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第2章
第86話 師匠=レネイド・イデア
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コンコン?
扉が開いたが、擬音としてコンコンと発したくなるような、笑えないのだが笑える状況になった。
そう、ニーナがノックをしようとしたら、一人の女性が扉を開けたのだ。そしてニーナが扉を叩こうとして伸ばした手の先にその女性の額があったのだ。
「ニーナさん?いつから私は扉になったのですか?」
俺とアイリーンはその瞬間「あっ!」「うへー!」と唸った。
「あれっ?」
ニーナは気まずそうに苦笑いをし、一呼吸してからコホンと咳払いをした。
「てへへへ。数日振りです!ただいま帰りました!」
師匠のレネイドさんだと思うが、おもむろに額に当たったままになっているニーナの手を退けた。
「お入りなさい」
ため息を付きつつ、俺達に入室を促す。有無を言わせない感じだ。
身長150cm程でスリムなマダムだ。40歳位だろうか。若い頃はかなりの美人だったと思われる整った顔で、肩までの水色の髪だ。上品な感じだ。こんな風に年齢を重ねたいものだ。
そこは師匠さんの執務室のようだ。
応接セットがあり、そこに案内される。
ニーナは長ソファーに当たり前のように俺を真ん中に座らせる。
対面に師匠さんだ。
「お客人、ようこそいらっしゃいました。私がニーナの師匠であるレネイド・イデアです。ファミリーネームが前です。つまりレネイド家のイデアですわ。ニーナがご迷惑をお掛けしていないか、それだけが気掛かりなのです。それと貴女は瑞希さんで良かったかしら?こちらのハンサムボーイさんの名前が分からないので、教えて頂けると嬉しいわ」
何故か【瑞希】と本名を知っているが、俺の方は分からないようだ。
「初めまして。レオンこと杉浦 栃朗と申します。こちらのアイリーンこと宮篠 瑞希、ニーナさんと冒険者パーティーを組んでいて、一応パーティーリーダーをしています」
「レオンさんと呼んでも良いかしら。貴方が噂の御仁ね。何でもそこの空き家を一括で買った奴隷商だとか?冒険者パーティーは何という名前なのですか?」
「あっ!しまった!というか、おいニーナ、パーティー名って必要なのか?」
「へっ?勿論必要な事だぞ。ってアタイはレオンのパーティーに加わったんだぜ。アタイが教えて欲しいぞ」
「これ。アタイだなんてはしたない。いつも言っているでしょ!アタイではなく私と言いなさいと」
「ミス・イデア、その、知らなくてパーティー名が無いんです」
「ではこの後冒険者ギルドにて登録をした方が良いでしょう。それに1人足りないようですが?」
「どうしてそれを?きのう1人加わる事になりましたが、まだ屋敷の者しか知らないのですが。それと初対面の私達と、会って早々にする話の内容ではないですよね?」
「ニーナから聞いていましたから」
ニーナが何か言い掛けたが、イデアの無言の訴えにより押し黙った。
「それはないですよ。きのうは会えなかったと聞いていますし」
「ええ。今朝来た時に聞きましたわ」
「嘘ですね」
「どうして嘘と思うのですか?」
「1つに先程ニーナが話したにしては帰ってくるのが早かったんだ。次にニーナの性格からそんな面倒臭い報告はしません。精々、冒険者パーティーを組んだから、その仲間を連れて来るから会って欲しいんだとしか言わなかったでしょう。それと最後が決定的ですが、ニーナは瑞希とは決して言いません。それに貴女は何らかの手段で近いうちに、私達又は私達のような外観の者が来ると分かっていたのでしょう」
「凄いわね。正解よ。私には予知のスキルが有るの。貴方の言う通り正確な時は分かりませんが、部分的に正確に分かります。ですから彼女の事はアイリーンさんとは分からず、瑞希さんとしか知らなかったのですよ」
そこから話したのは俺達が召喚者で、俺達を召喚した者、つまりアーリバン王国から逃げてきた事、それと逃げる時にかなりの損害を与えた事。俺達が買った屋敷の事も、俺が買うと分かっていたと。
ただ、全部が分かる訳ではないので、これまでの経緯をこちらからも話した。
イデアは俺達の力になりたいと言ってくれた。ただ、申し訳無さそうに親切心からではない事だとも告げて来た。俺達を助ける事で、屋敷にいる子供達が救われるからだと。それとこの先俺達がこの国、いや大陸にとって重要な事を担うのだとかで、それの為に必要な事だとも言っていた。その内容は語らなかった。
よく分からなかったが、悪意を感じないからこの先に必要な知識や、助けを求めると快諾してくれた。この先の話については、俺は具体的な事を聞くのを断念した。俺が突っ込んで質問しなかったからか、イデアさんはホッとしていた。
取り敢えず挨拶だけとなり、今後の事について少しは訓練や指導をしてくれる事になった。ただ、今は時間が良くないからと、もうひとりのメンバーと冒険者ギルドに行き、冒険者登録とパーティー名を登録し、夕食を食べてから能力測定等をするからと一旦屋敷に戻る事にした。
俺達が部屋を出ると、アイリーンはイデアさんに腕を掴まれ、少しだけ2人で話をしていた。
その後何だったのかを聞くと、意味有りげに俺を見てからため息を付き、個人的な事、ちょっとしたアドバイスを貰っただけだと言ってから少し態度がおかしくなったのであった。
扉が開いたが、擬音としてコンコンと発したくなるような、笑えないのだが笑える状況になった。
そう、ニーナがノックをしようとしたら、一人の女性が扉を開けたのだ。そしてニーナが扉を叩こうとして伸ばした手の先にその女性の額があったのだ。
「ニーナさん?いつから私は扉になったのですか?」
俺とアイリーンはその瞬間「あっ!」「うへー!」と唸った。
「あれっ?」
ニーナは気まずそうに苦笑いをし、一呼吸してからコホンと咳払いをした。
「てへへへ。数日振りです!ただいま帰りました!」
師匠のレネイドさんだと思うが、おもむろに額に当たったままになっているニーナの手を退けた。
「お入りなさい」
ため息を付きつつ、俺達に入室を促す。有無を言わせない感じだ。
身長150cm程でスリムなマダムだ。40歳位だろうか。若い頃はかなりの美人だったと思われる整った顔で、肩までの水色の髪だ。上品な感じだ。こんな風に年齢を重ねたいものだ。
そこは師匠さんの執務室のようだ。
応接セットがあり、そこに案内される。
ニーナは長ソファーに当たり前のように俺を真ん中に座らせる。
対面に師匠さんだ。
「お客人、ようこそいらっしゃいました。私がニーナの師匠であるレネイド・イデアです。ファミリーネームが前です。つまりレネイド家のイデアですわ。ニーナがご迷惑をお掛けしていないか、それだけが気掛かりなのです。それと貴女は瑞希さんで良かったかしら?こちらのハンサムボーイさんの名前が分からないので、教えて頂けると嬉しいわ」
何故か【瑞希】と本名を知っているが、俺の方は分からないようだ。
「初めまして。レオンこと杉浦 栃朗と申します。こちらのアイリーンこと宮篠 瑞希、ニーナさんと冒険者パーティーを組んでいて、一応パーティーリーダーをしています」
「レオンさんと呼んでも良いかしら。貴方が噂の御仁ね。何でもそこの空き家を一括で買った奴隷商だとか?冒険者パーティーは何という名前なのですか?」
「あっ!しまった!というか、おいニーナ、パーティー名って必要なのか?」
「へっ?勿論必要な事だぞ。ってアタイはレオンのパーティーに加わったんだぜ。アタイが教えて欲しいぞ」
「これ。アタイだなんてはしたない。いつも言っているでしょ!アタイではなく私と言いなさいと」
「ミス・イデア、その、知らなくてパーティー名が無いんです」
「ではこの後冒険者ギルドにて登録をした方が良いでしょう。それに1人足りないようですが?」
「どうしてそれを?きのう1人加わる事になりましたが、まだ屋敷の者しか知らないのですが。それと初対面の私達と、会って早々にする話の内容ではないですよね?」
「ニーナから聞いていましたから」
ニーナが何か言い掛けたが、イデアの無言の訴えにより押し黙った。
「それはないですよ。きのうは会えなかったと聞いていますし」
「ええ。今朝来た時に聞きましたわ」
「嘘ですね」
「どうして嘘と思うのですか?」
「1つに先程ニーナが話したにしては帰ってくるのが早かったんだ。次にニーナの性格からそんな面倒臭い報告はしません。精々、冒険者パーティーを組んだから、その仲間を連れて来るから会って欲しいんだとしか言わなかったでしょう。それと最後が決定的ですが、ニーナは瑞希とは決して言いません。それに貴女は何らかの手段で近いうちに、私達又は私達のような外観の者が来ると分かっていたのでしょう」
「凄いわね。正解よ。私には予知のスキルが有るの。貴方の言う通り正確な時は分かりませんが、部分的に正確に分かります。ですから彼女の事はアイリーンさんとは分からず、瑞希さんとしか知らなかったのですよ」
そこから話したのは俺達が召喚者で、俺達を召喚した者、つまりアーリバン王国から逃げてきた事、それと逃げる時にかなりの損害を与えた事。俺達が買った屋敷の事も、俺が買うと分かっていたと。
ただ、全部が分かる訳ではないので、これまでの経緯をこちらからも話した。
イデアは俺達の力になりたいと言ってくれた。ただ、申し訳無さそうに親切心からではない事だとも告げて来た。俺達を助ける事で、屋敷にいる子供達が救われるからだと。それとこの先俺達がこの国、いや大陸にとって重要な事を担うのだとかで、それの為に必要な事だとも言っていた。その内容は語らなかった。
よく分からなかったが、悪意を感じないからこの先に必要な知識や、助けを求めると快諾してくれた。この先の話については、俺は具体的な事を聞くのを断念した。俺が突っ込んで質問しなかったからか、イデアさんはホッとしていた。
取り敢えず挨拶だけとなり、今後の事について少しは訓練や指導をしてくれる事になった。ただ、今は時間が良くないからと、もうひとりのメンバーと冒険者ギルドに行き、冒険者登録とパーティー名を登録し、夕食を食べてから能力測定等をするからと一旦屋敷に戻る事にした。
俺達が部屋を出ると、アイリーンはイデアさんに腕を掴まれ、少しだけ2人で話をしていた。
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