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第2章
第131話 新学期
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ガラガラガラ
今日は夏休みが終わり、新学期となる初日だが、久し振りとなる学校に来た。
門の所でみーこ、アレクシア、友里愛と待ち合わせ、4人で校舎に入り今は教室のドアを開けた所だ。
皆の視線が僕の方へと向く。
今日は少し早く来ている。
学校に来たのは海洋センターでの宿泊研修から帰ってきて以来だ。
僕達はラビリンスで行方不明になり、ずっと生死不明になっているとされていた。
ただ、田仲君達の態度から生きているけど言えないのだと分かっていた。
今はラビリンスが次のステージに入った可能性から、田仲君達3組のカップルのいずれかが同行した時のみラビリンスに入れる事になっており、彼らも引っ張りだこで大変だったらしい。
友里愛、みーこ、アレクシアは僕と一緒に行方不明とされていた。
ギルドで僕の事や、僕が持ち帰った情報について方針が決まらないから帰るに帰れなくなり、黒服たちに監禁された事になっていたんだ。
それもありずっと全国を回り、女の人の胸を揉みまくってきた。
もとい、ラビリンス病の治療に駆け回った。
最初は秘密裏に僕の所に来て貰うはずだったけど、重病者は移動できなかったからだ。
「きゃー!トーマス君だ!やっぱり生きていたんだ!」
「あいつは簡単に死なないって言ったろ?」
「誰でしたかねぇ!?トーマス君達が行方不明になって狼狽えていたのは?」
「おかえりなさい!」
様々な反応で、皆にお帰りと言われた。
僕はまだラビリンス病の治療に伴う後遺症に苦しんでいた。
段々1日に治せる人の数が増え、今では15人の治療ができる。
ラビリンス関連の授業はもう出なくても良くなった。
そりゃあランク10を攻略したし、探索者ランクも1位になった。
年内は代わりに遅れてしまった数学などの一般科目の特別授業を受ける。
ただ、朝は教室に集まり、ホームルーム後別室に移る事になる。
ただ、僕達が生きている事は目聡い者なら調べられたはずだ。
一部の生徒が僕達の無事を知り、黒服さん達が説明と秘密にするお願いをし、現金の力で【お願い】を聞いてもらったらしい。
それと異様な光景がある。
流石に教室の中にまでは黒服のまま入ってこないけど、学校の正門とかに黒服のおねぇさん達が立っているんだ。
それが、女性だというのは胸の膨らみから分かるだろう。
確かに小さい人や着痩せする人もいるけど、髪の長さとかから分かる。
しかも一部の人はいわゆる爆乳だから男の振りをするのは無理がある。
反応は人それぞれだ。
格好良いなあと思ったり、おっかないなと思ったりだ。
教師陣が聞いていたからか、正門に教師が並んで立っており、少なくとも教師は知っているので無害だと思われたようだ。
ただ、止めてと言っても聞いてくれないんだけど、まず家の家政婦さんとして2人が常駐し、学校も養護補助、用務補助員、学校事務の事務員として潜り込み、有事に駆け付ける事になっているんだ。
それと校舎の屋上にもプレハブの駐屯所が・・・
僕の平和で心安らぐ学校生活はどこへやら・・・・
そして担任の先生が明日香さんと共に入ってきた。
黒のミニなタイトスカートに、サイズが合っていないようなブレザーと、サングラスの代わり?の伊達メガネと怪しく妖艶なエセ女教師だ。
「あー、新学期から君達に新たな講師がつく事になった。澤城明日香さんと言ってギルドの職員の方だ。皆気が付いたと思うが、学校の周りに黒服のお姉さん方がいるが、彼女の部下だ。この学校は国からも特殊強化学校の指定を受け、それに伴い警護と各種補助を担ってくれる。ああ、それと君達の先輩だからな!」
担任が一息ついたタイミングで1人の男子生徒が手を上げた。
「明日香さんに質問です!」
「何かしら?彼氏はいますかとかならもう身と心を捧げる事にしている相手がいますから別の質問にしてくださいね!」
チラッと僕を見る。
「マジっすか!やっぱりトーマス君の影響すっか!あっ、その相手ってやっぱりトーマス君ですか?」
「さあお相手は誰でしょうか?私の命を助けてくれた白馬に乗った王子様いえ、フェンリルに乗った鈍感応じかしら。質問の答えですが、いずれ分かるので伝えますが、黒服は貴方の言うトーマス君の配下です。彼の護衛とこの学校の生徒の力を上げる目的があります。貴方達にも数ヶ月で風曲の丘をパーティーのみで攻略出来るようにする目標があります」
皆押し黙る。
「脅して申し訳ないですが、斗升様がランク10の攻略をされましたが、これから異変が多発するでしょう。国やギルドはその事実を伏せるでしょうが、我々黒服は斗升様の学友に生き残ってもらう為の助力をするために独自に動いています。そうですね、手始めにこれから皆さんにお配りする小瓶に血を貯めて下さいね!」
ニコリと妖艶な微笑みを浮かべて懐から小瓶を出す明日香さんに少し歓喜をいや、寒気を覚えたな。
今日は夏休みが終わり、新学期となる初日だが、久し振りとなる学校に来た。
門の所でみーこ、アレクシア、友里愛と待ち合わせ、4人で校舎に入り今は教室のドアを開けた所だ。
皆の視線が僕の方へと向く。
今日は少し早く来ている。
学校に来たのは海洋センターでの宿泊研修から帰ってきて以来だ。
僕達はラビリンスで行方不明になり、ずっと生死不明になっているとされていた。
ただ、田仲君達の態度から生きているけど言えないのだと分かっていた。
今はラビリンスが次のステージに入った可能性から、田仲君達3組のカップルのいずれかが同行した時のみラビリンスに入れる事になっており、彼らも引っ張りだこで大変だったらしい。
友里愛、みーこ、アレクシアは僕と一緒に行方不明とされていた。
ギルドで僕の事や、僕が持ち帰った情報について方針が決まらないから帰るに帰れなくなり、黒服たちに監禁された事になっていたんだ。
それもありずっと全国を回り、女の人の胸を揉みまくってきた。
もとい、ラビリンス病の治療に駆け回った。
最初は秘密裏に僕の所に来て貰うはずだったけど、重病者は移動できなかったからだ。
「きゃー!トーマス君だ!やっぱり生きていたんだ!」
「あいつは簡単に死なないって言ったろ?」
「誰でしたかねぇ!?トーマス君達が行方不明になって狼狽えていたのは?」
「おかえりなさい!」
様々な反応で、皆にお帰りと言われた。
僕はまだラビリンス病の治療に伴う後遺症に苦しんでいた。
段々1日に治せる人の数が増え、今では15人の治療ができる。
ラビリンス関連の授業はもう出なくても良くなった。
そりゃあランク10を攻略したし、探索者ランクも1位になった。
年内は代わりに遅れてしまった数学などの一般科目の特別授業を受ける。
ただ、朝は教室に集まり、ホームルーム後別室に移る事になる。
ただ、僕達が生きている事は目聡い者なら調べられたはずだ。
一部の生徒が僕達の無事を知り、黒服さん達が説明と秘密にするお願いをし、現金の力で【お願い】を聞いてもらったらしい。
それと異様な光景がある。
流石に教室の中にまでは黒服のまま入ってこないけど、学校の正門とかに黒服のおねぇさん達が立っているんだ。
それが、女性だというのは胸の膨らみから分かるだろう。
確かに小さい人や着痩せする人もいるけど、髪の長さとかから分かる。
しかも一部の人はいわゆる爆乳だから男の振りをするのは無理がある。
反応は人それぞれだ。
格好良いなあと思ったり、おっかないなと思ったりだ。
教師陣が聞いていたからか、正門に教師が並んで立っており、少なくとも教師は知っているので無害だと思われたようだ。
ただ、止めてと言っても聞いてくれないんだけど、まず家の家政婦さんとして2人が常駐し、学校も養護補助、用務補助員、学校事務の事務員として潜り込み、有事に駆け付ける事になっているんだ。
それと校舎の屋上にもプレハブの駐屯所が・・・
僕の平和で心安らぐ学校生活はどこへやら・・・・
そして担任の先生が明日香さんと共に入ってきた。
黒のミニなタイトスカートに、サイズが合っていないようなブレザーと、サングラスの代わり?の伊達メガネと怪しく妖艶なエセ女教師だ。
「あー、新学期から君達に新たな講師がつく事になった。澤城明日香さんと言ってギルドの職員の方だ。皆気が付いたと思うが、学校の周りに黒服のお姉さん方がいるが、彼女の部下だ。この学校は国からも特殊強化学校の指定を受け、それに伴い警護と各種補助を担ってくれる。ああ、それと君達の先輩だからな!」
担任が一息ついたタイミングで1人の男子生徒が手を上げた。
「明日香さんに質問です!」
「何かしら?彼氏はいますかとかならもう身と心を捧げる事にしている相手がいますから別の質問にしてくださいね!」
チラッと僕を見る。
「マジっすか!やっぱりトーマス君の影響すっか!あっ、その相手ってやっぱりトーマス君ですか?」
「さあお相手は誰でしょうか?私の命を助けてくれた白馬に乗った王子様いえ、フェンリルに乗った鈍感応じかしら。質問の答えですが、いずれ分かるので伝えますが、黒服は貴方の言うトーマス君の配下です。彼の護衛とこの学校の生徒の力を上げる目的があります。貴方達にも数ヶ月で風曲の丘をパーティーのみで攻略出来るようにする目標があります」
皆押し黙る。
「脅して申し訳ないですが、斗升様がランク10の攻略をされましたが、これから異変が多発するでしょう。国やギルドはその事実を伏せるでしょうが、我々黒服は斗升様の学友に生き残ってもらう為の助力をするために独自に動いています。そうですね、手始めにこれから皆さんにお配りする小瓶に血を貯めて下さいね!」
ニコリと妖艶な微笑みを浮かべて懐から小瓶を出す明日香さんに少し歓喜をいや、寒気を覚えたな。
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