エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第2章

検証

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 俺は思い違いをしていた。

 ゲートを出してそこから再スタートとしたのだが、検証の為パターンを変更する為に今回は弾道軌道を止めてみた 。

 地上を走って移動してみる事にしたのだ。今までは現地生物と意図せずに遭遇する可能性があるので避けていたが、 ものは試しにとそうしている。というか、一度も見ていない。俺の中の脅威判定はあのドローンと、それの所有者が脅威だ。

 すると大体いつもの弾道軌道で頂点に辿り着く頃その頃にまず上空からビームが放たれた。 

 そしてヘルムに当たり反射攻撃を行う。 
 おそらく当たった筈であるが、結果は分からない。 襲ってくる一因が高度かと思っていたが、思い込みだった。どうやら地上に姿を晒した時間のようだ。

 そして無視してそのまま行きたい方向に進んでいると、1機のドローンが現れた。 

 いつもの感じだ。転移でそいつの筐体に張り付き、 メンテナンスハッチを開き、エネルギーパックを外してから収納に入れる。行動パターンも変わらないので、こちらも難なく対処した。

 メンテナンスハッチは驚く程簡単に開く事が出来て、内部にアクセスできる。ハッチの所に窪みがあり、そこに小さなハンドルが付いている。そのハンドルを摘んでくるっと回すとロックが外れて中に簡単にアクセスができるのだ。 

 敵が取り付いてハッチを開けるような事は想定していないようだ。 そして収納に入れてからまたもや走り出していると、今度は2機のドローンが追ってきた。それらも同じように エネルギーパックを外し、収納していく。 

 また俺は走り出す。
 そうすると、今度は5機の編隊が襲ってきた。 近付いてくると全貌が見えたが、Vの字編隊で飛んで来ている。

 そして先頭の1機に取り付いてハッチを開けたところ、他のドローンがこのドローン諸共俺を攻撃して来た 。

 俺は勿論攻撃が当たる直前にその場を離れたが、ハッチを開けた状態で、パックを抜き取るには至らなかった。その1機は仲間の機体からの攻撃が運悪く無防備な状態で晒らされているエネルギーパックを打ち抜いたようで、その場で木っ端みじんに爆散した 。

 俺はライトソードを出し、 一気に2機を輪切りにしていく。 それらも爆散していった。 そして、残り2機の段階では、 ハッチを開けての無力化が成功し、残り2機も無力化を実施した。 

 このままだとキリが無さそうなので、一旦ゲートを出しこの場を離れ た。

 もう一度離れた場所から水樹達がいるところへ移動した。 

 今の段階の考察は、どうやら上空から見えているところの物に攻撃をしてくるらしい。ただ、水樹達のいるところは丁度頭上にアーチ状の岩があり、上空からは直視できない。

 そういったところにシェルターを出している。

 万が一シェルター自体が見えたとしても、そこに生命体がいると判断されていないのかも分からない。

 取り敢えず対策を練る為にみんなと相談しなければならない。その為今日の探索は一旦打ち切る事にしたのであった。 
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