エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第5章

3人同時に

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 俺は起き抜けに今の状況をよくよく考えた。隣にひカグヤとオルフィーがいる。そう日前に彼女達2人を生き返らせてから丸1日が丁度経ったところである。俺は身支度を済ませ、彼女達を伴い残りの3名が寝かされている部屋に行く。俺が部屋に着くと既にヒナタ達もその場にいて、俺が来るのを待ち構えていた。

 早速ヒナタが俺の所に来て

「ランスロット様、今回はどのようにされるのでしょうか?」

 ヒナタが不安そうに聞いてきた。いつもは不安を顔に出さないのだが、今日は違った。

「うん今回は3人同時に行こうと思うんだ。おそらく行ける筈だから心配はないよ。もしも二人しか行けなかったとしても、俺の意識が戻ってからもう一度死者蘇生ができる。その後どれぐ位の間眠りに落ちるのかは分からないけれども、おそらく俺自身も大丈夫だと思っているんだ」

「分かりましたわ。それでは彼女達をどうか元気にしてあげてくださいませ」

「ああ、分かった。大丈夫だから心配するな。顔に出てるぞ」 

 そうしてヒナタを落ち着かせてから、彼女達の体を収納から出してベッドに並べて行く。

 今回は予め服を着せた体を使う。勿論ん収納の中に入れて置く用の体にも服を着せてある。先日思ったのは、死者蘇生をする時に、必ずしも体に触れている必要が無いのではないか?そう感じたので、それも合わせて検証をする事を兼ねていた。

 俺は一人ずつ優しく声を掛けながら眠らせる事にした。

「今から君た達には眠って貰うよ。次に目覚めた時は君達の本来あるべき体になっている筈だから、もう少しの辛抱だよ。良い夢が見れますように。スリープ」

 そうやって一人ずつ眠らせて行った。そして3人共眠った事を確認してから

「ではみんな行くよ」 

 そうしてライドソードを出す。そして一人ずつ首を切り取っていった。そして5分程して、死体が収納に入れられる事を確認し、元の体を収納に入れていった。

 そしてヒナタから一つの袋を渡された。中には大量の小袋が有り、全ての袋にはここにいる者達全ての皮膚組織の一部を取ってあると言う。皆回復ポーションで回復してはあるが、皮膚の一部を切りそれを袋に入れ、どれが誰のかというのを分かるようにして入れていると言う。もしも何かあった時の為に、彼女達の体を作る為にとヒナタに採取をお願いしていたのだ。

 その分がようやく揃い、受け取ったのだ。俺はそれを収納に入れていく。まあ、これらを使う事はないだろうがとは思いつつ、俺の収納の中には当然トリシア達の体も入っている。やろうと思えば彼達ちの体へ性的にいたずらをするこ事ができるだが、当然ながらそのような事はしない。

 そして準備が整ったので、俺は自らが寝るこ事になるベッドに一度横になり、死者蘇生を念じてみた。すると3人が蘇生対象として選ばれている事が分かった。一旦切り上げ、

「よし、3人共選択できる筈なので、これから死者蘇生を行う、いつもの事ながら、気絶する筈だ。後の事は頼んだよ。みんな準備は良い?」

 そうすると皆頷く。

「それでは行くぞ、死者蘇生!」

 すると3人を選ぶ。今回も名前を知っていないので、死者A、B、C などとなっている。なので A、B、C を選者死者蘇生を実行する。するといつものごとく魔力がごっそり持っていかれるのが分かる。

 いつもの事だけど気持ち悪いよなと思っていると、やはり意識が朦朧とし、あっという間に意識を手放すのであった。


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