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第0章 プロローグ
第10話 換金
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フォルクス達は盗賊とその死体を載せて次の街に向かったが、アジトは再利用出来ない様にその中に火を放ち、燃やしてきた。
捕らえた盗賊は話が違うとか、助けてくれ等と叫んでいたが、猿轡をして黙らせた。
「俺は殺さないと言っただけで、開放するとは言っていないよ。それにギルドに突き出すのは冒険者登録をしているこのべソンだから彼が突き出すんだ。そもそもそれが嫌なら盗賊になんかなるなよ。ご愁傷さま」
ひとでなしとか言われたが、腹が立ったフォルクスは捕らえた盗賊と死体を分けずに荷台に押し込んだ。
夕方前に街に着き、街の入り口でステータスカードを見せ事情を説明した。
事情が事情なだけに一人の門番を伴いギルドに向かった。暴れる盗賊をギルドに突き出し、べソンが特別依頼として報酬を受け取る事にした。倒した盗賊はこの辺では有名だったようで、それなりの額になりそうだった。依頼は冒険者でなければ受けられないからだ。
また、フォルクスの冒険者登録を勧められたが、特に登録しない理由もない為、登録をする事にした。
冒険者にはランクが有り、冒険者ランクとはF,E,D,C,B,A,S,SS,SSS の順で通常はFランクスタートとの事で、依頼をこなす事でギルドに貢献する。その貢献度具合でランクアップして行く。本来ランクCになる時に一度試験があるそうだ。ギルドにて依頼を受けてその依頼をこなしていくのだが、ソロだと一つ上のランクから一つ下のランクの依頼を受託できる。また、パーティを組んでいると一番上の者のランクにも依るが、一つ上のランクの依頼を受託できる。但しパーティーメンバーの中の一番下のランクの者のプラス2のランクの依頼が上限だった。
ただ、既に有名な盗賊団を潰しているのでフォルクスはCランクにして貰えた。既にランクDだったべソンはランクBに一気にランクアップした。本来ある筈の試験とは処刑場で罪人の処刑を行ったり、犯罪者や盗賊の討伐依頼を行ったりし、実際に人を殺す事だという。また、兵役経験者のうち実践経験者は人を殺す試験を免除されるそうだ。冒険者の中に盗賊質を狙う賞金稼ぎと言われる者もいるとべソンに教えられた。
ギルドマスターと話し合い、フォルクスが魔法を覚えたいと伝えると学校にいけと言われた。魔法都市である首都にある魔法学校への推薦状を2人分書いてくれた。
半ば強引にだったが。
改めてべソンの魔法適性も調べて貰ったが、能力アップ系だった。所謂ハブや防壁の展開等の防御系、初歩の土魔法に特性がみられたのでこの際魔法をちゃんと取得する事を勧められた。2人共学校に行く事を同意した。
12歳から16歳位の者が入学し、約1年を寮等の宿舎で過ごすのだそうだ。勿論試験が有るというのだが、ギルドマスターがべソンに魔法の杖を渡していた。
べソンは言われるがままに魔力を籠めて放つよう念じると、そこそこの魔力弾が放てた。一応試験で使っても良いらしいので念の為売って貰った。盗賊やゴロツキには矢の代わりにはなるらしい。
フォルクスは多分問題はないと言われた。ギルドにて魔力を測ったが、べソンは人並み以上だが凡庸の域を出ない感じだった。但しフォルクスは測定上限超えだった為、ギルドマスターは大いに驚いていた。
魔法学校に入り卒業するまでにかなりのお金が必要で、普通は貴族や豪商のや、高ランクの冒険者の子息でないと金銭面で厳しいらしい。しかし、生活費を含め今回の報酬や懸賞金で十分賄え、お釣りが出るとさえ言っていた。
しかも、フォルクスは念の為半分程度しか戦利品を売ってはいなかった。
馬車は処分してくれと伝え、ギルドを後にして宿に行き休む事にしたのであった。
捕らえた盗賊は話が違うとか、助けてくれ等と叫んでいたが、猿轡をして黙らせた。
「俺は殺さないと言っただけで、開放するとは言っていないよ。それにギルドに突き出すのは冒険者登録をしているこのべソンだから彼が突き出すんだ。そもそもそれが嫌なら盗賊になんかなるなよ。ご愁傷さま」
ひとでなしとか言われたが、腹が立ったフォルクスは捕らえた盗賊と死体を分けずに荷台に押し込んだ。
夕方前に街に着き、街の入り口でステータスカードを見せ事情を説明した。
事情が事情なだけに一人の門番を伴いギルドに向かった。暴れる盗賊をギルドに突き出し、べソンが特別依頼として報酬を受け取る事にした。倒した盗賊はこの辺では有名だったようで、それなりの額になりそうだった。依頼は冒険者でなければ受けられないからだ。
また、フォルクスの冒険者登録を勧められたが、特に登録しない理由もない為、登録をする事にした。
冒険者にはランクが有り、冒険者ランクとはF,E,D,C,B,A,S,SS,SSS の順で通常はFランクスタートとの事で、依頼をこなす事でギルドに貢献する。その貢献度具合でランクアップして行く。本来ランクCになる時に一度試験があるそうだ。ギルドにて依頼を受けてその依頼をこなしていくのだが、ソロだと一つ上のランクから一つ下のランクの依頼を受託できる。また、パーティを組んでいると一番上の者のランクにも依るが、一つ上のランクの依頼を受託できる。但しパーティーメンバーの中の一番下のランクの者のプラス2のランクの依頼が上限だった。
ただ、既に有名な盗賊団を潰しているのでフォルクスはCランクにして貰えた。既にランクDだったべソンはランクBに一気にランクアップした。本来ある筈の試験とは処刑場で罪人の処刑を行ったり、犯罪者や盗賊の討伐依頼を行ったりし、実際に人を殺す事だという。また、兵役経験者のうち実践経験者は人を殺す試験を免除されるそうだ。冒険者の中に盗賊質を狙う賞金稼ぎと言われる者もいるとべソンに教えられた。
ギルドマスターと話し合い、フォルクスが魔法を覚えたいと伝えると学校にいけと言われた。魔法都市である首都にある魔法学校への推薦状を2人分書いてくれた。
半ば強引にだったが。
改めてべソンの魔法適性も調べて貰ったが、能力アップ系だった。所謂ハブや防壁の展開等の防御系、初歩の土魔法に特性がみられたのでこの際魔法をちゃんと取得する事を勧められた。2人共学校に行く事を同意した。
12歳から16歳位の者が入学し、約1年を寮等の宿舎で過ごすのだそうだ。勿論試験が有るというのだが、ギルドマスターがべソンに魔法の杖を渡していた。
べソンは言われるがままに魔力を籠めて放つよう念じると、そこそこの魔力弾が放てた。一応試験で使っても良いらしいので念の為売って貰った。盗賊やゴロツキには矢の代わりにはなるらしい。
フォルクスは多分問題はないと言われた。ギルドにて魔力を測ったが、べソンは人並み以上だが凡庸の域を出ない感じだった。但しフォルクスは測定上限超えだった為、ギルドマスターは大いに驚いていた。
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しかも、フォルクスは念の為半分程度しか戦利品を売ってはいなかった。
馬車は処分してくれと伝え、ギルドを後にして宿に行き休む事にしたのであった。
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