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第2章
第83話 野営
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キャサリンは俺達の事について殆ど覚えていなかった。王都に俺達が到着する少し前に姫騎士団が迎えに来たが、その時に合流した事は辛うじて覚えているが、その時の事を最後に先程気が付くまでの間の記憶がないという。
つまりその前後に何者かにより呪いを掛けられたという事になる。今ダンジョンにいると伝えたが、何故自分が俺達と一緒にダンジョンにいるのか理解できないという。
取り敢えずお腹が減っているようなので、弁当を食べさせて落ち着いてから、歩きながらキャサリンに今の状況についての話をしていく。
キャサリンは俺達に対して何の感情も抱いていなかった。システィーナとの関係性もよく分かっていなかった。
ただ、今ダンジョンに入っているという純然たる事実だけは理解し、システィーナが何をしているのか、何故俺達と一緒に先に進む事になったのか分からないと。
何故ダンジョン攻略開始の直前に潜り込んで来たのかについて今は覚えていないと言うが、自分の意志か、命令されたのかも分からなかった。
一応伝えたのは、呪いを掛けられてから今意識を取り戻す迄の記憶はやがて戻るが、戻ってからの注意点を伝えた。基本的に呪いの所為での行動なので、自分の意思とは関係ないと。俺とレイラは呪いを掛けられた事があり、2人共その間の事について苦しんだ経緯があると話した。
この場に止まって話をするのも時間が勿体ないので、先に進みながら話をしていく。基本はレイラが先頭で、アイハがキャサリンに話をする。そして俺が殿の形で進んでいる。
しかし相変わらず魔物は出ない。
数百年の間封印されていて、その間に一度も扉が開かれなかった。俺達が魔物と遭遇したのは5階層のボスのみだ。
時折休憩を挟んでいたが、もうソロソロ夕食の時間という所で10階層に来た。この階層はボス部屋のみだ。
ボスを倒してから食事と野営とし、中に入るが、ゴブリンナイト2匹だった。レイラとキャサリンが瞬殺にしてしまった。魔石と銅の剣2本だ。
皆唸る。確かにこんなドロップだと誰も入りたがらないなと。
野営の準備をしていたが、サクサク準備が終わる。俺とアイハは食事の準備で、キャサリンとレイラはテントの設営だ。初めて使うテントなので組み立てはこれからだった。
しくじったのだ。予め設営してからしまえば良かったが、すっかり忘れていたのだ。幸い誰も突っ込んでこない。ほっ。
トイレ事情は衝立を出し、それで隠れて済ませ、用を足すと火魔法で炙って終わる。臭い?焼くから消えるんだよ。
夕食はテーブルに皿を大量に並べていたのでキャサリンは口をパクパクしていたが、素直に謝辞を述べている。素直になっていれば中々可愛いらしい。
どうやら残念さんなのは呪いの所為だったようで、俺は見所のある奴だなあと本来の人となりを把握しようと色々話し掛けるのであった。
つまりその前後に何者かにより呪いを掛けられたという事になる。今ダンジョンにいると伝えたが、何故自分が俺達と一緒にダンジョンにいるのか理解できないという。
取り敢えずお腹が減っているようなので、弁当を食べさせて落ち着いてから、歩きながらキャサリンに今の状況についての話をしていく。
キャサリンは俺達に対して何の感情も抱いていなかった。システィーナとの関係性もよく分かっていなかった。
ただ、今ダンジョンに入っているという純然たる事実だけは理解し、システィーナが何をしているのか、何故俺達と一緒に先に進む事になったのか分からないと。
何故ダンジョン攻略開始の直前に潜り込んで来たのかについて今は覚えていないと言うが、自分の意志か、命令されたのかも分からなかった。
一応伝えたのは、呪いを掛けられてから今意識を取り戻す迄の記憶はやがて戻るが、戻ってからの注意点を伝えた。基本的に呪いの所為での行動なので、自分の意思とは関係ないと。俺とレイラは呪いを掛けられた事があり、2人共その間の事について苦しんだ経緯があると話した。
この場に止まって話をするのも時間が勿体ないので、先に進みながら話をしていく。基本はレイラが先頭で、アイハがキャサリンに話をする。そして俺が殿の形で進んでいる。
しかし相変わらず魔物は出ない。
数百年の間封印されていて、その間に一度も扉が開かれなかった。俺達が魔物と遭遇したのは5階層のボスのみだ。
時折休憩を挟んでいたが、もうソロソロ夕食の時間という所で10階層に来た。この階層はボス部屋のみだ。
ボスを倒してから食事と野営とし、中に入るが、ゴブリンナイト2匹だった。レイラとキャサリンが瞬殺にしてしまった。魔石と銅の剣2本だ。
皆唸る。確かにこんなドロップだと誰も入りたがらないなと。
野営の準備をしていたが、サクサク準備が終わる。俺とアイハは食事の準備で、キャサリンとレイラはテントの設営だ。初めて使うテントなので組み立てはこれからだった。
しくじったのだ。予め設営してからしまえば良かったが、すっかり忘れていたのだ。幸い誰も突っ込んでこない。ほっ。
トイレ事情は衝立を出し、それで隠れて済ませ、用を足すと火魔法で炙って終わる。臭い?焼くから消えるんだよ。
夕食はテーブルに皿を大量に並べていたのでキャサリンは口をパクパクしていたが、素直に謝辞を述べている。素直になっていれば中々可愛いらしい。
どうやら残念さんなのは呪いの所為だったようで、俺は見所のある奴だなあと本来の人となりを把握しようと色々話し掛けるのであった。
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