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第1章(高校生入学編)
第83話 2億?
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ギルドの買い取り査定をして貰っていたが、余りに数が多かったので他の受付の方が説明してくれた。
「ラビリンス調査費用1000万円を含め、全てで・・・うわっ!す、凄いです。コホン。失礼しました2億3193万円です」
はあっ?
皆各々間の抜けた反応をする。
取り繕うかのように買い取り職員が淡々と内訳を告げていった。
マンティスの魔石 4万円 120個 計488万円
オークの魔石 15万円 122個 計 1830万円
オークのカード 25万円 35枚
計875万円
サイクロプスの魔石 500万円 35個 計1億7500万円
サイクロプスのカード 1500万円 1枚
「ちょっと、こ、これどうすんのよ!」
「ちょっと待って。愛姉が戻るまで会議室で話そうよ。先に行っていて。って事で璃音さんが戻るまで会議室を借りますね!」
「では2番会議室をお使い下さい」
みーこに渡された鍵を投げると会議室へ向かった。
「じゃあサイクロプスのカードだけ戻して下さい。後はグループ員で人数割りにして口座にお願いします。えっと、明細にサイクロプスのカードを戻し、10人の口座に均等割で振込と記載して下さい」
サイクロプスのカードは売らない事にして愛姉のカードにする事。
また、ラビリンス調査手当が600万が1000万に。
全て合わせて2億1693万円だ。
1人当たり2千万超えだ。
内訳の明細の原本とコピーを10部貰い会議室へ。
「皆今日はお疲れ!取り敢えずこれ買い取りの明細。あと、勝手だけど、サイクロプスのカードは売るの止めて愛姉にあげたいんだけど良いかな?」
「何よこれ!こんなに受け取れないわよ!」
「気絶しそう・・・・」
「これは・・・えっと、何と言うのか・・・」
皆あり得ない物を見るように見ていた。
中には現実逃避を始めたソアラとかもいる。
「愛姉が言っていたと思うけど、僕らは適正ランクの上限撤廃になると思う。それと入り口が埋もれたラビリンスだったからあれだけの数がのサイクロプスやオークがいたけど、本来は1割位しかいないようだよ。確かランク8のラビリンスの数が合わないと聞いた事があるけど、その1つなんだと思う」
愛姉から聞いた事をおさらいしていたんだ。
「えっと、明日皆用事は?もしなければ探索者の装備が買える店に行かない?愛姉のお勧めの店があるんだ」
皆がまだお金の使い道に狼狽えていたが、愛姉から聞いていた話をする。
「えっと、装備品は経費になるから節税対策にもなるし、何より最近の情勢から装備を充実させてラビリンスの異変に対処出来るように備えた方が良いと想うんだよね」
「た、確かに数年以内に第3次の変異でスタンピードとかが起こるかもって言われているし、ラビリンスのランクアップも気になるわよね」
友里愛がいち早く立ち直った。
「あと、近隣の市のギルドや都市部のカード屋さんを見たいんだ。特に古いラビリンスのカードが欲しいんだ。自衛隊の人で売ってくれる人いないかな?」
最後はつぶやきになっていた。
今はもう19時30分頃。
1、2時間程ラビリンスの中を探索する程度のはずだったが、めぐみんとりっちゃんのパニック事件からランク8のラビリンス発見と攻略をしてしまった。
誰の所為かって?僕に聞かないで!
2人がマンティスの召喚体を見てパニックになった事を知らない斗升だったりする。
本来はあり得ない時間で終わっていた。
ガラガラガラ・・・
「お待たせ。今日は解散よ。いったい誰の所為でこんな大変な1日になったのかしら」
皆斗升を見るが斗升は気が付かない。
「えっと、自衛隊の方が陣地を築くまで口外禁止よ。多分朝には公表されるわ。それと明日の午後から開放するから、その前に境目をなんとかしたいのだけど、明日って皆予定あるの?明日の午前ならまだ開放されていないから私の特権でお宝探しとか出来るわよ!」
「明日、ママさんの店を紹介して貰おうかと思ったんだけど、どうしよう?」
「午後からじゃ駄目?解放前なら他の人が邪魔にならないわよ!?」
皆さんを見ると・・・良さそうだ。
「じゃあ明日ラビリンスに入り、分散してちゃっちゃと終わらせようか?その後お買い物って事で!」
「じゃあ解散!」
愛姉がタクシーを呼んでいたが、1人1台の贅沢なお帰りとなった。
しかもタクシーチケットなんて初めてだけど、愛姉から渡されたんだ。
目的地を書いて渡すだけで費用はギルド持ちとか。
至れり尽くせりだ!
そして帰宅して食事の後風呂に入っていたら・・・・
リリリリーン!
何処からともなくベルが鳴る。
「な、なんだ?」
「ご主人様!私です!やっと使い方が分かりました」
レイラの声だ。
「えっ?レイラってカードに戻っているよな?」
「はい。何故か私だけ斗升様とお話が出来ます」
「ふえー!セボスチャーンとゼッチィーニとは?」
「ラビリンスの中だと話が出来ましたが、現状無理ですね。それと短時間しか無理のようです」
「今日は助かったよ!レイラが全体を見てくれたからさ。何かお礼をしたいな」
「あのっ!それでしたら抱いて下さい!」
「うん。次は明日ラビリンスに入るから、そこでギュッとするよ!」
「その、そうじゃな・・・・」
ぷつん
レイラが言っていた時間切れのようだ。
外でも短時間ならレイラと会話できるのは凄いなぁ。
最後何を言っていたのかな?
ハグをして欲しいなんてレイラはああ見えても甘えん坊なんだな。
そうして疲れを取り激動の1日が終わった・・・
「ラビリンス調査費用1000万円を含め、全てで・・・うわっ!す、凄いです。コホン。失礼しました2億3193万円です」
はあっ?
皆各々間の抜けた反応をする。
取り繕うかのように買い取り職員が淡々と内訳を告げていった。
マンティスの魔石 4万円 120個 計488万円
オークの魔石 15万円 122個 計 1830万円
オークのカード 25万円 35枚
計875万円
サイクロプスの魔石 500万円 35個 計1億7500万円
サイクロプスのカード 1500万円 1枚
「ちょっと、こ、これどうすんのよ!」
「ちょっと待って。愛姉が戻るまで会議室で話そうよ。先に行っていて。って事で璃音さんが戻るまで会議室を借りますね!」
「では2番会議室をお使い下さい」
みーこに渡された鍵を投げると会議室へ向かった。
「じゃあサイクロプスのカードだけ戻して下さい。後はグループ員で人数割りにして口座にお願いします。えっと、明細にサイクロプスのカードを戻し、10人の口座に均等割で振込と記載して下さい」
サイクロプスのカードは売らない事にして愛姉のカードにする事。
また、ラビリンス調査手当が600万が1000万に。
全て合わせて2億1693万円だ。
1人当たり2千万超えだ。
内訳の明細の原本とコピーを10部貰い会議室へ。
「皆今日はお疲れ!取り敢えずこれ買い取りの明細。あと、勝手だけど、サイクロプスのカードは売るの止めて愛姉にあげたいんだけど良いかな?」
「何よこれ!こんなに受け取れないわよ!」
「気絶しそう・・・・」
「これは・・・えっと、何と言うのか・・・」
皆あり得ない物を見るように見ていた。
中には現実逃避を始めたソアラとかもいる。
「愛姉が言っていたと思うけど、僕らは適正ランクの上限撤廃になると思う。それと入り口が埋もれたラビリンスだったからあれだけの数がのサイクロプスやオークがいたけど、本来は1割位しかいないようだよ。確かランク8のラビリンスの数が合わないと聞いた事があるけど、その1つなんだと思う」
愛姉から聞いた事をおさらいしていたんだ。
「えっと、明日皆用事は?もしなければ探索者の装備が買える店に行かない?愛姉のお勧めの店があるんだ」
皆がまだお金の使い道に狼狽えていたが、愛姉から聞いていた話をする。
「えっと、装備品は経費になるから節税対策にもなるし、何より最近の情勢から装備を充実させてラビリンスの異変に対処出来るように備えた方が良いと想うんだよね」
「た、確かに数年以内に第3次の変異でスタンピードとかが起こるかもって言われているし、ラビリンスのランクアップも気になるわよね」
友里愛がいち早く立ち直った。
「あと、近隣の市のギルドや都市部のカード屋さんを見たいんだ。特に古いラビリンスのカードが欲しいんだ。自衛隊の人で売ってくれる人いないかな?」
最後はつぶやきになっていた。
今はもう19時30分頃。
1、2時間程ラビリンスの中を探索する程度のはずだったが、めぐみんとりっちゃんのパニック事件からランク8のラビリンス発見と攻略をしてしまった。
誰の所為かって?僕に聞かないで!
2人がマンティスの召喚体を見てパニックになった事を知らない斗升だったりする。
本来はあり得ない時間で終わっていた。
ガラガラガラ・・・
「お待たせ。今日は解散よ。いったい誰の所為でこんな大変な1日になったのかしら」
皆斗升を見るが斗升は気が付かない。
「えっと、自衛隊の方が陣地を築くまで口外禁止よ。多分朝には公表されるわ。それと明日の午後から開放するから、その前に境目をなんとかしたいのだけど、明日って皆予定あるの?明日の午前ならまだ開放されていないから私の特権でお宝探しとか出来るわよ!」
「明日、ママさんの店を紹介して貰おうかと思ったんだけど、どうしよう?」
「午後からじゃ駄目?解放前なら他の人が邪魔にならないわよ!?」
皆さんを見ると・・・良さそうだ。
「じゃあ明日ラビリンスに入り、分散してちゃっちゃと終わらせようか?その後お買い物って事で!」
「じゃあ解散!」
愛姉がタクシーを呼んでいたが、1人1台の贅沢なお帰りとなった。
しかもタクシーチケットなんて初めてだけど、愛姉から渡されたんだ。
目的地を書いて渡すだけで費用はギルド持ちとか。
至れり尽くせりだ!
そして帰宅して食事の後風呂に入っていたら・・・・
リリリリーン!
何処からともなくベルが鳴る。
「な、なんだ?」
「ご主人様!私です!やっと使い方が分かりました」
レイラの声だ。
「えっ?レイラってカードに戻っているよな?」
「はい。何故か私だけ斗升様とお話が出来ます」
「ふえー!セボスチャーンとゼッチィーニとは?」
「ラビリンスの中だと話が出来ましたが、現状無理ですね。それと短時間しか無理のようです」
「今日は助かったよ!レイラが全体を見てくれたからさ。何かお礼をしたいな」
「あのっ!それでしたら抱いて下さい!」
「うん。次は明日ラビリンスに入るから、そこでギュッとするよ!」
「その、そうじゃな・・・・」
ぷつん
レイラが言っていた時間切れのようだ。
外でも短時間ならレイラと会話できるのは凄いなぁ。
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ハグをして欲しいなんてレイラはああ見えても甘えん坊なんだな。
そうして疲れを取り激動の1日が終わった・・・
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