329 / 527
第5章
ドラゴンへ
しおりを挟む
俺はヒナタから大まかな事についての話をしたというより、教えて貰った後シェルターを出て、人目のつかない所に行き確認をした
「なあヒナタ、今からドラゴンの姿に戻る事が出来るか?」
「はい問題ありませんが、宜しいのですか?ただ、服を着たままですと破れてしまいますがどうしましょうか?」
ヒナタにドラゴンの姿になって貰う事になった。
服を着たままだと服が破れると言うので、俺に背を向けさせ、服を脱ぐように指示をした。服を脱ぎ、脱いだ服を手に持っていて、俺に渡してきた。
「これよりドラゴンの姿に戻りますが、よろしかったでしょうか?」
俺はふと気になった事があり
ヒナタの背中を見たのだが、背中には小さな翼の名残がある。付け根にはかさぶたが出来ていた
「さっきの傷がまだあるな。ちょっと待ってろ。すまないな。俺が切った傷がまだ残っていたんだな。先に直すからちょっと待ってろよ。痛くはないのか?」
「はい。これ位は大丈夫です。ただ、少しは痛いですが我慢できる範囲です」
「悪かった。もっと早くに気が付くべきだった。今痛みを取ってやる」
俺はヒナタの傷を治療していく」
「不思議ですわ。主様の力が感じられます。痛みが引いていきますわ」
「もう痛みはないか?治療は終わった筈だ」
「はい大丈夫でございます」
ヒナタは返事をするとおもむろに石を投げた
「危のうございますから、今投げた石のところ位までお下がりください」
言われるがままに俺達は10 m 位離れる。
「それでは参ります」
と言うとどんどん体が大きくなり、遂にドラゴンの姿に変わっていったのだ。そこには見事な姿があった。威厳のある青いドラゴンが現れたのだ。
「さて言われた通りにドラゴンの姿になりましたが、いかが致しましょうか?」
「俺達を乗せて飛べるか?」
「はい雑作のない事でございます。首を下げますので、どうぞお乗り下さい
と言うので俺を先頭に皆がヒナタの背中に乗って行くのであった。
俺は行き先を告げた
「よしお前の住処に向かおうか」
「畏まりましてございます我が主よ。では参ります。しっかりと御掴まり下さいませ」
そして一気に上空に飛び立ち、目的地に向かって飛んで行く。トリシア達は必死に掴まっていた。全員一度は俺の飛行スキルで空に連れて行ってあげているのだが、やはりドラゴンの背中は初めてだと言うのもあり怖かったらしい。失禁こそしなかったが、4人共目を瞑っていたのだった。
飛ぶ事約10分経過すると小さな山が見えてきて、ヒナタはその山の中腹にある洞窟の入口に降りていくのであった。
「なあヒナタ、今からドラゴンの姿に戻る事が出来るか?」
「はい問題ありませんが、宜しいのですか?ただ、服を着たままですと破れてしまいますがどうしましょうか?」
ヒナタにドラゴンの姿になって貰う事になった。
服を着たままだと服が破れると言うので、俺に背を向けさせ、服を脱ぐように指示をした。服を脱ぎ、脱いだ服を手に持っていて、俺に渡してきた。
「これよりドラゴンの姿に戻りますが、よろしかったでしょうか?」
俺はふと気になった事があり
ヒナタの背中を見たのだが、背中には小さな翼の名残がある。付け根にはかさぶたが出来ていた
「さっきの傷がまだあるな。ちょっと待ってろ。すまないな。俺が切った傷がまだ残っていたんだな。先に直すからちょっと待ってろよ。痛くはないのか?」
「はい。これ位は大丈夫です。ただ、少しは痛いですが我慢できる範囲です」
「悪かった。もっと早くに気が付くべきだった。今痛みを取ってやる」
俺はヒナタの傷を治療していく」
「不思議ですわ。主様の力が感じられます。痛みが引いていきますわ」
「もう痛みはないか?治療は終わった筈だ」
「はい大丈夫でございます」
ヒナタは返事をするとおもむろに石を投げた
「危のうございますから、今投げた石のところ位までお下がりください」
言われるがままに俺達は10 m 位離れる。
「それでは参ります」
と言うとどんどん体が大きくなり、遂にドラゴンの姿に変わっていったのだ。そこには見事な姿があった。威厳のある青いドラゴンが現れたのだ。
「さて言われた通りにドラゴンの姿になりましたが、いかが致しましょうか?」
「俺達を乗せて飛べるか?」
「はい雑作のない事でございます。首を下げますので、どうぞお乗り下さい
と言うので俺を先頭に皆がヒナタの背中に乗って行くのであった。
俺は行き先を告げた
「よしお前の住処に向かおうか」
「畏まりましてございます我が主よ。では参ります。しっかりと御掴まり下さいませ」
そして一気に上空に飛び立ち、目的地に向かって飛んで行く。トリシア達は必死に掴まっていた。全員一度は俺の飛行スキルで空に連れて行ってあげているのだが、やはりドラゴンの背中は初めてだと言うのもあり怖かったらしい。失禁こそしなかったが、4人共目を瞑っていたのだった。
飛ぶ事約10分経過すると小さな山が見えてきて、ヒナタはその山の中腹にある洞窟の入口に降りていくのであった。
1
お気に入りに追加
4,391
あなたにおすすめの小説
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる