エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第1章

列車の旅

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 パーティーの後は俺も興奮していたのと、酔っていた事もあり、特にセクシー系の衣装を着ていた妻達に次々と襲い掛かった。皆俺の求めに応じ、相手をしてくれていたが、それもパーティー会場でだ。皆が見ている前ではじけていた。

 その後どうやって部屋に戻ったのかは分からないが、なんとなく覚えがあるのは、誰かに担がれて部屋に戻り、そのまま眠っていたということだ。

 起きた時にセッカとサラの二人に挟まれて俺は寝ていた。
 勿論寝起きに二人を満足させたが、その後は皆と食事にとしたかったが、パーティー会場では酔い潰れたり、まあ色々俺がはっちゃけた為か、半分以上の妻達がまだ起きられずにいると言う。流石にその姿を素面に戻った俺に見られたくはないだろうという。

 その為、今の段階で動く事事が可能な妻達が布団をかけてあげたりしていたそうだ。

 その動ける妻達と一緒に軽く朝食を摂り、元々の予定通り水樹と列車の旅に出かけた。

 俺が一度列車に乗ってみたいと言うと、まずは水樹と一緒に乗ってあげてくれと口を揃えて皆が言うのだ。

 そう水樹とのデートが列車デートである。因みにボレロからワーグナーまで行く列車に乗り、翌日は逆方向に向かう。

 尤も今日はデートであり、夜は屋敷に戻り、屋敷で当番の妻と寝るのだか、明日誰と一緒に列車に乗るのかはナンシー達が決めているという。おそらく新たな刻印者の誰かとの列車デートになるのだと思っていた。


 水樹に列車の説明をしてもらっていたが、水樹水着の格好は眩しかった。

 ミニスカートに体のラインがはっきり出るタイトな服を着ている。

 胸のサイズは本来のサイズよりかなり小さくしている。というのは、セレナが水樹は胸が大き過ぎてずっと苦労してきたと言っていた。年齢と共に胸が垂れてきており、悲しい思いをしていたというのだ。

 それを聞いていたので、水樹の体を肉体再生した時に、ナンシーとほぼ同じ大きさの胸にしていた。そう、それでもかなり大きいのだ。

 また、列車の中で俺の子供の事について教えて貰らっていた。その、日本での子供の事をだ。

 古い記憶にある俺やセレナが異世界転移する時というのは、俺達が駅から忽然と消え失せたのだが、その後の俺の子や家族、高校生達の親族のその後についての番組を見た記憶があると言う。正直虫酸が走るが、特に俺がおっさんだった事も有り注目されたらしい。

 長男は進学をしようとしていたが、金銭的に厳しくなった。当然一家の大黒柱が居なくなればそうなるのであろうが、そういう話が持ち上がっていると、どこからともなく奨学金が集まってきたので金銭的には何不自由なく大学に行けた筈だと言っていた。

 水樹はというと、俺と大して話をしていない状態で50年の年月が過ぎた。彼女曰まだ当時子供だった水樹を救った英雄であり、救われた時にこの人が運命の人だと強く感じ、50年待ち焦がれていたと言っていた。

 そんな話をしてはいても列車は順調に進んでいた。俺は時折列車の作りや、開発の苦労話についての話をしてもらっていた。

 おおよそデートに似つかわしくない話をしていたのだが、水樹にとって技術的な話ができる者が目の前に入るというのはかなり嬉しい事だったらしい。普段感情乏しいように見えるが、技術的な話をする彼女は生き生きとしていた。

 また水樹に言われたのが、胸の大きさを整えてくれてありがとうという感謝の言葉だった。

 そう、彼女の体を再生した時に、水樹の胸の大きさが大き過ぎて絶句しつつ、一度胸を切り落としてサイズダウンして作り直したのだ。

 セレナから水樹があまりに胸が大きくなり過ぎて、常に胸の大きさで困っていたときいたのだ。もう少し小さければよかったと言っていたのだ。

 列車の旅は順調に進み、予定より少し遅れたが、夜には無事にワーグナーに着いた。乗って判った事は課題が多い事だ。まず料金がかなり高い。

 どれくらいかというと、1往復すると一般人の月収相当以上が飛んでいくのだ。

 水樹はメガネこそ掛けていないが、キャリアウーマン的な見た目もあり、タイトスカートにワイシャツと相まって、更に眼鏡をかければかなりヤバい事になる感じだ。

 今まで俺の妻の中にいこのタイプはいなかった。そういう格好をしていると才女に見え、彼女の存在感が胸以外の所で強烈に有るのであった。
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