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第3章

第180話 絡まれた

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 僕は友里愛達から肘鉄を喰らいまくっていた。
 みっちゃんが捌いてくれているはずだけど、1年生の女子が告白してくるんだ。
 好きです!付き合ってくださいと。
 隙を見せると腕を引っ張られ、階段でキスをされる。

 一瞬の早業で、友里愛達もキスされたと分からない程の短時間でだ。
 しかも、友里愛やみっちゃんが排除に動くと分かっているからか、軽く唇がふれると、階段に逃げていく。

 追いかけようとするから、手を握り止める。
 キスをするのは良いけど、君誰?になっているんだよね。
 妙に短いスカートで、わざとパンティーを見えるようにしているとしか思えない無防備な感じで、階段を駆け上がって逃げていく。

 上級冒険者顔負けの身のこなしだよ。

 真澄ちゃんに聞いてみよう! 
 普段と勝手の違う研究場だから、後手に回っている。

 何かの願掛けかな?
 又は、成功したら何かあるのか?
 今の所それ以上はない。
 ただ、僕のことは有名で、規制をかけたらしいけど無理して通する者がかなりいる。
 1年生の探索者は女子が8割だ。
 ラビリンス専攻科の構成がそうなっているんだ。

 家族ごとの引っ越しなら入校を認めることにしたようだ。

 下宿や1人暮らしは認めなかった。
 親の都合以外は無理だと学校が願書の受付を拒否したんだ。
 何せ県内外から通学不可の所から1000通を超える願書が届き、却下していたそうだ。

 何せ僕の子を得ようとする者が後を絶たないんだ。
 僕には恋人がいて、そういった子宝目当ての女を抱かないと、非公式子種ランクでダントツの1位だそうだ。
 通称種馬ランク・・・僕種馬扱いなの?

 なので非公式のルンルとしてで1年以上通学圏内に親友共住んでいないとだめとなった。
 逆に単身赴任の場合は、大丈夫で、僕目当ての女をシャットアウトする形だ。


 18禁の主人公ならウハウハでとっかえひっかえ抱きまくり、俺様に股を開けぇ!とか言っているんだろうけど、そんな事した日にゃ妹から絶縁され、母ちゃんは家を出ていくだろう。

 もちろん友里愛達には愛想を尽かされる。

 ただ、明日香さんは逆に女を斡旋し、その中に自分を含めた黒服を入れてくるだろうな。

 ボッチだったらそれも悪くないなと思って18禁の小説になっただろうけど、僕には大切な彼女がいる。
 それだけで十分だ。

 それでも少ないと言われ、強者の義務としてダース単位で孕ませろと時折クレームの書状が届き、その度に黒服さん達が処理しているそうだ。
 処理ってなんだろう。

 で、研修から帰ると、変なやつに絡まれた。
 黒服さん達がブロックできなかったんだ。

 中々のイケメンさんで、ホストとかやってそうな顔。
 ただ、バトルスーツを着ているんだ。

「てめぇが種馬1位のトーマスだな?」 

「違います!」

 即時に否定した。

「嘘こけ!出回っている写真とその装備はそのものじゃねぇか!俺と勝負しろ!」

「僕がその種馬さんだとして、貴方と勝負する意味が分かりません」

「だあって戦えば良いんだよ!俺様が勝ったらてめえもランクとハーレムを頂くぜ!孕み女だけは返してやるがな!」

 すると僕に向かってパンチを繰り出してきた・・・
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