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第1章
おっさんは生き返る
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俺は夢を見ていた。
妻達との何気ない日常の風景だったような気がする。
意識が混濁していて無性に乳首を吸いたくなった。また赤ちゃん帰りだ。
丁度ナイスバディだがたおやかで、清楚な格好をした淑女がいた。まあ夢だし、あの女の胸を揉んでも良いよね!
俺は一跳ねして女の後ろに回り、お姫様だっこしてベッドに押し倒した。
軽く抵抗するが和服の胸をはだけさせ、胸にしゃぶりつく。ついついばぶーと言いながら。
暫くして口を離し、女を良く見ると古風な感じの美女だった。
「小僧は変わらぬな。今はゆっくり休むのじゃぞ」
そう言い服を整えていた。俺を膝枕していて、頭を撫でてくれていて心地良かった・・・
目が覚めると心配そうにベッドの側に座るおっさんがいた。珍しく和装だ。
「おっさん!どうなっている?」
「うむ。儂も聞きたいくらいじゃのう。ダンジョンで戦っておって、腕を無くなり足も砕けておった筈じゃが?そして死んだと自覚しとるのじゃがな。しかもタタカッテいたのとは場所も違うのじゃ。で、答えだが主は儂の傍らで気絶しておったぞ」
「ああ、段々思い出してきたよ。そうだよ。あのな、おっさんは首を刎ねられて死んだんだよ。半日位だと思うがひたすら戦い、ようやく魔物が減ったからシェルターを出し、俺の蘇生で生き返らせたんだよ。あと腕も生やしといたぞ!それと俺を守ってくれて有難うな」
「大変だったのじゃぞ!それはまあ良い。今の状況だがどう思う?」
「ここダンジョンだろう?今はこのシェルターで塞いでいるけど、道はこの先にしかないぞ。どの道先に行かないと行けないしな。念話もできないのと魔物は魔石を残し消えるからダンジョンだろう。それと、なんでおっさんが女物の着物を着てるんだ?」
「お主のせいじゃよ。鷲の服は既に戦闘でボロボロでな。その辺にあったのがこれしかなく、羽織っておるのだが。儂の裸が見たければ脱ぐが?」
「ああ、前に泊まった時に出しっぱなしだったようだな。所で収納は持ってないのか?」
「収納はあるのじゃが、服が入っとらんでな。服は皆あのダンジョンの部屋に置いておったのじゃ」
「武器とか防具は無いのか?」
「うむ。ほぼ置いてきたのう。うはははは」
「うはははじゃないよ。なんで予備武器位入ってないんだよ一!体何を入れてんだよ」
おっさんは何故かモジモジしてさらにくねくねしてのの字?を書き始めしゅんとなっている。
俺は強化済みのミスリルの大剣と予備武器や投擲用の武器や、盾、未使用のサイズが変更可能な大型の鎧を収納から何とか探し出し、おっさんが着れそうな服を数着出し渡した。
「服は最後の一着はダンジョンを出る時用のだからな」
そうやってオッサンの装備を調えた。
「すまぬな。有り難く使わせて貰うよ」
「そういえばおっさんの種族って何なんだ?あと摩法を使っている所を見た事が無いけど何が使えるんだ?」
「うむ。この状況だからのう。背中を預ける者の能力を知らぬのは辛いわな。良かろう儂の身の上から話そうかのう」
飲み物を要求するので収納からのグラスを出し、ウォーターでスポーツドリンク風なのを出してやった。
「そうじゃな。まず儂は主と同じ日本人じゃ!」
妻達との何気ない日常の風景だったような気がする。
意識が混濁していて無性に乳首を吸いたくなった。また赤ちゃん帰りだ。
丁度ナイスバディだがたおやかで、清楚な格好をした淑女がいた。まあ夢だし、あの女の胸を揉んでも良いよね!
俺は一跳ねして女の後ろに回り、お姫様だっこしてベッドに押し倒した。
軽く抵抗するが和服の胸をはだけさせ、胸にしゃぶりつく。ついついばぶーと言いながら。
暫くして口を離し、女を良く見ると古風な感じの美女だった。
「小僧は変わらぬな。今はゆっくり休むのじゃぞ」
そう言い服を整えていた。俺を膝枕していて、頭を撫でてくれていて心地良かった・・・
目が覚めると心配そうにベッドの側に座るおっさんがいた。珍しく和装だ。
「おっさん!どうなっている?」
「うむ。儂も聞きたいくらいじゃのう。ダンジョンで戦っておって、腕を無くなり足も砕けておった筈じゃが?そして死んだと自覚しとるのじゃがな。しかもタタカッテいたのとは場所も違うのじゃ。で、答えだが主は儂の傍らで気絶しておったぞ」
「ああ、段々思い出してきたよ。そうだよ。あのな、おっさんは首を刎ねられて死んだんだよ。半日位だと思うがひたすら戦い、ようやく魔物が減ったからシェルターを出し、俺の蘇生で生き返らせたんだよ。あと腕も生やしといたぞ!それと俺を守ってくれて有難うな」
「大変だったのじゃぞ!それはまあ良い。今の状況だがどう思う?」
「ここダンジョンだろう?今はこのシェルターで塞いでいるけど、道はこの先にしかないぞ。どの道先に行かないと行けないしな。念話もできないのと魔物は魔石を残し消えるからダンジョンだろう。それと、なんでおっさんが女物の着物を着てるんだ?」
「お主のせいじゃよ。鷲の服は既に戦闘でボロボロでな。その辺にあったのがこれしかなく、羽織っておるのだが。儂の裸が見たければ脱ぐが?」
「ああ、前に泊まった時に出しっぱなしだったようだな。所で収納は持ってないのか?」
「収納はあるのじゃが、服が入っとらんでな。服は皆あのダンジョンの部屋に置いておったのじゃ」
「武器とか防具は無いのか?」
「うむ。ほぼ置いてきたのう。うはははは」
「うはははじゃないよ。なんで予備武器位入ってないんだよ一!体何を入れてんだよ」
おっさんは何故かモジモジしてさらにくねくねしてのの字?を書き始めしゅんとなっている。
俺は強化済みのミスリルの大剣と予備武器や投擲用の武器や、盾、未使用のサイズが変更可能な大型の鎧を収納から何とか探し出し、おっさんが着れそうな服を数着出し渡した。
「服は最後の一着はダンジョンを出る時用のだからな」
そうやってオッサンの装備を調えた。
「すまぬな。有り難く使わせて貰うよ」
「そういえばおっさんの種族って何なんだ?あと摩法を使っている所を見た事が無いけど何が使えるんだ?」
「うむ。この状況だからのう。背中を預ける者の能力を知らぬのは辛いわな。良かろう儂の身の上から話そうかのう」
飲み物を要求するので収納からのグラスを出し、ウォーターでスポーツドリンク風なのを出してやった。
「そうじゃな。まず儂は主と同じ日本人じゃ!」
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