上 下
22 / 117
第1章

第22話 小さかった

しおりを挟む
 さあてやってきました、お楽しみのステータスタイムだ!ってあちゃー!レベルが2つも上がっているな。俺は良いがレイラが…

 名前 トニー・デュノッゾ
 年齢 15
 身長 175cm
 職業 一般掃除人
 レベル 8→10
 HP     22/67→22/86
 MP    24/61→24/80
 筋力  48→67→72
 器用さ 48→67→72
 精神力 49→68→74
 幸運  100
 ステータスポイント
 残り 16→0
 特殊補正
 決断 +3

 スキルポイント   
 残り 16→2
 スキル
 逆境
 獲得経験値2倍
 剣術レベル1→4(10)
 魔法効果倍増(10)
 魔法適正(4)
  水魔法レベル3(1)
  火魔法レベル2(1)
  土魔法レベル1(1)
  風魔法レベル1→2(1)
 *闇魔法レベル3→4(12→20)
  光魔法レベル1(2)
 身体能力向上レベル1→2(1→3)
     強運レベル10(57)
 *気配察知3(6)
 今回の事で懲りたので気配察知を取った。

 っと!ラッキー?だ。レイラのレベルが2しか上がっていない。ひょっとしたら職業の違いか、前回俺がぎりぎり上がっていなかったのか、レイラの方はぎりぎり上がっていたのか。うーん、多分両方だな。ポイントロストは最小限になったな。よかよか!


 名前 マーベリック・レイラ
 年齢 15
 身長 162cm
 職業 女剣士
 レベル 6→8
 HP     51/75→94/94
 MP    22/24→22/35
 筋力  42→63【2】
 器用さ 30→45
 精神力 18→27
 幸運  41→57
 ステータスポイント
 残り 16→0
 特殊補正
 決断 +1

 スキルポイント   
 残り 18→3

 スキル

 剣術レベル3→4(4)
 魔法適正
  闇魔法1(2)
 身体能力向上レベル1
 *強運レベル6→8(20→35)
 獲得経験値2倍(3)

 レイラの幸運も凄い事になってきた。スキルポイントは強運以外は保留だ。次のボーナスポイントは10か。

 もう一度ダンジョンの中に入ったが、ライトが終わっていたのでライトを唱えて中を進む。

 気配察知はパッシブスキルだ。なので常時発動している。だが、魔物の気配は読み取れない。

 そして問題の空間に着いたが、魔物は居なかった。取り敢えず魔石を拾っていく。ここは行き止まりだ。

「トニー、ここは行き止まりのようだけど、変じゃない?」

「変って?」

「小さ過ぎるのよ。ダンジョンで間違いないと思うのだけど、ダンジョンってもっと大きいのを想像していたのよ。トニーが食料をって言っていたから、数日は掛かると思っていたのよね」

 するとバチバチバチと小さい音が聞こえてきた。そこを見ると魔石が生成されているようだ。

 その魔石を抜き取る。

「生成されている途中のだな。こうやって作られるのか。ゲームでも聞いた事がないな。!??」

 トニーの様子が変わった事を察した。

「どうしたの?」

「ああ。ジェネラルが座っていたろ。あの椅子の周辺が気になるんだよな」

 椅子を調べるも、石で作られはしているが、これはただの椅子のようなので取り敢えず退けようとするが、重くてなかなか動かせられない。一旦ストレージに入れて、他の所で出そうとした。

 ストレージに椅子を入れた途端に空間が歪み、揺れ始めた。

 えっ?と思っていると、眩い光に包まれた。

 そして光が収まると藪の中にいた。

 えっ?

 2人がハモる。

「どういう事だよ?」「どうして?」

「ダンジョンは何処に行ったのかしら?ねぇトニー、貴方何かした?」

「さっきジェネラルが座っていた椅子を動かそうと思ったら動かなかったから、一旦ストレージに入れたんだ。そしたら光に包まれたんだよな」

「あっ!それよそれ!」

「へっ?」

「相変わらずね。凄いのか、無知過ぎるのか、君は不思議な人ね。あれはダンジョンのコアの筈よ。多分君は知らないのよね?」

「知らん!」

「もう。開き直ったのね。ねえ君はボクを何処へ連れて行ってくれるんだい?君はボクの運命の人なのかい?君の事を好きになっても良いのかい?ボクは君を好きになるのが怖いんだ。全てを委ねても良いのかい?」

「えっ?ど、ど、ど、ど、どういう事?」

「有名な物語のフレーズよ。子供の頃に大抵は一度は読むのよ。ねえ、本当に君は何者なのかな?と思うのよ。さて、入口が有った所を見てから帰りましょうか?ボクの王子様!」

「それも物語?」

「そうよ」 

 これはもう薄々いや、確信していると思うしかなかった。もう隠す事は無理だなと思う。ちゃんと打ち明けて、助けてもらおう…常識が余りにもズレているし、ステータス関連はゲームの知識が役に立っている。しかしそれ以外が駄目駄目だ。

 それはともかく、入口付近はアースウォールの残骸が有るだけで、そこにダンジョンが有った痕跡はなくなっていたのであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

前世が官僚の俺は貴族の四男に転生する〜内政は飽きたので自由に生きたいと思います〜

ピョンきち
ファンタジー
   ★☆★ファンタジー小説大賞参加中!★☆★        投票よろしくお願いします!  主人公、一条輝政は国際犯罪テロ組織『ピョンピョンズ』により爆破されたホテルにいた。 一酸化炭素中毒により死亡してしまった輝政。まぶたを開けるとそこには神を名乗る者がいて、 「あなたはこの世界を発展するのに必要なの。だからわたしが生き返らせるわ。」 そうして神と色々話した後、気がつくと ベビーベッドの上だった!? 官僚が異世界転生!?今開幕! 小説書き初心者なのでご容赦ください 読者の皆様のご指摘を受けながら日々勉強していっております。作者の成長を日々見て下さい。よろしくお願いいたします。 処女作なので最初の方は登場人物のセリフの最後に句点があります。ご了承ください。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

強さがすべての魔法学園の最下位クズ貴族に転生した俺、死にたくないからゲーム知識でランキング1位を目指したら、なぜか最強ハーレムの主となった!

こはるんるん
ファンタジー
気づいたら大好きなゲームで俺の大嫌いだったキャラ、ヴァイスに転生してしまっていた。 ヴァイスは伯爵家の跡取り息子だったが、太りやすくなる外れスキル【超重量】を授かったせいで腐り果て、全ヒロインから嫌われるセクハラ野郎と化した。 最終的には魔族に闇堕ちして、勇者に成敗されるのだ。 だが、俺は知っていた。 魔族と化したヴァイスが、作中最強クラスのキャラだったことを。 外れスキル【超重量】の真の力を。 俺は思う。 【超重量】を使って勇者の王女救出イベントを奪えば、殺されなくて済むんじゃないか? 俺は悪行をやめてゲーム知識を駆使して、強さがすべての魔法学園で1位を目指す。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

女神のチョンボで異世界に召喚されてしまった。どうしてくれるんだよ?

よっしぃ
ファンタジー
僕の名前は 口田 士門くちた しもん。31歳独身。 転勤の為、新たな赴任地へ車で荷物を積んで移動中、妙な光を通過したと思ったら、気絶してた。目が覚めると何かを刎ねたのかフロントガラスは割れ、血だらけに。 吐き気がして外に出て、嘔吐してると化け物に襲われる…が、武器で殴られたにもかかわらず、服が傷ついたけど、ダメージがない。怖くて化け物を突き飛ばすと何故かスプラッターに。 そして何か画面が出てくるけど、読めない。 さらに現地の人が現れるけど、言葉が理解できない。 何なんだ、ここは?そしてどうなってるんだ? 私は女神。 星系を管理しているんだけど、ちょっとしたミスで地球という星に居る勇者候補を召喚しようとしてミスっちゃって。 1人召喚するはずが、周りの建物ごと沢山の人を召喚しちゃってて。 さらに追い打ちをかけるように、取り消そうとしたら、召喚した場所が経験値100倍になっちゃってて、現地の魔物が召喚した人を殺しちゃって、あっという間に高レベルに。 これがさらに上司にばれちゃって大騒ぎに・・・・ これは女神のついうっかりから始まった、異世界召喚に巻き込まれた口田を中心とする物語。 旧題 女神のチョンボで大変な事に 誤字脱字等を修正、一部内容の変更及び加筆を行っています。また一度完結しましたが、完結前のはしょり過ぎた部分を新たに加え、執筆中です! 前回の作品は一度消しましたが、読みたいという要望が多いので、おさらいも含め、再び投稿します。 前回530話あたりまでで完結させていますが、8月6日現在約570話になってます。毎日1話執筆予定で、当面続きます。 アルファポリスで公開しなかった部分までは一気に公開していく予定です。 新たな部分は時間の都合で8月末あたりから公開できそうです。

異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる

名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。

異世界をスキルブックと共に生きていく

大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。

深刻な女神パワー不足によりチートスキルを貰えず転移した俺だが、そのおかげで敵からマークされなかった

ぐうのすけ
ファンタジー
日本の社会人として暮らす|大倉潤《おおくらじゅん》は女神に英雄【ジュン】として18才に若返り異世界に召喚される。 ジュンがチートスキルを持たず、他の転移者はチートスキルを保持している為、転移してすぐにジュンはパーティーを追放された。 ジュンは最弱ジョブの投資家でロクなスキルが無いと絶望するが【経験値投資】スキルは規格外の力を持っていた。 この力でレベルを上げつつ助けたみんなに感謝され、更に超絶美少女が俺の眷属になっていく。 一方俺を追放した勇者パーティーは横暴な態度で味方に嫌われ、素行の悪さから幸運値が下がり、敵にマークされる事で衰退していく。 女神から英雄の役目は世界を救う事で、どんな手を使っても構わないし人格は問わないと聞くが、ジュンは気づく。 あのゆるふわ女神の世界管理に問題があるんじゃね? あの女神の完璧な美貌と笑顔に騙されていたが、あいつの性格はゆるふわJKだ! あいつの管理を変えないと世界が滅びる! ゲームのように普通の動きをしたら駄目だ! ジュンは世界を救う為【深刻な女神力不足】の改善を進める。 念のためR15にしてます。 カクヨムにも先行投稿中

処理中です...