。胸しか勝っていないと感じた。女の目から見ても物凄く綺麗なのだ。次の一言を聞くまではライを取られたと思ったのだ。
「ああ、ご主人様は鬼畜な御方なのですね!素敵です!あのように激しい一撃を貰うのは久し振りです。とても感じましたの。しかもお慈悲をくださいと訴えたにも関わらず。もう少しで死んでしまう程の無慈悲さ。鬼畜としか言いようがありませんわ。私、こんなに感じたのは生まれてこの方初めてだと思います。素敵です。どうぞ私を奴隷として思うがままになさってください。なんなら今宵の夜伽をいたしましてよ」
そういうといきなりその女性はライにキスをした。正確には唇を噛んだのだ。
まさかの行動にメアリーとユリカが慌てふためいた。
慌てたのはライも同じだ。何故か口の中に血の味がし、しかもいきなり唇を噛まれたのだ。それに自らも血が出たと認識したからだ。
「あれ?危害を加えられないんと違うんかい!」
とツッコミを心の中で入れたが、いきなりキスをされてドキドキしていた。
そう、お互い唇から血を流しており、出ている血が混ざり合い、お互いの唇に触れたその途端に2人は光り輝いた。要は血の交換をしたのだ。
「契約完了でございます。これで私の全てはご主人様のモノ。このような無粋な首輪とは違う完全なる主従契約をいたしましてございます。死ねと命ぜられれば死にましょう。もしご希望されるならば、今この場で私を手篭めにされる事も可能ですわ。それを厭わない所存で契約を致しました。抱きたいというのでしたら抱かれましょう。ただ、出来ましたら主様のお役に立たせてくださいませ。私はこの命ある限り主様のためにその持てる力の全てを振るいましょう。血の契約により私はご主人様のモノとなりました。ただあのように私を痛めつける必要などございませんでしたのよ。私は最初から貴方様に助けを求めておりましたのに、流石は鬼畜な御方。何でも致します故、お側にいさせてくださいませ」
「ちょっと意味が分かんないんだけど!それに貴女は何者だい?それに貴女程の美人がなんでもって駄目だよ!僕がエッチな事を要求したら困るでしょ?」
「いえ。先程から申し上げておりますように、寧ろ抱いて頂き、名実共にご主人様の女にしてくださる事を望んでおります。夜伽を希望されますならば、今夜から致します故よしなに」
わなわなと震えていたメアリーが漸く口を開く事ができるようになり、たくし上げた。
「何よあんた!私達のライに何してるのよ!ライが許しても私達が許さないんだから!」
「夜伽なんて不潔です!」
「ふふふ。大丈夫です。勿論奥様方にご迷惑をお掛けしませんわ。私の事は妾や性奴隷として主人様のご寵愛を賜れればそれで満足ですわ。子をもうけさせて頂ければ幸いです。奥様方から主人様を奪うつもりはございません。ハーレムの末席で大丈夫ですわ。」
「お、奥様なんて!は、恥ずかしいですわ」
「そ、そういう事なら仕方がないわね。第一夫人になるのは私とユリカだから忘れないでね!」
「はい!弁えております。奥様方。それと先のは契約の儀式であり、接吻とはまた違いますので、よしなに」
「わかっているなら良いのよ。それよりあんた怪我は大丈夫なの?死にかけていたわよ。それと貴女はひょっとして先の勇者が使役していたのでは?」
「怪我はご主人様に治して頂き、完治しております。はい。先の勇者様は私の友人であります」
「あ、あのう、その、話が見えないんだけど、貴女には名がないの?僕がつけるって、元の名は無いの?」
「ライ、この女性はかつてパトリシアと呼ばれていた筈よ。勇者キョウコの相棒が何故こんなダンジョンに居るのかの方が気になるわ」
益々ライは意味が分からず、首を傾げるのであった。
確かにおっさん臭いなとか、落ち着き過ぎているとか、子供らしい所が少ないと言われていたが、そういう事だったのかと。おっさん臭いと言われていたのも無理もない。実の所前世で死んだ時はまだ青年だった。そう、30代の精神の持ち主が記憶をなくして転生していたのだ。
しかし、ライは前世の事は忘れ、やはりライとして生きようと再決心した。だが、前世の記憶はこの世界を良くしたり、メアリーやユリカを喜ばすのに使おうと思ったりはした。
ただ、最早勇者にはなりたくはないと思ったが、嫌な予感しかしなかった。ライの嫌な予感は高確率で当たる事もあり、ため息が出た。
すると目の前にいる者から声が掛かった。女性の声だった。
「私とのキスはお嫌でしたの?私のファーストキスなのに主様、酷いですわ」
目の前には顔を真っ赤にした和服の美女がいた。見事なロングヘアだが、その首には特徴的な赤黒い首輪が嵌められていた。
年齢は18~20歳くらいで、今のライよりは歳上の大人の女性に見えた。
前世だと超がつく程の理想のタイプだ。
目は細くキリッとしていて、髪は腰まで届く漆黒のストレートで、誰もが振り向くような美人だ。声もライの心を打つような低い声だ。
もしも足をお舐め!と言われれば、つい足に手を伸ばしたくなるような位に美人なのもあり、正直どきりとした。
「えっと、貴女は誰で、キスしたって意味が分かんないんだけど、どういう事?その、キスした記憶が無いんだけど。こんな美人とキスしていたら絶対に忘れない筈なんだけど」
メアリーとユリカは目の前の相手が何者か分かっていた。先程までライは前世の記憶が戻っている最中であり、呆けていてその瞬間を見ていなかった。
ライの唇にドラゴンの唇が触れた瞬間、ドラゴンが光り輝き、数秒程で光が爆散した。するとそこには今ライの目の前にいるこの美しき女性が立っていたのだ。即ちドラゴンが人間の姿に变化した事を意味する。
またそれは、ドラゴンが相手に屈服した事を意味する。ドラゴンは相手に下る時は、相手種族の姿に变化して、配下に入るからだ。実際はこの数百年無かったが、古い文献に記されていた。最後の記録はかつて真の勇者と呼ばれた者が、ドラゴンを屈服させ下僕として使役し、そのドラゴンを従え魔王を打倒したとある。
メアリーは直感した。ライバルが増えたと。見た目で負けているかと。胸しか勝っていないと感じた。女の目から見ても物凄く綺麗なのだ。次の一言を聞くまではライを取られたと思ったのだ。
「ああ、ご主人様は鬼畜な御方なのですね!素敵です!あのように激しい一撃を貰うのは久し振りです。とても感じましたの。しかもお慈悲をくださいと訴えたにも関わらず。もう少しで死んでしまう程の無慈悲さ。鬼畜としか言いようがありませんわ。私、こんなに感じたのは生まれてこの方初めてだと思います。素敵です。どうぞ私を奴隷として思うがままになさってください。なんなら今宵の夜伽をいたしましてよ」
そういうといきなりその女性はライにキスをした。正確には唇を噛んだのだ。
まさかの行動にメアリーとユリカが慌てふためいた。
慌てたのはライも同じだ。何故か口の中に血の味がし、しかもいきなり唇を噛まれたのだ。それに自らも血が出たと認識したからだ。
「あれ?危害を加えられないんと違うんかい!」
とツッコミを心の中で入れたが、いきなりキスをされてドキドキしていた。
そう、お互い唇から血を流しており、出ている血が混ざり合い、お互いの唇に触れたその途端に2人は光り輝いた。要は血の交換をしたのだ。
「契約完了でございます。これで私の全てはご主人様のモノ。このような無粋な首輪とは違う完全なる主従契約をいたしましてございます。死ねと命ぜられれば死にましょう。もしご希望されるならば、今この場で私を手篭めにされる事も可能ですわ。それを厭わない所存で契約を致しました。抱きたいというのでしたら抱かれましょう。ただ、出来ましたら主様のお役に立たせてくださいませ。私はこの命ある限り主様のためにその持てる力の全てを振るいましょう。血の契約により私はご主人様のモノとなりました。ただあのように私を痛めつける必要などございませんでしたのよ。私は最初から貴方様に助けを求めておりましたのに、流石は鬼畜な御方。何でも致します故、お側にいさせてくださいませ」
「ちょっと意味が分かんないんだけど!それに貴女は何者だい?それに貴女程の美人がなんでもって駄目だよ!僕がエッチな事を要求したら困るでしょ?」
「いえ。先程から申し上げておりますように、寧ろ抱いて頂き、名実共にご主人様の女にしてくださる事を望んでおります。夜伽を希望されますならば、今夜から致します故よしなに」
わなわなと震えていたメアリーが漸く口を開く事ができるようになり、たくし上げた。
「何よあんた!私達のライに何してるのよ!ライが許しても私達が許さないんだから!」
「夜伽なんて不潔です!」
「ふふふ。大丈夫です。勿論奥様方にご迷惑をお掛けしませんわ。私の事は妾や性奴隷として主人様のご寵愛を賜れればそれで満足ですわ。子をもうけさせて頂ければ幸いです。奥様方から主人様を奪うつもりはございません。ハーレムの末席で大丈夫ですわ。」
「お、奥様なんて!は、恥ずかしいですわ」
「そ、そういう事なら仕方がないわね。第一夫人になるのは私とユリカだから忘れないでね!」
「はい!弁えております。奥様方。それと先のは契約の儀式であり、接吻とはまた違いますので、よしなに」
「わかっているなら良いのよ。それよりあんた怪我は大丈夫なの?死にかけていたわよ。それと貴女はひょっとして先の勇者が使役していたのでは?」
「怪我はご主人様に治して頂き、完治しております。はい。先の勇者様は私の友人であります」
「あ、あのう、その、話が見えないんだけど、貴女には名がないの?僕がつけるって、元の名は無いの?」
「ライ、この女性はかつてパトリシアと呼ばれていた筈よ。勇者キョウコの相棒が何故こんなダンジョンに居るのかの方が気になるわ」
益々ライは意味が分からず、首を傾げるのであった。
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