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第1章(高校生入学編)
第74話 巨人達のボス
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「ねえめぐみん、どうしよう?」
「と、取り敢えずみんなのところに戻ろうか?ってあっ、あっちだっけ?」
来た方と反対の方を指差しためぐみんに律子は頷き、めぐみんと律子は2人して先へと進んで行く。
めぐみんは律子が超方向音痴だとは知らなかった・・・
また、気が弱いのもあり流されやすい。
その為、なんか違うような気がすると思うも、妙に堂々としている律子2何も言わなかった。
律子はめぐみんに聞いたが、めぐみんは覚えていなかった。
そのめぐみんは律子が覚えているだろうと思い、進む方向を聞くも頷いたのでほっとした。
そしてこの先の道を律子に委ねてしまった。
カーヴァントは特に何も聞かれなかったから、言っている事とやっている事が違うのに何も言わず、何をしたいのかな?と思うも警戒をして付き合う。
従者たる者、主に質問されてもいないのに出しゃばるものではない!と。
結局3体ずつのサイクロプスを引き連れて進むのだが、サイクロプスを仲間にする対応に追われていて、誰もどの方向に行くべきかよく分かっていない2人の状態に気付いてあげられなかったと言うか、指摘をする者がいなかった。
その為奥へ奥へと進んでしまっているのを止める者はいなかった。
律子は律子で間違っていたらめぐみんが言ってくるだろうけど、カーヴァントを含め誰も何も言ってこないし指摘も無いから問題ないのだろう!見覚えがない所を歩いているのは、先程パニックになっていたからだよね!と思う感じだ。
階段がある・・・どうしよう?となったが階段を進んでいたのかどうか記憶がないので、とりあえず1本道 だからというので階段を降りて行く事にした。
・
・
・
時折オークが出てくるも先行するサイクロプスが踏み付けて終わる。
横から来ても、まあああっするううう!と唸る筋肉が瞬殺していた。
ドスン!
パーン!
ザシュッ!
「ねえりっちゃん、こんな所通ったっけ??」
「私覚えていないのよね。めぐみんが知っているんじゃ?」
「えっ!?うそ・・・どうしよう?」
2人は1時間ほど歩いていて、どう見てもボス部屋の前にいる。
しかし、見た事がない。
「ねえめぐみん、丁度お部屋があるから中に入ろうよ!」
「うん。名案ね!」
2人は高さ3mはあろう大きな扉を開け中を覗くも、生き物の気配がしない。
ふう・・・ため息をつくと二人は中に入る。続いてカーヴァントが入り、サイクロプスの1体は扉を押さえて開いたままにしている。
後から来る者を中に入れる為だ。
めぐみんと律子のカーヴァントはボス部屋に入るんかい!と思うも指摘や警告をしなかった。
まさかここが何か知らない訳ない!と思ったからだ。
しかし、ボスは強い。
主人を助けないとだと思う。
ギギギギ・・・扉はサイクロプスが邪魔で閉まらない。
めぐみんと律子が部屋に入ると急に明るくなりそれにより広さが分かった。
大体小学校の体育館ほどだ。
「凄いね!明かりが灯もったよ!」
「どうやっているのかな?」
のほほんとしていたが、中央に身長4mほどの巨人が現れた。
「ご主人様、ティータンです。ティタンやタイタンとも言われる巨人です。言うまでもないでしょうがお気を付けください」
2人はえっ?と唸る。
「ちょっと待って!それランク8じゃないの?」
ようやく事の重さが分かった。2人はキャーと悲鳴をあげながら壁際に行く。
そんな2人の行動にカーヴァント達は今更だが思い違いをしていたのだと気が付いた。
オオオオオオ!
真っ黒な巨人のティタンは、雷を纏わりつかせた槍を手にカーヴァントに向き合うのだった。
「と、取り敢えずみんなのところに戻ろうか?ってあっ、あっちだっけ?」
来た方と反対の方を指差しためぐみんに律子は頷き、めぐみんと律子は2人して先へと進んで行く。
めぐみんは律子が超方向音痴だとは知らなかった・・・
また、気が弱いのもあり流されやすい。
その為、なんか違うような気がすると思うも、妙に堂々としている律子2何も言わなかった。
律子はめぐみんに聞いたが、めぐみんは覚えていなかった。
そのめぐみんは律子が覚えているだろうと思い、進む方向を聞くも頷いたのでほっとした。
そしてこの先の道を律子に委ねてしまった。
カーヴァントは特に何も聞かれなかったから、言っている事とやっている事が違うのに何も言わず、何をしたいのかな?と思うも警戒をして付き合う。
従者たる者、主に質問されてもいないのに出しゃばるものではない!と。
結局3体ずつのサイクロプスを引き連れて進むのだが、サイクロプスを仲間にする対応に追われていて、誰もどの方向に行くべきかよく分かっていない2人の状態に気付いてあげられなかったと言うか、指摘をする者がいなかった。
その為奥へ奥へと進んでしまっているのを止める者はいなかった。
律子は律子で間違っていたらめぐみんが言ってくるだろうけど、カーヴァントを含め誰も何も言ってこないし指摘も無いから問題ないのだろう!見覚えがない所を歩いているのは、先程パニックになっていたからだよね!と思う感じだ。
階段がある・・・どうしよう?となったが階段を進んでいたのかどうか記憶がないので、とりあえず1本道 だからというので階段を降りて行く事にした。
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時折オークが出てくるも先行するサイクロプスが踏み付けて終わる。
横から来ても、まあああっするううう!と唸る筋肉が瞬殺していた。
ドスン!
パーン!
ザシュッ!
「ねえりっちゃん、こんな所通ったっけ??」
「私覚えていないのよね。めぐみんが知っているんじゃ?」
「えっ!?うそ・・・どうしよう?」
2人は1時間ほど歩いていて、どう見てもボス部屋の前にいる。
しかし、見た事がない。
「ねえめぐみん、丁度お部屋があるから中に入ろうよ!」
「うん。名案ね!」
2人は高さ3mはあろう大きな扉を開け中を覗くも、生き物の気配がしない。
ふう・・・ため息をつくと二人は中に入る。続いてカーヴァントが入り、サイクロプスの1体は扉を押さえて開いたままにしている。
後から来る者を中に入れる為だ。
めぐみんと律子のカーヴァントはボス部屋に入るんかい!と思うも指摘や警告をしなかった。
まさかここが何か知らない訳ない!と思ったからだ。
しかし、ボスは強い。
主人を助けないとだと思う。
ギギギギ・・・扉はサイクロプスが邪魔で閉まらない。
めぐみんと律子が部屋に入ると急に明るくなりそれにより広さが分かった。
大体小学校の体育館ほどだ。
「凄いね!明かりが灯もったよ!」
「どうやっているのかな?」
のほほんとしていたが、中央に身長4mほどの巨人が現れた。
「ご主人様、ティータンです。ティタンやタイタンとも言われる巨人です。言うまでもないでしょうがお気を付けください」
2人はえっ?と唸る。
「ちょっと待って!それランク8じゃないの?」
ようやく事の重さが分かった。2人はキャーと悲鳴をあげながら壁際に行く。
そんな2人の行動にカーヴァント達は今更だが思い違いをしていたのだと気が付いた。
オオオオオオ!
真っ黒な巨人のティタンは、雷を纏わりつかせた槍を手にカーヴァントに向き合うのだった。
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