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第3章

第193話 朝チュンと屋敷の配分

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 運動した後ってよく寝られるよね!
 適度に動き、体が少し疲れていて、少し火照っていると。
 しかも暖かく柔らかな感触が胸元にあったなら!
 それが人肌だったら尚更だよね!

 何度目だろうか、無茶なスキルの使用に体が悲鳴を上げ体温が低下!
 低下した体は人肌で温めるもの!

 皆俺のいう事を守ってくれない。
 必死なのは分かるけどさ。
 人肌で温める時は2人で、しかも俺の意識はあるが思考が完全ではなく、性的に求めてしまうから求められていない方が俺を拘束して欲しいと言ってあるんだ・・・

 交代交代で温めていたと聞いたけど、アニーファとエンピアルが温めている時に俺は目覚めた。
 そしてエンピアルが俺を誘惑して・・・彼女の妖艶な笑みに理性が保てられる訳でもなく・・・です

「お邪魔虫は退散致します!ご寵愛おめでとう!」

 アニーファは去っていった。

 エンピアルはいつの間にか色々な表情が出来るようになり、感情豊かとは行かないが、感情が表に出てくるようになった。

 で、そういう事です。
 朝目覚めると事後の朝チュンっす。

 エンピアルとやった後というか、終わった直後に疲れから彼女を抱き締めて眠りに落ちて、正気に戻った状態で目覚めたんだ。

 愛おしい誰かを抱いている状態で微睡んでいて頭を撫でていたんだ。

 だけど昨夜の記憶が蘇り、間違いないと顔が青ざめる訳です。

 目覚めたエンピアルは感極まって泣いているし・・・
 優しく抱き締めるしかなかったんだ!

 エンピアルは俺の心のケアを必死にしてくれた。
 また自殺し兼ねないからで。
 俺に服を着させてくれて、エンピアルが服を着た頃にドアがノックされ、朝食の準備が出来たと伝えられてエンピアルは俺より少し先に食堂に向かう。

 先に入ったエンピアルが俺が間もなく来ると先触れをしてくれていて、何故かドアの前に来たらドアが開いた!

 あれ?何時の間にか自動ドアに改装したんか?そんな訳が無いが、俺の気配から執事が開けただけだ。

 食堂には高校生達を始め、屋敷にいる初期の奴隷メンバーがいた。
 メイドや執事、料理人、門番等は除くが。

 ニーナが遅いぞと言いながら手招きし、上座に座らせてきた。
 本来は上座は1人なのだろうが、アイリーンとみっちゃんが横に座る。
 
 「陛下のお屋敷で、皇帝になってから皆との初めての朝食になります!昨夜のうちにクマーシャルも陛下の配下になりました。この後登城し、クマーシャル国王から王権を移譲され、総督に任命する事になります。おめでとうございます!」

「流石にシャルルだね。俺が寝込んでいた間に(しっぽりやっていた)もう終わっているんだね。えっと、高校生達は残り2国にいる者以外はいるね!。よし、フリオール、奴隷商を呼んでおいて!どうやら俺の奴隷になっていると、当人が認めない限り他の奴に奴隷の主人を上書きされないし、加護みたいなのもあるようだ。フリオールを奴隷にした時に俺の奴隷になった者は隷属紋に切り替える。それが可能なお金を得たし、奴隷としては開放する。俺の隷属者であってこれは俺の配下にいるだけで、今後は自由だ!ただ単に俺に敵対行為を禁じるだけだ。セレネもアニーファもな!」

 高校生達から奴隷達に向け拍手が起こる。

「既に聞いていると思うけど、高校生達のうち道村さんと宮條さんは俺のパーティー員として活躍して貰っているから皆と離れるが、君達はこの後アカデミーに通って貰う。卒業後はその5人以外は自由だ。希望する地方に飛ばす事も可能だ。当面の資金を渡し、自らの力で生きて欲しい。俺の元に残るのも自由だ!ってお腹減ったから食べようか!それでは手をあわせ、農家の方々、調理をしてくれた方々、今生きている事に感謝を!頂きます!」 

 その後城に行き国の重鎮が多数集まる中、謁見の間で王権を移譲され、そのまま総督にしていった。

 俺が買った屋敷はクーデターを起こそうとしていた貴族の息子の屋敷だったが、その貴族の屋敷は国が接収して改装中だった。

 その改装中の屋敷が俺に譲られる事になった。
 正直なところ高校生達は4人でひとつの部屋を割り当てられており、今の段階で手狭だった。
 
 今の屋敷は冒険者レオンの屋敷だ。
 新たに貰う屋敷に高校生達を移し、皇帝の屋敷とする。
 屋敷を2つ貰えるので小さい方は、イデアさんの今の屋敷と交換する事にした。
 今の屋敷の倍はある。

 予知していなかったのか、謁見の間でその他諸々の1人として参加していたイデアさんは壇上に呼ばれると大層驚いていた。

 また、本来は内政に干渉したくなかったが、元のイデアさんの屋敷を使い、子供を集め無料の学校を開く提案をした。
 資金は戦争がなくなるので、軍備を縮小したりして何とかして貰う。
 ただ、最初の1校は俺がポケットマネーで開設だ。
 だが、運用はイデアさんに丸投げし、俺の所にいる奴隷者の中に教え上手がおり、フリオールを始め教育可能な者は多いので、改めてイデアさんとフリオールに教育関連をお願いした。
 イデアさんは校長、フリオールは教育を取り仕切る。

 今日は諸々の手続きがあり、俺が高校生達を見付けに行く最後の国に飛ぶのは明日の朝食後になり、特に今いる高校生達の為にしなければならない事に忙殺される1日となったのであった。
 
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