43 / 117
第1章
第43話 ジュータスクの暗躍と領主との会談
しおりを挟む
女神ジュータスクはトニーがレイラに殴られた様を見て小躍りをしていた。
バーサーカーを発生させたのに、あっさり倒した事に憤っていたが、レイラへの呪いは半分成功した。本来はうっふんあっはんとなり、トニーは女に溺れて堕落して行く筈だったのだが、何故かこの女は生娘のままだ。異世界人に対し人目を憚らずに迫るような呪いだったのにその効果は何故か中途半端だった。
剣神と言われるようになり得る者が死ぬようにし、実際死んだがトニーのお陰で生き返ってしまった。だが幸いだったのは心が折れ、掃除人として挫折した。
スラナシスカが集めた者の中にもうひとり実力者になり得る者がおり、その者をトニーの掛け替えのない仲間にする事に対して妨害をしたのだ。つまりレイラの事だ。更に万が一よりを戻すと仲間として厄介な存在になるからとトニーを引き離す工作をした。更にこの女を落としてやると工作をし始めたのだ。
他の男に寝取らせて、その事実に打ち拉がれ、自暴自棄にさせてやる!と。
但し、今までも直接動いておらず、手駒を使ってやらせていた。この世界がどうなっても知らないわとスラナシスカが失敗したら次は自分の出番だと。蹴落としてやる!と意気込んでいた。
トニー達はこの女神ジュータスクの嫉妬、出世欲により迷惑を被っていた。
スラナシスカはジュータスクを疑ってはいたが、中々尻尾を出さない。
だが、何をしてくるのか予測は付くので次なる手を打っていた・・・
トニーはギルドマスターと共に馬車にて領主の所に向かっていたが、泣いていた。
レイラから公然と拒絶されたのだ。
メンタルがフルボッコだった。
「心配する事は無いにゃ。ボクとアイハとで仲を取り持つにゃ」
俺は心ここにあらずで、お願いしますとしか言えなかった。
トニーは本気でレイラの事が好きになっていたのだと改めて思う。だが、それはそれとして、アイハとの事をどうするかを考えないとだった。受付嬢をしていただけあって綺麗な人だ。
強気なところは困ったもんだが。
ただ、俺と付き合う事を彼女は賭けたが、付き合う事は本意では無いのだろうなと思う。
意図せずに命が掛かってしまったから仕方がなくだよな。性格的に今後冒険者として、いや、掃除人としてやっていくにはおどおどし過ぎている。受付嬢に戻してあげた方が良いのかな?トニーはそのように考えていた。女心を分かっていないトニーだ。
アイハはというとトニーについての今の想いはこのまま彼女の座に収まりたいだ。自分に素晴らしい加護をくれて、重大な秘密を打ち明けられ、更に少人数で秘密を共有する等、何故か自分の事を信用してくれている。
勢いで付き合う事になったし、少しスケベだけど異常状態のレイラに手を出していない。手を出したとしても誰からも咎められないのに、紳士だ。今まで言い寄って来るくだらない男共とは違うんだ!異世界人というのは関係ない。異世界人だからといって性格的にまともな者か否かは別問題だ。だが、レイラのことを好きなのは目に見えて分かる。ある意味レイラが正気に戻った時に、レイラがしたトニーへの仕打ちに怒りを覚えたが、ライバルが脱落したと嬉しくもあった。そんなことを一瞬でも感じた自分が嫌になった。
私って嫌な女ね。と自己嫌悪をしており、今トニーに優しくし、好きだと想いをぶつければ多分トニーの事を自分の男に出来るとは思うが、それはレイラに対してフェアではない。現状まだ彼女ですらないが、多分トニーの中ではあの賭けで付き合う事になった話はもう無効なのだと思う。
だが、改めてお付き合いをして欲しいと告白するのは今ではない。
今はレイラにトニーとの間に何があったのかを話し、少なくとも友達にして欲しい。今回の冒険の間、女同士で色々話しをいたけれども、気さくで話しやすかった。命を預けた仲間として信頼し始めたところで、友達になりたかったのにと、複雑だなと思うのだ。
トニー達は領主の屋敷に着くとそのまま執務室に通され机の前に立って報告だ。
12畳位の部屋に机があり、壁側は書棚があり、多くの本が置かれている。
「よく来たなペンリスよ。ちと待ってくれ。陛下への手紙を描いているのでな」
手紙を封筒に入れ、蝋を垂らし机の鍵を開けて出した印を押していた。
「よし、済まぬな。そこに座ってくれ。彼がトニー君か?」
「君に依頼が有る。君が回収してきたコアとこの手紙を持って王都に参り、陛下に直接お渡しし、コアを引き渡して欲しいのだ。陛下が顛末を質問された場合、お答えするのに君が行く必要が有るのだよ。手紙はニ通だ。1つは君の事を書いて、直接陛下にしか話す事が出来ないと。人伝では駄目な重大事項だと。己はそれへの対処の為、領地を離れられない為、息子を代理として対処した当人たるトニー君の付き添いをする旨と、もう一通は何が起こったのかを書いてある」
「急な話にゃん?」
「済まんな。護衛や旅の手配や諸々はこちらでしておく。明日の朝ギルドに迎えをよごすよ。流石にここに来るのは来にくいだろうからな。ギルドには指名依頼を出しておく。もしも同行者がいたら、迎に来た者に伝えてくれたまえ。何か質問は有るかね?」
「2つ有ります。手紙はいつだれから受け取れば?」
「済まんな。そうだな。我が息子が持参し、陛下へ謁見となる時に付き添うから息子が手紙を渡す。もしも息子の同席が認められない時は、直前に息子が君に渡す事になる」
「私は見ての通りの下々の者になり、陛下に謁見するのに意図せずに無礼な真似や無作法を晒す恐れが有るのと、それに適した服の持ち合わせがありません」
「心配しなくても良い。手紙に一掃除人だと、多少の無礼はものを知らぬ市井の者だと伝えておるし、あの人はまあ面と向かって侮辱しなければ大丈夫な者じゃ。服はその格好で大丈夫じゃ。心配要らぬ」
「大丈夫にゃ。トニー君は掃除人としては珍しく礼儀正しい人にゃん!」
「ところで元気が無いようだが、大丈夫か?」
「先程オークの集落を討伐してきたばかりにゃ。魔法の使い過ぎで疲労があるだけにゃ。明日になれば回復するにゃ」
「そうか。疲れているところ悪かったな。明日からの旅に備え、今日はゆっくりと体を休めるのだぞ」
そうして領主の屋敷を引き上げるのであった。
バーサーカーを発生させたのに、あっさり倒した事に憤っていたが、レイラへの呪いは半分成功した。本来はうっふんあっはんとなり、トニーは女に溺れて堕落して行く筈だったのだが、何故かこの女は生娘のままだ。異世界人に対し人目を憚らずに迫るような呪いだったのにその効果は何故か中途半端だった。
剣神と言われるようになり得る者が死ぬようにし、実際死んだがトニーのお陰で生き返ってしまった。だが幸いだったのは心が折れ、掃除人として挫折した。
スラナシスカが集めた者の中にもうひとり実力者になり得る者がおり、その者をトニーの掛け替えのない仲間にする事に対して妨害をしたのだ。つまりレイラの事だ。更に万が一よりを戻すと仲間として厄介な存在になるからとトニーを引き離す工作をした。更にこの女を落としてやると工作をし始めたのだ。
他の男に寝取らせて、その事実に打ち拉がれ、自暴自棄にさせてやる!と。
但し、今までも直接動いておらず、手駒を使ってやらせていた。この世界がどうなっても知らないわとスラナシスカが失敗したら次は自分の出番だと。蹴落としてやる!と意気込んでいた。
トニー達はこの女神ジュータスクの嫉妬、出世欲により迷惑を被っていた。
スラナシスカはジュータスクを疑ってはいたが、中々尻尾を出さない。
だが、何をしてくるのか予測は付くので次なる手を打っていた・・・
トニーはギルドマスターと共に馬車にて領主の所に向かっていたが、泣いていた。
レイラから公然と拒絶されたのだ。
メンタルがフルボッコだった。
「心配する事は無いにゃ。ボクとアイハとで仲を取り持つにゃ」
俺は心ここにあらずで、お願いしますとしか言えなかった。
トニーは本気でレイラの事が好きになっていたのだと改めて思う。だが、それはそれとして、アイハとの事をどうするかを考えないとだった。受付嬢をしていただけあって綺麗な人だ。
強気なところは困ったもんだが。
ただ、俺と付き合う事を彼女は賭けたが、付き合う事は本意では無いのだろうなと思う。
意図せずに命が掛かってしまったから仕方がなくだよな。性格的に今後冒険者として、いや、掃除人としてやっていくにはおどおどし過ぎている。受付嬢に戻してあげた方が良いのかな?トニーはそのように考えていた。女心を分かっていないトニーだ。
アイハはというとトニーについての今の想いはこのまま彼女の座に収まりたいだ。自分に素晴らしい加護をくれて、重大な秘密を打ち明けられ、更に少人数で秘密を共有する等、何故か自分の事を信用してくれている。
勢いで付き合う事になったし、少しスケベだけど異常状態のレイラに手を出していない。手を出したとしても誰からも咎められないのに、紳士だ。今まで言い寄って来るくだらない男共とは違うんだ!異世界人というのは関係ない。異世界人だからといって性格的にまともな者か否かは別問題だ。だが、レイラのことを好きなのは目に見えて分かる。ある意味レイラが正気に戻った時に、レイラがしたトニーへの仕打ちに怒りを覚えたが、ライバルが脱落したと嬉しくもあった。そんなことを一瞬でも感じた自分が嫌になった。
私って嫌な女ね。と自己嫌悪をしており、今トニーに優しくし、好きだと想いをぶつければ多分トニーの事を自分の男に出来るとは思うが、それはレイラに対してフェアではない。現状まだ彼女ですらないが、多分トニーの中ではあの賭けで付き合う事になった話はもう無効なのだと思う。
だが、改めてお付き合いをして欲しいと告白するのは今ではない。
今はレイラにトニーとの間に何があったのかを話し、少なくとも友達にして欲しい。今回の冒険の間、女同士で色々話しをいたけれども、気さくで話しやすかった。命を預けた仲間として信頼し始めたところで、友達になりたかったのにと、複雑だなと思うのだ。
トニー達は領主の屋敷に着くとそのまま執務室に通され机の前に立って報告だ。
12畳位の部屋に机があり、壁側は書棚があり、多くの本が置かれている。
「よく来たなペンリスよ。ちと待ってくれ。陛下への手紙を描いているのでな」
手紙を封筒に入れ、蝋を垂らし机の鍵を開けて出した印を押していた。
「よし、済まぬな。そこに座ってくれ。彼がトニー君か?」
「君に依頼が有る。君が回収してきたコアとこの手紙を持って王都に参り、陛下に直接お渡しし、コアを引き渡して欲しいのだ。陛下が顛末を質問された場合、お答えするのに君が行く必要が有るのだよ。手紙はニ通だ。1つは君の事を書いて、直接陛下にしか話す事が出来ないと。人伝では駄目な重大事項だと。己はそれへの対処の為、領地を離れられない為、息子を代理として対処した当人たるトニー君の付き添いをする旨と、もう一通は何が起こったのかを書いてある」
「急な話にゃん?」
「済まんな。護衛や旅の手配や諸々はこちらでしておく。明日の朝ギルドに迎えをよごすよ。流石にここに来るのは来にくいだろうからな。ギルドには指名依頼を出しておく。もしも同行者がいたら、迎に来た者に伝えてくれたまえ。何か質問は有るかね?」
「2つ有ります。手紙はいつだれから受け取れば?」
「済まんな。そうだな。我が息子が持参し、陛下へ謁見となる時に付き添うから息子が手紙を渡す。もしも息子の同席が認められない時は、直前に息子が君に渡す事になる」
「私は見ての通りの下々の者になり、陛下に謁見するのに意図せずに無礼な真似や無作法を晒す恐れが有るのと、それに適した服の持ち合わせがありません」
「心配しなくても良い。手紙に一掃除人だと、多少の無礼はものを知らぬ市井の者だと伝えておるし、あの人はまあ面と向かって侮辱しなければ大丈夫な者じゃ。服はその格好で大丈夫じゃ。心配要らぬ」
「大丈夫にゃ。トニー君は掃除人としては珍しく礼儀正しい人にゃん!」
「ところで元気が無いようだが、大丈夫か?」
「先程オークの集落を討伐してきたばかりにゃ。魔法の使い過ぎで疲労があるだけにゃ。明日になれば回復するにゃ」
「そうか。疲れているところ悪かったな。明日からの旅に備え、今日はゆっくりと体を休めるのだぞ」
そうして領主の屋敷を引き上げるのであった。
12
お気に入りに追加
407
あなたにおすすめの小説

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる