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第1章(高校生入学編)
第98話 夢と探索者登録
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学校の方はオリエンテーションが終わり、通常の授業が始まった。
一般的な国語や数学等、普通の科目の授業も勿論あるのだが、探索者向けの教育も有る。
そんな中ラビリンス専攻科の初授業が始まった
「もう探索者登録をしている生徒もいると聞いているがな、死にたくなければちゃんと話聞けよ!ラビリンスを舐めていると気が付いたら死んでいるぞ!」
「先生!質問です!」
「ああ?聞いてやるから言ってみろ」
「死んだのにどうやって死んだ事が分かるんですか?」
「てめぇ!言葉の綾ってのを知らねぇのか!真剣に聞かない奴から死んでくんだぞ!こう言わねぇと分からんか?気が付いたらさっきまで話してた奴の首がなく、そいつは授業でちゃんと聞いていなかった奴だ!気が付いたら死んでってそう言う事だ!分かったか!?俺はてめぇらを笑わせたくてこんな話をしてんじゃねぇ!」
その生徒は押し黙った。
勿論知っているよ。
眠い・・・
30代に差し掛かろうかという熱血先生だった。
僕は船を漕いでいた・・・
ヒューン!・・・パシュっ!
「おおおおお!」
僕は飛んで来たチョークを無意識に避けたが、後ろのアレクシアが掴み取った。
「てめぇいい度胸してんな!俺はなあぁ!ランク7探索者だぞ!」
「先生当たる所だった。斗升を許す」
「コホン。アレクシアさん悪かったな。だがこいつは話が別だ。お前学年代表だったな。余裕そうだがどんな奴が真っ先に死ぬか分かってるんだろうな?」
「えっと、迂闊な奴と自分を鍛えなかった奴ですよ。カーヴァントが殺られたり運悪く真横でリポップした時に自身が戦えなきゃ即死ですね!」
「まるで見てきたようじゃねぇか!!」
「父が日記に初期の自衛隊員がどうやって死んでいったか書いていましたから。昨日隣で飯を食った奴がどたまをかち割られ、屍を晒していた。彼は22歳だった・・・とかね」
「ぐう!貴様ぁ!教師に楯突くかぁ!そこになおれぇ!」
僕は殴られた・・・
・
・
・
「・・くん?斗升君!昼休み終わるわよ!」
僕は疲れから机に突っ伏していた。
「ほら、よだれを拭く!」
友里愛が口を拭き拭きしていたな。
「ほら、これから最初のラビ専授業でしょ!居眠りなんかしてちゃ駄目よ!」
どうやら僕は教師に殴られる夢を見ていたようだ。
早くも6限授業が始まったんだ。
午前は数学等だったけど、午後からはいよいよラビリンス絡みの授業だった。
・
・
・
夢と違い居眠りしなかった。
ただ、6限目はギルドから職員が来ており、探索者登録をするらしい。
登録済みの者は自習だとか。
「・・であるからして、来週早々に2泊3日のラビリンス実地を含む宿泊研修が有る。勿論君達もラビリンスに入るのでそれに伴い探索者登録をして貰う。それでギルドから職員に来て頂いている。ちゃんと指示に従うんだぞ!」
ガラガラガラ・・・
3人の職員が現れた。
3人目を見て男子が色めきだった。
「うわ~!メッチャクチャ美人じゃん」
「俺あのお姉様に登録して貰うぞ!」
僕に手を振ってきたので仕方なく手を振り返す。
「トーマス!何故君は手を振られているの!?」
近くの男子が怨嗟の声を上げる。
「ああ、愛姉は僕の姉だよ」
「おにぃさん!」
数人の男子にお兄さん呼ばわりされるが・・・嫌だよ。
てか聞いていないんだけど。
愛姉!来るなら言ってよ!
で、りっちゃんを見ると驚いていたから、りっちゃんも聞いていないんかい!
自習と言っても愛姉がいるのに何もしない訳にも行かず手伝いをする事に。
あっ!また倒れた!
そう、今朝カードに血を垂らそうとしている時に気絶した男子がまた倒れたんだよ。
皆で介抱するも、愛姉はスタートキットのカードを僕に押し付けて、カードを指先に押し付けるように指示しやがった!
しかし・・・
「お兄さん!そんな事は僕がやるから休んでいてよ!璃音さん!僕がやりますから!」
「あら、ありがとう!助かるわ!」
そうやって登録作業がつつがなく進んでいった。
一般的な国語や数学等、普通の科目の授業も勿論あるのだが、探索者向けの教育も有る。
そんな中ラビリンス専攻科の初授業が始まった
「もう探索者登録をしている生徒もいると聞いているがな、死にたくなければちゃんと話聞けよ!ラビリンスを舐めていると気が付いたら死んでいるぞ!」
「先生!質問です!」
「ああ?聞いてやるから言ってみろ」
「死んだのにどうやって死んだ事が分かるんですか?」
「てめぇ!言葉の綾ってのを知らねぇのか!真剣に聞かない奴から死んでくんだぞ!こう言わねぇと分からんか?気が付いたらさっきまで話してた奴の首がなく、そいつは授業でちゃんと聞いていなかった奴だ!気が付いたら死んでってそう言う事だ!分かったか!?俺はてめぇらを笑わせたくてこんな話をしてんじゃねぇ!」
その生徒は押し黙った。
勿論知っているよ。
眠い・・・
30代に差し掛かろうかという熱血先生だった。
僕は船を漕いでいた・・・
ヒューン!・・・パシュっ!
「おおおおお!」
僕は飛んで来たチョークを無意識に避けたが、後ろのアレクシアが掴み取った。
「てめぇいい度胸してんな!俺はなあぁ!ランク7探索者だぞ!」
「先生当たる所だった。斗升を許す」
「コホン。アレクシアさん悪かったな。だがこいつは話が別だ。お前学年代表だったな。余裕そうだがどんな奴が真っ先に死ぬか分かってるんだろうな?」
「えっと、迂闊な奴と自分を鍛えなかった奴ですよ。カーヴァントが殺られたり運悪く真横でリポップした時に自身が戦えなきゃ即死ですね!」
「まるで見てきたようじゃねぇか!!」
「父が日記に初期の自衛隊員がどうやって死んでいったか書いていましたから。昨日隣で飯を食った奴がどたまをかち割られ、屍を晒していた。彼は22歳だった・・・とかね」
「ぐう!貴様ぁ!教師に楯突くかぁ!そこになおれぇ!」
僕は殴られた・・・
・
・
・
「・・くん?斗升君!昼休み終わるわよ!」
僕は疲れから机に突っ伏していた。
「ほら、よだれを拭く!」
友里愛が口を拭き拭きしていたな。
「ほら、これから最初のラビ専授業でしょ!居眠りなんかしてちゃ駄目よ!」
どうやら僕は教師に殴られる夢を見ていたようだ。
早くも6限授業が始まったんだ。
午前は数学等だったけど、午後からはいよいよラビリンス絡みの授業だった。
・
・
・
夢と違い居眠りしなかった。
ただ、6限目はギルドから職員が来ており、探索者登録をするらしい。
登録済みの者は自習だとか。
「・・であるからして、来週早々に2泊3日のラビリンス実地を含む宿泊研修が有る。勿論君達もラビリンスに入るのでそれに伴い探索者登録をして貰う。それでギルドから職員に来て頂いている。ちゃんと指示に従うんだぞ!」
ガラガラガラ・・・
3人の職員が現れた。
3人目を見て男子が色めきだった。
「うわ~!メッチャクチャ美人じゃん」
「俺あのお姉様に登録して貰うぞ!」
僕に手を振ってきたので仕方なく手を振り返す。
「トーマス!何故君は手を振られているの!?」
近くの男子が怨嗟の声を上げる。
「ああ、愛姉は僕の姉だよ」
「おにぃさん!」
数人の男子にお兄さん呼ばわりされるが・・・嫌だよ。
てか聞いていないんだけど。
愛姉!来るなら言ってよ!
で、りっちゃんを見ると驚いていたから、りっちゃんも聞いていないんかい!
自習と言っても愛姉がいるのに何もしない訳にも行かず手伝いをする事に。
あっ!また倒れた!
そう、今朝カードに血を垂らそうとしている時に気絶した男子がまた倒れたんだよ。
皆で介抱するも、愛姉はスタートキットのカードを僕に押し付けて、カードを指先に押し付けるように指示しやがった!
しかし・・・
「お兄さん!そんな事は僕がやるから休んでいてよ!璃音さん!僕がやりますから!」
「あら、ありがとう!助かるわ!」
そうやって登録作業がつつがなく進んでいった。
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