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第1章
第44話 ジュータスクの焦りとレイラとアイハ
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女神ジュータスクは焦っていた。
中々思うように事が運ばないからだ。
最初の仲間候補が死んだ時はもう少しで勇者そのものが死ぬ所だった。これはやり過ぎた。それとスラナシスカが用意していたもうひとり、こちらは女だが、誰だが判明しており、妨害の仕込みが出来た。だが、自分が直接段取りできるのはここまでだ。
ここからは部下いや、同志の女神の配下に動いて貰う。既に自分は目をつけられており、動けない。流石に勇者に直接手を出す事は出来ない。
殺す事は簡単だ。息をするのと同じレベルで。だが、どう足掻いても自分に辿り着いてしまう。
ダンジョンを作ったのもあっさりと見付かった。あれもやばかった。なんとコアを回収されてしまったのだ。あれを調べられると自分に辿り着いてしまう可能性がある。なので他に目を向けさせて気を逸らした。
そして今回の勇者派遣とは関係なく手駒にしているこの国の支配者の元に、手を下していないのにトニーが向かう事になった。更に窮地に追いやろう!
直接何かは出来ない。もう警戒をして、網を張っているだろう。何もトップしか手駒がいないと言う訳ではない。昔からある陳腐な手だが、それが良い。陳腐故多用され、効果も高い。なので側近を傀儡としていた。昔から支配者は側近の甘言に弱いのだ。見知らぬ実力者と、見知った己の良き相談者からの話では、間違いなく後者を選ぶ。くくく。もうじき目にものくれてやろう!側近に有る事無い事吹き込んでいった・・・
ターミスはスラナシスカを呼んでいた。
「女神スラナシスカ、ジュータスクの件はどうですか?」
「はい。勇者篠木 弓弦、現地の通称名トニーの転移時に女神ジュータスクが干渉した証拠は押さえましたが、他に協力している女神がいますが、まだ誰かは掴めていません。」
「成程。それでジュータスクを泳がせているのですね」
「はい。従者レイラの件は後手に回りましたが、この後勇者は王都に向かいます。ジュータスクの傀儡がいますから、しめしめと思っているでしょう。もう少し泳がせ、背景を探ります」
「頼みましたよ。くれぐれも勇者が死なないように。尤もジュータスク達と関係なく死ぬのは話が別ですが」
スラナシスカは執務室を退室し、次なる掩護策を練るのであった。
トニーは再び馬車に乗るとギルドに送られた。その後解散となり宿に向かい、空き部屋があるから追加で部屋を取った。
女将さんにどうしたのかと聞かれたので、パーティーメンバーが泊まるからと1部屋取ると伝えた。
俺は迷った末にドアをノックしたが直ぐにアイハが開けてくれた。
「食事はまだだろう?食べながら話さないか?」
「レイラさんもそれで良いよね?」
「分かったわ」
食堂はまだ早い時間の為人はまだらだった。
「トニーさん、レイラさんに知っている事を話し、ステータスを見てもらったり、スキルの取得方法を教えたわ。ベンタマジシャンになっているので驚いていたわ」
「あ、あんたのお陰だというの?それに荷物が確かにあったわ。私はあんたに汚されたのね」
「あのなぁ、お前の様子がおかしく、呪術に掛かっていると分かったから手を出していないぞ。自分で確認してみろ」
「私はどうすればよいのだ?あんたと過ごした記憶がないのよ。アイハさんによれば私の為にかなり苦労したと聞いたわ。何故なの?」
「俺が異世界人だって聞いたか?右も左も分からない時に君と知り合った。一番助けを必要としている時に助けてくれたんだ。君は政略結婚から逃れ、剣姫になれば無しにできると言っていた。政略結婚なんて可哀想だと思った。だから恩返しに君を剣姫にすると決めたんだ。だけど、レイラの事が好きになったからそうしようと思ったんだ。でも君は呪術で俺に好意を持つように強制的に仕向けらるたんだな。今までありがとう。君に与えた導かれし者は俺の命を救ってくれたお礼だ。今日は隣の部屋を取っている。呪術の影響とか有ったら聞いてくれ。それとアイハ、あの賭けは異常状態のレイラが吹っ掛けたんだ。無かった事にしよう。今後2人はどうするんだ?」
「わ、私は…そうね、もしレイラさんが良かったら女2人で掃除人として活躍しようかな。レイラさんが前衛で、私が後衛かな。どうかしら?」
「分かったわ。この剣はどうすれば良いの?あまりにも高価よ」
「皆ミスリル装備だ。だから気にするな。ただ、売ると碌な事が無いからね」
「トニーさん?帰ってくるの?」
「どうだろう?陛下に謁見しないとらしいから。暫くは王都に釘付けかな。それとレイラ、君は上品過ぎるから、王族だとすぐにバレるぞ。そんな話をしていたけど、覚えていないんだよな?」
その後は重い空気の元での食事となり、アイハにあとを頼むとして別れて各々の部屋で休むのであった。
中々思うように事が運ばないからだ。
最初の仲間候補が死んだ時はもう少しで勇者そのものが死ぬ所だった。これはやり過ぎた。それとスラナシスカが用意していたもうひとり、こちらは女だが、誰だが判明しており、妨害の仕込みが出来た。だが、自分が直接段取りできるのはここまでだ。
ここからは部下いや、同志の女神の配下に動いて貰う。既に自分は目をつけられており、動けない。流石に勇者に直接手を出す事は出来ない。
殺す事は簡単だ。息をするのと同じレベルで。だが、どう足掻いても自分に辿り着いてしまう。
ダンジョンを作ったのもあっさりと見付かった。あれもやばかった。なんとコアを回収されてしまったのだ。あれを調べられると自分に辿り着いてしまう可能性がある。なので他に目を向けさせて気を逸らした。
そして今回の勇者派遣とは関係なく手駒にしているこの国の支配者の元に、手を下していないのにトニーが向かう事になった。更に窮地に追いやろう!
直接何かは出来ない。もう警戒をして、網を張っているだろう。何もトップしか手駒がいないと言う訳ではない。昔からある陳腐な手だが、それが良い。陳腐故多用され、効果も高い。なので側近を傀儡としていた。昔から支配者は側近の甘言に弱いのだ。見知らぬ実力者と、見知った己の良き相談者からの話では、間違いなく後者を選ぶ。くくく。もうじき目にものくれてやろう!側近に有る事無い事吹き込んでいった・・・
ターミスはスラナシスカを呼んでいた。
「女神スラナシスカ、ジュータスクの件はどうですか?」
「はい。勇者篠木 弓弦、現地の通称名トニーの転移時に女神ジュータスクが干渉した証拠は押さえましたが、他に協力している女神がいますが、まだ誰かは掴めていません。」
「成程。それでジュータスクを泳がせているのですね」
「はい。従者レイラの件は後手に回りましたが、この後勇者は王都に向かいます。ジュータスクの傀儡がいますから、しめしめと思っているでしょう。もう少し泳がせ、背景を探ります」
「頼みましたよ。くれぐれも勇者が死なないように。尤もジュータスク達と関係なく死ぬのは話が別ですが」
スラナシスカは執務室を退室し、次なる掩護策を練るのであった。
トニーは再び馬車に乗るとギルドに送られた。その後解散となり宿に向かい、空き部屋があるから追加で部屋を取った。
女将さんにどうしたのかと聞かれたので、パーティーメンバーが泊まるからと1部屋取ると伝えた。
俺は迷った末にドアをノックしたが直ぐにアイハが開けてくれた。
「食事はまだだろう?食べながら話さないか?」
「レイラさんもそれで良いよね?」
「分かったわ」
食堂はまだ早い時間の為人はまだらだった。
「トニーさん、レイラさんに知っている事を話し、ステータスを見てもらったり、スキルの取得方法を教えたわ。ベンタマジシャンになっているので驚いていたわ」
「あ、あんたのお陰だというの?それに荷物が確かにあったわ。私はあんたに汚されたのね」
「あのなぁ、お前の様子がおかしく、呪術に掛かっていると分かったから手を出していないぞ。自分で確認してみろ」
「私はどうすればよいのだ?あんたと過ごした記憶がないのよ。アイハさんによれば私の為にかなり苦労したと聞いたわ。何故なの?」
「俺が異世界人だって聞いたか?右も左も分からない時に君と知り合った。一番助けを必要としている時に助けてくれたんだ。君は政略結婚から逃れ、剣姫になれば無しにできると言っていた。政略結婚なんて可哀想だと思った。だから恩返しに君を剣姫にすると決めたんだ。だけど、レイラの事が好きになったからそうしようと思ったんだ。でも君は呪術で俺に好意を持つように強制的に仕向けらるたんだな。今までありがとう。君に与えた導かれし者は俺の命を救ってくれたお礼だ。今日は隣の部屋を取っている。呪術の影響とか有ったら聞いてくれ。それとアイハ、あの賭けは異常状態のレイラが吹っ掛けたんだ。無かった事にしよう。今後2人はどうするんだ?」
「わ、私は…そうね、もしレイラさんが良かったら女2人で掃除人として活躍しようかな。レイラさんが前衛で、私が後衛かな。どうかしら?」
「分かったわ。この剣はどうすれば良いの?あまりにも高価よ」
「皆ミスリル装備だ。だから気にするな。ただ、売ると碌な事が無いからね」
「トニーさん?帰ってくるの?」
「どうだろう?陛下に謁見しないとらしいから。暫くは王都に釘付けかな。それとレイラ、君は上品過ぎるから、王族だとすぐにバレるぞ。そんな話をしていたけど、覚えていないんだよな?」
その後は重い空気の元での食事となり、アイハにあとを頼むとして別れて各々の部屋で休むのであった。
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